摩周湖と
硫黄山はセットみたいなもんです
近いのと一番の理由はどちらかで駐車料金を払えば
もう一方は追加料金なしで停められるからです
気温も上がってきたのでここでカッパを脱いで
身軽になった所で
硫黄山見物…
の前に、ソフトクリーム
ホント子供ってアイス好きですね〜
ワタクシもこんなに好きだったのかな?
【大人になるとカロリーが気になって…】
売店から
硫黄山までは少し歩きますが
途中、長男が石を拾っては『珍しい石やし撮っといて』と言っては
風景を撮ろうと構えてるカメラの前に出てきて邪魔をします
今も活動中の火山硫黄山は
蒸気が吹き出すすぐそばまで近づく事が出来ます
今回は見れませんでしたが吹き出し口に卵を入れたカゴを置き
温泉卵をゆでてる事があります
もちろんその卵は先ほどの売店で販売してます
【そんなに珍しいか〜?】
硫黄山て言うくらいですから
吹き出してるのは蒸気だけじゃなく当然、硫黄も吹き出してます
黄色く見えるのがそうです
そして特有の卵が腐ったような?オナラ?
みたいな臭いも辺りに漂っていて
人に寄っては気分が悪くなるかもしれませんね
大きな吹き出し口は危険なので柵がしてありますが
気を付けないと行けないのは
一見分からないような小さな吹き出し口がある事です
【柵を越えたら多分死ぬな】
足下に湧いた温泉が小さな小川みたいに流れてるんですが
おもしろがって手を入れて『暖か〜い』なんて和んでると
すぐそばにアツアツのが湧いてて思わず『アッチ〜!』てな事になります
【硫黄山の様子】
硫黄のクサい臭いを十分に堪能した後やっとお昼ご飯を食べます
さっきソフトクリームを食べたときは気付かなかったのですが
売店ではソーセージとか
いわゆるスナック系の軽食しか扱ってなかったのです
ワタクシ個人はガッツリ食べたかったのですが
長男は気にせず『こんなんでいいよ〜』と言うので
不本意ながらオヤツでお昼はすませました…
食べたのは いもだんご、フランク、チーズ天
もしかしたら臭いで食欲がわかないから軽食しか扱ってないのかな〜
【ワタクシもガッツリいただきました】
チョットのんびりし過ぎてしまったようなので
次の
屈斜路湖は立ち寄らない事にします
でもまったく寄らないのはなんか寂しいので
湖畔の
地52を(43−C5)通過して見るだけ見て行く事に
しかし、湖を囲む木が多くてはっきりと拝む事ができませんでした
この後は
国241を西に進み(36−C3)
阿寒湖を目指します
途中からはマップル上でも判りすぎる位クネクネうねったツイスティーロード
タンデムでスピードは出せませんが気分よく左右に
切り返しを楽しみながら阿寒湖のそばまで来ました
ここで決断しました!
今日のキャンプ地はここからもう少し先の
オンネトー(35−G4)
なんですが今回は諦める事にします
理由は長男です
今日はここに来るまでの道中何度も眠いと連呼
そのたび停車する訳にも行かず運転しながら左手で
長男の足のツボを押して眠気を覚ましなんとかたどり着いたのです
【どこのツボ?】
委中(いちゅう) 膝裏の中央にある
風市(ふういち) 両腕をわきに垂らしてまっすぐ立ったとき
中指の先が触れるところにある
どちらも腰痛に効くツボ、押すとピキーンと来るので眠気覚ましにも効きます
子供のペースにあわせた余裕のプランのつもりでしたが
ふたを開けると毎日時間との戦いで、ある種緊迫したツーリングでした
それはそれでミッションクリア的な達成感があって楽しいのですが
子供は電池が切れるまで全力ですがそろそろ電池切れの様子
完全に切れる前に十分な休息を取らせないと後一日
最後の北海道の日が台無しになってしまわないように今日はここまでにします
阿寒湖は何度か来た事があるのでボンヤリと観光街の様子は分かりますが
キャンプ場に入る前に重要な施設の場所を確認するため
バイクでトロトロとホテルやお土産屋さんの前を通過…
重要な施設と言うのは“温泉”です
食事が出来る所は観光地ですからすぐに見つかりますが
立寄湯が出来る所はそう多くありません
マップル情報の“
まりも湯”の位置を確認してから
キャンプ場に行きました
この辺りからだんだん空模様が怪しくなってきて
この後間違いなく一雨来る気配です
より快適に休息が取れるようにとバンガローを希望しましたが
残念ながらテントサイトしか無いとの事
とは言え時間の余裕はあるので
駐車場から数メートルのサイトにテントを設営することにしました
【ツーリング中初めて余裕のキャンプ場入り】
テント設営の間、手持ち無沙汰の長男に
『キャンプ場の様子でも写真とって来て』と、撮らせたのですが…
後で見てみるとピンぼけと、意味の無い連射で使えないのばかりでした
本人は記録写真家のつもりのようでしたが…
【長男が撮影したキャンプ場の様子。ブレブレ…】
せっかく長男が撮ってくれたんで新テントの設営手順をご紹介します
【スタンディングテープをペグダウン】
【Y字のメインフレームを設置】
【テープのホールにフレームを差し込む】
【サブフレームを設置】
【フライシートを被せて】
【インナーテントを吊り下げ】
【張り綱をしっかり止めて】
【完成!】
テント設営後は街へ出て観光です
雨が降りそうなんでカッパの携帯も忘れません!
キャンプ場から最寄りの路地に入って行くと
そこは“アイヌ部落”と言う
アイヌ関連のお土産や資料が展示してある一画でした
アイヌの歴史や伝承には興味ないわけじゃないんですが
前日、嫁さんからお土産の追加注文があったので
当たり障りのないお菓子関連と
次男からリクエストのかわいいヌイグルミ探しがメインなため
“アイヌ部落”は通過です
【右からよんだらダメよ】
観光街を温泉施設方面にブラブラ歩きながら土産物屋を物色
嫁さんリクエストのお菓子はまぁどこにでもあるのでどうでも良かったのですが
次男のヌイグルミは阿寒湖ならではのものを!
と、昨日から決めてました!
【阿寒の町を散策】
【あるものを求めて彷徨う】
ヌイグルミはどこの店にもありましたが
望むサイズのものがなかなか見つかりません
何件かめの店でとうとう見つけました!
勘のいい人なら既にわかっていたかな?
これです!↓
【次男:届いたまりもっこり見て『こんなんちがう!』と投げつけたそうです】
【男はこうあるべき!】
その他、小物を選んで発送してもらおうと店のおばちゃんに声を掛けると
『送料は1,600円、金額が5,000円を超えると500円になるよ』
あと数百円で5,000円になるので
北海道の形をした木製パズルを選んでレジへ持って行くと
更に買い物をすると送料が無料になると言います
『いい』と、断るのに何度もしつこく営業してきます
お金払い終わるまでに4、5回は言われました
【ムラサキのおばちゃんがしつこい!】
雨がすこしパラつきますが
気の利いたお土産もバッチリ選べたので
食事の前に温泉に浸かりに行きます
先ほど場所を確認しておいた“まりも湯”
メインの通りからチョット入った所にありますが
看板も出てるので迷わず来れます
名前しか知らなかったのでどんな所かと思ったら
昔からある銭湯のような感じで
駐車場も数台しか停められない小さな建物です
【スーパー銭湯よりこんな感じの方が来た甲斐を感じます】
でも、そのチープさがいい感じで旅情をかもしだすんです
入り口に入ると受付のおじさんがいい笑顔で出迎えてくれました
旅行客と分かると『どこから?』
ワタクシ
『石川県です』
おじさん
『ああ、あそこもいい温泉あるね〜』
と、しばし温泉談義
大人500円、子供250円なのですが
おじさん気前よく『子供はサービス!』
なんか得しました!
【まりも湯のロビー】
浴室に入ると浴槽の周りに大小の木製の玉がならんでました
阿寒湖だけにマリモのおもちゃの様です
チョット熱めの温泉ですが
14日に羅臼で入った熊の湯に比べればぬるま湯みたいなもんです
熱めが苦手な長男ですが、木彫りのマリモで遊びたくて
気にせず湯船に浸かってました
時間が早いせいか(17:00頃)ワタクシ達の他に
1人のお客さんが居るだけ、しかも出て行きそう…
撮影のチャンス!と、思ったら
その人と入れ替わりに親子が入ってきました(残念…)
【脱衣場:涼んでます】
湯上がりに持参したペットボトルのお茶を飲み干したのですが
受付のおじさん『捨てておくよ』と手を差し出します
さすがに持ち込みのなので遠慮して断っても
『いいから、いいから』とニコやかな笑顔にこちらもつい
『お願いします』と、甘えてしました
北の人は心が温かいですね
“
まりも湯”を出ると雨はやんでいました
コンビニもありますが今日位は夕食も贅沢します!
とは言っても食堂に入るんですがね…
【温泉街を歩きながら食事のできる店を探す】
性格なのかメジャー路線より
知る人ぞ知る的なマイナー路線がワタクシ好みの様で
しなびた雰囲気の食堂に入りました
時間的なものなのか?他の理由に寄るものなのか?
お客さんはワタクシ達親子だけです
ガッツリ食べたいワタクシはロースカツ定食
長男はミソチャーシューメンを注文
【他には誰もいない】
待ってる間店内を見回すとなんだか初めてじゃない気がします
記憶が定かではありませんがどうも20年前初めてツーリングで来た時に
昼食で入った店のような気がします
当時、写真を撮っていたはずですが今はどこかにいってしまって確認できません
しかも今、座っている小上がりのテーブルで食事した気がするのはデジャヴでしょうか?
【かすかな記憶が選んだのかも?】
勘違いかもしれませんが滅多に来る事が出来ない土地で知り合いに在ったような
ほんのチョッピリ嬉しい気持ちになりました
そんな話を長男に話していると注文の品がやってきました
正直、味も量も全く期待してなかったのですが
テーブルに置かれた器を見てビックリ!
若い時ならいざ知らず食べきれるか心配な量です
そして、長男のチャーシューメンも
とても子供に食べきれる量ではありません!
【この後すぐギブアップ!】
残さず食べる事が美徳だと信じてるワタクシとしては
残す事を前提に食事をするのはどうも気が重くて
美味しいのですが心から味わう事が出来ませんでした…
店を出る時におばちゃんに
『量が多くて残しちゃったゴメン』と言ってキャンプ場へ戻りました
【食事してる間にすっかり暗くなってました】
夕方からのんびり過ごした阿寒湖でしたが本物のマリモを長男に見せられなかったな…
あっ!お土産のビンに入ったマリモを見たしOKにしとくか!
明日はとうとう北海道最後の日!
【ありゃ!またトリップのリセット忘れてた!】
【582.0Km-357.6Km=224.4Km】
つづく…