
四月一日
新年度のはじまりは、挨拶回りやらはあっても、そんな世間体を気にしなければ意外と仕事はない。
それならばと、イヤな気分を捨て去りたくて、スキーを持って滑り納めへ。
自宅周辺は桜が満開。
まだ薄暗い早朝の空を、桜のトンネルが明るく染めていました。
ETC大作戦 の為、早朝6時数分前に、関越練馬インターへ。
平日早朝の関越道は、意外にもクルマが多く、路面もいつも利用している東北道よりも荒れていました。
道路の両脇に植わる、満開の桜を駆け抜けると、お山方面がドンヨリと暗い。
風が強いな、と感じていたら・・・

あっという間に猛吹雪!!
シーズン中でもなかなか無い激しい降り方に、赤城高原SAでチェーン規制です。
四月一日とはいえ、冗談が過ぎるよ。
まさか桜満開の中、チェーン規制になるとは思っていない皆さんは、履き替えてしまったノーマルタイヤに慣れないチェーン装着で、SAは大騒ぎでしたよ。
未だスタッドレスだったB号は問題なし。
何か例年と逆の状況だ。Wまあ、どちらに転んでも一通り経験してきました。
経験値ってすばらしい価値。
とても四月の状況とは思えない。
その昔、バブル時代は関東以北の苗場・湯沢エリアは、ゴールデンウィークまでオープンしていましたから、近年の状況が異常で温暖化が進んだのかな?

しかし、関東圏内でこれは本当に珍しいことです。
前日までは雪など無く、すっかり春支度であったであろうスキー場周辺は、メーン道路にもかかわらず除雪や融雪剤散布などされてない。
下道で行く時に通る、裏峠道状態でした。
あちらこちらで、スピンして突っ込んでいる事故を目撃しました。

スキー場は更なる猛吹雪。
上級コース山頂は視界1メートル以下。
その激しい雪と風で立っている事も出来ずに、その場にうずくまる事幾度も。
まさに春の嵐。
そのうち激しい雷も鳴り出し、乗っていたリフトは、乗り場付近で座席が外れて停止。

寒いし怖いし。
堪らず山小屋へ避難。
今までのスキー人生で一番の激しさでした。
午後は吹雪とスキーの楽しさに、止め時を判断しかねていると。
目の前を駆け抜けていったボーダーが吹雪に視界を奪われ?崖へ一直線。
危険を感じたボーダーは転んで転落を免れました。
しかし、「あーーー!!」という声がこだまして、立ち上がらない。
崖のキワだから風も激しく、どんどん雪に埋もれていきます。
イヤーな予感がして近づきたくないが、心配でもあり近くまで滑っていく。
B「ケガされたんではないですよね?」と声を掛けると
ボーダー「足やっちゃって動けません」
速攻、下まで滑り降りてレスキューに連絡しました。
その後は足をケガするイメージが伝わってきてしまい、これにて今シーズンの滑り納めとしました。

しかし、本当に激しい吹雪でした。
帰り道はいつもの裏峠道経由で下道。
吹雪いている時だからこそ、と思いいつもとは違う露天風呂のある温泉へ。
チロチロと降る雪の中、露天風呂。
さっきまでの辛い吹雪も、こうなると最高!!
いい事も悪い事も、活動していればいっぱいやってくるんだ。
Posted at 2008/04/02 22:33:08 | |
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