
『おは令和〜!』
開けて5月1日令和元年
5:30に起床して第一声がこれです
普段家ではダラダラの次男が目覚めると同時に
『お湯沸かすよ!』
と、朝食の準備
まあ簡単に温まるカップ麺ですが
いつもこうだといいのに
その間ワタクシはキャンプ場内を散歩、意外と広くて綺麗
トレッキングの荷物も事前に準備してあるので朝食が終わったら
すぐ出られる状態です
逆算で7:00に出れば8:13のバスに間に合いますが
わざわざ7:00まで待つ必要はないのでもう出ます
車を
聖湖口に駐めて歩きじゃ距離があるので当初途中の広い路肩に停めるつもりでしたが
時間的余裕があるので
聖湖口まで移動してバス停まで歩きます
この移動だけで約3.6km普段歩かない現代っ子には荷が重いようです
流石に長男は体力がありますが次男は当初の元気が嘘のように
『ちょっと休憩』
と、何度も足を止めます
流石に毎度合わせていたら時間に間に合わなくなるので
次男のリュックをバス停まで担いでいきます
バス停まで歩きです
ちなみに各自リュックを背負いそれぞれの荷物が入ってます
雨具、シューズカバー、防寒ジャケット、着替え上下、替え下着、お弁当、飲料
当日の天気が予報で二転三転するので最悪に合わせましたが
今の時点で曇り、降らなくても霧で濡れるかもしれないので一応全部持参です
バス停に着くとなにやら次男の様子が変です
『出そうやけど、我慢する』
う〜ん(こ)我慢してもバスの時間はまだあるし
それから移動してトイレ探すと1時間はかかりそうです
すぐ近所の商店のカーテンが開いたのでトイレのお願いをしたところ
店主のおばあさんが快く貸しくれました
お世話になった堀田商店、入口開けてたらツバメが侵入してしまった
時間いっぱいまで粘りました結果はあまり良くなかったみたいですが
とりあえず大丈夫というのでいざバスに乗って出発〜!
バス停からも1Kmほど歩き
三段峡正面口に到着
観光地らしく大きな看板でウェルカムな雰囲気
トレッキングルート
いよいよトレッキング開始!てか、この時点で5Kmは歩いてます
道もコンクリートで整備されていてちょと散歩で歩けそうな印象
元気よく歩き出した次男でしたがすぐに体力のなさが露呈
少し歩いては休憩を繰り返し後から来た人にどんどん追い抜かれます
歩道はコンクリート敷きで歩きやすい
少し進むと
黒淵渡し舟との分岐があります
渡し舟は有料ですが船でしか見られない景色があるのと
ルートはこの先で合流してるので
少しでも楽をしたい次男の意見で乗船することにしました
距離は短いですが趣ある船旅です
船で渡った先に
黒淵荘がありここで宿泊や食事ができるとのこと
次男が店先で焼いているヤマメを食べたいと言いますが
お弁当を持参してるのでスルー
黒淵荘にはオオサンショウウオが居た!
つり橋を渡り道が合流する前に一旦トイレ休憩
長男と次男もトイレが長いだろうと合流した道を少し戻り
つり橋を上から撮影して来ました
二人はまだトイレでしょうか?しばし待ちますが遅すぎると思い
トイレに行くと二人がいません!
意外にも速く済ませた様です
待ち合わせのワタクシがいないので先行したと思い進んだのでしょうか?
黒淵を背景に記念撮影
スマートフォンの機内モードをOFFにするとLINEの着信がありました
(GPSロガー優先で機内モードにしてます)
こんなとこでも電波来てるんだ!
そんな驚きよりも長男に電話するとやはり先へ進んでるそうです
かなり離れてるかとおもったら案外すぐ追いつきました
こら!行儀悪いぞ
まだ半分も歩いてないのに次男がバテ気味な様です
東屋で寝転がって休憩しますが
後からやってきた自分より小さい男の子が元気一杯なのを見て
少しバツが悪いのか起き上がりますが覇気を感じないので
もしかして燃料切れ?と思い弁当のおにぎりをワタクシと食べます
長男は朝の残りの菓子パン
後少しで
水梨口ですが次男の疲労軽減にリュックをワタクシが担ぐことにしました
中間地点の
水梨口まで来ました
観光マップによると約100分ですがワタクシ達は180分以上かかってます
時間は12:00を過ぎているので売店で食事休憩
お弁当を持参してましたが道中で食べてしまったので
ワタクシ肉そば、すでにお腹が膨れている長男と次男は
フライドポテトとかたこ焼きのおやつです
喧嘩ばかりしてるけど食べるときは仲良し
ヘトヘトの次男ですが多分ヘタレのせいです
すぐにへこたれる性格なのを鍛えられればと少し期待しつつ宣告です
『ここで座っとても歩かんと帰れんぞ』
正面口から
水梨口まで約5.7Kmを3時間かかってます
水梨口から
聖湖口まで約5.8Kmなのでやはり3時間でしょうか?
今13:00なので到着時刻が16:00ならまあ想定内か
簡単に来れない場所なので
本当は全部見せたかったけど無理してもしょうがないので
全コース回る計画は変更です
猿飛、
二段滝方面は諦めて最短で
聖湖口へ向かいます
今ここ(水梨口)、ここでちょうど半分の行程
観光的には出発地点の
三段峡正面口〜
水梨口〜
三段滝(猿飛、二段滝)で折り返して
マイクロバスで正面口に戻る、もしくは正面口から水梨口に戻るのが一般的なようです
なので
三段滝までは行き交う人も多いのですが
三段滝以降は途端に人が激減します
三段峡の不動のセンターです!
理由はすでにお話しした通り徒歩で往復かワタクシたちの様な方法しかないからです
そのせいか?三段滝以降は遊歩道と言うより登山道です
整備された形成はありますがそれは一体いつなのか?
開峡100周年とからしいですがもしかしてそれ以来してない?
て、くらい荒れてます
ここからさらに奥へ進みます
道中にある石柱に『三段峡 昭和七年建立』なんて書いてあります
さらに『大正十四年史蹟名勝天然記念物に指定』とも
さすが開峡100年です
なんか歴史古道な気がしてきた
三段滝以降は一気にマイナーな雰囲気になり
『こりゃ人こないわな』
そう思っていたら後ろから女の子連れの家族が追いついてきました
追い越してないので
三段滝方向から来たのは間違いないです
一瞬
『え!このまま踏破?』
と、思いまいしたがその先の餅の木口の駐車場の車に乗り込んで行きました
どうやらここから
三段滝の往復だった様です
あまりの軽装にまさかと思いましたが
逆に歩きのこちらを信じられない様な目でしげしげ見られました
あと1/4、がんばれ!
一旦道幅のある舗装林道を歩きます
聖湖口への入り口は案内があるかと思ってましたが
念のため山中へ通じる脇道の奥をよ〜く見ると何か看板が立っています
近づくとやはりここからが
聖湖口へと通じる道でした
よそ見してたら通り過ぎちゃうよホント
ここから先はさらに手入れが入ってない様子
完全に他の人とも会いませんでした
本日
正面口〜
聖湖口を歩いたのはワタクシたち親子だけじゃないでしょうか?
何箇所か倒木を切断した跡がありましたが、とうとうそのままのが現れました
実はすでにそう言うのはありましたが安全にくぐれたので良かったのですが
完全に道を塞ぐ様に倒れているのですここで引き返しは流石にきついですが
よく見ると新しくはないですが周囲に踏み跡があるので通り抜けた人がいる様です
まずワタクシが安全を確認して子供たちを通します
人生の難関はこんな簡単に乗り越えられないぞ!
結局ここが最大の難関でした
しかし、ちょっと身震いする事実がこの後判明します
ふと眼下の川底を見ると赤い鉄骨が沈んでいます
『こんなところに不法投棄か!?』
一瞬憤慨しましたが、どうやってこんなのここに捨てたんだ?
すぐにピン!ときました
赤い鉄骨はさっき見た橋と同じです…
『え…落ちたの…どこの橋よ?』
ワタクシたちが歩く方向すなわち上流に橋が現れました
状況的にこいつの先代がさっきの川底のやつなんでしょう
橋の銘板に『しばきがわ』と書かれてますが
『しばかれたのお前やろ!』とツッコミ
更に橋の床板がグレーチングみたいで下が透けて見えます!
これはあの人に教えなければ!
中国ならガラス張りなんでしょうね
このルートで最大の観光目玉
三つ滝がどれかわかりません!
このルートにはいってから解説や名称を示すものがほとんどなく
それらしい滝を見るたび子供たちと『これが三つ滝か!?』と騒ぎますが
とうとう決定版が現れました!
これが三つ滝に間違いない!(長井秀和)
滝の筋が段になって三つあり水量も段違いで迫力があります!
誰がどう見てもこれが
三つ滝と言うでしょう
そのくらい圧倒的な存在感です
マップ上ではすぐ側に
竜門なる名勝があるのですが
そもそも
竜門がなにを指してるのかしらないので確認できませんでした
宮様が訪れる格調高い聖湖口ルートでした
三つ滝の脇の急勾配を登るといよいよトレッキングの終了です
聖湖口がすぐそばを示す
樽床(たるとこ)ダムが見えてきました
登り切って自家用車が見えた時のやり切った達成感は格別です
特に小学生の次男はよく頑張りました褒めてあげたいです!
子供達よく頑張った!
GPSログを見ると正面口9:00、聖湖口16:00のぴったし7時間でした
散策マップによれば全行程11.5kmなのですがログでは20.5Kmになってます
YAMAPで他の方のログを見ても似た感じですが幾ら何でもこんなに歩いてないはず
実際は高低差もあるの平面以上に動いてるからかなあ?(でも二倍だよ?)
この後車で聖湖を半周して昨日と同じ美都温泉へ
その後の買い出しはほんの僅かですが移動距離が少ない益田市へ行ったのですが
これが正解なのか?失敗なのか?
反対方向の安芸太田町より大きいので買い物ができる店がたくさんあり利便性はいいのですが
それだけ交通量が多く結局移動に時間がかかりキャンプ場に戻ったのは
昨日と変わらない時刻になりました
戸河内IC付近に入浴施設があるとの情報はあったのですが
現地でそれらを示す看板がないのと
WEBページの更新が昨年10月以来されてないので多分閉館なのでは?
となれば、ますます
聖湖キャンプ場でキャンプする理由が弱くなります
せっかくいい雰囲気のキャンプ場なのにもったいない…
まあ、無料だししょうがないか
次来ることがあったら
恐羅漢(おそらかん)エコロジーキャンプ場にしてみようかな?
詳細はわかりませんが施設はしっかり整ってるようだし
有料でもフリーサイト一張1,000円とリーズナブルだし
今夜は鍋
【祝令和】につられて買った寿司
そして、令和元年の初日は持参してきたダイソーの胡麻鍋のスープで
地元の野菜と豚肉を美味しくいただきました
そういや今日は昨日よりキャン場が賑わってました
改元の効果でしょうか?
明日は帰宅です、また長距離の運転なので早めに寝ます
帰路も少し寄り道、みんな大好き険道?
帰路、
中国道は往路と同じく全く混んでおらず快走でした
高速道路上の情報板で
高槻Jctから草津高田まで40Kmの渋滞
素直に
吉川Jctより
舞鶴若狭道で帰宅、こちらも交通量は多かったものの流れはよく
往路より早い7時間で帰ることができました
凄え渋滞!、田舎住みで良かった…
実は帰宅日も嫁さんと同じで当初帰りに『拾っていこうか?』と話してましたが
実際そうなったら大渋滞でえらいことになってましたね
さて、時間もあることだし道具の片付けと洗濯でもしますかね
三日間の総走行距離
1551.4Km
いや〜走った走った!