
昨日は思いもかけずスキー場の
ゲレンデに泊まれると言う
面白いキャンプ場に巡り会えて
是非、HeatHazeのみんなとも来たいな〜
なんて考えてるうちに寝てしまい
気がついたら朝になってました!
時計のアラームは5:00にセットしてありますがまだ鳴ってません
それもそのはずまだ4:30です!
隣の長男はまだ起きる気配がないので
ワタクシもしばらく横になってましたが自宅の布団だと二度寝できますが
自ら出かけて来てるツーリングですからなんだかウズウズして来て
すぐに長男も起こして撤収開始です!
【片付け中】
外に出るとまだ静寂に包まれていてキャンプ場自体はまだ眠ってるようです
ワタクシ達が一番なのかな?と、思っていたら
下の方からエンジン音が聞こえてきました
見ると一台のバイクが出ていきます
ワタクシ
『はやっ!お父さん達一番かと思ったけどもっと早い人いるな〜』
長男
『ほんとやね』
しかし、他のライダーのテントはまだ動きがなさそうです
朝とはいえ眠りの邪魔をしないように静かに撤収を続けます
荷物をバイクに積んだ後ゲレンデを登り上から見下ろしてみました
【早朝のゲレンデは誰もいなくて気持ちいい!】
冬のスキーシーズンはこんな感じのアングルで見る景色は珍しくはありませんが
夏、誰もいない早朝の緑色のゲレンデを独占できてなんだか贅沢な気分を味わいました
【今はぜ〜んぶ独り占め】
荷物をまとめて昨日考えていたゲレンデ滑走しようと思いましたが
緑のゲレンデはまだ朝露のきらめきが残っていて
うっかりしなくてもスリップしそうです
エンジンをかけるとまだ寝てるキャンパーに迷惑かな?
と思い、キャンプ場出口付近までバイクを押して移動
いざ出発!のとき
長男
『お父さん、グローブ片方ない…』
ワタクシ
『今、手に持ってたやろ〜!』
結局グローブはテントを張っていたすぐそばに落ちていました
昨晩バーナーを持ってきてくれたアメリカンライダーと挨拶を交わし出発!
昨日来た道を若干戻って
地51から
県310に分岐(51P A2)
県310は昨日
川原毛地獄から見えた道路で
昨日みに行けなかった所に上から簡単に行けるみたいです
道中の
泥湯温泉に近づくと硫黄のものすごい匂いがして
道路脇でものすごい蒸気が吹き出してます
しかも有毒ガスが出ているらしく『危険』と警告看板があります
良く見ると泥の中から泡ぶくがプクプクと湧き出てまるで地獄の様です
【走るその先に湯煙り発見!】
路肩に煙突が並んでいて、そこからも蒸気が出ています
『積雪時は雪洞に硫化ガスが溜まって危険』との警告も
(実際親子が死亡する事故があったそうです)
【道端で有毒ガスが出てるなんて怖いぞ〜】
単なる温泉でこれですから
地獄と言われる
川原毛地獄は一体どれほどのものなのか?
本当に鬼がいたりして…
川原毛地獄の駐車場に付くとちょうど反対側からバイクが数台やって来て
同じく駐車場に止まりました
おじさんツアラー5人程度の団体さんでしたが
すぐに行ってしまいました
【柵があの世とこの世の境目…】
【地獄への足取りは軽い!】
駐車場から少し下ったところが件の地獄です!
吹き出す硫黄のせいで白くなった岩肌から蒸気が吹き出てます
昨日行きたかった山の策の方へ行こうと思ったら
危険の為侵入禁止!の看板が…
【地獄に行きたがってたんだよな…】
ビジアル的には先ほどの
泥湯温泉に劣りますが
命の危険度はまさに地獄そのものです
【地獄で記念撮影】
地獄から生還のあと
県310から
国108に入ると
交通量が少なく後ろに子供が居るのも忘れるくらいに軽快に飛ばせます
途中の鬼首トンネルが長くて中が寒くて凍えそうです
温度計は22℃ですが真夏の温度になれてるとこれでも寒いです
そろそろ8:00になります
朝ご飯がまだだったのでワタクシも長男もおなかペコペコ
国108を走ってますが標識に従って曲がると集落にはいるので
『多分バイパスになってるな』っと思いあえて直進
国108から外れると
ドンピシャ!コンビニを発見!やっと朝食にありつけます
しかもチェーンじゃない地元の商店風のワタクシ好みのお店
その名も【コンビニ市場おにっこ】
そういやさっきから【鬼】と名のつくものが結構目に入ります
東北というと一般に【なまはげ】が思い浮かびますが秋田じゃなくても
東北は鬼にまつわる伝承が多いのでしょうか?気になります
【今日は鬼づくしになるのかな?】
ワタクシは食事はガッツリ派なんでお弁当を長男はランチパック
ランチとは言ってもピーナツバターをパンで挟んだサンドイッチの様なやつです
店の横にはビニールプールがあるんですがこれは誰でも入っていいのかな?
エネルギーの補充が出来たので出て行こうとすると
真っ赤な86がコンビニに入ってきました
最近良く見かけるようになりました
スポーツカー世代のおじさんが乗ってるのかと思ったら
普通のおばさんが降りて来てチョットびっくり!
クルマをもう少し見ていたかったのですが
おばさんを見つめてると思われると嫌なのでササッと出発
【店先にベンチがあるのがチェーンと違うところ、ウェルカムです】
走りだすと右手の川幅がどんどん広くなっていき
その先にはやはりダムがありました自然を求めてのキャンプツーリングですが
巨大な人工物に心奪われます
感じるものがあって停車し記念撮影
看板の説明を読むと『日本人の手に寄る日本初のアーチダム』との解説が!
(マップルに書いてあった)
見た目変哲もないダムにピンと来たのはこういう
【日本初】とか言うものに対して反応したんでしょうか?
自分でもツーリングセンサー敏感だな〜って思います
【とりあえず停まってみるなんかあるぞ!】
さらに南下
国45から
国457に分岐する交差点のコンビニで休憩(46P I6)
ここ数年モータースーポーツのサポートに熱心な会社の製品で
ワタクシたち親子のツーリングをサポートしてもらおうと
モンスターエナジードリンクを飲みます!
今日は結構移動があるので長男もモンスターでドーピング!
【成分強いから少しだけね】
この後
東北自動車道三本木(さんぼんぎ)PA(40P J4)より
高速道路に乗り入れますが
その前に道中にあった
ひまわりの丘(40P I4)に寄り道
昨年、北海道でひまわりに囲まれた長男を撮影して以来
ひまわりにいい印象を持ってるワタクシたち親子
まだ10:00頃と時間も余裕(のはず)なので観光していきます
たかがひまわりと思ってましたが結構お客さんが来てます
案外有名な所みたいですね
【駐輪場は、こんだけ】
駐車場につくと有料だと思ったらバイクは無料でした
そして、昨年同様ひまわり関係のおじさんは話し好きです
駐車場のおじさんがそうです
子供が居るせいかもしれませんがクルマの誘導もそっちのけで話しかけてくれます
【昨年もこの位のを期待してたんだが】
【ひまわり君と記念撮影】
【あたり一面のひまわり畑】
【駐車場のおじさん】
三本木PAのアクセスには少し迷いましたがこれから一気に
(という程の距離じゃないけど)
仙台宮城IC(34P G5)に、そこから
蔵王を目指します!
お盆のこの時期人口の多い仙台方面は渋滞が予想されますが
南下の方向はスムーズに流れ、反対車線はズ〜ット渋滞でした
やはり午前は出て行く方が多いのかな?
東北道を降りてから
国48を西に進みますが渋滞です
どのくらい続くのか分かりませんが追走してたら時間もかかりますし
何よりクラッチ握ってる左手が持ちません
後ろの長男が危なくないタイミングを見計らいすり抜けますが
行けども行けども列がきれることがなく
いい加減嫌になって来たとこでラーメン屋が出現
暑さとタンデムすり抜けの気遣いで疲れたのと
時間も丁度12:00なのでここで昼食にします
現代人は野菜不足なのでワタクシ【野菜ラーメン】で
ビタミンや食物繊維を補います
長男は【ネギラーメン】ラーメン大好き親子です
【いただきます!しかしすぐに…】
国48を後少し行けば
国457へ
の分岐、もちろんワタクシたちの行くべきルートです
相変わらず渋滞は続き
国457も渋滞だったらどうしようかと思いましたが
予想通り渋滞は
国48だけで
国457に入ったら嘘のようにスイスイ走れます
自販機を見つけたので早めの水分補給、カラッカラに乾いてからじゃ
体力の消耗が激しくなるのでこまめに休憩します
田舎道のわりにえらく自販機の台数が多いのは以外に交通量があるからなのか?
【このあと未知との遭遇?】
不意に声をかけられました!
振り返るといつの間にかSUZUKIの小型二輪に乗ってるおじいさんが居て
多分『たいへんだね』見たいな事を言ったと思います
『思います』なのは方言で何言ってるか分からなかったから
何度も聞き直すのも失礼かも?思い
『え〜そうです〜』なんてテキトウに返事しましたが
そっちが失礼か…
おじいさんタバコを買って走り去って行きました
再び走り出すと
先ほどのSUZUKI乗りのおじいさんに追いついたので
挨拶してパッシング
ワタクシもおじいさんになってもライダーでいたいです
国457から
地12になる辺りでいよいよ
蔵王のお膝元
これから
地12通称
蔵王エコーラインを雲の上目指して駆け上がります!
有名な観光地なので渋滞を心配してましたがぜんぜん気にならない程すいています
余裕かまして
100名瀑のひとつ
三階の滝を見られる滝見台で滝見物
【秋が見頃なのかもね?】
さらに
不動の滝も見る事ができましたが
どっちも遠くて季節がら茂ってる木の葉でよく見えませんでした…
現在の目的地は無料の
蔵王エコーラインより分岐している有料道路
蔵王ハイライン(29P H2)の終点です
その
蔵王ハイラインが近づいてくるとクルマが列をなしてます
なんか見覚えあるカラーリングの大型バスが路肩でエンコしてました
ウルトラマンバスと言うと一部で通じる地元石川県の小松バスの車両です!
乗ってる人は誰だか知らないけれど
バスは良く知ってるのでなんかうれしくなりましたが
乗ってるお客さんテンション↓↓だろうな
??なんかバイクの調子が変です!
『キャブ車だと高所は燃調狂うしかな?』と思いましたが
なにかオカシイです…
停まると発進の際全然吹けなくてエンストの連発!
半クラ当てまくりでも止まりそうです
ヤバいぞ、急にどうしたんだ?
数年前にソロで来たときはこんな症状でなかったのに
低年式車は突然くるのか?
【前もこんな写真撮ったな〜】
なんかへんですが一度完全に停まってよーく確認しました
単純な事でしたがこんな事初めてです
なんとギアを一速勘違いしていて二速発進してました…
上げて下げてしているうちに数え違いしてたようです
その後は今までが嘘のように加速してあっさりと終点の駐車場に到着
【本日最後の観光】
以前来た時はものすごくガスってて10m先も見通せないほどでしたが
今日はスカットさわやかコカ・コーラな天気です!
蔵王と言えば言わずもがな
お釜です
が、その前にお土産屋さんがあるのでここでお土産を買って送っときます
定番のご当地お菓子(製造は加賀かも?)とポストカード
それと容量が足りなくなって来たのでSDカードも買いましたが
さすがに大容量のものは無くおまけに山価格でした…
【お釜の魅力を感じてください】
お釜をこれ以上無い程十分見物したので
ワタクシ少し上の方へ昇りたかったんですが
長男が疲れていやがったので今回はここまでとし
キャンプ場へリベンジを込めて向かいます!
【今回は好天に恵まれて最高のお釜日和です】
蔵王坊平国設野営場(29P F2)は前回来たときは見つけられず
キャンプ場ジプシーとなってしまった忌まわしい思い出があります
【小松バス、まだエンコしてた…】
しかし、今回は時間も早く日も高い16:00頃
じっくりキャンプ場探しが出来ます
気をつけながら
地12西に下っていきます
しかし、見つけられず通り過ぎてしまったようです
マップルで確認すると
地53の分岐まで来ると行き過ぎだと分かります
となると、ここに至るまでにそれらしいところと言えば…
一カ所ありました!
【Uターンの時見つけたウサギ小屋】
戻って調べてみてもハッキリとしたキャンプ場の案内が無く
【←蔵王高原坊平】と標識がありキャンプ場の名前にも
【坊平】があるのでココだと推理してはいっていくと
やっぱりそうでした!
積年の恨みやっとはらしたぞ!
受付を済ませてサクッとテントを張って
上山(かみのやま)市へ降ります(29P C1付近)
温泉と食事の為です
しかし、その前に重要な買い物があります
SDカードです、山で買ったのは数GBしか無いのでもう残り少ないのです
国13を走ってると【ヤマダ電機】を発見!
早速店内に入りますが…
【サイト内にバイクで入れました】
ヤマダ電機はどこ行っても同じなんかな?
店員は少なく会計するのにわざわざ探しましたよ
32GBが5,000円以下で買えるなんてずいぶん安くなったもんです
いよいよお楽しみの温泉
マップルには温泉マークいっぱいあるしすぐ見つかるだろうと思い市内をウロウロ
ワタクシ少し勘違いしてたようで大型の温泉施設がそこ、ここにある訳ではなく
小さな温泉街がいくつもあるのが上山温泉みたいです
国455を北向きに走ってる時小さな看板に
【葉山温泉】と書かれてるの見つけ脇道に入って行きました(29P B1)
細い路地には何件もの旅館がありどれもが【日帰り湯できます】と案内がありますが
なにかワタクシの琴線に触れるものがありません
さらに奥へ入っていくと何か引かれるモノを感じる一件の旅館があります
【寒河江屋(さがえや)旅館】
まあ、単に駐車しやすかっただけなんですが…
旅行シーズンだというのに以外に旅館は静かでした
奥からTVの音声が聞こえてくるので声を掛けると
太ったおじさんが出て来て、日帰り湯である事を告げると
ニッコリして快く応じてくれて
荷物も預かってくれました
【好きな雰囲気の建物です】
玄関右の廊下を少し歩くと右側、道路側に浴室の入り口があります
脱衣所が狭く旅館の建物も大きくないので
規模から考えると浴槽の大きさもそれなりですが
湯に浸かろうと足を入れると思った以上に熱くて思わず足を引きました!
『あっち〜、湧かし過ぎたんか〜?』
浴室の壁を見ると
【大人4人も入れば窮屈な脱衣所】
『源泉掛け流しの為水道で温度調節してください』と張り紙が!
偶然入った温泉宿が源泉かけ流しなんて!
しかも他に入浴客が居なくてワタクシたち親子の貸し切り状態!
なんて贅沢なんでしょ!
ワタクシ
『源泉かけ流しやぞ!』
長男
『かけ流しってなんや?』
ワタクシ
『温泉が湧いてくるまま流しっぱなしって事や』
長男
『え〜!もったいない』
ワタクシ
『たまたま入ったのに贅沢な温泉やな』
長男
『ほんとや!』
せっかくの貸し切りなんで温泉の撮影です
もちろん放送コードに引っかかる様なモノは映ってませんよ
【芸能人じゃないんでタオルなしです】
長男と二人でたっぷり温泉を堪能し
預けた荷物を受け取ると後は夕食です
しかし、外はもう暗くなっていて
温泉の後のホンワカした気分で
今から食事の為の店を探すのはなんだか億劫です
【時間掛けて楽しんでたら真っ暗】
ワタクシ
『面倒やし、途中にあったコンビニの弁当にすっか?』
長男
『うん、面倒やしそんでいいわ』
地12蔵王エコーラインの昇り口にあるセブンイレブンで弁当を買って帰ります
キャンプ場に着いたのは20:00頃
既にサイトは暗く静かです…
バイクをサイト内に入れるのは少々迷惑な気がするので
受付の横に停める事にしました
【眠そうな顔】
お弁当を食べた後、冒険の書(ツーリングメモ)に記録して就寝
今日も楽しかった!
【本日の走行距離】
つづく…