2009年04月01日
新年度、桜咲く皇居でランした足で今シーズンの滑り納め。
いずれも斜度30度以上のエキスパートコース。
一本目のバーンは、ワールドカップアルペン競技において日本人過去最高のパフォーマンスを残した『木村公宣』が、プライベートトレーニングでやって来た時クラッシュして靱帯断裂により選手生命を絶つ大けがを負った、いわく付きのハードなバーン。
風の吹き抜ける谷で、午後日が傾き日陰になるとカリッカリのハードアイスバーンになる上に、上級者達がターン圧で造ったコブコブの雪面状況が見えにくくなる。
初見で突っ込んでいくと、クラッシュ確実の危険なトラップコースなのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・
果てしなく激しくも気持ちの良いチャンピオンA
70㎞/hの最高速域でのカービングロングターンは、ズレのないオンザレールなカービングのコーナーリングフォースで全身をグッと押しつけられる。
バイクに共通する感覚で、肩を入れヒザを擦るハングオンが決まった時は最高の快感だ。
雪面とはいえ、70㎞でこけてクラッシュすれば、その瞬間の危機感は公道で自動車事故を起こした感覚と何ら変わりない。
こうしてスリル中毒は加速する。
・・・・・・・・・・・・・・・・
・岩鞍の魅力は、ハードなエキスパートコースが横に広くて思い切り飛ばせること。
・うるさい音楽もかかっていなくて、思い切り自然に浸れる。
木々もまばらな頂上付近は、人も居なくてまさに無音。シーンと真っ白で静かな雪面に立ち眼下の山々を眺めていると、もしもあの世があるのならばここなのではないかと錯覚する。
そんな世界に立てるのも、スキーができなければ経験できないこと。幸せです。
・・・・・・・・・・・・・・・
シーズンラストのつもりだったが、あまりの調子の良さにまた行きたいじゃないかよ。桜の花が咲き誇るにつれ、寒さが名残惜しい。
Posted at 2009/04/05 10:49:39 | |
トラックバック(0) | 日記