目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
荒れた路面でブレーキングしたとき、ABSが作動したかのような感じでブレーキペダルのガタつきを感じることが増えてきまして(^^;。
今回はこのガタつきを直してみたいと思います。
特にブラケットに異常がある感じではありませんので、過去に乗っていた車での経験上、恐らくブレーキペダルの軸に入っているブッシュの摩耗ではないかと判断。
手持ちに他車種用のブッシュがあったので、合う事を祈りつつ(笑)分解開始です。
ちなみに当方の車両は、3型のMTです。
2
まずはペダル取り出しに邪魔になりそうな、ストップランプスイッチを取り外します。
整備書(初版)ですと、ロックナットで締め付けされいるような表記なのですが、どうみてもそういう感じではないような・・。
色々徘徊して情報を見てみたところ、コネクタ側から見た時に左に捻るとロック解除して抜き出せるようです。
有益な情報を公開して下さっている方々に感謝いたします。m(_ _)m
3
こちらがスイッチ本体です。
先端の白い部分が伸縮して、スイッチがON・OFFされる仕組みですね。
初版の整備書では、MTは2極の表記になっているようでしたが現物は4極で、解放時ONと、解放時OFFの2回路が入っていました。
途中で部品変更になったのでしょうね。
後で出てくるスイッチの隙間調整は、スイッチ先端に切られた溝のピッチ(0.5mmくらい?)で調整するようです。
4
いよいよブレーキペダルの取り外しです。
マスターシリンダーとの接続ピンは、抜け止めのクリップを引き抜けば外れるはず。
ブレーキペダルは、14mmのボルト・ナットにてブラケットに固定されています。
ナットは穴から覗く形でアクセスすることになりますので、私はこちらを回り止めしてボルト側を回しました。
ナット側は手前の板金を避ける感じでアクセスするため、45度オフセットのメガネレンチなどが良さそうかもです。
ブレーキペダルにはリターンスプリングが入っていますので、ある程度ボルトを抜いたところでブレーキペダルをしっかり掴んで、少しずつボルトを抜いていくと良いかと思います。
5
ブレーキペダルを外して手持ちのブッシュを当ててみると、径が合わず見事撃沈(^^;。(←無計画すぎ)
そのまま戻すのもなあ・・ということで、ちょうど隙間が無くなるくらいに樹脂板でワッシャーを自作して入れることにしました。
白いのがブッシュで、純正品番ですと「09307-13005」でしょうか。
左右に1個ずつ入っていますので、合計2個使用することになります。
部品自体は200円前後と思いますので、わざわざ分解するのであれば、新品を使う方が良いですね(^^;。
(品番は何型かによって異なるかもしれませんのでご了承下さい)
6
ヘタな絵で申し訳ないですが、構造を図解してみました。
ブレーキペダル左右からブッシュが挿入されており、その中をカラーが通る仕組みになっています。
(ボルトはカラーの中を通ります)
そのためブッシュがすり減ってくると、ブレーキペダルとブラケットに隙間ができ、それがガタつきになるという訳ですね。
7
あとは逆の手順で元に戻していきます。
恐らくリターンスプリングで手こずると思いますが、根性で切り抜けましょう。(←雑過ぎ)
ストップランプスイッチの取り付けですが、初版の隙間調整は1.5~2mm、追補版では0.5~1.5mmとなっているようです。
ということで間を取って(?)1.5mmにしておきました。
隙間の確認は1.5mm厚の平ワッシャーで見ています。
摺動部にはスプレーグリスを塗布しました。
8
念のためスイッチの調整に問題が無いか、ブレーキランプの点灯で確認しました。
実際走ってみたところ、あのやっつけな工作(笑)でも殆どぐらつきが無くなり、横のガタが減ったおかげかペダルタッチも良くなった気がします。^^
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