
十年ぶりに引っ張り出してきました。
ほこりをかぶって腐りかかってる。
20年前の私が高校一年生の当時、免許取り立てて初めて乗ったのがこのカブでした。
祖父が乗っていたカブ。
すぐに日光までツーリングへ行ったりと、思いでたっぷりです。
今は亡きおじいちゃんのカブですからこの先もずっと所有するつもりですよ。
祖父オリジナルの荷台にくくりつけたシートなど、取っ払おうにもおじいちゃんがくくりつけたのか、などと思ってしまいなかなか手が付けられませんでした。

とりあえず水洗い。
十年前しまう時、当分乗らないからと軽くワックスを掛け手入れをしたのが良かったのか水洗いすると大方の汚れはスルリと取れました。
しかしカブって凄いですね。
十年前のガソリンそのままだったのに、キック2・3発でトロトロとエンジンがかかりましたよ。
とりあえず手持ちのモノでオイル交換。
バッテリーは完全に死んでるためウインカーの点滅が怪しくセルも回りません。
次はバッテリー交換だな。

カブは日本の良心
豊かな生活をしていると見えないモノってたくさんあります。
原付制度もその一つ。
自賠責保険が五年で14000円ですよ。任意保険も車の特約で月々数百円で入れますし。
完全に優遇されてますよね。
これはヒトとして最低限の生活をする権利の一部として、移動手段としての原付と云う事じゃないでしょうか。
原付は高校生の子供がおもちゃで弄って楽しむモノではなく、最低限確保できうる人としての移動手段としてあるのじゃないかな。
ヒトのために、と造られたカブの成り立ちや原付の制度に、ホンダや日本の良心を感じます。
車もバイクもヒトの役に立たなきゃ。
誰もが皆車を買えるワケじゃない。
一昔前は地方の風景にカブってたくさんありました。今見なくなりましたよね。豊かな時代になったのですかね。
地方の風景を見てゆがみのようなモノも感じます。車で溢れ、歩道を歩いてるヒトを全く見ないって異常でしょ?
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十年寝かしたガソリンでモリモリ走るカブって凄い!
しっかりメーター振り切ります。
十年前、タペットクリアランス弄ったままだったな、フロントスプロケ一丁上げてあったな、などと走りながら思い出す事色々。
今回テストしたかったのはナビ。
車ですっかりナビ無しなど考えられなくなった状態ですからどうしようかと思ってました。
以前このカブに車用CDナビを付けた事があるのですが、オルタの発電量が間に合わず走れば走るほどバッテリーを消耗したモノです。
で、今回は携帯ナビ。
auの助手席ナビに契約(月300円)マジックテープでハンドルに取り付けました。
画面の小ささが気になりますが、音声案内もして充分使い物になりました。
唯一の問題は携帯が入らないところでは使えないという事。カブの行動範囲では意外と多いんですよね。

さっそくこんな所に来てみた。
トコトコとどこへ入っていっても何も言われないのはカブの特権でしょうか。すっかり風景に溶け込みますね。
名水あるところに美味い蕎麦有り。
隠れ里にひっそりある、と云う雰囲気がよいですね。

日本屈指の名水の里でのどを潤す。気持ちいい!!
車で来た時の身の重い気持や自然への負担のようなモノが無く、自転車のような身の軽さ、気持の軽さが心地良いです。
反面心細くなる事もあるのですが。

これは早く次なるステップ、カブ快適化計画を練らねば。
カブをオシャレ路線で弄る向きもあるようですが、ビジネススタイルを守って快適化に臨みたいと思います。
まずは銀行ボックスからだな。。。

カブならばどこへでも行ける。。。
Posted at 2008/07/21 00:55:14 | |
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ゴーストライダー | 日記