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「フォーマルセダンサミット」という寄り合いがあり、お邪魔する。今回で５度目の開催だそう。自分自身は二度目の参加。というか、広義に解釈してジャガーX300も同類ということで、見学させていただく。









英国ではこのジャンルの車種は確か「サルーン」と呼ぶ。

そのシルエットは、幼いころからの「クルマと言えば」の形状記憶。原型が剥き出しの無骨な佇まい。そして何か「特別な意図」を隠し持つかのような、独特の緊張感。

このサミットには威厳やプライドを醸し出す、勇ましい車種が集う。一ファンとして、血沸き肉躍る。



普通は「特種な用途」に使用されるはずの車体を、一般庶民の方々（多分）が、好きが高じて自ら操られているのが痛快である。



例えば、少し前の世代のクラウン。深すぎる世界。○○系とかコードネームを用いた呼び方をするが、素人が誤ってはいけないので、言わない。



主催者のKさんのご厚意で、愛車センチュリーを試乗させていただく。パワステの軽さ、V12エンジン音の静寂さ。まるで船を操るかのようである。

何かと「突起物」が豊富なのも、見ていて飽きない。

このKさん、希望番号のひらがなにまでこだわるという、頑固な一面もお持ちの紳士な方。実に愉快だ。

そして後部座席にも座らせて頂き、場内を一周。束の間だが、国家の将来を担うエグゼクティブの気分。



まさに国産を代表する極まった「車格」を実感できた。Kさん、ありがとうございました！





※フロントグリルやリアの鳳凰エンブレムの背景色が、世代によって異なるのだ！（Kさんからの受け売り）

ついにコーティングを施工する。先方が用意してくださった代車は、なんとXタイプ。



近代のジャガー史上、最も小さいエンジン？、2.1リッターFF車だが、見直した。踏むとしっかりしたレスポンスを体感出来る。

全長は短いが、運転席をめいいっぱいに下げると３００以上のゆとり空間。天井も高いし。