
この日の
ルート
誘導員
『12:35の土庄(とのしょう)行き?』
『じゃここに並んで』
どうやら間に合いました!
乗船手続きの際当たり前ですがワタクシ
『自動二輪750cc以上です』
しかしiguは
『750cc未満です』
おや?iguはGSR750のはずですが…
『車検証じゃ750ccないし』(749cc)だそうです
そうかインチキしてんのかと思ったゴメンゴメン
ちなみにワタクシのNinja1000は1043ccです

バイクはワタクシたちだけでした
小豆島まで約1時間短い船旅です
GWにもフェリーに乗ったばかりなのでキャピキャピと歩き回りません
昼ごはんにiguはきつねうどんワタクシわかめトロうどんを船内で頂きました
何気にこれが四国最後のうどんとなりました
小豆島はGWに行ったばかりなので特に予定を決めていませんが
とりあえず前回気になっていた
マルキン醤油記念館へ行きます
土庄港からは
国436で3,40分程度の距離
記念館の駐車場に入るとなんと入館無料!

顔出しならぬ樽出し看板
しかし、なんというか個人的にガッカリ観光地でした
記念館は醤油製造の工程やマルキンの歴史が綴られ、それはそれでいいのですが
ワタクシが勝手に工場見学できると思い込んでいたのが悪いんです
実際工場見学はできます
記念館横のモロミしぼり工場なんですが
外から見ると階段を上がって入り口その横に出口があり
てっきり工場内を見て回れると思いきや!

醤油蔵の模型

記念館自体が文化財

昭和天皇が来たことあるって
内部は入口と出口を最短でつなぐ通路のみ!
工場とは行っても樽を機械で抑えてあるだけで
何かが稼働しているわけでもなくただ微動だにしない機械を眺めるだけ
その通路が約6mあるだけ…
これ公開する必要あるん?
道路向かいの工場は建物は昔からのもので非常に趣があるのですが
そちらは見学不可
記念館とおみやげ屋が本体といってもいいでしょう
確かにマップルにも工場じゃなく
マルキン記念館と記載されてるしね
意気消沈しましたが売店で買った醤油ソフトは美味しかったです
醤油ソフトをねぶりながらそんなガッカリを漏らしていると
隣にいたおじさんが
『ここよりすごいところあるぞ!』
最初どこにでも居るお節介おじさんかと思い
話し半分に聞いてましたがだんだん興味が湧いて来ました
『ヤマロク醤油ってのがすごいぞ!』
『醤油樽を100年以上使ってて菌が樽に繁殖して凄いことになってる!』
『樽職人が関西に一人いるけど80歳の爺さんでこの人いなくなったら樽がなくなる』
『社長が大工連れていって樽職人の修行させたのがテレビに出て有名になった』
などなど、こちらが何も聞いてないのにマシンガンのように喋り捲ります
醤油工場見学の期待を裏切られたワタクシすっかりその気になりました
一応iguに
『どうする?』
igu
『聞いたら行かんといかんやろ』
場所はさっきのおじさんに聞いたのですが入り組んだ狭い場所にあるので
案内はナビに頼りました、実際ナビがないと絶対迷います
ワタクシの安物のユピテルでも『ヤマロク』で検索できたんで
多分どのナビでも行けるかと
ヤマロク醤油へはナビをご利用ください
現地に着いたら蔵からすぐに人が出て来て駐車場へ誘導
さっきiguと冗談で
『あの、おっさんから連絡行ってるんじゃね?』
が、本当かと思いましたが沢山の観光客が来てるので対応が慣れてるだけかな?
蔵に近づくと…
本当に有名だったんですねテレビ取材やタレントさんの色紙が沢山です
有名とは行ってもワタクシたちは知らなかったし
マップルにも載ってなかったのにこの沢山の人達はどこで情報を聞いてくるのか?
igu
『あの、おっさんやろ』
あの、おっさんの正体は一体?
iguの見立てではボランティアガイドなんでは?とのこと
蔵を除くと若い女性スタッフがにこやかに
『見学ですか?』
何も言ってないのになんでわかった!?やはり連絡行ってるのか?
『は…はい、お願いします』
入り口で体の埃を落として蔵に入ります
先ほどのマルキン醤油と真逆で一切機械はなく
テレビ番組で見たことあるような完全手作りの醤油蔵のそれです
こういうのを見たかった!
いや〜満足しました
工場じゃないまさに蔵!
醤油蔵でした!
蔵を出ると、きき醤油で味見ができました
『美味い!』
4種類有りましたがどれも個性があり
『これはアレに合うなとかこれは刺身に合うぞ』

うまく乗せられた気もする…
なんて言ってるうちにどれをお土産にしようかな?になってました
全種類欲しいくらいですが
この時期めんつゆ需要が多いのとさっぱりした味がサラダに合いそうなので
菊つゆ、ポン酢を購入、宅急便で送ってもらいます
iguも同じ組み合わせでした

お土産が次の機会を作ります
15日の干潮時間18:48分
なんのことか分かる人には分かるはず
そう、
エンジェルロードです
前回GWの時には海中に水没してました

GWの時見たエンジェルロード
しかし、それはそれで幻想的な雰囲気でこの方がエンジェルロード的じゃね?
と思うほどでしたが2回目の訪問では
ちゃんと歩けるエンジェルロードを体験したいと思い調べて来ました
その時間までまだ余裕があるので一旦キャンプ場へ行きテントを設営して来ます
なぜかマップル(2017)に未記載の
田井浜(たいはま)キャンプ場
ネットで検索したら出て来ました
この時期どこも混みそうなので(昨日はスカスカでしたが)
マップルに乗ってないのをわざと選んでみました
島を縦断して北側へ出ます
地29、
地31は走りごたえのあるワインディング
特に
地31は細かく曲がりくねっていて猛暑で疲れた体では
『もういいよ』って思うくらい曲がりクネってました
海岸に面した横に長いサイトでした
昨日より海に近く今も海水浴を楽しんで居る家族がいます
管理棟と思しき建物に近づくと
声をかけられました
『キャンプ?』
ワタクシ
『はい、予約してます』
管理人?
『じゃ、あっちの空いてる方にテント張っていいよ』
今度来たら泳ぎたい
一旦その方向へ行きましたが
また出るので利便性を考えて入り口近くの場所に変えてもらいました
他のキャンパーがいましたが特に混雑もしてなかったのですが
管理人さんは気を使ってくれたのかな?

日陰を選んで設営してます
しかし、なんかゆるいな〜って思ってたら
管理人さんも町内の仲間とBBQを楽しんでました
あとで集金に行くよと言ってましたがその時間ワタクシたちは居ないので
先に受付をしてもらいテントを設営
エンジェルロードへ向かいます、が
干潮にはまだ早いのでエンジェルロード近くの温泉施設で入浴しながら時間つぶし、が
その前にiguの要望で「
世界一狭い海峡」を見に行きます
これも土庄、エンジェルロードの近くなのですが
前回もそうですが今日もさっき通ったばかりの道でした…
言われなきゃ川だと思うほどの幅しかありません
だから世界一狭い海峡なんでしょうけど
役場の前に少し派手な橋ともつかない建造物があると思ったらソレなんです

これは完全にネタとしか思えない世界一
今日は世界クラスの観光が多いな
しかし、ガッカリ観光地ではありません!
十分このチープさはネタになります
そろそろ行こうか、てタイミングでカップルがやって来て
声は聞こえませんが『え!ここ?』みたいなやりとりしてました
拍子抜けしたせいか役場で「
世界一狭い海峡横断証明書」
をもらうのを忘れてました…
また来なければ!
温泉施設
オリーブ温泉に到着
なんと!ワタクシとiguの心を捉えて離さないマルナカと併設です
というかマルナカのショッピングモールのテナントとして温泉です!
外に出なくてもマルナカに行けます!(ここ重要!)
温泉と思ってたら機械の故障で温泉が出ず現在水道水を沸かしてますゴメンとありました
今日も夕食は外食です温泉施設のレストコーナーでいただきます
当然iguの野菜はワタクシが担当です

アナゴの天ぷらメニュー
畳に座ってるとこのままゴロッと寝てしまいたい誘惑を絶って
エンジェルロードに行きます
干潮時間に近いのでベストな
エンジェルロードが見られると思ったら
『うわ〜これは…』

歩くには行けど見栄え的にはチョット…
潮が引きすぎです
見栄え的には岩場のゴツゴツ感がエンジェル的ではありませんが
それはそれで別のことを確認できます
干潮時
エンジェルロードを歩いて目前の島へは渡れますが
その先にある大与島(おおよしま)へ行けるのか?

幻想的な夕焼け、隣ではカップルが二人で大きなハートマーク作ってた
歩いてみました、iguはライディングブーツで歩きにくいからと待機
GPSログを見ても分かる通りちゃんと歩いて渡れました
お手軽に冒険家気分が味わえます
でも注意!
大与島は所有者がいて観光とはいえ勝手に立ち入り禁止です
ワタクシのように干潮時渡ってくる人のために看板が出てました
さらにもっと気にかけるとエンジェルロードで最初にいける中余島は個人所有で
最近まで安全性などをめぐるトラブルがあり島への上陸ができない事がありました
観光で気が緩んで旅の恥はかき捨てを実際にやっちゃうのは
非常に多く人の迷惑になるので十分に気をつけましょう!

エンジェルロードのパーキングにある白い郵便ポスト
概ね満足して
エンジェルロードを後にします
キャンプ場に戻ってマルナカで買って来たビールで晩酌
今日も1日濃密に楽しめました
二人とも疲れからか21:00前には眠くなりテントの中へ
いや暑いから入りたくないけど流石に外じゃ寝られないからしょうがない
今晩もフライ、インナー全開で寝ます

本日の走行距離
188.1Km