『
TEAM宮城』の俺だけど、レーサーレプリカ世代ど真ん中の我々には、神降臨という感じ。
ロードレース世界選手権最高峰クラス日本人最多勝利記録保持者
『岡田忠之』

体は私よりも一回り小さいくらいだが、握手をしたらそのガッチリとした大きな手を通して伝わってきた諸々の凄さにびびった。
握手はスカウター。
手を握った瞬間、相手の『身体的』『精神的』技量が全て伝わってくる。握手は大事です。
体幹と直結した手のガッチリ感、それは本当に凄かった!
なんたって、地上で最も凶暴な乗り物『
NSR500』を操りWGPを戦った男の手ですから!!
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岡田さん直々に『VTR』の改良点や走り方を教えてもらった。終始ビビって感動しっぱなし。
だから、と云う事もないだろうが、春先に乗ったVTRの印象とはだいぶ違い、エンジンは軽やかに回り挙動もビタッと安定。
というかですね、ホンダの製品はガンガンに回した極限域を、常用するのが前提で作られてる?
クルマのS2000なども、普通に走ってるとエンジンはモッタリ重いのだが、常にレッドゾーン付近を使いレブリミッターに当てっぱなしの走り方で峠をガンガンに攻めると、俄然エンジンは本領を発揮する。
カブを見てもバルブサージング領域まで回されるのが当たり前。
真夏の酷暑下で、VTRもようやくその真価を発揮したのか。
攻め込んでいくと、リアがギューッときれいに出てきて軽いボディーによる身のこなしと相まって、なかなか気持ち良かった。
改めて感じたのは、ポジションの良さ。
ライダーが積極的に前後へ動き荷重移動しなくても、ベストの荷重バランス。
それを表すかの様な、極端に位置の高いステップ。バックステップそのものだな。
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5人ほどのグループが4つ。代わる代わる、特設コースをイントラについて周回する。
真夏の炎天下で自由参加の走行会だから、3回目ともなればヘロヘロでほとんどの人が休憩。
いつしか残ったのはしつこい俺だけ。
スタッフ達「あれ、次はマンツーマンだねえ(ニヤリ)」
イントラ「マンツーマンだねえ(ニヤリ)」
先頭を走るインストラクター、今まで乗ってたCBR1000RRをわざわざ俺と同じVTRに乗り換えた!
なぜ?そして(ニヤリ)はどういう意味?
インストラクターやプロライダーにはやたらウケの良い『ワイン・ガードナー』ヘルメット。
食い付かれたんだろうか。
イントラ、走り出したら引き離しに掛かり、攻める攻める。
そうなったらこちらだって火がついて、体を伏せてヒザ出しながら必至に追いかける。
リアがギューッと出てステップガリガリガリ、ジーパンのヒザズリズリ。意外と簡単にヨレはじめるVTRのトラスフレーム。
白バイ的ライディングスタイルで攻めるイントラの走りは、ステップを絶対に擦ることなく、ヒザを出さずに肩を入れる独特のフォーム。
真後ろからそのコーナーリングフォースが集中する場面を目撃し、刺激的な事この上なし。
バイク最高ー!!な瞬間。
この一年、MOTO-GPから鈴鹿八耐まで様々なホンダ系イベントに参加してきたが、どこでもエンドレスで流れていたのがこのVTRのプロモーションビデオ。
『GOING UNDER GROUND - 世界のまん中』のメロディーは、知らず知らずのうちに楽しい旅の思い出と共に刷り込まれていた。
ヘルメットをかぶり旅に出たくなる。
Posted at 2009/09/17 14:32:46 | |
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ゴーストライダー | 日記