2006年12月15日
JETSETなるお店、車好きなら一度は聞いたことのあるお店かと思います。
そう、超個性的な社長とレカロとSEVで有名なお店です。
先週カレンダーと年末の挨拶がてら、お店に行きました。
そこでたまたま、約1年半前の自分と同じ境遇のお客さんがいました。
そう、奥様が出産間際でチャイルドシートを買いに来ていたのです。
それと家で妊婦が楽に座れるレカロシートを返しにも来ていたのです。
私も約1年半前、妊婦が楽に座れるレカロシートを返しに来ていたのです・・・。
話は更にさかのぼり約2年前、年末押し迫った12月30日に私はJETSETに駆け込みました。
既に息子をお腹に宿していた妻が、急にクルマに酔ってしまうようになったからです。
実はお正月に箱根に宿をとり、私の両親と兄弟と我々夫婦で旅行に行く事になっていたからです。
私は持ちうるお金をかき集め、お店に行きました。
私は必死でした、とにかく家内を楽にしてあげたい、何か良い中古のシートはないかと社長に掛け合いました。
すると社長は、他のお客様に売る予定だったシートを売ってくれました。
恐らく金額もかなりがんばってくれたのだと思います。
でもその時点でお金が5万足りなかった。
社長は、<来年1月中盤までに持ってきてくれればいいよ>とありがたいお言葉。
シートポジションも、<妊婦モード>にしてもらい、最大限のお礼を言って帰りました。
そのお陰で、家内はその後車酔いもせずに旅行を満喫する事が出来ました。
そしてお腹が大きくなっても、楽に車で移動出来るようになりました。
約束より1週間早く、残りのお金を払いに行きました。
そうすると社長から信じられない提案をして頂いたのです。
<家庭で使えるレカロシートかしてあげるよ、前から妊婦さんに何かしてあげたいと思っていたんだ。中古のシートだけどどうだい?。お金は取らないよ>と。
当然しかるべきお金を払うと言ったものの、相手は社長、大人しくかしてもらう事となりました。
今まで家の中で座ることに難儀していた家内がリラックスして座る様を見て、うれしさとともに、社長への感謝の気持ちで一杯でした。
そうJETSETのHPで<妊婦さんへシートかします!>の第1号は、実は私達夫婦だったのです。
この意気と恩義に報いたいと思っても、車をしょっちゅう買い替えたり、ましてや毎年新しいシートを替えるほどの甲斐性の無い私はどの様に恩返ししたらいいのか考えました。
私の財政状態から考えて、<SEV>と<チャイルドシート>を買うことしか出来ない、という結論に達しました。
家内が出産した当時はまだレカロスタートJrが販売されておらず、やむを得ずタカタのシートをとりあえず購入。
子供が大きくなり、今年の5月にレカロスタートをJETSETで購入。
まずは一つ目はクリアー。
二つ目はSEVを毎年一つは買おうと決めていました。
理由はもう一人子供が欲しいと考えているので、またあの家庭用レカロシートをかりたい。
でもしばらく何も買わないで、いきなりかしてくれと言うのもずうずうしいと考えた結果です。
先日、<カレンダー郵送するかい?とりに来るかい?>という電話が来て、<明日行きますっ!>と即答しました。
毎年SEVを一つ買おうと心に決めていた事を忘れていたから。
次の日迷わず、SEVセンターオン・コンフォートを買いました。
理由は社長の一押し商品だった事。
何故SEVを買うのか?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
私の気持ちは、SEVを買ってはいるが、どちらかといえば、社長の<心意気>を買っているというのが正しいかと思います。
<妊婦が楽に座れるレカロシート>は、奥さんを懐柔する手段だろ!と突っ込む方もいらっしゃるでしょう。
確かにその一面もあるのでしょうが、なかなかこんな事普通のお店がやってくれるでしょうか?。
家内のあの楽そうな顔を見れば、安い買い物です。
私は今後も<SEV>を買い続けるでしょう。
こうしてJETSETとのお付き合いを続けていく事は、私や私の家族にとって重要な事だと考えているからです。
さて今の話に戻ります。
お陰で我が愛息は1歳半にもかかわらず、既に2歳半位の風格を持つぐらい順調に元気に育っています。
車のレカロスタートに愛息をのせ、走り出せば、子供はストンとすぐ寝てしまいます。
前のタカタではまず無かった光景です。
最後に、奥様の出産を控えているあのお客様のお子さんの無事の出産を心から祈念しております。
またいつか子供をJETSETにつれて言った時、お互い笑顔で再会出来たらいいなあ・・・・。
Posted at 2006/12/16 00:15:44 | |
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