MOTO GP ツインリンクもてぎ
4月24日金曜日から三日間、サーキット内のステイエリアで野宿して、MOTOGPの世界を堪能。
それは最高に自由で楽しい旅だった。
金曜日 午後フリー走行
土曜日 午前フリー走行 午後予選
日曜日 午前フリー走行 午後決勝
金曜日のフリー走行が終わると雨が降り始め、土曜日は終日台風並みの風雨で予選は中止、晴れの予報だった日曜決勝日も午前中は突然の豪雨に見舞われ、と三日間雨に翻弄されたのだが、ツインリンクもてぎで過ごす三日間は最高に楽しかった。
『キャンプインもてぎ』
駐車場にキャンプを張って過ごせるのが良いのです。
MOTOGP開催期間中、サーキットで過ごすファンのために『ステイエリア』が設けられていて、そこでテントを張って過ごし、地面に接して火を焚く直火以外の、コンロなどでの自炊が許されている。
夜は近くにある濃ゆい温泉に浸かり疲れを癒し、サーキット内ホンダコレクションホールの前では夜十時までライダーによるトークショーなどが行われていて、深い森にあるツインリンクもてぎを明るく彩る。
周囲のロケーションは本当に森が深くて、サーキットを出てもコンビニなど無く不便な思いもするのだけれど、その不便さも自然の醍醐味やキャンプの魅力を引き立てている。

テントを張った駐車場は、決勝日には目の前が自由席になる。もちろんテントを張ったまま観戦。

『ツインリンクもてぎ』
ツインリンクもてぎはどこから観戦してもベストビューポイントで、ホームストレートグランドスタンド前が一番つまらないというW、
多くのファンが最高に楽しめるコースなのだ。
コースの多くは、観客席側が山・コース側が谷、となっているため目の前のコースとその奥のコースと、複数のコーナーを一望できるのだ。コースサイドも近い!
しかも、コースに沿って外周路があり自転車で移動できるし、コースサイドに隣接した駐車場ではキャンプを張ってそこから観戦することもできる、と最高のロケーション。
自由席エリアでは、ベンチがあるところはもちろん、芝生エリアにイスを持ち込んだり寝転がったりと、観戦方法は皆各々自由に楽しんでいる。
このような草レース的自由な観戦方法も含めて最高に楽しめるサーキットだと思う。最高!!
そして、ゴミの始末やトイレなど、皆マナーが良いと云うこと。
その観戦者のマナーに支えられた、自由な観戦方法と、とてもバランスが良く保たれていると感じた。
クルマの横にテントを張りキャンプして三日間過ごし、目の前で繰り広げられる世界最高峰のレースを観戦する、最高のシチュエーションじゃないか。

『
ステップコンポ』
サーキットでレンタルできる、2001年に発売されたホンダ製電動アシスト自転車ステップコンポ。これに乗るのも、今回の旅の楽しみだった。
どこから観戦しても特等席なツインリンクもてぎ。移動しながらの観戦にはとても便利で楽しかったし、とても軽快に走りました。
攻めたデザインで折りたたみ、ぜひ一台欲しい!と思ったら2003年を最後にホンダはアシスト自転車から手を引いたそうな。

ホンダはいつも2歩先を行きすぎてるのか、時代を読み間違えてる感じ。今こそこの手のモノが必要だろ!!
最新の技術を使って再販してください。
雨にたたられた三日間、実のところバイクを操るMOTOGPライダーの姿はほとんど見られなかったのだけど、全く不満無しでした。
むしろ、MOTOGPがおまけに感じられるほどWサーキットで過ごす三日間は自由で楽しいモノだった。
今後、私の恒例行事になりそうで今から来年の開催が楽しみだ。

金曜日
フリー走行後、外周路を歩きコースを一周。
平日フリー走行後と云うこともあり、深い森にあるもてぎの外周路はだれもいない。
先ほどまで聞こえていたバイクのうなりが止んで、鳥のさえずりや木々のざわめきを聞きながら自然を満喫、トレッキング気分。

土曜日
終日台風並みの風雨に見舞われ、予選も含め一切の走行が中止。そんな雨にシトシト濡れるサーキットの雰囲気もまた良くて。
そして何より、サーキット内にある『ホンダコレクションホール』が凄くて。凄いと云うよりも、ヤバイ。目的だったレース本戦などどうでも良くなるほど興奮する、歴代の名車が”大量に”展示されている。
ドドーン!!OKIカラーの本物RVF
わたくし閉館までの3時間、この前から一歩も動けず張り付いてました。それはもう涙が出るほどの本物がそこにあって。。。
夜も激しい風雨で、テント設営は断念し車内泊。
こんな雨の中ステイしてるヒトなどまばらかと思いきや、仮設エリアに案内されるほど賑わっていた。さすが世界のMOTOGP
中には当然バイクで来てテント張ってるヒトも居て。軟弱クルマ乗りでゴメンナサイゴメンナサイという気分。
しかし、カブできていたらずぶ濡れで本当に惨めだったと思う。

日曜日
決勝 多くの人がコースサイドに向かいフリー走行が始まる直前、晴天の予報だった空に暗雲が立ちこめ、あっという間に土砂降りの雨。雨に備えていたヒトなど居ないので、皆ずぶ濡れになった様だ。数分後、ウソの様に晴れ渡った空。熱いのか寒いのかも分からなくなる不思議な天候。
フリー走行も中止になり、選手達は初日のフリー走行のみでの決勝アタックとなった。
久しぶりに見た世界最高峰の走りは様々な衝撃が一杯。
バイクの動きが我々の知っているモノとは違い、とてもスムーズで穏やか。旋回力が高くて無駄な動きがない。トラクションコントロールでも付いてるんじゃないかと思えるプツプツとした音も聞こえた。
何よりもタイヤの進化が大きいだろうな。
それらのトラクション性能から得られる加速性能。その加速に備えた、前輪に乗る様なライダーの極端なフロント荷重。
現在のトップライダー達は、以前の2st500マシンには乗れないんじゃないかな。
お目当てのホンダRC212VのVエンジンサウンドは、チョイと甲高くあまり美しいとは思えなかった。むしろヤマハの低音の効いたエンジンサウンドが良かったな。あれは不等間隔爆発?同爆?並列の音じゃなかったな。
天才『バレンティーノ・ロッシ』は今年で30歳になるとか。いまだに子供のイメージだけど、すでに6度の世界チャンピオンに輝いたロッシは、モチベーションが失われつつある感じ。隠居先の四輪レースに移る日も近いんじゃないかと感じた。
Posted at 2009/04/30 20:35:14 | |
トラックバック(0) |
ゴーストライダー | 日記