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2012年08月15日 イイね!

試される大地で試されたツーリング 6日目-後編

試される大地で試されたツーリング 6日目-後編まだ洗濯槽が回っていましたが
最後の乾燥のようです

乾燥が終わり洗濯物を畳んでいると
おばあさんが洗濯物を取りにきて
ワタクシを手伝っている長男を見ると


『ボク、お父さんの手伝い偉いね〜』
『どこから来たんですか?』

ワタクシ
 『石川県です』

このおばあさん話してるとどうも
石川県から里帰りで来てると勘違いしてるようで
『表のバイクでツーリングに来たんですよ』と言うと
とても驚いていました

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【コインランドリーってどうして表通りに無いんだろう?】

その後、来た時に居たおばさんが戻ってきて
『ボク、眠くならない?』と聞かれ
人見知り気味の長男はうつむき加減に『大丈夫…』と小さい声で答えてました
ホントは朝、トドワラ着くまで『眠い』って言ってたけど

13:30すこし遅くなりましたが納沙布岬までは急げば
30分位で行けるでしょうか?
街中から道313で海沿いの地35に出て(65拡大図)一気に納沙布岬

天気は良かったのですが気温は結構低いみたいで
メッシュジャケットでは少々寒いです
後ろの長男は直接風に当たらないせいか『寒くないよ』

過去の北海道の記憶にある景色
あれはどこだったんだろう?
見つけました!
10年前とは逆向きですが印象に残る景色が今目の前です
『ここだったんだ〜』
地元石川県から遥かに離れた土地に見知った場所があるのは
一瞬、空間がねじれたような変な感覚を覚えます

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【撮ったのは牛じゃなくて後ろの森。記憶にあります】

前方に灯台と思われる白い建造物が見えてきました!
『見えてきたぞ!後少しだ』
近づくにつれそれは灯台では無く
今は“望郷の塔”と呼ばれ観光タワーとなった建物でした
よくわかりませんが北方領土がらみで建てられたそうです


【納沙布岬へ!】

時計を見ると14:00少し前、道中空いていたので早く着きました
早速、お昼ご飯にありつくべく“鈴木食堂”へ行きます!
納沙布岬はこれで三度目
鈴木食堂”も北海道最東端の店として有名で知ってはいましたが

これまではいずれも食事時間と重ならずスルー
しかし、今回は時間を合わせて計画的に来てます
(チョットズレましたが…)
脇目も振らず店に直行!

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【ついに来た!】

時間のわりにお客さんがチラホラ居ます
さすが有名店、他の店はこの時間殆どお客さんの姿は見えません
この店で食べるのは言わずもがな“サンマ丼”しかし長男は何を思ったか

長男
 『カニ食べたい』

ワタクシ
 『え!?カニ?時期じゃないしな…やっぱしサンマ丼やろ?』

長男
 『そこの水槽におるよ、丸ごと食べたい』

長男はカニが大好物で親戚の家での新年の集まりで
ズワイガニが出たときなんかず〜っと身をほじくって食べてます
ただし、食べ方は荒く捨てられたカラから十分な身が取れます…

丁度2つ向こうテーブルのカップルライダーが水槽のカニを注文してます
聞き耳を立てていると…

店員
 『すいません、自分値段判んないんで聞いてきます』

カップルライダーの男の方
 『値段わかんないの?』

店員
 『はい、時価なんで…』

時価か〜!
この時期おいしいとは思えないけど、それでも時価!
せっかくだから食べさせてやろうかと思いましたが当然却下!
仮に値段的にOKでも調理時間でOUTです

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【店内の様子】

メニューを改めて見ると“サンマ丼セット”なるものがあります
先ほどの店員さんに聞いてみると『サンマ丼にカニ汁が付きます』
おっしゃ!それなら長男の要望のカニも食べられるので
迷わずサンマ丼セットを注文!ただし
1セットを二人で分けます理由はこれまでさんざんお伝えした通り
長男が一人前食べきれないから
ホントはワタクシどかんと食いたかったんですが、ガマンガマン
味わえるだけ良しです!

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【サンマ丼】

サンマ丼はサンマの刺身の醤油漬けをごはんの上に敷き詰めたものです
サンマって小骨が多いから刺身だとどうなんだ?って思いましたが
食べてみると骨なんか気にならずとても旨いです!
良〜く味わうといつもの食べてるサンマらしい後味が楽しめます

カニ汁はカニの半身がカラごと入っていて一見豪勢ですが
身は細く食べられるほどは無かったですが
いいダシがしっかり出ていてこちらもおいしかったですよ

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【サンマ丼旨いか?】

食後はお決まりの記念撮影
すぐそばの納沙布岬灯台へいきますがいつの間にか霧が濃くなってきて行って
いまいちキレイに撮れません何度か取り直して次は
またもやお決まりの岬の先っちょへ
灯台のすぐ横をすり抜けると岬の先端の岩場へ降りる道があるのです

初めてツーリングで来た20年前は天気も良く、下の岩場まで行った記憶
確か同行した先輩ライダーに写ルンですで記念写真撮ってもらったはずですが
今はその写真はどこへ行ったのやら?

今回はしっかり記憶にも記録にも残そうと意気込んでいましたが…

門から灯台への道を真っすぐ歩きそのまま行くと
下へ降りられるはずなのですが柵がしてあり通行禁止
すぐそばにシートが被せてあり
シートの中からなにやら作業している音が聞こえます
工事中で通行止めなのか?
それ以外の理由なのか?(危険?)判りませんが
とにかく入ってはダメな所に入る事はできません
そんな事したら最近の中国船のようなものです

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【灯台の奥に真の先端が】

霧が出てなければ貝殻島も見えるんですが残念な事に全く見えません
とりあえず巨大なモニュメントを撮影して
キャンプ場へ向かう事にします

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【茶色いんじゃなくて錆びの色です】

納沙布岬
に来る時は晴れていていいペースで走れたのですが
今は霧が更に濃くなり視界が50mほどしかありません
交通量はあまりないのですが前の遅い車を追い越すには
十分な安全確認が出来ないのでしぶしぶ付いて行きます

本来納沙布岬をグルッと周りそのまま海沿いにキャンプ場のある
霧多布(きりたっぷ)岬(29-E3)を目指すはずでしたが

長男が『眠い』とか言い出したのでルートを変更して少しですが近道します
道780(30−B3)から国44に入ってすぐの東梅PAで
とうとう長男が耐えられなくなり休憩することになりました
とは言っても、アスファルトの上で横になっても寝られる訳ではないので
ダラダラしてるだけですが

どうも疲労のピークらしく
『今日、(キャンプじゃなくて)どっか泊まりたい』なんて言い出しました

確かに、休憩が長引いて暗くなるとテント泊しようにも設営は面倒になります
この場でゆっくり休む為には宿の確保が先決!
霧多布岬近辺の宿に電話してみましたがこの時期ですから予想通り満室…
マップルや携帯のwebで探しますが近くではHitしません
しょうがないので少し近いだけですが現在位置から
最寄りのキャンプ場に変更することにしました

相変わらず霧は出てますが地理的に根室半島を脱してからは
たいしたことは無く少々遠方が霞む程度

長男も休憩してからは元気が出たのか今度は『おなか空いた』と言い出し
北海道ではおなじみのセイコーマートで再び休憩です
時間がまだ17:00前だというのに長男はおやつどころかまともな食事分の買い物をします
(とは言ってもたいした量ではないんですが)

ワタクシ
 『そんなに食べたら晩ご飯たべれんぞ』

長男
 『もう我慢できんしここでご飯にする』

ワタクシ
 『そっか、じゃお父さんもここでご飯にするか』

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【オヤツのつもりが晩ご飯になった】

日も陰ってきていて肌寒くなってきたので暖かい物が欲しくなり
具入りのカップスープとパンを買って店先で食べていました
先にコンビニに来ていたライダーが食事を終えたのかこちらに近づいてきました

やはり、子連れツーリングが気になったようです
当然話す内容はバイクやツーリングのことです
見た感じワタクシと同世代
神奈川から来た彼の乗ってるバイクはライムグリーンのZZR1400

以前もカワサキでGPZ900のカスタムだったそうで
自慢してる感じは皆無なのですが話の内容から半端ないのが伺えました
なんでも維持費が毎年新車買ってもいんじゃないか?ってくらい掛かってたようで
そんなんならとZZRを買ったのだそうです

すると今度はトラブルが起きないのでなんだかつまんないんだとか…
『それってカワサキ病なんじゃ…』と、声には出しませんでしたが思いました

で、子連れが気になるのはやはりこの方もお子さんがいて
無理矢理モトクロスをやらせてたらバイク嫌いになって
もう乗ってくれなくなったそうです
『親が一生懸命だと子供は引きますね〜』だとか

一人で北海道まで来てるくらいですから当然バイクであちこち行くのが好きなようで
その分いろんなトラブルの経験談をしてくれました

中でもフロントタイヤがパンクした話はゾッとします
私も高速でリアタイヤがパンクしたことありますが
フロントなんてどう考えても即転倒でしょう
しかし、この方は状況がよかったのか転倒はしなかったそうです
でも、裂けるようにパンクしたので通常の修理ができず
なんとかバイク屋さんまでたどり着いてチューブレスタイヤの内側からパッチを貼って応急修理
そのままツーリングを続けたそうです

『はあ〜、なんて強者なんだこの人!』と、思ってると

カワサキ乗りの人
 『実は北海道は来たくて来たんじゃないんです』

ワタクシ
 『え?でも、来てますよ?』

カワサキ乗りの人
 『本当は青森ツーリングしてたんですけど、
  あんまり暑いんで北海道だと涼しいんだろうな〜』
 『なんて考えていたら、ちょうどフェリーターミナルの近くで…』
 『冷やかしでフェリーいつ出ます?って聞いたら今から出るって言うんで…』

で、乗っちゃったそうです!

カワサキ乗りの人
 『でも、北海道来たら寒すぎ』

笑っちゃいました!
なんか北海道で出会った人たちは面白い人ばっかりです!

やはり全国からライダーが集まるだけあります
こんな楽しい人たちと出会えるのも北海道ツーリングの魅力の一つですね!

お別れを言って先へ進みます

十分休憩して時間がかかったとおもったのですが
予定変更したキャンプ地“MO-TTOかぜ”ですが
17:00すぎに到着
本当は18:00くらいになるかと思っていたので

『結構はやく着いたし、予定通り霧多布岬まで行くか!』

目的地がすぐそこだと思うと疲れも吹っ飛んでしまったようでなんでこんな距離位で
キャンプ場替えようとしてたんだろう?なんて思ってしまいます

海に近づいてるせいか霧もまた濃くなってきました
運転に支障は感じませんが景色は見えません


【もうすぐ霧多布キャンプ場】

霧多布のキャンプ場は案内もきちんとしていて迷わず一発で行く事が出来ました
そしてツーリング中一番驚いたキャンプ場でもあります
何が驚いたかと言うとバイクの数と宿泊客が最も多い事です

昨日までのキャンプ場はバイクは数台、泊まり客もキャンプ場の規模から言うと
半分以下と人の気配は在ってもにぎやかではなかったのですが
ワタクシ達がココに着いた時には
もう入れないんじゃないかと思うほどテントが張られてました!

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【霧多布で良かった!】

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【サイレントヒルだったらどうしよう…】


海に突き出した岬の芝生がキャンプサイトになっていて
晴れて居たら絶好の景観を楽しめる所
残念ながら霧ですぐそこの海さえ見えない状態です
そして、フリーサイトが無料と言うのも人気の理由でしょう


17:40だんだんと暗くなってきていて
キャンプ客としては遅組だと思っていたら
受付している間にも何台もバイクがやってきます
ワタクシたちの直前の人が
管理人のおじさんと話してるのが耳に入りました
どうやらバンガローが空いてるようです
フリーサイトが無料とは言え霧で視界が悪いうえサイトは大盛況
テントの設営が面倒になったのと静かに寝たかったのとで

迷わずバンガローを選びました
なんたって荷物を放り込んだらおしまいですからね

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【ガミガミおじさんかと思ったけど本当は優しかった】


最初駐車場に入った時
管理人のおじさんはなんだか怖い感じのしゃべり方をしてましたが
受付を始めるとだんだんと優しい口調に変わり、風呂に入ると言うと
近くの温泉施設“ゆうゆ”のサービスチケットをくれました


おじさん、なんで始めは怖かったかと言うと
どうやら最近はライダーのマナーが良くないんだそうなんです
さっきもそうだったらしいです
自分に近い関係のライダーにそんな人は居ませんが
全国から沢山のバイクがやってきますから
中にはそんな人も居るんでしょう

『この間も駐車場から追い出した』
なんて言うくらいですからよっぽどなんでしょうね


バンガローはそんなに人気がなかったらしく
全部で20棟ほどあるのにワタクシ達で三組目
先ほども言ったように静かに寝たかったんで右から四棟目
両側に誰もいないのを選びました

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【今からバンガローに入ります】


バンガローは有料でしたが一棟辺り1,600円と非常にリーズナブル
中は四畳半位、大人なら荷物を含めて三人は入れるかな?
荷物を運び、マットを敷いて
いつでも寝られる準備をしてからパジャマに着替えます
そしてバイクにまたがり“ゆうゆ”へ


正直田舎の町なので温泉とは言っても大した事無いと思ってましたが
意外にも大きな建物でしかも新しいです

『!?』

中に入るとなぜか(ルパン三世の)不二子がお出迎え!
どうやらモンキーパンチと縁があると思いますが
まずは温泉につかって冷えた体を暖めます

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【意外にも立派な建物“ゆうゆ”】

外はまだほんのり明るく
『霧が出てなければ浴室から綺麗な景色を見ながら温泉につかれたんだな〜』
と思いながら白く漂う霧を眺めていました

湯上がりにお楽しみの牛乳を飲みます、しかも只で!
キャンプ場でもらったチケット
チケットと言えば分かりやすいと思ってそう説明しましたが
実際は“くしろ観光ガイドブックぐる得パスポート”と言う小冊子
後半に各店舗のクーポンが印刷されていて
お店で見せるとそれぞれサービスを受けられると言う訳です
そしてここ“ゆうゆ”では一人一本牛乳がもらえるのです

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【ほてった体が冷たい牛乳を求めてる】

ワタクシ
 『牛乳の飲み方の作法を教えてやる』
 『まず、腰に手を当てて…』

長男すでに飲み干してました

改めてロビーを見回すとカウンターの上にルパンキャラのレリーフが在ったり
モンキーパンチの写真が在ったりとルパン濃度濃すぎます!
そういや浴場の暖簾にもさりげなくルパンと不二子のシルエット入ってるし!


【館内の雰囲気】

モンキーパンチの写真に解説らしきものが書いてあるので読んでみると
ここ浜中町はなんとモンキーパンチの出身地でした!
どうりでルパン濃度が濃い訳ですね、ついでに霧も濃いですが

さ〜て帰ろうとウエストバッグを探しますが
バイクのキーがありません!
ジーンズのポケットも、どこを探しても見つかりません!
焦りましたがもしや?とバイクの元へ行くと
キーシリンダーに見覚えのあるキーホルダーがぶら下がっていました
さっきもロッカーの鍵を取り忘れて入浴しようとしてたし
今日はうっかりデーです

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【不二子と記念撮影】

帰り道は視界が20mほどしか効かないくらいに霧で遮られ
うっかりするとキャンプ場を通り過ぎてしまいそうでした

サイト内はそこここで酒盛りが行われていました
霧に包まれた幻想的で楽しそうな雰囲気が
キャンプ場全体を包んでいます

まるで
霧の立ちこめる森の奥に迷い込み、気がついたら
ドワーフ達の酒盛りに出くわした。そんな雰囲気です

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【今日も楽し疲れた】

バンガローに入りドアを閉めると外とは違ってわずかに暖かさを感じます
まだ20:00になったばかりですがもう寝ます
目をつぶったらすぐに寝てしまったようです
次に気付いたのは長男にトイレで起こされた時でした

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【結構走ってましたね】


つづく…
Posted at 2018/04/07 23:29:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | ツーリング2012 | 旅行/地域
2012年08月15日 イイね!

試される大地で試されたツーリング 6日目-前編

試される大地で試されたツーリング 6日目-前編イビキは今朝も響いていました
4:30起床と同時に撤収作業開始!
見渡すといつの間にかバイクが増えていました
寝てる間に来たのかな?

長男が起きるとすぐに『寒い』と言い出して


風邪ひいたか?、と思いましたが単に『外が寒いし』ですって
子供は体温が高いから大人が寒くても
子供は『寒くない』なんて言いますよね?

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【日の出とともに行動開始!】

昨日は逆にワタクシは寒くないのに長男が『寒い』と言うので
ず〜っと心配してたんですが本人はケロッとしてます
とにかく体調に問題なくホッとして出発準備をしていると
おじいさんが声をかけてくれました

『ボク、お父さんとバイクで来てるんか〜すごいな〜』

『お父さんも大変でしょう?』

やっぱり大変に見えるのかな?
意外かもしれませんがそんなに大変じゃありません
むしろ子供連れだとこちらが何もしなくても声をかけてもらえるので
楽しいです!

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【芝に映えるコールマングリーン】

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【キャンプ場の様子】

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【キャンプ場から羅臼岳が見える】

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【日差しが強そうだけど実際寒い】

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【建物の後ろがキャンプサイト】

6:00過ぎ『さあ行くか!』

昨日、一日乾かしたおかげで無線も復活!

走り出して30分ほどでマーキング
実は毎回マーキング写真を撮ってます
もちろんGPSで位置情報も記録されてます
長男が大人になったら北海道マーキングマップでも渡して
『もう一回マーキングしてこい!』なんて言ってみようかと思ってます

昨日のキャンプ場から国335を南、根室方面へ向かってます

根室と言えばもちろん納沙布(のさっぷ)岬ですが
今回は昨日のカムイワッカ湯の滝に続いて
念願のさんま丼を食べます!

しかし、それはお昼ご飯の話、まずはコンビニで朝ご飯

キャンプ場を出る時は日が射していたんですが
行き先の空がなんだかドンヨリ… 降られそうな様子です
気温がまだ低いので朝からカップ麺なんかを食べて体を温めます

店先で座って食べていると一台の青いバイクが
ワレワレが来た方向から来て通り過ぎていったと思ったら
戻ってきてコンビニに入ってきました

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【空模様を気にしつつラーメンをすする】

青いバイクの人
 『おはようございます、ガソリンスタンドどっか開いてなかったですかね?』

ワタクシ
 『あ〜、まだ時間早いですからね〜』(まだ7:00まえ)
 『こんなこともあるかと自分は昨日の夕方に満タンしましたよ〜』

青いバイクの人
 『そっか〜、そうですよね〜』
 『朝飯食いながら開店まつとしますか』

見た感じワタクシより少し若そうな、あごに少し髭を生やした好印象なライダーでした
バイクはファイヤーブレードでした
一緒に並んで朝ご飯を食べながらいろいろ話をしました
まずはバイクに乗らない人でも気になる子供とのタンデムツーリングの話題

青いバイクの人
 『え!R1で子供連れてツーリングですか!?』
 『荷物もいっぱい積んで!あ、ステップも細工してる!』
 『写真撮らせてもらっていいですか?』

いや〜大げさな反応に少し恥ずかしかったのですが
やっぱり他から見るとこんな感じなんでしょうかね?

この人福島県の人で北海道へは20年で9回も来てるそうです
北陸からだと片道分の交通費で往復できるそうなのでうらやましい環境です
あ!福島県を含め東北は今も大変な状況ですが
この人の所は殆ど影響がかなったそうです
来た方向が一緒だったのでやはりこの人も昨日は知床半島観光していて
フェリーで知床半島の先端まで見てきたそうです

『すっごいきれいでしたよ』とのこと
次回来た時はワタシもフェリー乗ってみたいです

なかなか話し好きの人でしたがそろそろ出発です
天気も晴れてきたようです
お別れして一発目の観光地トドワラ(44−H6)を目指します
このトドワラ実はコンビニから近いんでチョロっと覗いて行くつもり


走り出してほどなく国244からトドワラへ至る
道950へ入ります(44−E5)
細長〜くのびる野付半島、道路のすぐ脇が海って訳じゃないですが
両側を海に囲まれなんだか堤防の上を走ってみたいに真っすぐドンドン進んで行くと
先の方が霧で霞んで怪しい雰囲気
行き着く先はなんだか日本じゃ無い気がしてきました


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【辺り一面霧でどこに居るか分からない】

行けるとこまで行き着くと通行止め
駐車場にはバイクが一台と待ってました

ワタクシ
 『ここまで来るとなんか見えると思たんですが霧ですね〜』

相手は丁度ヘルメットを被ってる所で

『そうですね…』と言って出て行きました

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【駐車場にはローリーのタンクを改造したトイレがあった】

せっかく先端まできたのに霧で周りが見渡せず…
トドワラって枯れたトド松がそんまま残っていて
その風景が幻想的なんだそうですが…
来る途中のパーキングでも霧の中から時々見え隠れしてる所で

記念撮影してる人たちがいました
そんな感じで最高の風景を求めてきたのに何にも見えない…
なんかせずには居られないので少し戻ったトドワラPAへ行きます
ここから遊歩道が延びているので歩いて行ってみようと思います

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【ネイチャーセンター】

ネイチャーセンターの建物のよこから
細い獣道のような道が延びています

先がどこまで延びているのか判りませんが
歩いている人がず〜っと先にいるので
少なくともあそこまでは行かないと行けないのかな?
馬車が出てるそうなんだけど馬は居ません
今は8:00になったばかり時間が早いからなのかも?

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【野付半島到達】


【この道どこまで続くんだろう?】

しばらく歩いて先ほど人が見えた辺りに到着しましたが
道はまだまだ続いているようで人影も更に先に移動してます

トドワラの立ち枯れトド松って
もしかしてかなり先に見える白っぽいあれなんでしょうか?
だとすればまだ半分も歩いてません
この時点で長男は既に歩く気なし

とりあえず目的地は伏せておきます

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【馬車道:広くて歩きやすい】

遊歩道脇に馬車道が通っていてそちらの方が道幅も広く歩きやすそうなので
植物をかき分け入って行きしばらく歩いていましたが
『もしかして馬車って今は営業してなかったりするんじゃ?』
『だとしたらこの道も続いてるのか?』
なんて考えたりして再び元の遊歩道に

長男の方はと言うと
『暑い』、『のどか湧いた』、『帰ろう』とかダルダルです

『後ちょっと』とか『もうすぐ』とか言いつつ
わざと速いペースで歩いて
無言の絶対戻らないアピールをしながらようやく到着しました
この頃には霧もすっかり晴れて視界良好!

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【到着して最初に目にしたのはトイレ!】

細長くまるで海上に延びる一本道のような野付半島
そこから更に湾内へ突き出す感じのトドワラ
どこか異国の最果てにやってきた感覚です

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【まずは記念撮影】

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【高架木道は結構せまい、すれ違い場所が何カ所かあります】


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【朽ちた植物が広がる】

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【倒木が多くて一抹の寂しさを感じる】

ここまでの道中も保護されているのは当然ですが
トドワラ周辺は高架木道の上を歩くようになっており
直接踏んで荒らさないようになっています
それだけ貴重な自然の産物なのです

【トドワラはこんな所です】

さっき、遠目で見た枯れ立ち木の林を期待してましたが
ほとんどが倒れて砕けていました
それもそのはずで自然に出来たトドワラ
そのままの状態で自然に失われていくようです

いずれはこの風景が見られなくなるんですね…

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【立ち枯れで唯一近づけた。離れた所にはまだ多くが倒れず残っていた】

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【元々が枯れた倒木の風景、いずれそれすら失われる風景…】

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【もう死んでるのにいつまでも倒れずに居てほしいと思った】

戻りは行きよりも時間がかかりました
長男は『あと何メートル?』としょっちゅう聞きます
『2,000メートル』とか言うとなにやらゴニョゴニョ独り言を言い
しばらくすると
『2,000メートル歩いたけど着かん!』とか言います
よく聞くと『2,000歩数えた』と言いますが
実際200歩あるいたかどうか怪しいところ
てか、『歩幅1メートル無いやろ!』

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【空がと〜っても広い!】

そんなやり取りを繰り返しネイチャーセンターに近づくと
大型トラックが止まっているのが見えました
観光客がトラックで来るとは思えません
近づくとトラックには馬が乗っていました!
朝来た時には居なかった馬車を引く馬です!
時間を見ると9:30どうやらこの位の時間から営業みたいですね

ネイチャーセンターにもこの時間お客さんが沢山居ますし

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【記念メダル:昔ワタクシもよく買ってもらいました】

思いのほか時間をかけて観光してしまいましたが結構歩いたんで休憩
10:00になったのでそろそろ出発しようと表に出ると
さっきの馬がトラックから降りていました
ホントは馬車に乗ってみたかったんだよな〜と
記念におんまさん撮りました

道950を戻りながら来る時に霧の中の立ち枯れ木を見たPAで
記念撮影しよと寄ってみましたが
霧が晴れると印象がガラッとかわってなんだか拍子抜け
霧のなかにたたずむ立ち枯れ木のほうがすっごいいい雰囲気でした

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【こ〜ちんは馬車から勢い良く飛び出した!】

国244にもどり(44-E5)南下納沙布(のさっぷ)岬へ向かいます

一時間ほどして長男が『お腹すいた』と訴えます
一度に沢山食べられないので中途半端な時間に
お腹がすいてしまうのはしょうがないのですが
今日、お昼は納沙布岬鈴木食堂と決めていたので
『ごはん食べられんようになるしチョットにしとけや』と
ブラックサンダーの姉妹品モーニングサンダーを食べました

そう言えば昨日洗濯しよと思ってたのに結局出来なかったのを思い出し
おやつも食べたので少々お昼時間が遅くなってもよかろうと
納沙布岬へ行く前に根室市内で洗濯をする事にしました

根室市内に入り(30−B3)適当なところでコンビニに入り
コインランドリーがないか聞きます
応対してくれた店員の美人のお姉さんは
買い物もしないのに嫌な顔一つせず丁寧に教えてくれました
なんか二つ目の信号を右折して道沿いにあるとかで早速向かいます

そして後で戻って来ようと思ってます

別に美人さんの顔をもう一回見たい訳じゃなくてある特命を受けている為です!
その特命とは!?

ガラナです!

北海道では非常にポピュラーな炭酸飲料ガラナ
宗谷岬から送ったお土産とは別に嫁さんから送れと言われ
ていたのです
『今時通販で自宅で注文できるだろ』と言うと

『お土産として送ってもらうからいい』んだそうです
で、コインランドリーを教えてもらったお礼をかねて
そこでガラナを購入して送ろうって訳です

  *レポ書きながら気付いたんですが…
  *適当に入ったコンビニでしたが奇しくも
  alt
  *2001年に納沙布岬へ行く際に休憩したコンビニでした
  *当時は“ダイエー”今は“セイコーマート”になってます

コインランドリーへはすぐ着きました
駐車場には数台の車が停まっていて店内にも数人の洗濯客が居ます
少し嫌な予感がします
店内に入ると洗濯機がどれも稼働中
『しまったな〜待ち時間どれくらいだろう…』と思ってると
丁度一台洗濯が終わったようで
おばさんが洗濯物を取り出し始めました
一応聞いてみると、この後開いてると言うので早速着替えを放り込みます

旨い具合に乾燥まで自動でしてくれる機械だったので操作は一回だけでいいようです
店内の自販機で買った洗剤を投入して50分700円のコースを洗濯もとい選択
ここで、長男に洗濯番させてワタクシはガラナを買いにさっきのコンビニへ戻ります

『さっきはありがとうございました。
 で、ガラナ1カートン送りたいんですけど…』

おねえさん
 『ちょっと待ってください』
 『すみません、開封したものしか無いです』

 『次の入荷は三日後です…』

出来ればこの店で買いたかったのでお金を預けて送ってもらおうとしたんですが
そう言うのは出来ないと言うので残念ですが他の店を探す事にします
 
国道を少し進むとさっきと同系列のコンビニがあり
そこで聞いても未開封の商品が無いとの事
そう言えば最初のコンビニのお姉さんが近くにスーパーがあると言ってました

店名は確か『マルシェ…?』
『あった!』確かにすぐそこにありました
ぱっと見外観がレストランぽかったので気付きませんでした
『キッチン』なんて書いてあるし
でもやはりスーパーマーケット!

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【自分ぶんがイメージするスパーマーケットとは違う】

在庫は十分で店員さんに聞いたらすぐに用意してくれました
確かにお土産送ったぞ!
と、送り状の写真を嫁さんの携帯に送っときました

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【人気商品!3件目でGET!】

マルシェの裏手に先ほどのコインランドリーがあり、その隣がガソリンスタンド
給油してから長男のもとへ帰ります


後編につづく
Posted at 2018/04/07 23:29:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | ツーリング2012 | 旅行/地域

プロフィール

「[整備] #Ninja1000ABS 前回から約20,000KmなのでFブレーキパッド交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/2086031/car/2094140/5559433/note.aspx
何シテル?   11/16 20:46
子供の頃は大人になったら大人の考えになるのかな?って思ってました。 けど大人になっても全然変わらないですね ただ経験に基づいて行動できる様になることで大人ら...
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カワサキ Ninja1000ABS 忍者くん(UPL) (カワサキ Ninja1000ABS)
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ホンダ バモスホビオ ホンダ バモスホビオ
1台しか所有できないなら間違いなくコレ! 究極のクルマですな! 他メーカーの軽1BOXは ...
ホンダ スーパーカブ110-JA07 ホンダ スーパーカブ110-JA07
念願のカブ Ninjaで行けないところはこいつの出番
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新車の予定がNinja1000購入で中古に

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