後ろブレーキ交換

　オイル漏れ対策を施した右後ろブレーキですが、やはりピリッとしませんし効かせていると煙をあげます。
　まずはデフに付いているエア抜きチェックです。

　こいつが詰まっているとオイルがシールを抜けやすくなるそうです。問題なさそうです。ドラムを外しました。

　オイル漏れは止まっているようですが、シューはギトギトです。いくらクリーナをかけても、保革油を塗り込んだヌメ皮のような質感は変わりません。ネット情報では油じみたシューは捨てろ、とか言っています。そうこうしているうちにドラムが揺れて回っていることに気付きました。ドライブシャフトが曲がっているのでは、と案じましたが、新品ドラムを付けてみたらスムーズです。この際、ドラムとシューを新品に交換することにしました。
　ドラムは2，3年前にMossイギリスに見つけて取り寄せたものです。シューは数年前にLMC（VBC）から取り寄せておいたものです。さて、シューがでかすぎてドラムに収まりません。新旧寸法を取り比べて、支点と作用点を１ｍｍ削ればよさそうと、予想を立てました。ネット情報では、シューの出来はバラバラでいろいろ取り寄せて合うのを使えとか、LMCのはでかく、Mossのは小さいとかあり、１/32inch削れというのもありました。これで安心して削れます。

　それでも何とか収めるために2㎜づつ近く削ったと思います。これでもサイドブレーキワイヤー調節はめいっぱい緩め、シュー隙間調整ネジはめいっぱい戻してあります。段減りしたドラムを研磨して再利用するにはオーバーサイズなシューは好都合かもしれません。
　たいがいドラムブレーキのシュー組み付けはパズルで、バネ掛けにも苦労します。この車は自動調整機構が無い分、楽です。さて、新しいバネの下に掛けるほうのやつは長すぎて、掛けてもポロっと落ちます。切り曲げて縮めてやりました。


　ぴかぴか光って不気味なリヤブレーキの完成の図です。