
高野和明著「13階段」を読んだ。以前,反町隆史主演で映画化された推理小説だ。
ミステリーとしても非常によくできているが,処刑のシーンが読み応えあり。2回その場面は出てくるが,それぞれに意味があり,思わず引き込まれてしまった。
処刑シーンと言えば,トムハンクス主演の映画「グリーンマイル」があるが,これにも処刑シーンが2度ある。
実は,この本,我が家には2冊あるのだ。
少し前,アメリカから帰国する知人を出迎えに空港まで行った。飛行機の到着予定時刻よりも30分ほど早く着いてしまったのだが,その予定時刻よりもさらに飛行機は30分ほど遅れるという。入国手続きの時間も含めると1時間半以上も待つことになる。そこで,空港の本屋に行き,見つけたのがこの本。タイトルと宣伝文句に惹かれて思わず買ってしまったが,以前買って読んだ記憶がよみがえってきた。仕方がないので読み進めていったが,内容をさっぱり思い出せない。話のおおよそのスジは思い出すのだが,今後の展開やもちろん真犯人も分からない。まあ,推理小説なのだから,これはこれでOKとしよう。
今回読んでみてかなりの衝撃を受けたわけだが,それにしても最初に読んだ経験はいったい何だったんだろう。年齢とともに記憶力は落ちると思うが,逆に感性は鋭くなったのだろうか。うれしいやら悲しいやら・・・・。
Posted at 2006/11/16 22:09:53 | |
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