
バイクに乗るのが楽しくてたまりません。笑
安全には注意しながら「のんびりツーリング」を楽しむ日々となっております。
この楽しい日々を迎えるまでの、χ君との出会いを紹介しましょう。
僕の相棒はカワサキ・ゼファーχのファイアーボールです。
本当に素敵な相棒と出会えたと思っていますが、このχ君を相棒とするまでには色々なバイクを検討しました。
まずはカワサキが大好き(Z400FXの時代から)だったので、「ゼファー」「ゼファーχ」「XRXⅡ」を検討しました。
ホンダからは「CB400SF」「CB400Four(NC36)」を、スズキからは「インパルス400」を、ヤマハからは「SR400」が検討に加えられておりました。
中でもホンダの「CB400SF」の「Revo」タイプ以外の候補は、皆旧車と呼ばれても良いような時間が経過した代物です。
もちろん「CB400SF」の新車も考えに含まれていたため、中古車の劣化状態や故障などについても考えをめぐらせました。
まずは、皆さんお分かりの通り、マルチエンジンとシングルエンジンが含まれた候補者たちでしたが、ここではマルチエンジンを選択しました。シングルエンジンは、「もう少し歳をとってシニアになったら、もっと似合うんじゃないかな」って考えの下「SR400」は候補から外れました。
続いてスズキの「インパルス400」については、バイクの購入前からカスタムに興味があった僕にとって、対応マフラーがネックとなりました。あまり詳しく調べたわけではないのですが、「インパルス400」の後期タイプ(触媒タイプのマフラー)には、車検対応のマフラーショートマフラーが見つかりませんでした。僕の考えの中には、クーリーカラーのショート管しかなく、でも若くはないから車検対応のような落ち着いた物でカスタムしたいという思いがあったんです。これで「インパルス400」も候補から外れました。
「ZRXⅡ」は中古車の数が少なすぎました。「ZRX」はそこそこ玉数があるんですけど、「ZRXⅡ」になると本当に少ない。出来れば丸目のカウルなしに乗りたかった僕の構想から外れました。
残るのは、「χ」を含めて「ゼファー」と「CB400SF」それに「CB400Four(NC36)」に絞られます。
3車を比べると、大きな特徴として「空冷」と「水冷」、「キャブ」と「FI」という違いがあります。
「ゼファー」は空冷キャブマシン。
「CB400SF(Revoタイプを考えていました)」は水冷FIタイプ。
「CB400Four(NC36)」は水冷キャブマシンとなっています。
ここで、これらのバイクをもう少し詳しく調べると比較記事など多く存在するんですね。
まず、多く書かれているのが「空冷は夏場とか暑い時期に不利。『熱ダレ』などと呼ばれる現象があり本来の性能が低下する」との記事。逆に水冷はファンモーターなどが装備されているため車重が増えるとも。
続いては、「キャブは古い装置で排ガス規制などに対応できない」と言われ、「FI」はコンピューター制御により良いパフォーマンスを発揮できる」なんて記事を目にしました。
上記逆説として、「空冷は水冷と比べシンプルで、構成される部品も少ないため故障リスクが低減される」と書かれていますし、「ユーザーに供給された時点でパフォーマンスがほぼ確定されるFIに比べてキャブ車にはキャブ交換や調整によるチューンが可能である」との記述も。
一言で言うと、それぞれに良いところや悪い(っていうか、比較すると劣ると感じられる部分)ところがあるってことです。
これはユーザーが望むスタイルに如何に合致するかという考え方になってきますね。
僕の中では「キャブ車に乗ってみたい」っていう感情が強かったです。そりゃ始動性や燃費を考えるとFIの方が優れた面が多いように感じますが、所有するマイカーもFIで、しかも電スロって事を考えるとキャブに対する興味のほうが強かったからです。なので「CB400SF(Revoタイプ)」は候補から外れました。
最後まで残ったのは「ゼファー(χを含む)」と「CB400Four(NC36)」です。
カワサキ車とホンダ車が残ったわけですが、「CB400Four(以下CBとします)」について少し説明しましょう。
このCBはその昔、爆発的な人気車となった「ドリーム」と呼ばれたFourの復刻版として登場(スタイルはドリームCB750を踏襲したものらしいです。なのでエキゾーストパイプは4本出し)したモデルで、NC36と呼ばれ区別されています。
このスタイルにスポークホイール。美しいです。
ミッションも5速と珍しい構成。
少し気になる情報としては、「水冷ならではのウォーターポンプが故障すると、純正補修部品が無くなっている」という情報。一部では「CB400SFのウオーターポンプが流用可能」との記事もありましたが確定情報かは定かではありません。ちと心配な部分ですね。
だけど悩みました。本気でゼファーと悩みました。
僕の年齢にバッチリとあったスタイル。考えただけでも楽しい時間を過ごすことが出来そうです。
ではなぜゼファーにしたのか?
それは
「またがったから」
自宅から少し離れたカワサキの販売店で見かけたファイアーボールのゼファーχ。
美しかった。そして、またがった感じが最高でした。
その時CBは頭から無くなっていました。
一目惚れってのが一番合う言葉だと思います。
少し若すぎるスタイルとカラーリングでしたが、年配が若い女の子に恋をしたような変な感情でした。笑
改めてχ君の情報を整理すると、マルチエンジンの空冷キャブマシン。前述の情報を僕なりに解釈します。
以下がその理由。
空冷なので故障する可能性のある部品数が少なく、メンテナンスの部分で有利そう。
水冷ほど車重が重く(でも重いです)ならない。
スピードを出したいわけではないので、熱による性能低下など考えなくて良い。
カスタムを楽しみたい僕にとって、溢れるほどのアフターパーツ群。
一目惚れという感情を落ち着かせて、冷静にχ君を見つめなおした時に整理した考えとなります。
そんな訳で、僕の最高の相棒となったχ君。
今年はχ君との相性を確かめるような年でした。
来年は今年よりも遠くにツーリングに行こう。
長い時間を共有しよう。
そして思い出をたくさん作ろう。