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2011年10月01日 イイね!

ワイルドソウル

ワイルドソウル







「ワイルドソウル」上、下巻
垣根涼介 著
新潮文庫 740円(上下巻とも)

 1960年代、日本の移民政策により、多くの日本人がブラジルへ渡りました。現地では、農地やその他必要な施設は全て整っているはずでした。しかし、案内されたのは、アマゾン奥地の密林でした。ここでの開拓は想像を絶するもので、やがて移民の多くが死ぬか、逃亡していきました。
 艱難辛苦を乗り越え、成功を収めた衛藤は、このような無計画な移民政策を実行した日本政府、特に移民政策に携わった者への復讐を誓います。

 前半の移民が辿る悲惨な運命は、リアリティがあり、小説であることを忘れるほどでした。後半の復讐劇も、計画の緻密さもさることながら、最後まで不自然さを感じさせることはありませんでした。本作品が、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の3賞受賞という快挙を成しえた理由も納得できました。
Posted at 2011/10/01 09:27:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 趣味
2011年09月27日 イイね!

カラスの親指

カラスの親指






「カラスの親指」
道尾秀介 著
講談社文庫 780円

 ペアで詐欺をしながら暮らすタケさん(武沢)とテツさん(入川)。二人とも借金のために全てを失うという暗い過去を持っています。また、タケさんはヤミ金組織の裏切り者として追われる身でもあります。
 ある日、スリに失敗し、捕まりそうになっていたまひろを助けた二人は、住む場所のない彼女を自分達の家に住まわせます。やがて、まひろの姉のやひろ、やひろの彼氏の貫太郎、そして子猫までが、タケさん達の家に転がり込みます。
 そんな中、タケさんへの追手の仕業と思われる、自宅への放火事件が起こります。逃げる事を選択したタケさんでしたが、テツさんは仕返しをすべきだと主張します。そして、ド派手なペテンが仕掛けられます。

 話はまとまり過ぎと言っていいぐらいです。その理由は最後の予想もしない展開で明らかになる訳ですが、ペテンそのものがペテンという、少し現実離れしているなと思う点で星4つというところでしょうか・・・。
Posted at 2011/09/27 09:03:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 趣味
2011年09月23日 イイね!

告白

告白






「告白」
湊かなえ 著
双葉文庫 650円

 中学校で化学を教える森口悠子は、シングルマザーとして一人娘の愛美を育てていました。冬のある日、その愛美が中学校のプールで水死体となって発見されます。当初、事故死と思われましたが、担任するクラスの生徒2人に殺されたことを森口はつきとめます。

 物語は、森口が、3学期の終業式の日、愛娘の死の真相を、クラスメートの前で告白するところから始まります。さらに、彼女は、犯人である2人の生徒へ復讐をしたと語ります。その復讐は真綿で首を絞めるような恐ろしいものでした。

 そして、事件に至るまでの背景、告白後の2人の対照的な行動で物語は進んでいきます。 

 最後まで予想がつかない展開で、映画化された理由も納得しました。ただ、森口の復讐の目指すところは理解できるのですが、犯人の心理を読みつつも、二度に渡って復讐を仕掛けるというのは、話を膨らませる意図が感じられて、ちょっと不自然な気がしました。
Posted at 2011/09/23 07:04:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 趣味
2011年09月19日 イイね!

警官の血

警官の血






「警官の血」上、下巻
佐々木譲 著
新潮文庫 660円(上下巻とも)

 たまたま2夜連続のドラマで放送されたのを見て、非常に面白かったことを覚えています。その後、文庫化されたのを見つけ、ドラマの記憶もかなり薄れていたので、読んでみました。

 親子孫三代に渡って、警察官となった安城家の男たち。昭和の戦後の混乱期から高度成長期を過ぎた平成までを舞台に、彼らはそれそれの時代が抱える問題を解決するための任務が与えられます。そして謎の死を遂げた祖父清二の死の真相を子民雄、孫和也は追い続けます。

 読みながら、ドラマが原作に忠実に作られているなと思いました。そのため、途中で清二の死の真相を思い出したのですが、それでも最後まで読み耽ってしまいました。

 警察小説でもあり、大河小説でもあるという、非常に良くできた作品だと思いました。
Posted at 2011/09/19 09:46:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 趣味
2011年09月12日 イイね!

夏草の賦

夏草の賦






「夏草の賦」上、下巻
司馬遼太郎 著
文春文庫 570円(上下巻とも)

 戦国時代、土佐一郡の領主から四国全土を征服した長宗我部元親の生涯を描いた小説です。
 彼は、武力、調略の限りを尽くして土佐一国を手に入れます。そして、四国各地へ攻め入る際の兵力不足を補うため、一領具足(いちりょうぐそく)を用います。これは、半農半兵と言い、平時においては農作業に従事し、戦時においては兵士として戦うものです。また、彼らは、農作業により体が鍛えられており、軍隊として必要な集団行動に順応しやすいという特徴を持っています。
 こうして四国全土をほぼ手中にした元親ですが、その先には勢力を拡大しつづける織田信長が待ち受けていました。

 この先は、日本史を習った人はご存知かと思います。
 元親は優れた才能と大いなる野心を持ちながら土佐という当時は僻地に生まれたがために、不遇な晩年を送りました。作中にもあるように、もし、彼が織田信長のように地の利に恵まれた土地に生まれていたとしたら、歴史は大きく変わっていたかもしれません。伊達正宗でも同じことが言えると思いますが・・・。

 元親亡き後の長宗我部家の行く末が気になるところですが、これも司馬さんが「戦雲の夢」(講談社文庫)で小説化しています。これについては、すでに購入してあるので、読後紹介したいと思います。
Posted at 2011/09/12 08:28:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 趣味

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