ボールジョイントその他交換
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ダストブーツはまだ破れはないものの、もう新車から14年もたっててしかもほぼ長距離ばかりとはいえ20万キロ走った車なので、関節部分の疲労が気になっていました。タイロッドエンドは数年前に交換したんですがそれ以外は替える機会もなく過ぎてて、
周りでも低速走行中にボールジョイントが外れてカメになった例もあり
高速走行中心のため正直不安がありました。
数か月前に部品は買ってあったんでGWにようやく交換となりました。
写真はすでにずいぶんバラシて、タイロッドのダストブーツは付け替えちゃっててすいません。。。
ホィールを外し、キャリパー、ローター、バックプレートと外し、アッパーロアーのボールジョイント、タイロッドをボールジョイントリムーバーの大きいのを使って外し、スタビエンドリンクを外し、スピンドルまで外した状態です。
この状態で使い込まれた純正のボールジョイントを触ってみると、ガタは殆どないものの指先で動かせるほどゆるゆる。。。
長い間お疲れさまでした。
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次にボールジョイントサービスツールという圧入の脱着が行える専用工具で大きさがアメ車や4X4用の大きなタイプのものを使ってロアアームのボールジョイントを外します。
この工具があるとロアアームを外さず脱着が行えるので便利です♪
写真は外してるところ。
ロアのボールジョイントを外した後なぜか写真が無いのですが
先にアッパーのボールジョイントを外しました。
アッパー側はリベットのお化けのようなもので3点止まっていて1点がボルトナットです。なぜ純正でナット止めじゃないのかな。。。
3つのリベットのセンターにポンチを打って、まず3mmのドリルで5~6mmの深さに穴をあけ、次に7mmのドリルで同じくらいの深さまで穴を広げます。
リベットの頭をタガネで横から叩いてもぎ取って、アッパーアームとボールジョイントの間にタガネを打ち込みながら外しました。
結構しんどかった。。。
外れたらワイヤーブラシとパーツクリーナーで綺麗にして、シャーシブラックを吹いてから新品を取り付け。
新品は全てボルトナットだから楽勝で取り付けが完了。
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次にロアアームもワイヤーブラシとパーツクリーナーで清掃して、ボールジョイントが収まる穴は600番の紙やすりで錆などを綺麗に落としてから新品を圧入。
上下のアタッチメントを変えて工具に突っ込んだ鉄パイプで力を入れて、ボールジョイントがまっすぐ入るように注意しながら圧入します。
途中特殊工具のシルバーの部分の向きを左側にしたり右側にしたりととにかくまっすぐ入るように圧入。
特殊工具のお陰で5分ほどで挿入完了。
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ロアーボールジョイントのダストブーツと同じ径のパイプを使ってダストブーツをはめ込みます。(結構固いです)
そのあとに付属のグリス用ニップルを付けて片側完了。
スタビライザーブッシュも新品に交換して、ついでにショックも交換。
ショックはここまでばらした状態でアッパーアームをめいっぱい持ち上げると上のナットが普通に回せるので今回交換したのですが
1つ注意点は、スピンドルまで外した状態でのショック交換時は必ずショックを外す前にジャッキをロアアームにかけて今の位置で固定しときましょう!
ロアアームにジャッキをかけておかないと、ショックを外したとたんにスプリングも外れ、最悪大けがします。
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無事交換完了したので、外したパーツを洗浄後、逆の手順で組み付けていきます。
ボールジョイントなど交換したパーツには新品の割ピンが入ってるのでそれを使い、ハブの割ピンも必ず新品を使いましょう。
写真にはないですがついでにスタビエンドリンクもデルコの青に揃えて交換しました。
組み付け後今回の交換個所も含めすべてのグリスポイントにグリスアップは忘れずに。
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ハブベアリングも洗浄するとまだ大丈夫だったので、ワコーズのベアリンググリスのちょう度2の物を刷り込んでから組み付けました。
ハブのナットは締めすぎると絶対だめですよ!
チルトンを参考に規定方法、規定トルクで締めることをお勧めします。
前を組み付け後、後ろのショック交換はタイヤが浮くか浮かないか位に車体をジャッキアップして、タイヤは付けたままで交換。
ショックは手だけじゃ縮まないので、上側を取り付け後、下のボルトはジャッキを上下させて穴を合わせて差し込みました。
簡単でした。
乗り心地とハンドリングですが大きく変わりますね^^
ハンドリングは固くなった感じ、乗り心地はさすがビルシュタイン、段差のフワフワも1回で収まるようになり子供の車酔いも大幅軽減(笑)
これで考えてるほとんどのメンテが終了しました!
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