2008年08月30日
バスフィッシャーマンとして駆除してる連中にものもおす
今日新聞をみたらよくいっていた野池のブラックバス駆除の話題が載っていました。
これでまた釣りが出来る野池が減ってしまった。
なんか駆除したあとに沼エビを放流するらしいです。
沼エビやわかさぎが減ったのはバスのせいだと未だにバスの駆除に燃える頭の固い連中に一言いいたい。
ほんとうにバスのせいでエビやわかさぎがいなくなったのか?
ナマズだって雷魚だっているだろうに、しかも雷魚だってバスと同じ外来魚で駆除されてもおかしくないんじゃないの?
それなのに何故バスだけが駆除対象になるのか?真実から目をそらしてるんじゃないのか?
ほんとうは、あんたらが乱獲したせいでエビやわかさぎが減ったんじゃないの?そんなに自然環境に対してあなた達は熱心でしたか?だったらタバコのポイ捨て、ゴミのポイ捨て、立ちションとか犬の糞捨てとかそういうもっと自分の身近なところからきちんとしてますか?
私の小さい頃はいたるところで大人達が網をしかけて沼エビを毎日のようにとっている光景をみました。
わかさぎも氷に穴をあけてわかさぎ釣りがすっかり冬の風物詩のようになっていたし。
単純に1人がわかさぎ釣りで100匹釣ったとする。その池にはその日に5人いたとしても1日で500匹いなくなるわけです。その人達が味をしめてさらに1人ずつ友達を誘ってまたきたとすると単純に同じ数を釣り上げても1000匹またいなくなるわけ。
味をしめて一週間続けてきたとするともうその一週間だけで膨大なわかさぎが溜池から姿を消すわけです。
氷のはっている3ヶ月ほどの間ですっかり絶滅してしまうだけのわかさぎを釣ってしまうことも可能なわけです。
そのわかさぎ釣りをした人達は釣った後、卵をもったメスをリリースしてましたか?そんなことしてませんよね。オスだろうとメスだろうとかまわず取りまくっていたでしょうに。
こんなことを何年も繰り返したらそりゃ当然数は減るでしょう。
海と違って溜池なんて限られたスペースでは一瞬で絶滅してしまいますよ。
エビやわかさぎがいなくなったのは我々人間のせいってことを忘れてませんか?
近くの田んぼなどから流れてくる農薬で溜池が汚くそまってるのもみたことがあります。
あんなの流された日には生命力の弱いわかさぎやエビなんてすぐにいなくなっちゃうのは当たり前。
それに護岸工事などで住む場所が激減してしまったのが1番の原因じゃないんですか?
それを物言わぬバスに責任を転換してさも自然環境を守っているような発言をされるとほんとに腹がたちます。
バスを駆除してえらそうに自然環境保全に貢献したような物言いをする前にもっとバスについて勉強しろ、そして根本的に自然環境について勉強してほしい。バスだって共食いしてバス同士で数を減らしてるし、バスフィッシングによってキズついて死ぬバスも結構いるらしい。
それにバスは回遊魚ではないので居つく場所は大体決まってて、他の弱い魚は、その場所に近づかないようにすることで己自身で種の保存を心がけている。
バスは一日中えさを捕食するわけでもないので餌となる魚は捕食によって激減することはまずありえない。
バス以上に弱い魚はその弱さを産卵で卵を多く産むことによってカバーしているのだ。
わかさぎは一度の産卵で1000-2万粒も産むのだからバスに食べられたぐらいで全滅などするわけないんですよね。
バスの駆除をしている連中はこのくらいの知識をもって駆除に踏み切っているのでしょうか?
単なる外来魚ってことで駆除してるだけではないのでしょうか?
それに根本的に溜池って用水路を通して川や近くの溜池とつながっているのでその場所で駆除したとしてもいっせいにすべての溜池や川の水を抜かない限りまたバスが流れてくるので意味がないんですよね。
労力的にも全くの無駄なんですよね。駆除しても2、3年で復活しているのが現状。だったら共存していく方法をとったほうがよっぽど友好的、例えばきちんと漁業権を作ることによりお金をとり、そのお金で水質保全やきちんとトイレ、駐車場を作り合法的に運営をする。
そうすればバスフィッシャーマンは増えるし、そうなると収益も増えて稚魚の放流などもできるし、バスフィッシャーマンも呼びかければ周囲のゴミの清掃なども手伝いますよ。そうすれば皆が嫌な思いをしなくて住むと思うんですけどね。
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Posted at
2008/08/30 22:54:04
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