ミジェットタカのブログ一覧

　ヘッドランプの片一方が点かないときがあったりしますし、明るさも車検ギリギリでした。接触改善のためにシールドビームランプを外してみました。メッキされたリングをカパッと外し、光軸調整ビス2本は触らずに3本のビスを抜いて、ランプ体をネジって抜きます。

　下部に透明になった円形覗き窓があって、ミニ電球の明かりがここからシールドの中に写り込むようになっています。薄暮時の車幅灯の役目でしょう。


　ルーカス電球です。左右に指定があるようです。下部の浮き彫りに手前では　LH　TRAFFIC、後ろの右灯は　RH　DRIVE　と読めます。右側通行左側通行でも使い分けがあるかもしれません。

　右灯の端子にはUSAの刻印があり（映っていませんが）、

左灯の端子には刻印がありません。
　端子を磨いて接点復活剤を吹きかけて組みなおしておきました。
　汎用性の高い7インチ丸ライトです。安く出回っているイカリング付きLED球も付きそうです。球切れしても、暗すぎて車検に適さなくなっても心配ないでしょう。

　マニュアルチョークを付け、点火時期をいじった後、スロー回転不調でした。どうも1番シリンダーが爆発してないようです。（高圧コードを外したり戻したりでどの気筒がおかしいか正常か判断するのですが、間違いなく後付けされたワコーズのCDIのおかげで強烈な電撃をさんざん喰らいました。）点火時期やキャブ調整をしても収まりません。1番点火プラグを調べたくも抜くには発電機をずらす必要があります。吸排気弁やピストン、ピストンリングなどの異変があるやもしれません。で、圧縮圧力計とファイバースコープ内視鏡をヤフオクとアマゾンに発注しました。荷が着くまでに2番シリンダーがおかしくなり、これはガスケットが抜けたかインマニが緩んだかと思案しました。が、それらしき兆候は見られません。
　後日ふと見るとパイプが抜けています。写真の中指のところです。これは吸気負圧でランオンストップバルブのソレノイドをコントロールするもので、抜けていれば大気がスカスカとインマニに吸い込まれます。1，2番の吸気口の間に位置していますから、1，2番で不調になったのは自明の理です。マニュアルチョークのワイヤー取り回し時に抜けてしまったのでしょう。挿し戻してやったらスロー不調は改善しました。
　エンジンを止めたときに人差し指が示すゴムパイプからエアポンプが送り込む大気の一部がインマニに送り込まれ、吸気混合気が薄められてディーゼリング回転を強制止めする仕掛けです。この車はここに来た当初から、エンジンスイッチを切ったときに作用する電気スイッチは働かず、ソレノイドの吸気負圧を大気圧と平衡させるためのパイプも抜かれていてこの装置は作用していません。ディーゼリングはほとんど起こりませんが、起こったとしてもギヤを入れてブレーキを踏んでクラッチをつなげば何の問題もなく止まります。ですから、中指が指す細いパイプも人差し指が指す太いパイプも、マニホールドに近い所で詰め殺しておいたらトラブルフリーとなりそうです。
　穴を詰めてみたところアフターファイヤーします。このGULP VALVEなるものはインマニ負圧急増に応じてエアポンプからの空気をインマニに送り込んで、アクセルオフ時に濃くなった混合気を薄める役目があるようです。元に戻しました。