
ガソリンの暫定税率が廃止されることになり、来年からはガソリン価格が大幅に下がるということですが、“物価高”が当たり前になっている今日この頃としては、とてもありがたいことです。
それに伴って、うちの近くのガソリンスタンドではレギュラーガソリンの価格が1L=150円を切っていますから、この価格でさえも十分に嬉しく思えていますが、本当に安くなっても大丈夫なのか?!・・・考えてしまうところもあります。
私がオートバイに乗り始めたころには、「オイルショック」でレギュラーガソリンの価格が1L=170円以上になっていた時がありましたから、ここ最近のガソリン価格がそれほど高いとは思っていません。
当時は高校生であり、その時にいただいていたアルバイト時給が550円くらいだったと記憶していますから、それを考慮するとガソリンはかなり高価だったように思います。
クルマやオートバイに乗る者の1人としてはガソリンが安い方がありがたいですが、過去(25年ほど前)にはレギュラーガソリンの価格が1L=100円程度になっていたことを経験している方たちにとっては高いと感じられるのかも知れません。
現在では高校生のアルバイト時給が1,000円くらいになっていることを考えると、ガソリン価格は決して高くないと思うのですが・・・
しかしながらガソリンは日々の生活の中で使用するモノであり、特に物流にかかる費用負担は少なくないことを考慮するとガソリンの価格が安いに越したことはありませんが、これで世の中が円滑に回っていくのか心配です。
気が付けば“物価の優等生”の1つになっているようにも思えるガソリンですが、安くなることは本当に良いことなんでしょうかねぇ。

さて、私のクルマ『ホンダ ビート/HE゙AT CYCLON』のことですが、リヤタイヤを交換しました。
前にお話ししていたように、“165/60-14サイズ”から“185/55-14サイズ”に履き変えて、太くなったリヤタイヤを見るたびに“スポーツカーらしくなった”と自己満足に浸っています。
今まで履いていたタイヤも新しく履いたタイヤも“アジアンタイヤ”と呼ばれている超安価な製品で、ブランドとしてはほとんど知られていないメーカーの製品です。
今まで履いていたのが「レーダー Rivera Pro2」という超安タイヤで、新たに履いたのが「ハイダ H921」という激安タイヤ(なんと送料込み/2本で10,000円以下!!)ですが、どちらの製品においても特に問題はありませんで普通に使用できています。
「ハイダ H921」では、トレッドパターンが“スポーツタイヤっぽいデザイン”だったのが好ましく、ユーザーレビューによればハードに使用している方もおられる中で、性能的には大したことはなく減りも早い方だということでしたが、私が使用するには何の問題もありません。
ちょっと残念に思えたのが“リムガードがとても小さい”ことで、購入前には“リムガードがあること”を確認してあったのですが、ホイールの外面よりも少し内側にあったのでリムをガードすることは期待できません。

とはいうものの、一般的に185/55-14サイズのトレッド幅は190mm以上あるので、5.5インチのホイール(ホイール幅は140~150mm程度)に履いていればホイールはタイヤにガードされていますから、ほとんど気にする必要はないでしょう。
私にとってはリムガードは“低扁平タイヤの証”であり、カッコいいと思っていたアイテムの1つなので、やっぱり残念に思います。
今回の“リヤタイヤのサイズアップの恩恵”については、明らかにタイヤのグリップが良くなっているように感じます。
「レーダー Rivera Pro2」も決して悪くないグリップを発揮してくれていましたが、「ハイダ H921」も同じようにそれなりのグリップを発揮してくれていて、リヤタイヤが滑り始めてからのクルマを前に押し出すパワーが増しているように思えました。
といってもハイグリップなタイヤと比べればナンセンスな話ですが、フロントタイヤとリヤタイヤのバランスは運動性能に大きく影響しますから、今回は正しい方向で修正できていると思っています。
ミッドシップのスポーツカーとして考慮するならば、フロントに履いているタイヤに対してリヤに履くべきタイヤは“フロントタイヤよりも3サイズ大きいこと”が正しい選択だと考えられていますから、悪くないセットアップだと思います。

『ホンダ ビート』のオリジナル仕様では、前後のタイヤサイズは“F:155/65-13+R:165/60-14”となっていて、セオリー通りにフロントタイヤに対してリヤタイヤが“3サイズアップ”となっています。
『HE゙AT CYCLON』ではフロントタイヤに“165/55-14”を履いていますから、好ましいリヤタイヤは“195/55-14とか175/50-15”というサイズになるのですが、タイヤの外径や販売しているサイズを考慮して“185/55-14”を選択しています。
前後のタイヤが別のメーカーの製品であることや、前後のトレッド幅(左右の車輪間距離のこと)などを無視しているのは好ましいことではありませんが、ミッドシップのスポーツカーとしては今回のセットアップも悪くないと思っていますし、スタイル的にも納得しています。
操舵するフロントタイヤに比べて、駆動するリヤタイヤが明らかに太くなっている状態は、後輪駆動のスポーツカーらしい感じがして好ましく思えています。
それから“ステアリングボスのスペーサー”のサイズを変更して、少しハンドルを近づけました。
3ケ月ほど前にスペーサーを40mm→50mmに変更していたのですが、さらに15mmのスペーサーを足してハンドルがより手前になり操作しやすくなったように感じられるとともに、わずかながらハンドルが上がって乗り降りが楽になりました。

『HE゙AT CYCLON』に取り付けてある「サイドバーフレーム」は好ましいボディ剛性アップを与えてくれていますが、残念ながら“乗り降りの妨げ”になっているのは事実なので、ハンドルがわずかでも上がってくれたおかげで乗り降りが少なからず楽になっています。
とはいうものの、私のクルマでは操作しやすいようにハンドルの位置を下げていたわけですから、相反することをやっているようにも思えています。
なのでリーズナブルなボールロックタイプの「クイックリリーススペーサー」を検討していて、取り付けた時の全長が60mmと好ましいサイズの製品もあり、安心て使用できそうな製品を選んでも6,000円くらいで購入できるので迷っています。
ちょっと気になるのは安価な製品では車検対応品ではないことですが、ハンドルを取り付けた後のガタもほとんど無いことを考えると私にはとても魅力的です。

本当は「跳ね上げ式スペーサー」を狙っていたのですが、使っていくうちに可動部分が渋くなる傾向があるだけでなく、手が届くような安価な製品では精度にも問題がありそうなので、見送った方が無難だと思っています。
私のクルマはドアロックをせずに駐車場に停めていることが多いので、盗難防止策としてハンドルを外しておけることを考えると、間違いなく「クイックリリーススペーサー」の方が適していると思いますね。
話しは変わりますが、今回のリフレッシュ計画?!も無事に終えられると思っていたところ・・・
履き替えたリヤタイヤをクルマに取り付けるときに、ピロボール化している「リヤコントロールアーム」に問題があることを見つけてしまいました。
使用していた「ロッドエンドベアリング」は【アマゾン】で購入した安価な製品で、無給油タイプと謳っていたものの“真鍮レース”だったので気になっていましたが残念ながらもたなかったようです。
安価なベアリングだったからこそ「リヤコントロールアーム」を作ってみたのですが、予想通り?!にダメでした。

このままにしておくわけにはいかないので、次の対応を考えなければなりません。
ミネベア製の「ロッドエンドベアリング」を手に入れれば問題なく使用できるのですが、パーツ代として4個で30,000円を楽に超えてしまうので、別の策を考えています。
そのプランが“ベアリング部分のゴムブッシュ化”で、実は前々から考えていた案でもあったのですが、“ホンダ純正部品のサスペンション用ゴムブッシュ”を流用して新たな「リヤコントロールアーム」を作る計画です。
これによって再びデメリットも出ることになりますが、メンテナンスフリーになるとともにトー調整は楽になったままになることや、何よりも見栄えは今までとほとんど変わりませんからOKとしています。

既に使用できる“サスペンション用ゴムブッシュ”は見つけてあるので、今は材料等を集めているところです。
早々に製作して、年内中にもう一度【いつもの峠コース】に走りに行きたいと思っているのですが、ちょっと難しいところでしょうか。
12月に入って気温の低下が気になっていますが、年末が暖かくなることを祈っています♪