
ある日部屋の掃除をしていたら出てきたアルバム。
そこにはB号のルーツとも言える、若かりし頃乗っていたバイクの写真がありました。
89~93
HONDA以外はバイクじゃない!そんな時代が間違いなくありました。
高校二年生。
一年間アルバイトして新車購入した、HONDA NC-30
当時バイクと云ったらNC-30(VFR)かNSR。
走りのバイクは9割以上この二台と言っても過言ではない時代があったのです。
当初はデザインで選んだNC-30でしたが、
○NC-30
・V4
・プロアーム
・カムギアトレーン
・ショートポジション
・レーシングクラッチ
・対向4ポッドキャリパー
・市販車唯一の8mmプラグ&バックトルクリミッター
・上下二段ラジエター
・360度レーシングクランク、等々(市販状態)
最高出力 - 59ps/12,500rpm
最大トルク - 4.0kgm/10,000rpm
乾燥重量 - 164kg
市販状態で贅沢な過激さ。クルマでは成し得ないレーシング技術てんこ盛り。
このマシンに
YAMAMOTOマフラー・HRC レーシングECU・メッシュブレーキ・シルエットジャパンカウル・SPタイヤ・ポート研磨
最高過激で気持ちの良いマシンでした。
後継である94から発売された最後のレーサーレプリカNC-35は、馬力規制の為バルブ・ポート・キャブレター形状小径化。
53psとパワーダウン。
本物のフルパワーレーサーレプリカはNC-30
今の目で見てもこれ以上のモノはありませんでした。

8耐HRC HONDAワークス仕様そのままのデザイン。
そして何よりV4とカムギアトレーンが織りなす独特のジェット機サウンド。
アイドリングでは「ポロロロロロ」と乾いた音
アクセルをふかしフル加速すれば「ブロロロブォォォオオオオ」と独特のV4サウンドと
カムギアの「キュイーーン」という精密機械のギア音が混じり合い、「ドゥヒュゥーーン」とジェット機サウンド。
そのジェット機サウンドにNC定番YAMAMOTOマフラーのレーシングエキマニ部がその薄さから「ビシィィィーーーーン」と5000rpmを境にビビリ、官能的な共振。
堪らない。本当に堪らない。興奮は120%。
NC-30のジェット機サウンドは唯一無二のサウンドで、今でもたまに走っている音が聞こえるとすぐ分かり、思わず振り返ってしまう。
この音聴くと今でも震えて、まるでションベンチビってしまいそうに体がムズムズと興奮してしまうのです。
「うぉ!NCだ!はーいい音だわぁー」って

この時代走っていた人達皆に共通するシンパシーではないでしょうか。
自分も所有して乗っていたのにW 今でも憧れで最高の一台です。
マンション住まいですし(何度も部品を盗られ盗難の心配が絶えず)、トラックの下に入る大きな事故を機に泣く泣く手放しました。
高校二年生・・・
20年前?!!!!
信じられない。もうそんなに経ってしまいましたか。
実感無いはずです。当時から週末の夜は湾岸・埠頭エリアを走り、当時建設中だったレインボーブリッジを眺めていたのですから。
相変わらずの行動、成長の無さにガッカリもします。

出てきたアルバムの歯抜けになったところには、本来お気に入りの写真がありましたが、何度かの盗難に遭い、被害届と共に警察へ提出したためありません。
不本意ながらも今回ブログに上げた画像は、写真から手持ちのスキャナーで取り込んだもの。
良いカメラで撮ったわけではないのに、深みやダイナミックレンジの広さを感じます。
フィルムカメラ侮りがたし!
クルマ・バイクやカメラも、進化しているようでも意外と変化無いのかもしれないな。
webで見つけたどなたかの動画
この音 堪りません!
ブログ一覧 |
ゴーストライダー | 日記
Posted at
2008/06/08 15:15:30