レポート igu
まず始めに私事を少しばかり…
今回のツーリングの予定がすでに決定していたし
参加表明ももちろんしていたのだが
連休前までに納めて欲しいと言われた仕事の納期が
結構無理めな感じがしていた。
『こりゃ残業して日曜も仕事しなきゃ』
なんて思いながらツーリングの週がやってきた。
おかげで、納期に間に合ったどころか1日余ってしまった。
『明日はゆっくり準備が出来るなぁ』なんて思いながら連休前の最後の現場作業を
していたその時だった。玄翁(げんのう・一般的には金づち、とんかち)で思いっきり
左の人差し指を叩いてしまった!
痛恨の一撃!!コマンド枠が白色から一気にオレンジ色に変わってしまった…
あまりの激痛に仕事のことよりも明後日からのツーリングの事が頭をよぎった。
『ヤバい、やってしまった…』
見た目のグロさ、引かない痛みから病院嫌いの私でもさすがに次の日に診察に行った。
医者の『骨には異常ないですよ』の一言に急に行ける気がしてきた。
『これぐらいで休んでられるか!MotoGPライダーは骨折してても走るんだ!』
人差し指を使わずクラッチを使えるかの確認を念入りにし準備が完了した。
【ツーリング4日目、最終日】
2日目の午前にはねこちゃんメンバーの脱退。
3日目の朝一にはこ〜ちんメンバーの脱退。
残る顔ぶれはsatsuke、kazuya、iguの各メンバーとなった。
早朝起きも慣れたもので気づけば早くも最終日。今日もいい天気だ。
なんか山奥の雰囲気のキャンプ場
昨日こ〜ちんメンバーから
『3日目、4日目のツーレポはそれぞれ、satsuke、iguに任せたよ〜』
なんて言ってたので当初の予定ルートを確認した。
『確かこの日のルートは
2006鳥取砂丘ツーリングの最終日(しかもツーレポも私)と
結構かぶってるけど、まぁいいか』なんて思っていた。
昨夜買い過ぎて食べきれなかったおにぎりやポテチをそれぞれの朝食にしながら
satsukeがマップルを見ながら
『周山街道行くの無理かなぁ』
『やっぱ無理やな、うん予定通り丹後半島回っていこう』
『伊根の舟屋ちゃんと見に行かんけ?』
と二人に相談してきた。
kazuya
『大丈夫やろ、周山街道行けばいいんじゃね』
igu(心の中)
『ツーレポかぶらんからいいよ』
satsuke
『じゃあ国道9号使ってああ行って、こう行って…』
kazuya
『一桁国道なんか走りたくないわ!地元の8号なんか使って走りたいと思うか?』
satsuke
『…そうやな』
最終日は早めに帰宅したいけど、
かといってあまり早く着き過ぎるのもなぁなんて話になり
(本来なら今日
竹田城跡に行く予定が前日に行って来たのもあるので)
ルート変更となった。
ルートも決まり、最後の荷物のパッキングをしながらふとsatsukeのほうに目をやると、
satsukeタワー(ザック)が高々とそびえていた。
satsuke『荷物の量変わらんのに日に日に高さが増えてく気がする』と苦笑い。
確かにきつそうだ。ザックの折り返しは一重のようにも見える。
実は先日までkazuyaの洞察力によりいくつかの容疑がsatsukeにかかっていた。
igu(心の中)『ちゃんと着替えの日数分を持って来たら閉まらないんじゃ…』
ん?おや!?あれれ!!?
注:前日の入浴の際下着の匂いを確認してるのをkazuyaに見られている
ザックが小さいため下着が足りない疑惑が掛かった
書類送検は見送り起訴猶予処分となりましたが以後気を付けることであろう。
おそらくsatsukeはこの後ザックのサイズアップを考えたに違いない。
神鍋(かんなべ)高原から
国482→
国312→
地2に向かう。
キャンプ場を出てからすぐに小学生の登校の姿が。
『そうか今日は平日やったなぁ』
保護者見守り隊の前を少し遠慮がちに朝日を浴びながら空いている道を快走した。
途中のコンビニでコーヒータイム&
スッキリタイム
二人はコンビニコーヒー、
コーヒーの苦手な私は愛飲のモンスターエナジーでエナジーチャージをする。
国426をひたすら快走。
国426からsatsukeがなぜかこだわっていた
国9を少し通り川沿いの地74を目指す。
ここら辺でいったん道に迷うが復帰し地74から国27に向かう。
国27のかつて誰かが『わ』と読んだとかの噂のある
道の駅和(なごみ)を今回はスルー
国27から
地12を通って
国162周山街道を目指す。
確かこの辺の快走路で結構なペースで走っていたとき
satsukeが前の軽自動車をパス。続く私もパスしようとしましたが、
コーナーが迫っていたので自重。
次の直線でパスしようとブラインドの左コーナーを傾けていたその時!!
いきなり視界に現れた茶髪のあんちゃんがノールックで道路を横断!!
私もかなりのフルブレーキで心臓バクバクでしたが、
目の前の軽自動車はもっと慌てたに違いありません。マジで轢いたと思いました。
当のあんちゃんは全く気にするそぶりもせず、向こうのツレの所に歩いてました。
igu
『ありえねぇよ… あいつヤバい奴や。完全に自殺行為や…』
一歩タイミングが違えば軽自動車と私の位置が逆だと思うと
避けられたかどうか自信はありません。こんなことで脱退は勘弁です…
そんなこんなで周山街道の
道の駅【美山ふれあい広場】に到着。バイクを停めると
kazuya
『satsuke、なんか忘れ物しとらんか?』
satsuke
『ん?なんやろ?』
kazuya
『レインカバー落としとるぞ。地図入れ替えしとる時に落としとるわ』
私もsatsukeも全く気付いてませんでした。
kazuyaの観察力のファインプレーに感謝です。
さてここ
道の駅【美山ふれあい広場】ですが
私は見覚えがなく初めてやなぁと思っていたら、
kazuya
『tenmaさんの○○ツーリングで来たわ』と。
注:お見合いツーリング
どうやらここは関西圏のバイク乗りのメッカ的な場所でしょうか、
他にバイクがたくさん停まっています。
たまにはコッチのお乳もいいか
美山牛乳が有名?なようなのでやっぱりここらで今回のツーリングでは
二ねぶり目をしておかなければ!(一ねぶり目は小豆島二十四の瞳映画村で)
注:ねぶるってどの範囲まで使う方言なんでしょう?
舐めると同意語ですがより粘着質的なニュアンスを感じます
ライダーにはネブラーが多いとの統計が
ちょっと想像と違いあっさり、さっぱり系のソフトクリームでした。
私は濃厚系が好みです。
この時点でまだ11時頃。
kazuya
『昼、こだま食堂にせんけ?久しぶりねんわ』
考えるまでもなく賛成。小浜のわらじ目指してレッツGO
出発するタイミングで他のツーリング団体の後ろに付いてしまった…
いろいろなジャンルの結構のんびりした感じの7〜8台はいたでしょうか、
しばらくsatsukeはその団体におとなしく付いていったのだが、
道路工事の片側通行信号の停止のタイミングで私の後ろ最後尾のkazuyaを
ミラーで確認すると『行け!前に行け!』オーラと目が言っていた。
私もなかなかバイク団体を抜くのを躊躇してしまって
kazuyaに先に抜いてくれと合図を送った。
そのオーラにsatsukeは気づいていないようだが、
ちょうど団体の最前列の方が手をどうぞ、行っての合図を出してくれた。
このタイミングで先頭がkazuya、次いでigu、satsukeとなった。
ここからのkazuyaがなんかスイッチが入ったような走りっぷりだった。
かなりの飛ばしっぷりで車、バイクお構いなく次から次へとオーバーテイク。
今回のツーリングのほとんどを最後尾で走ってきた反動だろうか、
それともそんなにわらじを早く食べたいのか
初めて先頭を走ったkazuyaは手が付けられなかった。
ここで私のいつもの悪い癖(?)が…
『この光景、どこかで… そうだ!motoGP第2戦アルゼンチンGPだ。
いろいろな話題、憶測を呼んだあのライダーのようだ』
『わらじを急ぐあまり接触だけは避けてくれ』
『もう脱退メンバーはゴメンだ』
注:後年意味がわからなくなるので補足すると
TOKIOの山口メンバーに関するネタも含まれているようです
そんな私の気持ちも知る由もなく小浜、
こだま食堂に到着。
他にもバイクが沢山
kazuya
『あんないい道ずっとあの後ろで走るつもりやったんか?さっさと抜けばいいんや』
satsukeとiguはバイクの前に出るのはちょっと苦手なんです…
店内で偶然kazuyaの会社の方とバッタリ遭遇してました。
kazuya
『わらじかつ丼』
店員さん
『わらじ売り切れちゃったんですよ』
残念… 直前に隣のライダーにわらじが来たのを私は確認したので、
ちょうど売り切れのタイミングだったようです。
私はわらじは食べきれないのを分かっていたいたので普通のソースカツ丼。
二人はタルタルの付いたソースカツ丼をチョイスしましたが、
タルタルがあまり合わないと言っていた…
わらじじゃなくてもこのサイズ…
ここまで来たら帰ってきたも同然。
kazuya
『まだ早いし高速乗らんと帰らんけ?』
satsuke
『そやね、鯖街道やったっけ?鮎街道やったっけ?なんかなかったっけ?』
kazuya、igu
『鮎は勝山や』
satsukeメンバー
『そやったけ?じゃ鯖やな』
注:鯖は京都〜小浜です
…ってな感じでsatsukeを先頭に走り出す。
自信満々に走っているが見覚えのない所でストップ。道に迷う…
satsuke
『おかしんなぁ…』
kazuya
『こっちやろ』
軌道修正して見覚えのある道に出た。
全員間違えていました。鯖でも鮎でもなく
【梅】でした!!
しおかぜライン経由で加賀入り、流れ解散となりました。
今回のGWツーリング
私のなんとなくの一言『小豆島行かんけ?』から始まったわけでありますが
いつもながらネタの尽きないメンバーに恵まれた最高に楽しいツーリングでした。
おわり