• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

こ~ちんのブログ一覧

2012年08月14日 イイね!

試される大地で試されたツーリング 5日目-後編

試される大地で試されたツーリング 5日目-後編二人で戻る必要も無いので
長男を残してワタクシ一人で戻ります
その方がもっと早く行けますから

密かに地93は走っても楽しい道だったので
少し楽しみながらチケットを買いに戻ります


自然センターで無事にワタクシと長男の二人分のチケットを購入して
『さあ!急いで戻るぞ!…と、今バスが来たぞ、さて…』
チケットを買うとき聞いたんですが

シャトルバスのチケットは
自然センター〜知床五湖カムイワッカ湯の滝 共通なんです
バイクの方が行きは早いが駐車場に入るには時間がかかる
トータルでバスの方が早いのでは?
バスの出発時間を見ると10分待たずに出発です
『よし!ここはバスで行くか』
急ぎすぎて事故ってもいかんしね!


バスにのって一息ついてハッと気付きました
『あれ?カメラ持ってない…』
出てくるとき慌てていたのでどうしたのか覚えてません
『まさか途中で落としてないよな?』
カメラは壊れてもいいですが写真を失うのは痛いです
長男が持ってるはず
そう期待しつつバスに揺られます…


【ワタクシを待つ間長男が撮った謎の動画】

しばらく進むとバスがスピードを落としてノロノロ走行になりました
他のバスとすれ違うのかな?と思いましたが
車内放送で『道路にキタキツネが居ます、写真どうぞ』
お〜!さっきは見なかったけどかわいいのがヒョコヒョコ歩いて
路肩の茂みに消えて行きました
『あ〜カメラあればな〜』

しばらく進むと今度は更にビッグな被写体と遭遇しました
北海道ならばもうお分かりですよね?
そう!ヒグマです!
マジでヒグマが出たんです!
体長は150cmくらいでしょうか?
凶暴と聞いてましたが案外かわいい顔してます
数台の車が危険も顧みず近くに停車して写真を撮ってました

そのヒグマ、車になれてるのか知らん顔して路肩の地面をほじくって
何やらモグモグ食べてる様子
そういや、さっきバイクで駐車場待ちしてるとき鉄砲の音が何回かしていたけど
ヒグマへの威嚇だったのかも?
それほど近くに居るってことなんですね

さっき
『も〜!ちゃんと案内だしとけよ!』
なんて言ってましたがバスの中からだと
『シャトルバスのチケットは知床自然センターのみ販売』
と書かれた看板がなぜか沢山目に入ってきました…
運転してると見えないもんだな…

一時間ほどで長男のもとへと戻ってきましたバスで戻ってくるとは思ってないので
後ろからそっと近づき声をかけるとビックリしてました
次のカムイワッカ湯の滝行きのバスは14:55 まだ
20分以上あります
そこで、せっかく知床五湖に来てるんだからと見に行くこ
とにしました


【ココはココでいずれゆっくり見たいな】

alt
【もうちょっと行ったら一湖なんだけど…】

alt
【この水たまりで我慢します】

ところが、さっきヒグマを見かけたように五湖周辺でもヒグマが出没しているため
一湖までしか見に行けないとのこと、もっともワタクシたちは時間もないので
一湖ですらたどり着けずにバス停に戻りました

バスを待つ間にある需要アイテムに使う単三電池を売店で買っておきます
ホントは買い置きしてあったんですが
タンクバッグごと自然センターに置いてきたもんで

はい!アイテムその5です!
最近流行りのGPSロガーです

いろんな機種があるんですが他の人のブログを含め
いろいろ検討して今のやつに決めました

利用目的はもちろん写真撮影した地点の記録です
去年買ったキャノンのデジカメにもGPS内蔵してたんですが
ロガー機能を使うとバッテリーが持たない
撮影時だけONにしても衛星補足に時間がかかり位置情報を保存できなかったりと
いまいち使い勝手が良くなかったのです

そして今回、北海道へ訪れるにあたり10年前の写真を眺めていると
『ここどこだっけ?』と思う写真が多かったのです
確かに撮影したのは覚えてる
その時の会話やシチュエーションも何となくだが覚えてる
でも、どこだろう?
あの時もデジカメは持っていましたがGPSなんて製品はありませんでした
そして、今回ツーリングにあわせて購入したカメラはGPSがありません
もう選択肢は一つです!

いえ、おかげで選択肢が増えました
GPSロガーを持ってればカメラはGPSの有無に関係なく選べますから!

おっと、話がだいぶそれました
とにかくこれを持ち歩いて写真を撮れば後で位置情報を付加してその写真が
どこで撮られたのか簡単に確認できるんです

あ!バスがやってきました
今度はチケットがあるので堂々と乗車して長男を窓際に座らせました
ここから先は道路があるとは言ってもダート

大型バスじゃ乗り心地が悪かろうと思っていましたが
フラットに固められていて乗り心地は悪くなかったです


【道路から一歩外れると原生林】

それよりも気になったのが“ねこちゃん”です
なんでここでねこちゃんの話題が出てくるかというと
ワタクシが今回北海道へ来る時
ここカムイワッカ湯の滝へ行こうと決心したきっかけだからです

10年前に知床半島へ訪れた時にカムイワッカ湯の滝の存在には気付いていましたが
どのような所かはまったく知りませんでした
“ねこちゃん”は学生時代に来たことがあり
その話を聞いたワタクシは10年前に行かなかったことを後悔し
そして『次は必ずいくぞ!』と、心に決めたのでした

ちなみにまだ、“ねこちゃん”が気になる話になってません
ここからです


知床半島の自然保護のためカムイワッカ湯の滝は
今では自家用車で自由に行き来できなくなっています
でも、“ねこちゃん”が訪れた当時
カムイワッカ湯の滝のすぐそばまでバイクで行くことができたそうです

どういうことかと言うと

“ねこちゃん”てHetaHazeの中では酷道ぎらいで有名ですが
昔は走ってたんです!自ら進んで!

今はフラットダートでオフ車でなくてもそこそこ走れそうですが
昔はそこまで整備されていたとは思えません!
つまり“ねこちゃん”走れるじゃん!て、ことです

今度“ねこちゃん”と酷道ツーリング行かなきゃ!

 alt
【バスの車窓から…緑てんこ森!】

alt
【カムイワッカへの入り口】

とかなんとか言ってるうちにカムイワッカ湯の滝に到着
寝てしまっていた長男を起こしてバスを降ります
バス停から歩かないといけないのかな?
なんて思ってましたが“ねこちゃん”が言っていて通り道のすぐ横
まさしく目の前に流れている川の水がカムイワッカ湯の滝なんです
でも、ワタクシのテンション少し下がってるんです…
と言うのもバスのアナウンスで落石で滝登りできないって言ってたもんで…

そうは言っても上流から流れてくる水が温泉で
その中を沢登りしながら歩いて行くなんて
そうそう体験できるものじゃありません!
長男と『さ!行くぞ』と滝へ向かうとバスタオルにくるまった男性が駆けてきました
頭が濡れているのでどうやら“入浴”したみたいです
『よし!入るか!』
長男と二人、顔を見合わせてニッコリ!
なんたって露天風呂どころの開放感じゃないですから!
本日の風呂はここで!と思っていたので

リュックの中には着替えまで持ってきてるんですよ!
さっきよりテンションが上がってきました!
期待しながら滝の中へ一歩踏み入れます!

『……ヌルい……』

さっきの人寒そうだったもんな…


【カムイワッカ湯の滝体験版】

いわゆる秘湯と呼ばれ人気のカムイワッカ湯の滝は
四の滝まで行くと十分温まれる温度と
湯船のような滝壺があるそうですが、
ワタクシたちが今回行けるのは一の滝まで
つまりほんのさわりしか体験できないんです
体験版みたいなもんでしょうかね…

これ以上行ったらダメ!ってトコにロープが張ってあり、監視員までいます
ロープにかぶりついて奥を覗いていたら監視員のおじさんが色々話してくれました

おじさん
 『ボク、十円玉水につけて擦ってみ、綺麗になるぞ』
泉質が酸性で汚れが落ちるそうです

長男はいきなり岩に十円玉を擦りつけました!
『おい!そりゃ綺麗になるけど違うって!』


【温泉で10円玉を研く】

おじさん
 『ほら、そこの右の石は昔からあるけど左のは最近落ちてきたもんだ』
 『あそこの白いのがカメラで監視しとる、この先上流にも何カ所かあるよ』

ワタクシ
 『へ〜結構、(落石関係なく)危険とかって聞いてたんですねどね〜』

おじさん
 『落石で滝壺が埋まって、昔みたいな様子じゃなくなったよ』
 『落石のせいで道ができて歩きやすくなった、走って昇れるよ』

ワタクシ
 『ええ〜!そうなんですか〜!』
 『そんなんなっちゃたんだ〜』

残念ですが落ちそうな石がすべて落ちるまで危険だから侵入禁止だそうで
つまり、いつになったら入れるのか分からないんだそうです…
ああ…楽しみにしてたんだけどな〜

生きてるうちに四の滝の滝壺につかりたいな〜

少々、物足りませんでしたが念願のカムイワッカ湯の滝を堪能できて満足しました
進入禁止が解除されたまた来ます!絶対に!

alt
【満足げな二人】

帰りのバスが丁度出る所だったので走って乗車
後は自然センターまで乗ってけばいいのです

少しのんびりした気分になり経由地の知床五湖に到着
そのまま乗ってればいいと思っていたのですが長男が

『お父さんヘルメット!』

『あ!降ります降ります!』

alt
【これで標準サイズのヒグマだそうです】

ワタクシは自然センターにヘルメットを置いてきてましたが
長男は知床五湖のロッカーに入れてあったのです
危うく又、無駄な往復をする所でした

自然センターに着いたらもう17:00でした
後はキャンプ場へ行くだけなんですが知床峠(50−D3)を
スルーして行くなんてできません
というか、通り道です
眼前の羅臼岳が夕日を浴びてくっきり浮かび上がっています
真夏とはいえこの時間には風があると結構寒いです
峠を下ってはやく温泉に入りたいです

alt
【いい天気だけど体はヒエヒエ〜】

下りながら考えていました

10年前に羅臼に来た時とある宿に泊まったのですが
到着後ワタクシ一人で知床半島東側の地87を行き止まりまで行き
kazuya達はここ知床峠へ走りに行ったのです
帰ってきてから『面白かった』っと言ってました
翌日ワタシも通ったのですがなぜか印象が残っていません

今走りながら『ここの道っておもしれえぞ!』
交通量も多くないので存分に楽しめそうです


【タンデムでも楽しんで走れました】

しばらく大型キャンピングカーの後ろに着いていました
機会を見て追い抜いたのですがいつの間にか後ろにバイクが二台います
タンデムの割にはいいペースで走っていましたがさすがに後ろはもっと行けるだろうと
工事の信号で停まったときに先を譲ったのですがなぜか断られ
そのまま三台ランデブーでふもとまで降りました


羅臼ビジターセンター(50−E3)付近に温泉マークが
あるのでその辺で入浴施設を探しましたが見つからず
少し戻った所にある熊の湯(50−E3)へ行きました
当初、気温が下がってきたので屋内温泉に入りたかったので
露天オンリーの熊の湯はスルーのつもりでした
でも、熊の湯行って良かった!

ネタ的にですけど

道路脇の小さな駐車場は車でいっぱいです
向かいに羅臼野営場があるのでキャンプのお客さんもいるのか
熊の湯へ行く橋は人が結構行き来しています
駐車場の端っこにバイクを止めて橋を渡って行きました
橋を渡って左側に小さな小屋のような建物が見えます
どうやらアレが熊の湯みたいです

 alt
【駐車場から橋をわたると】

alt
【熊の湯温泉と書かれた杭が、そこから…】

alt
【左に下るとその先に】

alt
【小さな小屋?】

男女別の露天とのことですがかなり小さい気がします
『手前が女湯か…』と、近づいて驚きました!
いや〜!ホントの露天風呂です!
どういうことか言うと
上の写真の建物右側の砂利道をチョット進むと
写真では建物に陰になってる所がもう湯船になってます!
つまり砂利道の脇で裸の男たちがたむろしている状態です!
もちろんぶら〜んって感じで

alt
【脱衣所もオープンです。ただし男湯のみ】

脱衣所もありますがかなり狭くて、まあ荷物置き場みたいな感じです
早速裸になって浴場へ
備え付けの洗面器で湯をくんでかけ湯
『あっち〜』
湯の吹き出し口に『熱湯危険注意』と書いてある訳だ…
(実際に“危険”を消して“注意”と書かれていた)
とりあえず体を洗います
洗い場なんてありませんので当然シャワーもなく
石けんやシャンプーを洗い流すのもアツアツの湯です
汚れが落ちたので温まるため湯船につかろうとしますが
いきなりドボンなんて無理です
つま先から足首、ふくらはぎ…で、一旦停まって体を慣らし
じわりじわりと体を沈めていきます
誰かが湯の中で動くと熱さの波が押し寄せてくるので不意をつかれると

『うぉあち!』って声を出しそうになります

ワタクシはなんとか肩までつかることが出来ましたが
長男は『熱すぎてむり』と弱気発言
明らかに長男より小さい子が入ってるんですが、まあ確かに熱いのは熱いです

時間かけて慣れれば入れるからとなんとか湯船に誘導しますが
足湯さえままならない有様
横で見ていた恰幅のいいおじさんが

 『がはは、熱いだろ?』
 『ここの湯に入れたらどこでも入れるぞ!』
 『草津も熱いけどここほどじゃない』

気がついたらこのおじさんといつの間にやら温泉談義

なかなか湯船に入らない長男におじさんが
『こっちの方がぬるいぞ』なんて冗談言ってましたが
長男は真に受けてなんとか時間をかけて肩までつかることが出来ました
しかし、温まる前に出てしまうので結局湯冷めしてしまったようです

この後もおじさんのおしゃべりは止まらず
『昔は女湯の壁が低くて洗面器重ねて覗いた』とかなんとか
そっち系の話に流れて行きましたが
さすがに息子の前でそんな話は……
あ、いや息子だからこその話でもありますが

このおじさん最初、ここの温泉に詳しいので
地元の人かと思ってましたが

本土の人だって言ってました
 (本土の人って言い方なんか北海道の人っぽいんだよね〜)
 (今はって事なのかも?               )
今は第二の人生を楽しむのに車で温泉巡りをしているんだそうな
悠々自適でうらやましいです!
ワタクシもいい年になったら250ccくらいのバイクで
のんびりあちこちツーリングにでも行きたいと思います

alt
【温泉浸かってる間に日が傾きました】

一応はさっぱり出来たので気分よくキャンプ場に向かいますが
その前にガソリンスタンドで給油
そこで『この辺にオートキャンプ場あったと思うんですけど…』と聞いてみたんですが
『さあ、この辺では聞いたことないですね…』と、心もとない返事

熊の湯で出会ったおじさんが向かいの羅臼野営場を勧めてくれてましたが
そろそろ着替えの洗濯もしたいのでコインランドリーがあるのを期待して

羅臼オートキャンプ場(50−D5)へ向かいました
マップルではもっと近いような気がしてたんですが給油してから結構走りました
『もういいかげん、キャンプ場に着かないとおかしい!』
右側にパーキングスペースがあったのでそこで現在位置をマップルで確認
どうやらこの辺… と見回すと
このパーキングから更に奥へ入る道がありその奥に建物が
よく見ると看板にキャンプ場と書いてあります…
夜なので全然気付きませんでした!

ここで停まらなかったらどこまで走っていたことやら…

チェックインしてすぐテントを設営、もう19:30過ぎ日も落ちてヘッドライト装備です
今日は結構あちこち歩き回り疲れたうえに湯冷めしたせいもあると思いますが
長男はしきりに『寒い寒い』といいだしました
実際気温も春先なみに下がってきてるので本当に寒いんですが
体調が悪くなってるのでは?と、一人残して買い出しに行くのが心配でしたが
『大急ぎで行ってくるから』とダッシュしました
道中コンビニが2件ほどあったのですがかなり戻らないといけなので

『往復30分以上かかるな…』
走り出して数分、キャンプ場から道を下った所に
全日食チェーンの商店を発見
『そういや在ったな』
コンビニのように常にお弁当類があるか分かりませんが近いので寄ってみたら
丁度、お弁当が2個だけありました!
カレーと牛丼、カレーを食べれば体が温まるかも?と迷わずその二つを手に取り
あと、やはり汁物が欲しいだろうと、どん兵衛のミニを買って帰りました

意外にも早かった帰りに長男は『あれ?』て顔で出迎え
どん兵衛に注ぐ湯を湧かしながら
『どの弁当食べる?』
寒いならカレーだろ?と思ったら

『牛丼にするわ』
ガクッ
『カレー食べたら温まるやろ』
『あ、そうか』

と、言いながらも長男は牛丼を食べるのでした
そして半分残し『どん兵衛の為におなか残しとく』
そのどん兵衛も残し…
もちろんワタクシがキレイに残らずたいらげました
ちなみに長男食欲ないんじゃなくて、普段もこんなんです

alt
【テントの中だとどんな食事もごちそうに感じます】

『さあ、寝るか』と横になった瞬間、長男の意識はどこかへ

ワタクシも、うとうとしかけた頃
隣のテントからイビキが聞こえだしました
かなりの音量です
それでも寝る事ができましたが夜中に何度もイビキで目が覚めました
とほほ…

洗濯しようと思ったけどコインランドリー見当たらなかった

alt
【あれ?昨日のリセット忘れてた!】
【昨日の372.2Km引くと284.1Km】


つづく…
Posted at 2018/04/07 23:28:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | ツーリング2012 | 旅行/地域
2012年08月14日 イイね!

試される大地で試されたツーリング 5日目-前編

試される大地で試されたツーリング 5日目-前編今日はいつもより早起きしようと決めてました
やはりテントの撤収に時間がかかるのと
何より今日は今回のツーリングのメインイベント
カムイワッカ湯の滝へ行くからです
昨日までのツーリングで
思ったよりも時間がかかっているので
少しでも余裕を得るためです

alt
【結局バイクはワタクシ達だけでした】

4:00には目覚めていましたが
テントが密集しているので早朝から音を立てると
まだ寝てる人の迷惑になると思い少し待ってると
周りも起きだしてきたので長男を起こし撤収開始
今朝は晴れてますが昨晩は雨だったようでフライはビショビショです

出発前にすぐそばの港へ行って記念撮影

 alt
【海が似合う男だろ?】

alt
【青空が広がっていく】

国238を少し走った所でコンビニを見つけてそこで朝食をとります
昨日の雨がヘルメットの二重シールドの内側に入ったのか
曇りがとれず視界がよくありません

なかなか曇らない二重シールドですが
いったん曇るとなかなか曇りがとれないのが弱点
シールドを開けて走ると目にゴミや虫が入ってくるので
ここでサングラスでも買おうかと店内を探しましたが無かったので
朝食を食べてる間少しでも早く乾くように
シールドを朝日に向けておきました

alt
【朝食はコンビニ!】

昨日と打って変わり今日は日の当たるとことに居ると、とても暑いです
途中の温度計では18℃の表示でしたがこの分だと夏日になりそうです

コンビニの前に座ってると
札幌ナンバーのおじさんが声をかけてきました
何でも息子さんが名古屋から自転車できてるそうで
そう言えばチャリダーが以前より増えた気がします
最近自転車の人気が高いのでその影響でしょうか?
しかし、ワタクシはバイクの方が好きです

alt
【北海道来てから一番いい天気!】

ところで、店の照明に集まったのか店先に蛾が沢山います
今さっきコンビニにやってきたお母さんと女の子の親子が
蛾をみて『きゃっ!』と大声で驚いてました

さて、そろそろ行こうとしかけたとき
またまた、話しかけられました

さっきの親子の車の運転席から降りてきてた小太りのおじいさん
バイクで親子ツーリングはやはり珍しがられて何のかんのと話をしてくれました
『昨日は雨で大変でした』と話すと
『(刈り取り前の)麦が雨で芽を出すと豚のエサにしかならん
この時期雨に降られた麦農家はかわいそうや』
と、言ってました
まだまだおじいさんの話は終わること無く続く気配でしたが
車で買い物を終えた連れの親子が待ってるのをワタクシが気付き
『待ってますよ』と教えると

『じゃ、気をつけて』とあわてて戻っていきました

おじいさんの車を見送りワレワレも出発です
しばらくして変なことに気付きましたナビの自車位置の向きが下向き(南向き)です
あら、道を間違えたようです
国238はクランクになってて(48−B1)
さっきのコンビニから進行方向がかわってたのですが
コンビニ探しに気を取られうっかりしてました


ルート復帰してサロマ湖畔を走り出してすぐに来ました!
長男の停まってサイン
昨日の雨で浸水して無線は使えないので合図を決めてました
ワタクシの体を一回叩いたら『喉が渇いた』
二回は『休憩したい』、三回は『緊急停止(おしっこ)』
今、発せられた合図は一回、『喉が渇いた』です

愛ランド湧別(48−C2)のすぐ手前にパーキングが
あったので
そこで水分補給

疲れている訳じゃないのですぐに出ようとしましたが

alt
【すれちがい通信も目的の一つ】

長男が『すれちがいしとらん?』
すれちがいとはご存知ニンテンドー3DSのすれちがい通信のことです
ここまでに3DSを持ってそうな子供を見かけてないので
『まだすれちがいしとらんやろ』と3DSを見てみると
すれちがいのランプが光ってます!

すれ違い時間は7:00頃
しかも、すれちがったのは昨日宗谷岬ですれちがった一家と思われる3人
『7:00頃やとコンビニで朝ご飯食べとるときやな』
ワレワレ親子がコンビニに居るとき前を通っていった車の中にこの3人が居たのかも?
3DS上のことですが旅先で再び出会えたことになんか不思議な親近感がわきました
行き先が同じならまたすれちがうかも知れないので個別メッセージを設定しておきました

サロマ湖を横目に軽快に走ってるとバイクが沢山停まってるのが見えました
近づくとバイクだけでなくライダーも沢山居ました

どうやらライダーハウス(かな?)に泊まった人たちが記念撮影しているようです
こちらに気付くとみんな手を振ってくれました

次に停まったコンビニでもサングラス売ってなくて
『どうしよっかな〜』と、曇ったヘルメットのシールドをよ〜く見てみると
なんと!内側の二重シールドが剥がれてます!
だから曇るんだ…
なんだか北海道に来てレイン対策用品が次々にダメになってます
ウエストバッグはともかくシールドは新しいんだけどな…

次は純正のシールドを買うか…

ダメになった二重シールドをはがしてタオルで拭くと
天気と同じ実に晴れ晴れした視界になりました!


さてさて
本日のメインはカムイワッカ湯の滝ですがもちろんそれだ
けではありません
能取(のとろ)岬(49−A2)へ寄ろうと思います

国238から地76へ入るはずが通り過ぎてしまい(48−J3)
その先の道1010からルート復帰


【地平線まで伸びる道路】


【能取岬の手前で景色いいの停車】


【左先端が能取岬。今から向かってます】

地76をはずれ能取岬に近づくにつれ何か見覚えがある気がしてきました
駐車場から能取の灯台を見たとき思い出しました!
20年前のツーリングで来たことある!

過去の記憶では駐車場はもっと狭く売店があった気がしますが
今は売店は無く、駐車場は広くなってるようです
そして馬です!
昔は駐車場から灯台にいたる道に馬が居ました!
そしてウニじゃないですよ馬糞もそこら中にありました
近くに牧場があるのでそこの馬だったのでしょうか?
今は馬は居なくて馬糞もありませんので足下はそんなに注意しなくても良さそうです

 alt
【緑がよく萌える】

alt
【なぜか目的地に先端が多いですね】

水戸ナンバーの車のおじさんが他にもバイクで来てるライダーが居るのに
わざわざワタクシたちに話しかけてきました
やっぱり親子ツーリングだからか?

『むかしはバイクに乗ってたけど今はカヤックでいろんな所にいってるよ』

と、おじさん
何気に話してましたが結構ヘビーなことしてます
『鹿が死んどるの見つけて食べたけど一人じゃ食いきれんから足だけ切って持ってった』
だそうです…
日に焼けた肌、帽子を深くかぶった顔がにわかに冒険家に見えました

能取の灯台に柵がしてあり昔は無かった気がしましたが今は近づけません
他の観光客が更に奥に歩いているので
ワタクシたちも奥へ歩いて行ってみました

 alt
【のぞきこむとこんな断崖絶壁!】

alt
【向こうに見えるのはなんだ?】

その先にあったのはオホーツクの塔と言うものでした
現地になんの案内も無いのでこれがどんなものなのか?
なぜあるのか?全く不明です

alt
【オホーツクの塔:なんなんでしょう?】

到着したとき駐車場の脇にあった立て看板
帰り際近づいてみて見ると
ここでロケした映画の紹介をしてました
そのなかの一つ“子ぎつねヘレン”は
長男が『学校に本あるよ』と言ってました
なんか興味が湧いたのでそのうち見てみようと思います

alt
【ここで撮影された映画を紹介。たくさんありました】

さあ〜て、いよいよこの後は知床半島です!
気持ちがはやったのかいつも背負っているリュックを
バイクの前輪に立てかけたまま発進しようとして
すんでのところで夫婦ライダーに教えてもらい助かりました

地76から国244

この辺から知床半島は目前で進行方向、左前方に常に見えてます

コンビニでトイレ休憩したときに写真を撮ったのですが
雲がかかり霞んだ知床半島は未知の不思議な雰囲気を醸し出してます
実際、知床半島は世界遺産に登録されていて
ほとんど人が入れないのでまさに未知の領域です!

で、やはり停まると声を掛かられます
ここでも旅行中のおじさんに声を掛かられました
そろそろ11:00時になります

つぎの道の駅しゃり(49-H5)で昼食にします

alt
【水平線上にうっすらと知床半島が見える】

国244を走ってるとしゃりのかなり手前で『道の駅しゃり←』と脇道へ誘導してます
案内があるので間違いなくここから行けるのでしょうが

目的地からだいぶ手前で脇道へ入って行くのがどうも腑に落ちず
そのまま国244を走って行きました
しゃりまでもうすぐ、という辺りで今度は間違いないと
思われる案内があったので
その通りに曲がって行ったらこれがどうにも遠回り…
前後の車もしゃりに行きたかったようですが
いくつかの曲がり角でなんだか迷ってる様子でした

しゃりに到着
早速中に入ってみましたがインターネットコーナー等はありますが
食事ができる場所ではないみたいです
道路を挟んだ隣にお店があったのでそこへ移動

alt
【道の駅しゃり】

今日は何にしようか?と、メニューを開くとお約束というか

ウニやイクラが乗った海鮮系の丼があります
昨日のウニ丼を思い出し、またウニが欲しくなったのでワタクシは
ウニ、イクラ、ホタテが乗ったオホーツク丼、長男はカラアゲ丼を注文
出てきたオホーツク丼はやはり旨そうです!
とろとろこってりの味を期待しつつご飯とウニを一緒に口のなかへ
パク!モグモグ…ゴク!
もう一口
パク!モグモグ…

 alt
【とっても豪華で旨そう!】

alt
【大きな口開けてますがすぐに満タンになります】

あれ!?
感動が感じられません
旨いことは旨いんですが…その…
昨日の樺太食堂で食べたウニ丼の方が遥かに旨いです!(当社比3倍)

No.1を味わった後だとしょうがないのかもしれません…

長男の方はカラアゲを三つほど食べたらとたんに箸の動きが鈍くなり
その後1分くらいでギブアップ
残りはワタクシの胃袋行きです


【道の駅前の広場で休憩】

食後の休憩時に先ほどのかなり手前の道の駅の案内が気
になりマップル見てみました

国244から分かれてる道路が(49−F5)
まっすぐしゃりへとつながってます
冷静に考えるとわざわざ案内があったくらいだからそっちの道の方が良かったのかな?
でも、国244も混雑してた訳じゃないしどっちでもいいや


【今走ってる辺りから地理的に知床半島に入ってます】

後は国334をまっすぐ走って行けばいよいよ知床半島です
いや、もうこの辺は知床半島と言ってもいいかもしれません
パリでは『エッフェル塔を見たくなければエッフェル塔へ行け』なんて言いますが
見えていた半島も、もう見えません
知床半島に居るからでしょう!

知床半島は人気の観光地なので車で混雑してるかも?
と、思ってましたが

意外?混雑とはほど遠い実に快適に走れました

数年前からツーリングで100名瀑をルートに組み込み
密かに制覇!をもくろんでいたりします
なかなかこられない北海道ですから本来の目的ではなかったのですが
道沿いから見ることができたオシンコシンの滝(50−A3)

クリアと言うことにしときます

alt
【こんだけ見えればクリアでいいか?】

この辺で12:30頃
予想していた時間よりも早いです、周りの車も本州の常識を遥かに越える速度なので
あわてる必要は無いはずですが性分でしょうか?それとも何かを感じたのか?
先へ先へとパスして行きます
信号待ちでも躊躇無く前に出ると
タンデムのハーレーと並びました

こちらもタンデムだと気付いた後ろの若い綺麗なお姉さんが
長男に『かっこいいね〜!』と手を振ってくれました
ハーレーは結構なスピードでカッ飛んで行きました
お姉さんもう少し見ていたかったな…

海のすぐ横を走っていた国334ですが次第に昇りになり
だんだんと自然の息吹を強く感じる景色へと変わってきました
いや、北海道は札幌等の都会じゃない限りどこへ行っても

ワタクシが住んでいる地元の石川県以上にすぐ隣に自然を感じます
でも、ここからは隣ではなく自然のど真ん中に放り出された感がするのです
自分と自然の対比じゃなく
自然そのものが自分の中に入ってくるかのような圧倒的な存在感で迫ってきてます!
とにかく真剣にそこら辺からヒグマが出てくる気配を感じるのです!


【もうすぐカムイワッカだと思うと鼓動が早くなります】

『おお!知床半島きたぞ〜!』
10年来の念願かなってカムイワッカ湯の滝へ行けるのと
普段目にできない知床の自然にテンションがあがってきました!

目的のカムイワッカ湯の滝国334から地93
入り(50−C2)

車両が行ける限界の知床五湖(50−D2)からシャトル
バスで行きます
『もうすぐだ!』とはやる心を落ち着かせるどころか心のままにアクセルを開けて
先行の車をバンバン抜いて行きます
そして知床五湖が目前に迫ったとき予想通り車列が見えて
きました

やはり山奥ですから駐車場が大きくないからでしょう
列の後ろに着き10分位で一緒に並んでいたバイクが諦めて戻って行きました

『せっかく来たのにもったいないな〜』

30分くらい待ったでしょうか?
交通整理のガードマンが
『次にシャトルバスが来たら後ろについて行ってください』


【バイクだけの特権】

バイクだけの駐車スペースがあり
しかも車より来客がすくないので先に入れるようです
こんなこともバイクで出かける魅力の一つですね!

alt
【バイクは意外と少なかったです】

駐車場に入りシャトルバスの時間を確認すると次は13:35
今は13:25です!なんと言うタイミングの良さ!
『着いた早々バスに乗れるとは!今日はオレの日だな!』

と、思ったのもつかの間…

バスが来て乗り込もうとしたらバスの運転手さんが
『チケットを見せてください』

alt
【テンションMAXの直後…】

ワタクシ
『あ、持ってないんで買います、いくらですか?』

運転手さん
『申し訳ないけど、現金対応してないんです』

ワタクシ
『え?どこに売ってるんです?』

運転手さん
『自然センターで売ってます』

ワタクシと長男

『………』

自然センターって確か国334地93の分岐のとこだったよな…
10Kmほど戻らないとチケットが買えないなんて〜!
『も〜!ちゃんと案内だしとけよ!』(心の声)

しかし、まだ時間もあるし諦めずにチケットを買いに行こう!
そのために北海道まで来たんだし!

後編につづく
Posted at 2018/04/07 23:28:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | ツーリング2012 | 日記

プロフィール

「[整備] #Ninja1000ABS 前回から約20,000KmなのでFブレーキパッド交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/2086031/car/2094140/5559433/note.aspx
何シテル?   11/16 20:46
子供の頃は大人になったら大人の考えになるのかな?って思ってました。 けど大人になっても全然変わらないですね ただ経験に基づいて行動できる様になることで大人ら...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/8 >>

   1234
56789 1011
12 13 14 15 16 17 18
19202122232425
262728293031 

リンク・クリップ

Ninja1000 福井県警ありがとうツーリング☆ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/05/07 22:41:08
VENTURA フラットラック FR13/19 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2016/04/09 06:28:14
LEDリフレクターに関する保安基準のまとめ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/07/06 22:06:29

愛車一覧

カワサキ Ninja1000ABS 忍者くん(UPL) (カワサキ Ninja1000ABS)
業務車両アクティを新車に入れ替えようと思ったら バイクは買わんでいいん? と嫁の一言でR ...
ホンダ バモスホビオ ホンダ バモスホビオ
1台しか所有できないなら間違いなくコレ! 究極のクルマですな! 他メーカーの軽1BOXは ...
ホンダ スーパーカブ110-JA07 ホンダ スーパーカブ110-JA07
念願のカブ Ninjaで行けないところはこいつの出番
ホンダ アクティ ホンダ アクティ
新車の予定がNinja1000購入で中古に

過去のブログ

2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2005年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2004年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation