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2012年08月17日 イイね!

試される大地で試されたツーリング 8日目-後編(終)

試される大地で試されたツーリング 8日目-後編(終)三国峠にはほぼ12:00丁度に到着

標高が高いせいか(標高1136m)
雲に覆われ天気は言いとは言えません
小雨程度ですが降っているので路面も濡れています

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【三国峠と言えばこれでしょ!】

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【峠茶屋にある看板で記念撮影】

徐々に霞んできて展望が悪くなってきてましたが
とりあえず記念写真そのあと駐車場内のログハウス風の店で昼食です
ワタクシはカツカレー、長男は『寒いから』ときつねうどん

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【カツカレーは活力(勝力)が湧きます】

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【ほんと麺類好きだよな】

峠を越え国273を下って行くとやがて国39と合流
しばらく重複路線となります
その後、全長3388mの銀河トンネルを抜けると本日最後の
つまり北海道最後の観光となる流星の滝銀河の滝です!

100名瀑がお気に入りのワタクシですから
ルート上にあるのを見逃しません!

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【バイクの前にはもう滝です!】

立地的に山中の滝ですから
よもやバイクを停めたそばから見られるとは思いもよりませんでした!

滝の落ちてくる川添いに大きな駐車場がありホント目の前です!
とは言っても大きな木があるので丸見えではありませんが
落差100mの瀑布が苦労も無くすぐに見られるのには拍子抜けしました…

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【流星の滝】

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【銀河の滝】

いくら整備された観光地で二つの滝はお互い近いとはいえ別々に見る事しか出来ません…
ところが!実は二つの滝を同時に見る事が出来る真の観光スポットが存在するのです!

当初ワタクシもそんな事はつゆ知らず
簡単に二つの滝を見れてしまったのでどこか物足りない感じを
飲み物で満たそうと自販機の方へ目を向けると…

自販機と自販機の間に『双瀑台入口』と書かれているのをみつけました!
読んで時のごとく一目でその入り口がどこへ誘っているのか理解し
考えるまでもなく反射的に『よし!行くぞ!』と
長男と昇りはじめました!

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【双瀑台とな?知ってしまったら後には引けない】

始めは木で作られた階段を昇るので歩きやすいですが
そんなのはすぐに登山道へと変わります
わかっちゃ居るけど展望台へはなかなか辿り着きません
すぐに『疲れた』、『帰ろう』、『まだ!?』と、愚図る長男をいったい何回
なだめすかし、時にはハッパをかけたりしたか…

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【頑張って登るぞ!】

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【この先で見たものが一生の思い出になるはず!】

ずいぶん後から昇ってきたお年寄りにも追い越されてしまいました
そのお年寄りが帰るときにワタクシ達はまだ昇ってる最中…

『もう見えるぞ』と、3回目くらいかな?方便を言ったとき
本当にもうすぐそばまで来ていました

最後の数歩手前で力つきていた長男をなんとか奮い立たせやっと到着!


【是非その目で見て欲しいです】

ワタクシは絶景に大感動!
しかし、長男は(キレ気味に)
『疲れて!それどころじゃ無い!』だそうです…

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【長男の嬉しくなさそうな顔…】

下りもぶつぶつ言いながらでしたが
降りなきゃ帰れないのでしょうがなく歩いてました

そうそう、ビデオの音声にも入ってますが持参したカメラの
32GBのSDカードがここで一杯になってしまいました
計算上は十分持つはずだったんですが…

原因は分かってます、長男がなぜか連射機能で
(ワタクシから見ると)無意味に撮りたがるんです
中には残しておきたいシーンもあるので無下に削除できないので残して来ましたが
最終日の最後の最後…あとすこしでコレです…

な〜んて
こんな事もあろうかと8GBのSDカードを別に持って来てました
でも、コレは出発直前に持って行こうと思いついたもので
ホント、備えあれば何とやらです


後は高速道路に乗って小樽港を目指すだけとなってしまいました
しかし、まだ気を緩めるには早すぎます!
なんたって帰るまでがツーリングですから!

小樽までの移動距離は割合で言うとここまでで約4割りほど
まだ6割あるとはいえ
とりあえず後は高速オンリーと少し気軽な気分で走るは層雲峡(41−A3)

先ほどの銀河の滝層雲峡エリアになります
山が柱状の絶壁になっていて古代中国の仙人が住んでいるみたいな
水墨画の世界に迷い込んだような風景です
あ、思い出した!
10年前にも通ったとき見事な風景に圧倒されゆっくり撮影したかったけど
急いでいて走りながら数枚しか撮れなかったんでした
次ぎにくる時はここをじっくり見て回ろうとその時思っていたのですが

すっかり忘れてました…
次の機会こそはゆっくりしたいと思います

旭川紋別自動車道に乗ってそのまま道央自動車道に乗り入れますが
長男が『北海道の高速ってガソリンスタンド3カ所しかないんやろ』
と、言ってくれたおかげでバイパス入り口手前で給油をする事が出来ました
殆どカラに近かったので
ここで満タンに出来なかったら高速道路で立ち往生するとこでした…

上川層雲峡IC(40−I2)から旭川紋別自動車道に乗り入れ
次の愛山上川ICを通過したとたんに例の『お父さんおしっこしたい!』
もっと早く言えよ〜!

自動車専用道なのでチョット路肩に…は危険なので
幸いなんとか我慢できそうなので次のICまでとにかく
飛ばしました!(そっちが危ないって!)
愛別ICで(46−F5)降りると駐車場がありそこで
ホット一安心…のはずが…
『なんか…出そう…』
停めたのは道路管理事務所みたいな所の駐車場だったのですがウン悪く誰もいません

ワタクシ
 『我慢できんのか?』

長男
 『できん!もうでそうや!』

しょうがないのですぐそばの法面を下った側溝のそばで座らせました

長男
 『チョット出たけどもう出んわ…』

ワタクシ
 『途中で停まれんし全部出しとけ』

       ・

       ・
この間
道路パトロール車が駐車場に転回しに来て
一人でヘルメット2個所有している怪しい中年と思われたりしました

       ・

       ・

長男
 『やっぱりでんわ』

  ティッシュ使用…

 『きれいになっとるか見て』

ワタクシ
 『や〜わ!』

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【もうちょっとでウンの付きでした】

念のため本当にお腹がおさまったかしばらくその場で待機
周りを見ると旭山動物園の案内がありました
マップルで見ると近くです
またもや旭山動物園へチャンスと思われましたが
やはり時間が許さないので今度も見送り
ツーリング当初のレポにも書きましたが
心残りがはやり沢山出来てしました

しかし、だからこそ飽きる事無くなんども訪れたくなるんでしょうね

比布Jctから道央自動車道に接続し後は退屈なクルージングですが
その前に重要な確認事項
音江PAでパンツチェック!
在庫整理できてない時はよごしてしまいがちなので確認させると
トイレから出てくるなり大きな声で

『お父さん!付いとらんだよ!』

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【まだ恥じらいを知らぬ年頃】

念のためしばらくお腹の様子をうかがってましたがアレから波はやって来ないみたいです
出発しようとすると小雨がパラつきだし、途中で本降りになられても困るので
カッパ着用です、他にも多くのライダーがカッパ着用の為にPAに入って来てました
今回の北海道ツーリングはほぼ毎日カッパ来てました!

雨降りは当然ですが、防寒で来てる事が多かったです
こんな事は北海道とは言え真夏の時期に初めてです
そういや地元の人も言ってましたね

予定通り砂川SAで停まり休憩します
行楽シーズン故か駐車場はいっぱい
もちろん申し訳程度のスペースしかない二輪駐車場も満車なので
駐車場からすこし離れた所に停めました


天気が回復して来たようで空が明るいです
というか暑いのでワタクシはカッパを脱ぎましたが
なぜか長男は脱ぎません
おなかが空いたと言うので晩ご飯には早いですが
自販機で冷凍食品のチャーハンとフライドポテトを食べました

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【子供はこんなん好きですね〜】

小樽までもうすぐです!後一踏ん張り!
札幌に近づくにつれて車の量がだんだん増えて来ました
時間も18:00を過ぎたので空もだんだん暗くなって来ました
時間に余裕はあるはずなので焦らず安全運転で走行します

ところが晴れて来たと思っていた天気が札幌に入ると崩れて来てまた雨です!
今度は止みそうにありません!
雨量は酷くはないですが早くカッパを装着しないとずぶぬれになってしまいます!
田舎じゃ大して走らなくても何かしらの施設が在ったりしますが

都市部で高架の為かPAがいっこうに現れません
札幌Jct(23−H3)を過ぎてもまだ…
このままじゃ本当にパンツまで濡れてしまうぞ…
次第にアクセルが開きます
おっと!
幸い長男は上下カッパなのでワタクシが我慢すれば良いだけの事
路面も反射で状況が分かりにくいので安全運転を心がけます…


ようやく金山PA(23−E3)の表示を見つけました!
入ると同じくいそいそとカッパを来ているライダーが数人
その中に一緒のフェリーで帰る滋賀県の親子が居ました
午前中に合った時のように向こうは出発する所でした

『じゃ、のちほど!』

と、挨拶だけして荷物からさっき片付けたばかりのカッパを取り出すと急いで着用!

長男はブーツカバーを着用
今回まで北海道に来る度に雨に遭う事は無かったので
今回も『オレは晴れ男』と思って出て来たのですが
最後の最後にまた雨です

小樽IC(23−B2)を降りるとシームレスに地17になります
目的の小樽港はすぐそこですが乗船前に入浴します

小樽港と目と鼻の先にある温泉施設オスパ
最後の最後にここへ到着するのも予定よりは遅れてしまいました…
夕方…16:00には来ていてのんびり食事でもしながら
フェリーの時間を待ってようと思ってたのですが
もう19:00を過ぎてます、温泉にはのんびりつかってられません…
テキパキと体の汚れを落とすだけですぐに出て来ました

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【急いでいたので浴槽の様子は覚えてません】

フェリーで頂くオヤツと飲み物を買いに隣のコンビニに行くと
沢山のライダーが買い物をしていました
間違いなくこの後同じフェリーに乗る人たちでしょう

買い物を済ませフェリーターミナルへ急ぎます
前方にこれから乗船するフェリーが見えて来ました!
北海道へ来る時も乗りましたが
フェリーに乗る機会自体少ないのですこし興奮します

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【あれがこれから乗るフェリーか!?】

ターミナルの係員の誘導に従い
既に集まっている何十台ものバイクの列に並びます
バイクを止めて乗船手続きの為に降りようとした時
長旅の疲れか、帰りで気が緩んだのか
長男がステップを踏み外して転倒してしまいました
幸い怪我は無かったのですが、隣のバイクにぶつかってしました…

暗くてわかりませんが傷を付けたかもしれません

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【ターミナルにはすでにたくさんのバイクが】

もちろん謝りました

でも、そのバイクの女性ライダーは大事な愛車よりも
長男の事を心配してくれました
こんな気持ちのいい人間関係もバイクならでは!

と、感じました

乗船までは若干時間があるのでロビーで写真を撮ったりしてました
館内放送でバイクの乗船が20:00、徒歩の乗船が20:30との案内
長男一人での乗船ですが二回目ですし、案内に従って乗り込むだけなので
『ひとりで大丈夫やな?』と言い聞かせてると

先ほどの親子ライダーがやってきて
 『一人やと心配なんで子供ら一緒にさせてもらえますか?』

ワタクシ
 『もちろんいいですよ』

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【出発までターミナルの模型を見物】

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【精巧にできてます】

実はちょっぴり心配だったので願ったり叶ったりです
そうこうしているうちにバイクの乗船時間になりました

長男を心配させないようにとギリギリまで一緒に居たら
ワタクシのが1台置いてきぼりになってました
慌てて乗船です!


【最後の乗船】

手荷物を部屋に置いてすぐに徒歩乗船口に駆けつけると
滋賀県のお父さんライダーも既に来ていました

子供たちを待ってる間
どこへ行っていたとか、どんな事があったとか話してると
乗客たちが渡り廊下を歩いてきました!
しかし、子供たちの姿はなかなか現れません
『見落としてるかな〜?』
『あ!来た来た!』


【一週間常に一緒だったから少しでも離れると不安でした】

二人で部屋へ入り腰を下ろすと、ようやく旅の終わりを実感しました…
長い様であっという間でした
十分に練った計画のつもりでしたが不備もいっぱいでした
余裕も無く、気持ちもいっぱいいっぱいの毎日でした
でも、とにかく無事にここまでこれました…


【締めの言葉】

色々反省点もあり、今後に活かせる経験もあり
父親としてライダーとして試された北海道ツーリングでした

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【とりあえず安堵の一杯】

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【最終日の走行距離】
【ここまで総走行距離2,327.3Km】


おわり?
Posted at 2018/04/07 23:29:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | ツーリング2012 | 旅行/地域
2012年08月17日 イイね!

試される大地で試されたツーリング 8日目-前編

試される大地で試されたツーリング 8日目-前編北海道は本日が最終日

企画期間が長く
出発日を待つのも長く
北海道に着いても帰るのは
まだ一週間先だと思ってましたが


もうラストです
今夜のフェリーで北海道とはサヨナラです…
しかし、不思議と名残惜しい気持ちが湧きません

今は『なんとか無事に帰れそう…』これが正直な気持ちです

出発前から腰痛で一週間バイクに乗り続けられるか?
同じく長男も一週間タンデムで耐えられるか?
スケジュールをこなせるか?
事故にあわないか?
バイクが故障しないか?
不安要素は数え上げたらきりがありません

長男になんの心配もさせず無理もさせず(チョットさせましたが)

楽しい思い出だけを持って
無事に帰れる事がどうやらできそうだ…
これがまず今日始めに思った事です


昨夜は20:00頃に寝たので4:00に一度目が覚めました
あまりに早いので二度寝して5:00頃に起きて撤収
夜中に雨が降ったようで地面とテントが濡れてました
今日は『フェリーの時間までに港に着けばいいや』
と思ってるせいか

いつもより出発準備に時間がかかってしまい7:00前にようやく出発

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【時間がなくてどんなキャンプ場か見て回れませんでした】

国241を西に向かい(35−G3)快調に走ります
途中オンネトーの看板を横目に『次回は必ず行くぞ!』と固く誓い
すいてるせいもありあっという間に

足寄(あしょろ)市街へ(26−K1)到着
コンビニで朝食をとりながら本日のルート確認
当初の予定ではこの後国273を北上し比布Jctから高速に乗り
札幌で観光なんて考えていましたがそれは無理だろうと判断し
高速に乗るまでの道中をのんびり楽しんで後は
一気に小樽港を目指す事にしました

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【北海道最後の朝ご飯】

再び国241、途中から道806ナイタイ高原牧場へ向かいます(34−F5)
ナイタイ高原牧場は十勝平野を一望できるらしく

天気がよければ最高の景色が拝めそうですが
あいにく曇り…しかし、下から見上げると牧場がハッキリ確認できます
これなら上からも下界がハッキリ見えそうと期待してたのですが
ナイタイ高原牧場に到着するやいなや雲が掛かってきて
下界が霞んできました…

人気スポットらしく天候のわりにバイクや車が結構停まっていました
その中に見覚えのあるバイクがありました
ファイアーブレード…

2日前にコンビニで朝食を取っていた時に出会ったライダーでした

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【バイクの他にも車や自転車も】

彼はソロで来てたのですが気さくな性格なので今は道連れのライダーと一緒のようです
声をかけると向こうも又会えた事を喜んでくれました
連れが居るのであまり話せませんでしたが
GoProをヘルメットに装着して撮影したとか
あの後(二日前)どこそこへ行ったとか

さっきまで雲がなくて綺麗に見えていたとか
道806からナイタイ高原牧場への分岐が案内が無くて一回通り過ぎたとか
短い時間にも関わらず盛上がりました
天気が良くなくパスしようと思っていたのですが
思わぬ再会に来てよかったと感じました

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【まずは記念撮影】

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【広大な牧場】

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【動物の慰霊碑】

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【燃えるおと〜この〜♪】

その後彼は連れと出発

ワタクシ達は記念撮影したりしながら辺りを散策
帰りに途中何カ所かある駐車場で高原の景色を撮りながら降りてきました

道806を戻り又、国273を北上します
糠平(ぬかびら)湖というダム湖にタウシュベツ展望台(34−E3)があります
ここは戦前から走っていた鉄道の橋梁の一部が湖面から出ていて

水位によっては水上を線路が走っている
ファンタジーな光景が見られるらしいのです

実はこの情報ワタクシがいつも聞いてるラジオ番組
“武田鉄矢の今朝の三枚おろし”で聞いた情報でした
番組は’94年から今も続いている長寿番組ですが情報元は5年以上前の放送になります
彼の語り口調が絶妙で聞いていて行きたくて仕方なかったのを覚えてます
そして『北海道へ行くならここも是非行かねば!』と常々考えていたのです

  *他にも鉄矢情報で行きたい所が多数あるので
  *いずれツーリングで行きたいと思ってます

その道中トンネルを抜けた先の路肩に一台のバイクが停まっていました
そのそばでカメラをかまえる人物
ワレワレが停車するタイミングで彼は行ってしまいました
彼がカメラで撮影していた方向に目を向けると
廃線になった鉄道の橋梁を見つけました!

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【これがタウシュベツ橋梁の片鱗か?】

ワタクシ
 『さっきのひとコレを撮っとったんかな?』

長男
 『たぶんそうやろ』

ワタクシ
 『もしかした今から見に行く線路と繋がとったんかもしれんな』

長男
 『え、そんな昔にそんな長い線路あったん?』

自分が生まれるよりずっと昔の建造物になにやら
不思議な印象を持ったみたいです
再び走り出すもまたなにやら関連したものを見つけました
“三の沢橋梁入口”と書いてあります
橋梁ですから間違いなく先ほどの続き
これから見に行くタウシュベツ橋梁に繋がっていたものでしょう

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【またしても関連性のあるもを発見!】

ワタクシも前述の通り興味があるのでここでも停車して見物しに行くとにしました
駐車場に入ると見た事あるバイクが目に入りました
先ほどのファイアーブレードではなく
往路のフェリーで一緒になった滋賀県の親子でした
ワタクシ達と入れ違いに出て行く所でしたが気付いてくれました

ワタクシ
 『あ、こんにちは〜』
 『いよいよ今日で最後ですね』

滋賀県の人
 『どちら周ってきました?』
 『こっちは二日目と一昨日と雨で大変でしたわ』
 『修行やったもんな?』
と息子さんに振ると小さくうなずきました

ワタクシ
 『こっちも宗谷岬行ったときず〜っと降られっぱなしでしたわ』
 『これからどちらへ』

滋賀県の人
 『多分いっしょやと思いますよ』
 『このままあがって(国273北上)高速で小樽ですわ』

ワタクシ
 『そうですか〜じゃ、また小樽で』

そう言って親子と別れました

駐車場から案内に従って細い道を歩いて行くとコンクリートの橋がありました
ピン!と、来ました!
手すりは新しいのに橋はかなり古いのです

ワタクシ
 『お父さんわかったわ』

長男
 『え?なにが?』

ワタクシ
 『いま歩いとるこの橋が“三の沢橋梁”や』

長男
 『え〜?まさか』

にわかには信じられない様子の長男でしたが
橋を渡りきった所で
ダム湖の水際へ降りて行く道があったので降りて行きました
他にも数人、既に降りていてるのでまず推理は間違いないでしょう
足下が悪いので転倒に注意してようやく降りて見上げると…

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【水辺まで降りないと見えないのです】

さっき見たのとは比べ物にならないくらい
立派な橋梁が目に飛び込んできました
どうやらここの橋梁は保存状態がいいようです

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【最近作ったんと違うの?】

思いついて長男を先に戻らせ橋梁の欄干から顔を出させます
下から記念写真をと思ったのですが
撮ってみると橋梁を大きく写すと長男が豆粒で全然分からず

あまりいい写真になりませんでした
橋梁に戻り駐車場へ行こうとすると老夫婦とすれ違いました

その夫婦が
 『三の沢橋梁ってまだ先かな…』と話していたので

ワタクシ
 『今、歩いてるのがそうですよ』と教えると

老夫婦の夫
 『え!これがそうですか!?』と驚いてました

ワタクシ
 『全体見るのには下に降りないといけないですけど足下悪いですよ』

と言うと

老夫婦の妻
 『危ないしやめとき』

その夫
 『そうか…やめとくか…』と残念そうに引き返して行きました

なんか、良い事したのか悪い事したのかわかんないですが
ワタクシは足腰が元気なうちに見に来れて良かったです


さて、いよいよメインのタウシュベツ橋梁展望台へやってきました!
期待するような光景が見られるといいんですが…

路肩をすこし改修しただけの駐車場にバイクを止めると
案内に従って森の中へ歩いて行きます
しばらく行くと展望台への道と交差している一直線の道がありました
何の道かはすぐに分かりました
昔、鉄道が走っていた線路の後です
もちろん線路はありませんがそのまま遊歩道として残されているみたいです

そこから更に100mほど歩くと湖面が見えてきて
その先にタウシュベツ橋梁が見えました!

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【水面にわずかに出ているあれか?】

展望台の向こう岸にあるので大きくは見えませんが
水面に浮かぶように橋梁が並んでいます!
反対側に回れば徒歩ですぐそばまで近づけるようですが
そこへ至る林道へ入るには許可が必要なのと
ヒグマの生息域な為勝手に入るのは危険です
でも、見学ツアーがあるみたいなので
この次訪れた時はぜひ参加したいと思います

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【見るだけじゃなく歩いてみたい】

本日一番見たかったタウシュベツ橋梁の後は三国峠(34−D1)です
北海道で最標高の道路です10年前にも来ましたが
今と逆方向から走ってきて、目的地の関係で走り抜けずにUターンでした

その三国峠へ向けて走り出して5分程度でまた停車
道路脇に“幌加(ほろか)駅跡”と言うのを見つけたからです

コンクリートの平屋建ての大きめの建物がありそこの駐車場にバイクを停めました
他にも何台か車が停まっています
ワタクシたちと同じく“幌加駅跡”を見に来たようですが
なにやらソワソワ落ち着きが無い感じです

それもそのはずで…
この建物が幌加駅の展示施設かなにかだと思って入って行くと…
なんか…?違います…?

トイレは利用できますが
普通の事務所の様な感じです
もちろん誰もいないのでそれ以上中へは入って行けません
どうも、道路管理事務所の様です…

外へ出て辺りを見回してみてもパッと目につくものも無く
幌加駅のかけらさえ見当たりません
そのため先にきていた人たちは困惑してソワソワしていたのです

ワタクシ達より後に来た人たちもひとしきりキョロキョロ見回した後
あきらめて去って行きました

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【建物から少し離れたこの脇道の先にあった】

でも、ワタクシ達はあきらめませんでした!
最初は場所が違っていたのかと思いましたが
周辺を探索して回ると建物の裏に線路が通っていた形跡があり
その先を目で追うと小さな看板のようなものを発見しました!
一旦施設の敷地を出て回り込んでその場所へ行くと
まさにそこが“幌加駅”でした!

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【森にひっそりたたずむ廃駅】

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【発車します!】

特に管理されてる様子はなく野ざらしですが駅周辺は線路が残されていて
ホームでたたずんでると今にも列車がやって来そうな気がします
しかも手動のポイント切換えが今でも動きます!


【リアルプラレール?】

しかしな〜…
看板一枚道路脇に出しとけばすぐ分かるのに〜…
ま、おかげで人が居なくて廃線の雰囲気たっぷり味わえました!

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【映画のワンシーンみたい】

この後、三国峠に向かいます


後編につづく
Posted at 2018/04/07 23:29:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | ツーリング2012 | 旅行/地域

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