【上】死角を消す新型車のモニター(イメージ)
【下】従来のトラックの死角(上から見たところ)
(昨年の報道資料から)
ミラ-レス車のメリットとデメリットは・・・?
(lowlowlowより)
【ミラーレス車の特徴】
高性能カメラで車外の風景を室内のモニターに映し出すことによってドライバーの安全確認を支援できるのが高く評価されています。
最初はミラーが無くなって自動車の死角を無くす程度の機能しか付いてこないでしょうけども、将来的にはディスプレイに様々な情報を同時に映し出すことによって多様な使い方ができるようになるものと予想されています。
ミラーレス車は実用化が可能なレベルにまで技術が煮詰まってきたと判断されたことで、今回の保安基準改定に繋がったのでしょう。
【ミラーレス車のメリット】
ミラーレス車には様々なメリットがありますよね。
死角が無くなることによって安全性が高まることは当然ですが・・・
まずサイドミラーが無くなることによって空気抵抗が削減されますので燃費も向上するというメリットが産まれます。
またサイドミラーは風切音の発生源になっていますので、風切音もかなり低下することが期待できます。軽量化にもなりますね。
さらに、ただ周囲の風景をディスプレイに映すだけではなくて様々な情報を追加して表示できるというのもミラーレス車のメリットと言えるのではないでしょうか?
また普通のミラーだと夜間は見難くなるのが一般的ですが、カメラの感度を変えることによって見えなかったものが見えるようになるのもメリットですよね、凄く安全になるような気がしてきませんか?
【ミラーレス車のデメリット】
良いことばかりのように思えるミラーレス車にも欠点というかデメリットがあることも忘れてはいけませんね。
カメラとモニタで表示することによって避けられないの「遅延」ですが、ほんの僅かな表示の遅れでも安全性には大きな影響を与えますので対策しておかなければならないポイントですね。
またシステムの信頼性や天候による表示の乱れなどもデメリットとして挙げておかなければなりません。
そして高価なカメラやディスプレイを使用することからコスト高(車両価格が上がる)こともデメリットの一つとなるでしょう。
コスト面での制約を考えると、最初は高級車から付けられるという感じになるのではないでしょうか?
( 日産スマ-トル-ムミラー : カメラ表示 )
( スズキのコンセプトカ― : マイティデッキ )
( ホンダ オデッセイの後方支援カメラ )
( ボルボXC90に搭載されたサイドビューカメラ )
【 ミラ-レスの基準とは・・・? 】
・モニタ-映像がミラ-と同じ範囲、画質であること。
・従来のドアミラー、ルームミラーとほぼ同じ位置に設置すること。
・夜間でも肉眼と同程度に見えるモニタ-の明るさやコントラスト
【 国連フォ-ラムの決定 】
現在、日本では自動車のミラーについて「自動車には、後写鏡を備えなけれなならない」と道路運送車両の保安基準で定められている。
昨年11月、国連の自動車基準調和世界フォーラムが、カメラ・モニターでの代用を全てのミラーに拡大することを決定。
それに伴って日本でも、道路運送車両法の基準を改定し、ミラーのカメラとモニターでの代用を認めるという・・・。
『 カメラが壊れたら、どうすんの~?』 ?(・・)?
『 吸盤型ミラ-でも、トランクに積んでおくの~ !? 』
まだまだ、不安要素が有りそうに思えるのですが・・・
未来を創造する ...イヤ、想像する 【 爺通信 】
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