5:20頃秋田港へ到着だそうだ
睡眠時間が短いにも関わらず
これから未知のみちのくへの期待から
目覚めバッチリ!
到着までのしばしの間散歩がてら
船内を散策
【下船後フェリーと記念撮影】
ウロウロしているうちに秋田港に到着、下船の準備にかかります
まず、バイクが最初に下船するので
アナウンスに従って2Fの車両甲板へ降ります(二等寝台は3F)
荷崩れしないかチェックしてバイクにまたがり下船の順番を待つ
台数が少ないせいかすぐに順番がやって来て
フェリーの横っ腹に大きく開いたゲートより下船します
車両甲板が2Fなので当然下船する時は船から陸へ水平にと言う訳ではなく
ゲートに接続されたスロープから下る事になります(乗船する時も同じゲートから)
本日のルートを確認し、第一の目的地【男鹿半島】へ
この男鹿半島は日本海側なんですが太平洋側に牡鹿半島なるものもあるんです
企画段階でこの二つの半島を発見し、なんと読むのだろう?と興味をもちました
どちらも【おじか】読めますが
東北最初の訪問先は【男鹿】とかいて【おが】と読むのでした!

にしても、 さすがは秋田
とにかく、まずナマハゲのお出迎え!
道すがらナマハゲの等身大人形が!
建物の壁にもナマハゲの壁画が!
モビルスーツサイズの
巨大ナマハゲの像が!
至る所にナマハゲと書かれた看板が!
そして、とうとう動くナマハゲまで現れる始末!
【電柱と比べれば巨大さが判る!】
予想以上のナマハゲ攻勢にしばし自分がここへ来た訳を忘れてしまいました
気を取り直して
【男鹿半島】へ向かいます
マップルを見ると地59沿いに
【ゴジラ岩】なる物を発見!(マップル東北70P J7)
『日本海に向かって吠えている』なんて解説が書いてある
気になるな〜
なんて、うちに通り過ぎてしまいした…
案内の看板ぐらい有ると思っていたけど無かったのか気づいたらはるか後方でした
【八望台(はちぼうだい)】(マップル東北70P J4)で景色を堪能していると
夫婦らしき男女がGLでやってきました

『おはよう ございます』と
挨拶するとおばさん
(ワタクシよりチョット上くらいですが)
は挨拶してくれましたが
おっさんの方は
MYマシーンを磨くので一生懸命です
何もこんな所でピカピカにしなくても…と
思いつつ
聞かずとも耳に入った
おっさんの独り言によれば
ここへ来る途中農薬散布してたらしく
【八望台:清々しい空気の中で気分最高〜!】
その農薬が付着したのがどうも気に入らない様子
同じ事を何度もぼやきながらせっせと更に磨きをかけていました
(綿棒は持ってなかったみたい)
【入道崎(にゅうどうざき)】(マップル東北70P I2)は当初通過の予定でしたが
6:00前から走行し始めていたゆとりから立ち寄る事に
着いて直ぐに隣に停まった車の老夫婦に声を掛けられました
『どこから?』、『これから何処へ?』旅人同士のありきたりの会話ですが
一人旅初体験で少々心細かったワタクシ凄く嬉しかったです
こう言うのも旅の楽しみの一つだな〜と感じました
【そして北緯40°線上に並ぶモニュメント】
ここ
入道崎は北緯40°線上に在るとかでなにやら意味不明のモニュメントが並んでました
(北緯40°線と書かれた看板を他でも見かけましたがなんかあるんですかね?)
そして、前述の動くナマハゲもここで発見!
【もっと怖くして欲しいです】

広域農道?◯◯号線ではないんですが
【なまはげライン】
(マップル東北70P K4)なる道を走りました
単にナマハゲとついているだけではなく
架かっている橋には
【あかおに橋】、
【あおおに橋】と
その名の通り
【赤】や
【青】に
塗られていると言う念の入りよう
ナマハゲに掛ける秋田県の意気込みを
肌で感じました!
【寒風山:地球が丸いのが解るくらい見渡せる】

(東北)初日からまたまた予定外の寄り道
【八望台】が見晴らしが良かったので
ルート上にある
【寒風山(かんぷうざん)】にも立ち寄りました
マップルに『男鹿半島を一望!』と
書いてある通りまさしく一望!
『ひょえ〜良い眺めだな〜』と、早速写真撮影
この後、景色の写真を撮るたびに思うんですが
ホント観たたまんまを撮って皆に見せてあげたい!
視界いっぱいに広がったパノラマの印象が凄くて
ファインダーのぞく度に『違うんだな〜』
って、なるんです
ま、そこを巧く見せるのが腕なんでしょうが…
【寒風山:お気に入りのショット】
と、盛りだくさんのツーリングとなってますが
ここまでで走行距離は100km未満、時刻も9:00前と
一日をそのままレポートするとかなり冗長になりますが
ワタクシ自身の備忘録も兼ねてますのでご了承ください
予定通り地54を北上してましたが(マップル 東北71P D2)
町中の細かい道で走りづらかったので並走してる地42で北上
この辺はどうも様子が違います

広大な土地、まっすぐに伸びる道路は
かつて訪れた北海道の風景を思い起こさせます
ここだけなんで?
マップル見ても明らかに他とは違う雰囲気
更にマップルをよく見るとこの場所は
かつて琵琶湖に次ぐ第二位の大湖であった
【八郎潟(はちろうがた)】を干拓して出来た
土地だそうです
にしても潟をほとんど埋め尽くすなんて
山一つ崩して埋めたんじゃなかろうか?
って思いました
【北海道に行きたくなっちゃった】
地37を東に移動(マップル東北77P J5)
そして
県214〜
県309の

【くまげらエコーライン】を走ります
県309に入ってからは道幅も広く
結構なペースで走りを楽しめるトコです
途中建設中のダムがあり、見たとたん急に
子供の頃に馴染みのあった
九谷ダムに沈んだ町や村を思い出し
ここも、いずれは水の底になるのかと
思うと切なくなりました
切なくなりついでに写真も撮りました
【いずれは見られなくなる風 景…】
【くまげらエコーライン】はまだまだ続きます、
総延長およそ45km!しかも2度おいしい!
登りの中速コーナーを楽しんだ後、降りになってからはその性格を一変!
道幅が狭くなりタイトコーナーの連続!
まるで
【鈴蘭スカイライン】の様、しかし違うのは路面状態が非常に良いと言う事
路面状態が良いので気がついたけどさっきから1台も車を追い越していないし
(もちろん追い越されてもいない)
対向車も来ない!
こんなに楽しい道なのに車もバイクも全然走ってないなんて勿体ないな〜
だから路面が荒れてないんだ〜
【くまげらエコーライン】走り終えるまでに来た対向車は2台、
ハイエースとジムニーだけでした
国282を北上中(マップル東北79P F2)にお昼になり、どこかお店を探しました
せっかく遠くに来てるんだからチェーンのファミレスなんかはやめといて
独立店舗のラーメン屋に入りました
積極的に旅を楽しもうと愛想も含めて店主に『ここのおすすめは?』、『……』
聞こえてないらしい…
もう一回きいたらおかみさんらしき人が『チャーシュー麺なんかどうでしょ…』
と、ボソッと
一応おすすめらしいので【とんこつみそチャーシュー】を頂きました
いや、これがなかなかどうして濃い味系が好きな自分の好みに合っていて美味かったです
最初、町中を走っていた
国282ですが山間に入ると
3桁国道らしい顔を見せ始め
調子に乗ってたらトゥスライダーを擦り始めたので自重
なんか遭っても誰も助けてくれないしね『クールにクールに…』

【十和田湖北の国102から十和田湖を見下ろす】
【島に見えるのは御倉半島(みくらはんとう)】

少々遠回りしながら本日第2の目的地
【十和田湖(とわだこ)】へ
国454を東に(マップル東北89P A4)
【十和田湖】を目指します
【十和田湖】は当初南側の
湖畔ルートを走るはずでしたが
うっかり北側のルートへ入ってしまいました
こちら側は山の中で途中の展望台以外では
ほとんど【十和田湖】が見えません
『しまった〜』と思いましたが
展望台から見る【十和田湖】がきれいだったので
コッチ来て正解かも?
湖畔ルートは次回に持ち越し!
【十和田湖畔:カッコいいと自分でも思います】
【
十和田湖】を後にいよいよ今晩の宿となる八甲田山麓の温泉
【酸ヶ湯(すかゆ)】へ
国103に入って(マップル東北89P K5)車の数がとたんに多くなった
通行量だけでなく路上駐車も多い
ふと、視線を左に向けると納得!


【写真じゃ伝わりにくい自然の素晴らしさ!今度はバイクを降りてゆっくり堪能したい】
原生林の中を緩やかに流れる渓流
突然何の脈絡もなく他の場所へ飛ばされたのかと思うほど、
圧倒的な自然美に目を奪われました
道路と言う人工物のすぐそばにありながらこれほど驚嘆してしまう景色に
不思議な、けど心地よい違和感を感じました
マップルで確認すると
【奥入瀬渓流(おくいりせけいりゅう)】
『日本一の渓流美』と書いてありました
【十和田湖ゴールドライン】(マップル東北 89P K1)を駆け上がり
【酸ヶ湯】に到着しました
時間は15:00頃とほぼ予定通りですが
よく考えてみると今日は日程の中で
一番走る距離が短い日
しかも、6:00前から走り始めてる
ん!?明日以降きついんじゃないの〜!?
それは一旦置いといて、
目先の問題として今晩の食事です
どう見ても山の中、買い出しどうしよう?
【きれいなキャンプ場だった、なんせ8月1日OPEN!】
キャンプ場の管理事務所で聞いてみると
すぐそばの
【酸ヶ湯温泉】は湯治客が来るので
スーパーとはいかないけどチョットした物なら置いてある売店があるらしい
テントを設営後、入浴も兼ねて温泉へ
どうもかなり昔からある温泉らしく木造の建物がかなり古く年季が入ってる

売店の営業時間が17:00までだとかで
入浴前に買い出し
正直たいした物は置いてなかった
野菜はあったけど
冷蔵庫がないから生ものは一切ナシ
買い出しの次は楽しみの一つでもある
お風呂です
浴場もかなり年季の入った作りで総ヒバ作り
40畳くらいの広さはあったでしょうか?
柱がない吊り天井構造で実に広々していました
しばらくして気がついたのですがココって混浴だったんです!
正真正銘の混浴ですよ!
でも、入っていたのはおばちゃん一人(男30:女1)
そして、
【酸ヶ湯】と言うだけあって酸性の温泉で酸っぱいんです!
頭から被ったお湯が目にしみて痛い!
昔ながらの湯治温泉の様相を残しているだけあって
シャワー付きカランのある洗い場なんてありません
取りあえず浸かるだけでした

【炊事場:オープン後間もないので新品状態】

【そして夕食のチーズカレーとカップみそ汁】
先ほど売店で購入したのは 【米、ボンカレー、チーズ、コーヒー、みそ汁】
持参の鍋で米を炊いて蒸らしている間にボンカレーを暖めて
上からチーズをのせてチーズカレーの出来上がり〜
カレーもみそ汁もコーヒーもインスタントですが
こういう場で食べると何でも美味いもんです

さ〜て、風呂も入って飯も食ったし寝るか!
いやホントマジでする事ないんです
時計を見ると20:30
目を閉じると何となく眠れそう…
明日も早いぞ『おやすみ』ムニャ…
つづく…
【ブルーシートで雨対策:これで出入りが楽】

【本日の走行距離】
何かの気配で目が覚める!
『カサッ』、『カサカサッ』テントを揺するでもなく撫でるでもなくこする音が!
気のせいか?と、思い目を閉じると…
再び『カサカサッ』
今度は間違いない!
しかもテントの周りを舞うように影が!
むむ!出たか!?
しかし、周りのキャンプ客の様子から異常事態に陥っているのはワタクシのみ!
確認すると時間も21:00を過ぎたばかり
『誰かの悪戯かな?』、『しかし、足音がしない』、『人間業じゃない!』
何かある時ってこんなもんなのかな?
でも、ホントにそうなのか〜?
いくらその手の勘が鈍いとは言っても鳥肌の一つくらいたってもいいもんだ
次に音がした時テントの外に出た!
そして驚愕の正体が明らかに!!
こ〜ちんの運命やいかに!
ホントにつづく…