
夜中に長男にトイレに起こされ
一緒についていきました
『もう四年生なんだし一人で行けよ〜』
と思いつつも体を起こすと
なんだかワタクシももよおしてきて
結局一緒にトイレへ…
山中で周りに明かりが無いせいで
星空がとっても奇麗でした
5:00前に目が覚めると周りはすでに動き始めているようで
いつもと違い静けさの中に人の声が混ざってます
テントから出ると既に撤収を始めているライダーや朝食の準備をしているキャンパー
散歩の人等これまでと違ってここのキャンプ場はみんな早起きです
【長男も片付けの手伝い】
ワタクシたちも早速撤収に取りかかります
長男を連れてのツーリングは単にワタクシの趣味に付き合わせてるのではなく
クルマと違った不便さやその中での我慢や工夫、自主性を養えるようにと考えての事です
(どう?立派なお父さんでしょ?)
なのでテントの設営、撤収、その他片付けなんかもやらせてます
しかしまだまだ大した事は出来ないんですがね…
でも、バイクで旅行なんて他の子達はまずしない体験でしょうし
貴重な経験となってくれてるはず
6:00過ぎにキャンプ場を後にし
地12で上山市街地へ降りて
昨晩の夕食を買ったコンビニで今度は朝食です
その道中、変わった人たちを見かけました
坂道をローラーの着いたスキー?の様なもので歩いているんです
もちろんストッックも手に持ってます
この辺は冬になれば当然雪深い地域ですが夏でもこんな装備で練習なんですかね?
それともこう言う板を履いた競技があるんでしょうか?
少し興味を引かれます…
【朝食の風景:昨日もらったゼリーを食べます】
国13をもう少し行くと6年前のソロツーの時野宿した
【なかがわ】駅があります(29P A3)
そんな事を長男に話しながら
地13を南に進みます
早朝だからなのかクルマの通りはほとんどなく快適に走れます
ツーリングは午前中が勝負です!
他より早く起きて早く移動を開始!
なんでも早め早めの行動が余裕を生み予定を達成でき
又、事故リスクを減らします
国13〜
地13〜
国113と【13】繋がりルート
頃合いがいい所で小休止
停まったパーキングからなんか滝が見られるようですが
【滑津大滝】なんて読むのかな?
多分【なめつ】か【なめづ】だろうと思います
今時分はインターネットで簡単に調べられますが
地元の人とのコミュニケーションも旅の面白さです
ワタクシ口べたなんで話が盛り上がる事は無いですが
ネットの繋がりよりもやはり人の繋がりが大事ですしね

【なんだろな?興味引かれて停まってみました】
開店したばかりの売店で聞いてみたところ
『
なめつおおたき』だそうです
駐車場から見下ろすように滑津大滝を見る事が出来ますが
離れた所に【滝見台】と書かれた入り口があります
そこから階段を降りると滝の近くまで行けるようです
そこまで余裕が無いので惜しいですが今回はパスです
あと、今朝のスキーの正体が分かりました【グラススキー】です!
世界選手権があるそうですよ!
ここにのぼり旗あるんで間違いないです!だから練習してたんですね〜
念のためグラスは
ガラスの容器(glass)じゃな無くて草とか芝(grass)の事です

【遊びじゃなくてスポーツだったんですね】
国113をこのまま東に進むと【七ヶ宿(しちかしゅく)ダム】があります
記憶ではなんか覚えがあるんで行った事ある様な気がするんですが…
近づくと見覚え有るどころか鮮明に思い出しました!
えぇ、えぇ来ましたよ!確かに!
レポが無いkazuya企画の東北ツーリングでここ道の駅七ヶ宿で休憩しました!
懐かしさもあって寄り道したいとこですがさっき休憩したばかりなのでここもパスです
地46を南に(29P K7)短区間ですが
国見IC(24P J2)より
福島西IC(29P G6)まで
東北道で移動します
福島と聞くとあの震災を思い起こしますが
ワタクシ達が訪れた所は大きな被害が無かった場所で
知らないとそんな事があったなんて信じられないくらいです
でも、あったんですね…
ソロで行ったあそこも、あそこも、あそこも…
多分あのときの景色とは違うんでしょうね…
東北道を降りて
国115←(西)
地5↑(北)
地70←
そして
磐梯吾妻スカイラインです!
その前に給油です
ここへ来ると毎回ほぼ一緒のGSです!何故かって?
磐梯吾妻スカイラインに一番近いのもそうですが
初めて来た時にここで給油した際【割引券】を貰ったからなんです
その後何度か来てるんですが
以後割引券は発券してないらしく貰えませんでしたが
パブロフの犬のごとく毎回ここへ来てしまうのです

【GSにいたネコとにらめっこ】
休憩を取ったのち、いよいよ
磐梯吾妻スカイライン走行!
大量の荷物を積んでの走行はありますがタンデムでここを走るのははもちろん初めて
走って楽しいトコなのでこの素晴らしさを後ろの長男にも感じてほしいです
こっからは見慣れた景色です
『そろそろ料金所だな』と思ってたら車が止まらず通過します
『あれれ?』ワタクシたちもそのまま通過
料金所通過のときチラッと見ると【無料】と書いてありました!
少しの嬉しい動揺と車の後追いをやめるためその先の駐車場で一旦停止
『有料やと思っとたのに無料やったぞ!』
長男
『なんでや?』
ワタクシ
『さ〜?今年のマップルには有料って書いてあるし、たまたまそう言う期間なんかな?』
なんでか知りませんがラッキ〜
(2011年7月16日から無料になってたそうです)
車が居なくなってから発進しようと思いますが無料のせいか車の列が途切れるどころか
ワタクシ達の出るタイミングが無いくらい続きます
ようやく開いた隙間に潜り込んで定番のスポット
つばくろ谷で最初の観光
作家井上靖が命名した
吾妻八景の一つです
毎回、『次くるときは吾妻八景全部制覇するぞ!』と思うんですが
またしても次回のお楽しみになりました
つばくろ谷はかつてイワツバメが生息していたのでその名がついたそうで
かつてと言うとおり今は居ません…
【絶景の谷をまたぐ大きな橋が見所】
お次ぎは浄土平(じょうどだいら)へ行きます
【道中いい景色です】
『おや?ここも無料だ』
浄土平の駐車場も無料になっています
こんだけ無料だと今度から気軽に来られますね
わざわざここに停まったという事は当然目の前の
吾妻小富士(あづまこふじ)に登るためです
標高1,707mですがここまで来たら後ほんの少し
登山と言えないくらいの距離を登れば山頂へ行けます
【自然の雄大さを感じるにはその中に身を置くこと】
無料だからなのか?それとも、そこに山が有るからなのか?
たくさんの人が登ったり降りたり実ににぎやかです
いつもなら
『疲れた…』、『戻ろ…』
と、すぐ言う長男も結構ガンバッって着いて来てます
そして、やっと到着…
しかし、そこは山頂ではなくカルデラの外周の一端…
丁度反対側が山頂部分になるところです

【背後の高いところが山頂になります】
【右?左?どっち周りが近い?】
前回ソロで来たときは左ルート(右回り)だったので
今回は反対の右ルートで山頂を目指します!
【カメラマン長男】
もうすぐ山頂!俄然、足取りが軽くなってきました!
反対に歩き疲れたのか長男の歩みはだんだん鈍くなります…
エネルギー不足らしく朝食の残りパンをかじりながら一歩一歩
ようやく山頂へ到着です!
カルデラを一回りして再び駐車場へ戻りました
丁度お昼ご飯に良い時間だったのでレストハウスで食事にします
ワタクシ山菜そば、長男ミニソースカツ丼
さっき、パンを食べたんで少なめにしときます
【うまそうに食うなあ】
スカイラインを下っている途中、おなかがふくれたせいか?登山の疲れか?
長男が『目、疲れた』といいます
そのうち『眠い、我慢できん』といいだすので
地70から
国115に入った所で(19P B3)駐車帯があったので
30分ほど仮眠を取ることにしました

【爆音バイク集団が通ってもグッスリ】
スッキリしたのかその後は眠いと言うこと無く
国115〜
地2〜
地7〜
県205で
猪苗代湖湖畔を走りキャンプ場を目指します
こんな早い時間にキャンプ場入りするのは理由があります
忘れてませんか?
そう…
一体いつになったら【八重の桜】になるんだ?て事です
八重の桜…
綾瀬はるか主演の今年(2013年)のNHK大河ドラマ
【八重の桜】にちなんだ今回のツーリング
と言うか、東北に行くんで無理に絡めただけなんですが…
まあ、せっかくなんで物語の主人公
【山本八重】にゆかりのある所へ行ってみようかな?
なんて軽い考えで
チェックインした後、すぐそばの会津若松市へ観光へ行こうと言うわけですハイ
国49を西に湖畔を回りながら目当てのキャンプ場を目指します
左手に見える
猪苗代湖はレジャースポットらしくBBQはもちろん
湖水浴したりレジャーボートが沢山走ってます、当然係留所も至る所に
目的の【
崎川浜(さっかはま)キャンプ場】(13P H2)への道中にも
いくつかキャンプ場があり
一目で一杯だとわかる位テント、駐車車両の数…
これだけの人が居ると中にはハメを外す者が居てもおかしくなく
もしかしたら【
崎川浜キャンプ場】も同じ状態かも?
と、一抹の不安…
後少しで【
崎川浜キャンプ場】ってところで急に渋滞になりました
しばらく車列についてましたが
様子を見てると、ただでさえ狭い湖畔道路の至る所に路駐していて
(ここへ来るまでもそうだった)
その上、車両が行き来しようとしてるもんですから
いやでも渋滞になってしまいます…
これでは湖畔のキャンプ場は落ち着けないと判断しUターン
一旦、渋滞を離脱します
少し戻った所に脇道が有り、ここで改めてマップルを見てみます
会津若松に行きたいのでそっち方面のキャンプ場を探すと
一件ありました!
県374上にある【
背あぶり山キャンプ場】(13P F1)
なんだかカチカチ山みたいな名前です
県374を走行してると
ナビの画面では【
背あぶり山キャンプ場】は真横に有るのに入り口が見つかりません!
『あれ〜?見落としたかな?』
後ろの長男に聞きますが
『いや〜道なかったよ』
ゆっくりと注意しつつ、かなり先へ進んでいくと
右に鋭角に曲がった昇り坂が有り【キャンプ場】と書かれた看板が有りました!
慌ててブレーキ掛けてUターン並の右折をすると
いつの間にか後続に荷物満載のカブが居ました
このカブも【
背あぶり山キャンプ場】を探していたみたいで
同じく慌ててブレーキ掛けて坂を昇ってきます
少し行くと受付らしい建物が有りバイクを停めます
いつの間にかカブの他にもアメリカンバイクが1台居ました
驚いた事にカブに乗っていたのは女の子で一人旅だそうです
一緒に受付に行ったので最初連れだと思われましたが
それより、うれしい事にここのキャンプ場無料なんです!

【管理事務所の中はのんびりした雰囲気でした】
そして、ナビでキャンプ場を通り過ぎた謎がはっきりしました
良く有るのが実際とナビのデータの食い違い
そんなんだろう?と思っていましたがそうではなく
受付からさらに800m移動した先がサイトなんだそうです
つまり、ナビが示していたのはキャンプ場のサイトだった訳です
『ああ…なるほどね』
サイトを表示するのがいいのか?受付を表示するのがいいのか?
意見が分かれるところです
受付が終わり、さあ移動と思いきや?
受付のおじさん
『いま他の人案内してるから、ちょっと待ってて』と言います
さらに
『あそこのクサリ張ってある向こうがキャンプ場になっとるんじゃ』
ワタクシ
『ええ〜!もしかしてず〜っと砂利道ですか?』
ワタクシ、ネコちゃんになった訳じゃ有りません
タンデムで万一すっ転んだら長男が怪我しないかと心配なんです
そしたら…
『じゃ、子供さんはクルマに乗ってけばいいよ』と、言ってくれました
しばらくすると小型トラックがやって来て案内のおじさん二人と一緒に長男が乗り
その後をアメリカン、カブ、ワタクシの順に着いていきます
長男のヘルメットの無線のスイッチが入りっぱなしだったので
会話を盗み聞き
『僕、何年生?』
長男
『4年…』
おじさん
『二人乗り疲れんか?』
長男
『ちょっとだけ…』
なんか会話が続きません…
ワタクシに似て口べたな長男です
案内のトラック結構なスピードで走ります
カブもアメリカンも平気で着いていきますが
凸凹の坂道に砂利が散らばってるもんでだんだんワタクシ離されてしまい
『険道や酷道の練習最近してなかったしな〜』なんて考えている内にサイトに到着
ビックリしました!
【久々のダートにおっかなびっくり!】
目前が開けると緑の芝生が広がっていて
さらに
猪苗代湖を見下ろす事が出来ます!
最高のローケーションです!
『こりゃ当たりのキャンプ場だわ!』つい声が出てしまいました
既に居るキャンパーも湖畔で見かけた人たちより落ち着いた印象の人たちばかりで
本来のキャンプを楽しみに来てるようです
長男を乗せてもらったお礼を言って
早速テント設営です!
【HeatHazeのみんなと来たいな】
これから観光に出かけますが夏とは言え既に16:00ですから
あまりのんびりはしてられません
何カ所か巡ろうと思ってましたがさすがに無理!
一カ所のみ、
鶴ヶ城(13P D1)へ行きます
【八重の桜】とどれほど関連が有るかは知りませんが無関係ではないはずです…
(大河ドラマの八重の桜見たこと無いんでわかりません)
ナビの案内で迷うこと無く到着
なんだか今日は無料づいてます
ここの駐車場もバイクは無料です!
しかも、入り口のすぐそばまで入って行けてラッキー!
【なかなか立派なお城です】

【神社もあります】

【やっぱり望遠鏡をのぞく】

【会津若松の城下町】
【ここで城内は終了】

【一個がでかい石垣】

【天守閣全景:きれいなお城です】
一通り見て回ったらワタクシも長男もヘトヘトに疲れました
取り合えず【八重の桜】達成!
次にお風呂に入ってさっぱりします
目を付けていた温泉【
湯陶里(ゆとり)】(13P D2)へ向かいます
途中GSで【
湯陶里】で食事が出来るか聞いてみると
バッチリOK!これで食事の為にまた移動しなくて済みます!
18:00前に到着
おなかもペコペコですが汗だくなのでヤッパリ先に温泉です
温度は低めで熱いのが苦手な長男もドップリ浸かれますが
熱めが好きなワタクシはなんか湯冷めしそうで長湯です

【外には足湯もあって温泉三昧です】
外には狭いながらも露天風呂があって
すぐ目の前の【
阿賀川(あががわ)】を見る事が出来ます
気をつけないと柵の下が道路でうっかりすると珍列罪してしまうかもです
一階の休憩所で腰を下ろし味噌ラーメンと牛丼を注文
【ビールがホントは飲みたいのよ】
おなか満腹でもうこのまま寝てしまいたい気分
外に出るともう暗くなってます
【
湯陶里】のそばにもキャンプ場があり川辺の広い芝生のサイトで
町中と言え住宅からは離れていて静かないい雰囲気です
『ここに泊まればよかったな…』
そう思いましたが後はキャンプ場に帰るだけ
がんばって運転します!
途中暗くて曲がる所を曲がらず
東山温泉(13P F1)に迷い込んだりしましたが
大した問題では有りません
一番気がかりなのはキャンプ場のダートです
路面は昼でも転倒するかも?と緊張のダートなのに暗くてよく見えない上にタンデム
行きはよいよい帰りは…な心境です
ところが…
あれほど心配していたダートが何の不安も無く走れます
ライトで照らされた範囲も広くないのになんだかよく見えます
自分でも不思議です?、慣れなんでしょうか?
20:00にはキャンプ場に到着し
する事も無いんで早々と寝る事にします
入念にストレッチをしてシュラフに潜り込む
他のテントではまだ楽しい声が聞こえてましたが
疲れのせいかいつの間にか寝てしまいました

【本日の走行距離】