
まだ洗濯槽が回っていましたが
最後の乾燥のようです
乾燥が終わり洗濯物を畳んでいると
おばあさんが洗濯物を取りにきて
ワタクシを手伝っている長男を見ると
『ボク、お父さんの手伝い偉いね〜』
『どこから来たんですか?』
ワタクシ
『石川県です』
このおばあさん話してるとどうも
石川県から里帰りで来てると勘違いしてるようで
『表のバイクでツーリングに来たんですよ』と言うと
とても驚いていました
【コインランドリーってどうして表通りに無いんだろう?】
その後、来た時に居たおばさんが戻ってきて
『ボク、眠くならない?』と聞かれ
人見知り気味の長男はうつむき加減に『大丈夫…』と小さい声で答えてました
ホントは朝、
トドワラ着くまで『眠い』って言ってたけど
13:30すこし遅くなりましたが
納沙布岬までは急げば
30分位で行けるでしょうか?
街中から
道313で海沿いの
地35に出て(65拡大図)一気に
納沙布岬へ
天気は良かったのですが気温は結構低いみたいで
メッシュジャケットでは少々寒いです
後ろの長男は直接風に当たらないせいか『寒くないよ』
過去の北海道の記憶にある景色
あれはどこだったんだろう?
見つけました!
10年前とは逆向きですが印象に残る景色が今目の前です
『ここだったんだ〜』
地元石川県から遥かに離れた土地に見知った場所があるのは
一瞬、空間がねじれたような変な感覚を覚えます
【撮ったのは牛じゃなくて後ろの森。記憶にあります】
前方に灯台と思われる白い建造物が見えてきました!
『見えてきたぞ!後少しだ』
近づくにつれそれは灯台では無く
今は“望郷の塔”と呼ばれ観光タワーとなった建物でした
よくわかりませんが北方領土がらみで建てられたそうです
【納沙布岬へ!】
時計を見ると14:00少し前、道中空いていたので早く着きました
早速、お昼ご飯にありつくべく“
鈴木食堂”へ行きます!
納沙布岬はこれで三度目
“
鈴木食堂”も北海道最東端の店として有名で知ってはいましたが
これまではいずれも食事時間と重ならずスルー
しかし、今回は時間を合わせて計画的に来てます
(チョットズレましたが…)
脇目も振らず店に直行!
【ついに来た!】
時間のわりにお客さんがチラホラ居ます
さすが有名店、他の店はこの時間殆どお客さんの姿は見えません
この店で食べるのは言わずもがな“サンマ丼”しかし長男は何を思ったか
長男
『カニ食べたい』
ワタクシ
『え!?カニ?時期じゃないしな…やっぱしサンマ丼やろ?』
長男
『そこの水槽におるよ、丸ごと食べたい』
長男はカニが大好物で親戚の家での新年の集まりで
ズワイガニが出たときなんかず〜っと身をほじくって食べてます
ただし、食べ方は荒く捨てられたカラから十分な身が取れます…
丁度2つ向こうテーブルのカップルライダーが水槽のカニを注文してます
聞き耳を立てていると…
店員
『すいません、自分値段判んないんで聞いてきます』
カップルライダーの男の方
『値段わかんないの?』
店員
『はい、時価なんで…』
時価か〜!
この時期おいしいとは思えないけど、それでも時価!
せっかくだから食べさせてやろうかと思いましたが当然却下!
仮に値段的にOKでも調理時間でOUTです
【店内の様子】
メニューを改めて見ると“サンマ丼セット”なるものがあります
先ほどの店員さんに聞いてみると『サンマ丼にカニ汁が付きます』
おっしゃ!それなら長男の要望のカニも食べられるので
迷わずサンマ丼セットを注文!ただし
1セットを二人で分けます理由はこれまでさんざんお伝えした通り
長男が一人前食べきれないから
ホントはワタクシどかんと食いたかったんですが、ガマンガマン
味わえるだけ良しです!
【サンマ丼】
サンマ丼はサンマの刺身の醤油漬けをごはんの上に敷き詰めたものです
サンマって小骨が多いから刺身だとどうなんだ?って思いましたが
食べてみると骨なんか気にならずとても旨いです!
良〜く味わうといつもの食べてるサンマらしい後味が楽しめます
カニ汁はカニの半身がカラごと入っていて一見豪勢ですが
身は細く食べられるほどは無かったですが
いいダシがしっかり出ていてこちらもおいしかったですよ
【サンマ丼旨いか?】
食後はお決まりの記念撮影
すぐそばの納沙布岬灯台へいきますがいつの間にか霧が濃くなってきて行って
いまいちキレイに撮れません何度か取り直して次は
またもやお決まりの岬の先っちょへ
灯台のすぐ横をすり抜けると岬の先端の岩場へ降りる道があるのです
初めてツーリングで来た20年前は天気も良く、下の岩場まで行った記憶
確か同行した先輩ライダーに写ルンですで記念写真撮ってもらったはずですが
今はその写真はどこへ行ったのやら?
今回はしっかり記憶にも記録にも残そうと意気込んでいましたが…
門から灯台への道を真っすぐ歩きそのまま行くと
下へ降りられるはずなのですが柵がしてあり通行禁止
すぐそばにシートが被せてあり
シートの中からなにやら作業している音が聞こえます
工事中で通行止めなのか?
それ以外の理由なのか?(危険?)判りませんが
とにかく入ってはダメな所に入る事はできません
そんな事したら最近の中国船のようなものです
【灯台の奥に真の先端が】
霧が出てなければ貝殻島も見えるんですが残念な事に全く見えません
とりあえず巨大なモニュメントを撮影して
キャンプ場へ向かう事にします
【茶色いんじゃなくて錆びの色です】
納沙布岬に来る時は晴れていていいペースで走れたのですが
今は霧が更に濃くなり視界が50mほどしかありません
交通量はあまりないのですが前の遅い車を追い越すには
十分な安全確認が出来ないのでしぶしぶ付いて行きます
本来
納沙布岬をグルッと周りそのまま海沿いにキャンプ場のある
霧多布(きりたっぷ)岬(29-E3)を目指すはずでしたが
長男が『眠い』とか言い出したのでルートを変更して少しですが近道します
道780(30−B3)から
国44に入ってすぐの東梅PAで
とうとう長男が耐えられなくなり休憩することになりました
とは言っても、アスファルトの上で横になっても寝られる訳ではないので
ダラダラしてるだけですが
どうも疲労のピークらしく
『今日、(キャンプじゃなくて)どっか泊まりたい』なんて言い出しました
確かに、休憩が長引いて暗くなるとテント泊しようにも設営は面倒になります
この場でゆっくり休む為には宿の確保が先決!
霧多布岬近辺の宿に電話してみましたがこの時期ですから予想通り満室…
マップルや携帯のwebで探しますが近くではHitしません
しょうがないので少し近いだけですが現在位置から
最寄りのキャンプ場に変更することにしました
相変わらず霧は出てますが地理的に根室半島を脱してからは
たいしたことは無く少々遠方が霞む程度
長男も休憩してからは元気が出たのか今度は『おなか空いた』と言い出し
北海道ではおなじみのセイコーマートで再び休憩です
時間がまだ17:00前だというのに長男はおやつどころかまともな食事分の買い物をします
(とは言ってもたいした量ではないんですが)
ワタクシ
『そんなに食べたら晩ご飯たべれんぞ』
長男
『もう我慢できんしここでご飯にする』
ワタクシ
『そっか、じゃお父さんもここでご飯にするか』
【オヤツのつもりが晩ご飯になった】
日も陰ってきていて肌寒くなってきたので暖かい物が欲しくなり
具入りのカップスープとパンを買って店先で食べていました
先にコンビニに来ていたライダーが食事を終えたのかこちらに近づいてきました
やはり、子連れツーリングが気になったようです
当然話す内容はバイクやツーリングのことです
見た感じワタクシと同世代
神奈川から来た彼の乗ってるバイクはライムグリーンのZZR1400
以前もカワサキでGPZ900のカスタムだったそうで
自慢してる感じは皆無なのですが話の内容から半端ないのが伺えました
なんでも維持費が毎年新車買ってもいんじゃないか?ってくらい掛かってたようで
そんなんならとZZRを買ったのだそうです
すると今度はトラブルが起きないのでなんだかつまんないんだとか…
『それってカワサキ病なんじゃ…』と、声には出しませんでしたが思いました
で、子連れが気になるのはやはりこの方もお子さんがいて
無理矢理モトクロスをやらせてたらバイク嫌いになって
もう乗ってくれなくなったそうです
『親が一生懸命だと子供は引きますね〜』だとか
一人で北海道まで来てるくらいですから当然バイクであちこち行くのが好きなようで
その分いろんなトラブルの経験談をしてくれました
中でもフロントタイヤがパンクした話はゾッとします
私も高速でリアタイヤがパンクしたことありますが
フロントなんてどう考えても即転倒でしょう
しかし、この方は状況がよかったのか転倒はしなかったそうです
でも、裂けるようにパンクしたので通常の修理ができず
なんとかバイク屋さんまでたどり着いてチューブレスタイヤの内側からパッチを貼って応急修理
そのままツーリングを続けたそうです
『はあ〜、なんて強者なんだこの人!』と、思ってると
カワサキ乗りの人
『実は北海道は来たくて来たんじゃないんです』
ワタクシ
『え?でも、来てますよ?』
カワサキ乗りの人
『本当は青森ツーリングしてたんですけど、
あんまり暑いんで北海道だと涼しいんだろうな〜』
『なんて考えていたら、ちょうどフェリーターミナルの近くで…』
『冷やかしでフェリーいつ出ます?って聞いたら今から出るって言うんで…』
で、乗っちゃったそうです!
カワサキ乗りの人
『でも、北海道来たら寒すぎ』
笑っちゃいました!
なんか北海道で出会った人たちは面白い人ばっかりです!
やはり全国からライダーが集まるだけあります
こんな楽しい人たちと出会えるのも北海道ツーリングの魅力の一つですね!
お別れを言って先へ進みます
十分休憩して時間がかかったとおもったのですが
予定変更したキャンプ地“
MO-TTOかぜ”ですが
17:00すぎに到着
本当は18:00くらいになるかと思っていたので
『結構はやく着いたし、予定通り霧多布岬まで行くか!』
目的地がすぐそこだと思うと疲れも吹っ飛んでしまったようでなんでこんな距離位で
キャンプ場替えようとしてたんだろう?なんて思ってしまいます
海に近づいてるせいか霧もまた濃くなってきました
運転に支障は感じませんが景色は見えません
【もうすぐ霧多布キャンプ場】
霧多布のキャンプ場は案内もきちんとしていて迷わず一発で行く事が出来ました
そしてツーリング中一番驚いたキャンプ場でもあります
何が驚いたかと言うとバイクの数と宿泊客が最も多い事です
昨日までのキャンプ場はバイクは数台、泊まり客もキャンプ場の規模から言うと
半分以下と人の気配は在ってもにぎやかではなかったのですが
ワタクシ達がココに着いた時には
もう入れないんじゃないかと思うほどテントが張られてました!
【霧多布で良かった!】
【サイレントヒルだったらどうしよう…】
海に突き出した岬の芝生がキャンプサイトになっていて
晴れて居たら絶好の景観を楽しめる所
残念ながら霧ですぐそこの海さえ見えない状態です
そして、フリーサイトが無料と言うのも人気の理由でしょう
17:40だんだんと暗くなってきていて
キャンプ客としては遅組だと思っていたら
受付している間にも何台もバイクがやってきます
ワタクシたちの直前の人が
管理人のおじさんと話してるのが耳に入りました
どうやらバンガローが空いてるようです
フリーサイトが無料とは言え霧で視界が悪いうえサイトは大盛況
テントの設営が面倒になったのと静かに寝たかったのとで
迷わずバンガローを選びました
なんたって荷物を放り込んだらおしまいですからね
【ガミガミおじさんかと思ったけど本当は優しかった】
最初駐車場に入った時
管理人のおじさんはなんだか怖い感じのしゃべり方をしてましたが
受付を始めるとだんだんと優しい口調に変わり、風呂に入ると言うと
近くの温泉施設“ゆうゆ”のサービスチケットをくれました
おじさん、なんで始めは怖かったかと言うと
どうやら最近はライダーのマナーが良くないんだそうなんです
さっきもそうだったらしいです
自分に近い関係のライダーにそんな人は居ませんが
全国から沢山のバイクがやってきますから
中にはそんな人も居るんでしょう
『この間も駐車場から追い出した』
なんて言うくらいですからよっぽどなんでしょうね
バンガローはそんなに人気がなかったらしく
全部で20棟ほどあるのにワタクシ達で三組目
先ほども言ったように静かに寝たかったんで右から四棟目
両側に誰もいないのを選びました
【今からバンガローに入ります】
バンガローは有料でしたが一棟辺り1,600円と非常にリーズナブル
中は四畳半位、大人なら荷物を含めて三人は入れるかな?
荷物を運び、マットを敷いて
いつでも寝られる準備をしてからパジャマに着替えます
そしてバイクにまたがり“ゆうゆ”へ
正直田舎の町なので温泉とは言っても大した事無いと思ってましたが
意外にも大きな建物でしかも新しいです
『!?』
中に入るとなぜか(ルパン三世の)不二子がお出迎え!
どうやらモンキーパンチと縁があると思いますが
まずは温泉につかって冷えた体を暖めます
【意外にも立派な建物“ゆうゆ”】
外はまだほんのり明るく
『霧が出てなければ浴室から綺麗な景色を見ながら温泉につかれたんだな〜』
と思いながら白く漂う霧を眺めていました
湯上がりにお楽しみの牛乳を飲みます、しかも只で!
キャンプ場でもらったチケット
チケットと言えば分かりやすいと思ってそう説明しましたが
実際は“くしろ観光ガイドブックぐる得パスポート”と言う小冊子
後半に各店舗のクーポンが印刷されていて
お店で見せるとそれぞれサービスを受けられると言う訳です
そしてここ“ゆうゆ”では一人一本牛乳がもらえるのです
【ほてった体が冷たい牛乳を求めてる】
ワタクシ
『牛乳の飲み方の作法を教えてやる』
『まず、腰に手を当てて…』
長男すでに飲み干してました
改めてロビーを見回すとカウンターの上にルパンキャラのレリーフが在ったり
モンキーパンチの写真が在ったりとルパン濃度濃すぎます!
そういや浴場の暖簾にもさりげなくルパンと不二子のシルエット入ってるし!
【館内の雰囲気】
モンキーパンチの写真に解説らしきものが書いてあるので読んでみると
ここ浜中町はなんとモンキーパンチの出身地でした!
どうりでルパン濃度が濃い訳ですね、ついでに霧も濃いですが
さ〜て帰ろうとウエストバッグを探しますが
バイクのキーがありません!
ジーンズのポケットも、どこを探しても見つかりません!
焦りましたがもしや?とバイクの元へ行くと
キーシリンダーに見覚えのあるキーホルダーがぶら下がっていました
さっきもロッカーの鍵を取り忘れて入浴しようとしてたし
今日はうっかりデーです
【不二子と記念撮影】
帰り道は視界が20mほどしか効かないくらいに霧で遮られ
うっかりするとキャンプ場を通り過ぎてしまいそうでした
サイト内はそこここで酒盛りが行われていました
霧に包まれた幻想的で楽しそうな雰囲気が
キャンプ場全体を包んでいます
まるで
霧の立ちこめる森の奥に迷い込み、気がついたら
ドワーフ達の酒盛りに出くわした。そんな雰囲気です
【今日も楽し疲れた】
バンガローに入りドアを閉めると外とは違ってわずかに暖かさを感じます
まだ20:00になったばかりですがもう寝ます
目をつぶったらすぐに寝てしまったようです
次に気付いたのは長男にトイレで起こされた時でした
【結構走ってましたね】
つづく…