
お疲れ様です。
突然ですが、χ君のメンテナンスで気になっていることがあったんで、何とかしようと言うことで悪あがきをしてみました。
そのメンテナンスって言うのは「オイル&フィルター交換」なんです。
χ君のオイルドレンとフィルターはエンジンユニットの底部にあるんですけど、マフラーが邪魔になってなかなかスマートな交換作業が出来ないんです。純正マフラーじゃない場合はなおさらだと思うんですけどね。
実は僕、モリワキ製のモンスターブラックって言うマフラーを着けていたんですけど、手曲げ形状のエキマニに惚れてミズノモーターのゼス管を装着したんです。エキマニ形状は確かに格好良いんですけど、集合部が完全にエンジンの左右中心に位置していてドレンボルトを緩めることもままなりません。ましてフィルター交換なんて完全に無理な感じ。
モンスターブラックは中心部からオフセットされているため、ドレンボルトを緩めてのオイル交換は問題なく出来ます。またフィルター交換も無理すれば(モリワキではフィルター交換NGとなっていて、実際フィルター交換で集合部はオイルまみれになります)出来ることは作業にて確認済み。
でも先に書いたとおり、ゼス管だと外さないと無理ですね。
こんな感じなんで、何とかマフラーの脱着が簡単に出来ないかという悪あがきなんです。笑
さて、ここからが本番。
皆さん、マフラー交換って、どんな道具を使ってます?
一番はフランジナットを締めたり緩めたりするのがスムーズならば、マフラー交換って簡単だと感じると思うんです。
ここに使う道具って言うと、スパナとかソケットだと思うんです。
僕の場合だと、χ君のフランジナットM6用のソケットにエクステンションで伸ばしたラチェットを使っているんですけど、これがゼス管だと無理なんです。エキマニの太さが太いのか、それとも取り回しがノーマルやモンスターブラックとは違うのか。とにかくラチェットを使うことが出来ないので作業性は最悪です。
そこで僕は考えました。
ソケットのエクステンション側が太っているのでフレームやエキパイに当たってしまい作業が出来ないのではないか?
そこで買い込みました。その名も「ディープソケット」
この工具はどんな工具かというと、長~いソケットって感じの工具。これだとソケット部の径が90mmほど長くなっている工具です。

【ディープソケット】
これがディープソケットで、M6用のソケット形状がエンド部まで長くなっているのが分かります。
さぁ、これで簡単にソケット作業が出来ると思います。
実際にフランジナットに入るか試してみると・・・
入りませんでした・・・

【フレームとエキパイに阻まれている図】
分かりづらいかもしれませんが、フレームとエキパイが邪魔でディープソケットでもナットにアクセスできないことが分かりました。
さぁ、ここで考えました。
プロとかって、どうやって交換作業しているんだろう???
スパナ?
最終トルク確認は?
ネットで調べてもこのような情報を得ることは出来ませんでした。
「まぁオイル交換は来春で大丈夫だと思うから、それまでに良い方法を考えれば良いよね」って実は今日で2ヶ月ほど経っているんです。
それで今日ブログをアップしようと思ったって事は、解決策が現れたって事なんですよ。大喜び!
それでは解決策。
今まで僕は差し込み角9.5という工具を使っていたんです。もちろんラチェットもトルクレンチもドライブ角が9.5なので何の迷いも無く9.5のソケット類をつかっていたって事です。
ある日、会社で工具カタログを見ていたときのこと、差し込み角9.5の工具から6.35の工具を使えるアダプターって工具がある事を発見。どういうことかというと、6.35の差し込み角を持った、9.5よりも一回り小さい(とは言ってもソケット口径が変わる訳ではありません)ソケットなどが使えるってこと。
急ぎ購入です。笑
購入品とすると、6.35の差し込み角を持ったM6用のソケットに100mmのエクステンション。それとその6.35の差し込み角の部品を9.5のドライブ角に装着できるようにするアダプターの3点です。

【上が9.5用のディープソケットで下が6.35用3点で組んだソケット】
画像で見て分かるように2本を比べると6.35用で組んだソケットの方が胴がスリムなことが分かります。
こりゃ上手くいくかもしれません。
フランジナットにアクセスしてみるとバッチリでした。

【フレームにもエキマニにも干渉していません:】
これでマフラーの脱着が簡単になり、最終トルク確認もトルクレンチが使えるようになりました。
ちょっと変則技かも知れませんが、ここは簡単さを優先してみました。
先日は道路も凍結し、信州ではバイクの冬仕舞いってところなので、来春のオイル交換を楽しみにしてみます。
それでは。
Posted at 2017/11/26 15:07:52 | |
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ゼファーχ君の巻 | 日記