マップル片手にルートを辿りながら読んでいただくと
よりツーリング気分が堪能できます
序章
今回ワタクシこ〜ちんは一参加者のはずでしたが…
今年kazuya宅での新年会の席でsatsukeにGWのプランはまかせたので
出来上がったプランをWebで公開するだけと気楽に構えていて
届いたプランを見てみると…
1日目〜4日目は…まあ、それなりの距離
さすがにこれまでに何度もロングツーリングに出かけてるから無理はしてないな
最終5日目
本州の最西端山口県から一気に石川県まで移動!
しかも出雲大社に寄って行くなんて!
なんともHeat Hazeらしい無謀ぶり!
(今思えばまさにお変路)
「ほっほ〜、やるな〜」と一瞬思ったものの
よく考えるとGWの最終日、ETCも1,000円と誰でも混雑が予想されるじゃないですか!
こ〜ちん
「ちょっとプラン変更せんけ?」と、satsukeに連絡してみるものの
satsuke
「帰り高速やぞ!大丈夫やって!」
こ〜ちん
「距離もなんか違うみたいやけど…どうやって計った?」
satsuke
「指で尺取り虫みたいに計ったんや」
こ〜ちん
「マップルに区間距離書いてあるやろ?」
satsuke
「あ〜、足し算なんてそんな面倒くさいことしとれんわ!」
こ〜ちん
「……(確かにルートは5Km単位の距離)」(マップルの右上に5Kmのスケールがある)
satsuke
「それより高速走りっぱなしやとタイヤもったいないしフェリー使かわんけ?」
こ〜ちん
「フェリー?」
satsuke
「門司港(九州)から乗って帰るってのは?」
こ〜ちん
「……(いったい、いつ帰れるんだ?)」
satsukeに任せると言ったものの自分自身もワリを食うので
「じゃ、こっちで検討するわ」
と、その日からマップルとにらめっこが始まりました
しかし、全く白紙からプランを立ててはせっかく頑張ったsatsukeに悪いと思い
satsukeのプランから観光地などのエキスを抽出し
新たなルートを組み立てて行く
数日の夜更かしの後オリジナルを生かしつつも
無理の無いプランになったと自負できるものが出来ました
ツーリング当日…
いつもの様に長男と出発前の記念撮影
そして、待ち合わせ場所のサークルKに到着すると
既にお見送りのtoraとkazuyaが来てました!

【無事帰る儀式です】
これまでのロングツーリングはほぼkazuyaがプランニングしてましたが
間もなく第一子が産まれるのでツーリングどころでは無い為
今回は不参加となったのです
でも、金沢から見送りにきてくれるとは驚きました!
4月29日
iguと二人でkazuyaの実家へ荷物運びの手伝いに行ったおり
休憩のときに当然GWツーリング(この時点ではまだ仮称)の話になります
冗談で「一緒に行こう」とか「見送りよろしく!」なんて言ってたら
本当に現れたのでビックリです!
この為に早朝にわざわざ来てくれたので嬉しいやら悪いやら
いやホントはツーリングに行きたかったんだな〜って思いました
そうこうしているうちにigu登場!
続いて今回の企画者satsuke登場!
後はねこちゃんだけ
しかしなかなかねこちゃん は現れな い…
「ま、いつもの事だし」とか
「毎回出がけに仕事があってとか言ってるけどホントか?」
なんて言われてましたが
ワタクシちゃんと信じてますよ!
ホントです!
ようやくねこちゃん登場!
開口一番「机の上に伝票があって材料の積み込みしてた」
ハイハイ、解ってますよ
とりあえず揃った所で記念撮影しときましょ

【朝早くから集まってくれてありがとう】
出発時間の6:30を過ぎたので見送りの二人に別れを告げ出発!
北陸道加賀ICから四国は徳島県、
神戸淡路鳴門道の
鳴門北ICまで
およそ380Kmの距離を移動します
いつもの感覚なら100Kmを1時間程度で計算できますが
今はGW、更にいつも渋滞してると噂の
吹田Jctを通過します
お昼には到着のつもりですが果たして…
早朝の出発だったので朝ご飯は途中の
賤ヶ岳SAでとりました
ここまでで100Km以上走行してるので
このペースで行けばかなり早く到着できそうです
まあ、実際そんな事はありえませんが今のところ順調です

【朝から牛丼!長い旅路のエネルギー】
ガソリン満タンで出てきましたが
さすがに高速道路を無給油で走行は無理なので
どこで給油するか皆で打ち合わせします
順当に行けば
大津SAですが…さて?
「桂川PAどうけ?」(マップル関西 45-M3)
satsukeが切り出しました
「いや普通SAの方がGSあるって!」
「そやけど、もうチョット距離のばして桂川PA行かんけ?」
satsukeが食い下がります
「その前に桂川PAにGSあるかどうかやって」
インフォメーションのお姉さん(我々より年上という意味で)に聞いてみると…
大きなマップを広げながら説明してくれました
「大津SAはGSが閉鎖されたので手前の草津PAになりますね」
マップを見るとsatsukeご執心の桂川PAにはGSマークはありませんでした
「給油は草津PA、大津SAは閉鎖だって」
と、伝えると
「え、そうなん!?」
「大津が無いなんて以外やぜ」
でも、satsukeは
「ほんで、桂川PAにGSあったん?」
なぜそんなに桂川PAにこだわる!?
satsukeのこだわりをよそに
草津PAに向かいましたが
ここの
PAは
新名神への分岐の途中から
更に分岐して入って行くので
案内があるとは言え最初戸惑ってしまいました
やはりここで給油する車両が多くGSが順番待ちです

【ワレワレの後ろにも列が続く…】
ようやく給油が終わり走り出しましたが
大山崎Jct辺りから交通量が増えとうとう渋滞となりました
しかし、そこはワタクシ達はバイクですから
四輪を尻目に二輪専用道路を走行
そう言えば
賤ヶ岳SAの情報板で
吹田Jct付近で事故マークが4カ所も点いていたっけ
それでなくても混雑する所仕方ないや…と、予想の範囲内
ふと気がつくと二輪専用道に白い塊がいくつもあります
最初「誰かソフトクリーム落とした?」って思いましたが
実はそれは発煙筒の燃えかすでした
渋滞が始まってから途切れる事無く点在するソレは
それだけ事故の多さを物語ってます
だから渋滞するのか?渋滞するから事故が起こるのか?
とにかく神経を研ぎすませて走行します
吹田Jctを過ぎれば少しは流れるかな?
と、考えてましたが浅はかでした
中国道へ入っても一向に進みません
いくら二輪専用道とはいえそんなにスピードは出せません
しかもいろんなリスクが高いので
周囲へ注意を配ってないといけないので常に緊張状態です
渋滞に入ってから50〜60Km走ったでしょうか?けっこう時間が経ちました
休憩にと
西宮名塩SA(にしのみやなじお[44-L7])に入りましたが
ここに入りたい車が本線の路肩にまで続いています!
そこからトイレを我慢できない人たちが歩いてます!
バイクを止めて写真を数枚撮り、更に撮ろうとした時
カメラのモニターに「SDカードエラー」の文字が
「SDカードが抜けてしまったのか?」と思い
何度かカードやバッテリーを抜き差しするが
やはり「SDカードエラー」…
ガビ〜ン!!
これまでの撮影データが飛んでしまった!
幸いツーリングに出たばっかしで枚数が少ないのが救い?
念のため、エラーの出たカードはそのままにして
別のカードで撮影を続行
(帰宅後、復旧ソフトで見事復活!)

【この写真を撮影した直後エラーが…】
時計を見ると11:00を過ぎていました
渋滞がなければ後1時間程で四国入り出来る距離ですが
今の状態では果たして何時になるか解りません
zittoさんに電話で状況を説明します
こ〜ちん
「今、西宮名塩SAなんですけど〜」
zitto
「そこからだとあと2時間かかりますよ」
こ〜ちん
「そんな掛かるんですか?」
zitto
「多分」
と、言う訳で急いでもしょうがないのでここで昼食タイム
ワタクシHeat Haze定番の(味噌)カツ丼を頂きました!

【レストランのテーブルには膝スリならぬゴマのすり方】
さて、もう少しのんびりしたい所ですが
まだ渋滞まっただ中なのでササッと出発します
SAを出るとさっきより車の流が良く
神戸Jctから
山陽道に入ると交通量も少なくスイスイと走れます
そして
三木Jct、
垂水Jctを経ていよいよ本州離脱、淡路島に上陸!
とは言っても淡路島は高速で通過するだけなんですが
淡路島に入って最初の
SA、
淡路SA[34-D7]でzittoさんにメールで連絡
もうこの先
Jctがないので気が楽です
それにしても事前に
Jctでの分岐方面を調べといて良かった!
今回は乗り換えの
Jctが4つありましたが地図で見れば
どの方向へ行けば良いかは一目瞭然ですが
実際走りながらだと戸惑います
マップル上の
Jctには分岐方面が記載されてないので
(マップルに要望出しました、来年版から載ってたら買い替えようっと)
ナビでルート引きながら調べたりしましたが
その労力が無駄にならずに良かったです
やはり段取り八分です!

【ちょっと停まっただけの淡路 SA】
鳴門北IC(マップル中国・四国 61-D4)で下車
ようやく高速での移動も終わりやっと四国に上陸!
zittoさんはどこかな?
どうやらまだ到着してない様子
IC近くで待ってると見覚えのあるバイクがやってきました!
zittoさんです!
【zittoさん登場!】
待ち合わせた場所が路肩だったので積もる話はとりあえず走ってから
「
鳴門スカイライン」[61-D3]を目指します
走り出してすぐにいくつかのコーナーがあり車体をバンクさせたとき
脳内にドパ〜ッと快楽物質が分泌されるのを感じました!
「ああ〜今、バイクに乗ってるんだ〜!」
「やっぱこれだね!」
思わず顔がニヤけました
早朝からバイクに乗っていたとはいえず〜っと高速でしたから
いわゆるバイクの楽しさは四国に来て本日初です!
その嬉しい気持ちがzittoさんにも伝わってたみたいで
「ミラーで見たら楽しそうに付いてきてた」
と、言われました
【鳴門スカイラインをzittoさんを追っかける】
「鳴門スカイライン」の展望駐車場で休憩を兼ねてこの後のルートの打ち合わせ
そこでzittoさんより衝撃の事実が!
zitto
「四国じゃ国道は酷道ですから」
こ〜ちん
「もしかして県道は険道とか?」
zitto
「そう思って間違いないです!」
と、力強く頼もしい!?言葉を頂きました…
とにかく四国での予定は変更を迫られました

【久しぶりにお会いしたzittoさん相変わらずの好中年】
本来のルートはこのまま
国11を西に移動して
国318を南に
そして「
大釜の滝」[79-F1]へと相変わらずの遠回りのルート
しかし、四国へ到着した時点で13:00とすでに予定が遅れてるので
ココはzittoさんに任せて最短ルートで「
大釜の滝」を目指します
「
鳴門スカイライン」を抜けた後
国11を南下
徳島市内をどう走ったのか?
地21[72-L3]を南下
ところでzittoさんから以前おみやげとして頂いた事がある「ういろ」
以前はそんなにういろが好きじゃなかったワタクシでしたが
zittoさんのういろは
甘さ控えめで素材の味を生かしつつ(素材はなんでしょ?)
もっちりプルンとした食感がやみつきになります
そのういろのお店が地21上にあるんです
ここです!「
阿津満屋製菓」!
徳島にお越しの際はぜひお立ち寄りください

【ナビに地点登録したからいつでも行けるぞ!】
てか、ワタクシ達立ち寄りました!
zitto
「ちょっと待ってて」
と、休憩がてら店の前でくつろいでいると
包みを二つ手にしたzittoさんが店から出てきました
片方の包みをワタクシの前に差し出すと
「みなさんでどうぞ」
と、またまた美味しいういろを頂きました!
zittoさんありがとうございます(謝)!
できれば又お願いします(笑)!
国438に出てからコンビニで買い物
zittoさん曰く「大釜の滝から先にお店があるか判らない」からです
あるかも知れませんが無かったら今晩の食事はないわけですから
コンビニとはいえ重要な買い物になります
「今日はBBQできないかも?」と、思ってましたが
ふとコンビニの向かいに目をやると
お肉屋さんがあるじゃありませんか!
やっほ〜!

【やった〜!肉が喰えるぞ〜!】
一番喜んでいるのはねこちゃんだったかも?
コンビニで休憩後一緒に肉屋へ買い物に行った時
ねこちゃんがチョイスする肉は100g、600円超の和牛ばかり!

【目を離した隙にいい肉を次々と注文】
「たけ〜よ!」と言いかけてショーケースの肉を見ると
ジュルッ!「うまそう〜!」
たまには贅沢も良いか〜!
さあ!早くキャンプ場へいってBBQしよう!
とと、その前に「
大釜の滝」を見に行くんだった
【こんな険道は四国じゃ序の口…】
まさしく険道の
県253●●を抜けて「
大釜の滝」へ到着
もともとのsatsukeプランではここは素通りでしたが
4月に二人で行ったツーリングで
100名瀑の一つ「
龍双ヶ滝」に感動したので
ルート上にあった「
大釜の滝」にも寄って行くことにしたのです
深い谷間の狭小路にバイクを止めて滝へと続く階段を降りて行きます
かなり山深い所ですが他にも何人か見物客が居ます

【素掘りのトンネルと大釜の滝】
落差こそ前述の「
龍双ヶ滝」ほどないものの「
大釜の滝」の名のごとく
水の色が濃い滝壺はかなり深そうです
(後で調べたところ一番深い場所で15メートルあるそうです)
ねこちゃんが新たな「滝」をつくった後いよいよキャンプ場へ向かいます
【100名瀑の一つ、ねこ竿の雫】
国193を南下し
国195を東 へ
後はひたすら「わじき」へ
「わじき」って「鷲敷」って書くんですね
鷲を敷くって地名にはどんな由来があるんでしょうか?
どなたか情報おねがいします
zittoさんの引っぱりでどうにか17時前にキャンプ場へと来る事ができました
できればzittoさんも一緒にBBQに参加して欲しかったのですが
zittoさんは明日レースがあるのでここでお別れです
zittoさん今日はありがとうございました!

【zittoさんとお別れ前にみんなで記念撮影!】
本日の目的地には到着しましたがツーリングはまだ終わりません
あ、いや明日以降も続くという意味ではなくて
本日のツーリングはまだまだ続きます
テントで寝るまでがツーリングです!
テントサイトには若い親子のグループや老夫婦
ソロライダーが既にいました
グループはBBQ真っ最中で肉の焼けるにおいが空腹を更に加速させます
早くワレワレもBBQを始めたいのですが
気持ちよく肉を喰う為にまず最寄りの温泉で汗を流します

【テント設営の後ラフな格好で温泉へ】
歩いても行けますがライダーであるワレワレはやはりバイクで移動
山の中の小さな温泉場なので施設の建物自体は小さいですが宿泊も出来るようです
「ここで泊まってもよかったんじゃね?」
と、satsuke
んなことしらBBQできないじゃん!
浴室も広くはないのですが洗い場の大きな窓から
近くを流れる「那賀川」が見える大展望!
露天じゃないですが身も心も自然にさらけ出して風呂に入れます!
でも、向こう岸の道路からこちらは丸見え!
しかし、臆する事無く立ち上がり景色を堪能します


【脱衣所に地元出身とおぼしき芸人さんのポスター】
誰かが
「女湯も一緒(外から見える)かな?」
さすがにそりゃ無いだろうけど確認しておく必要があるかも〜!
が、それは次回に持ち越し
楽しみを残しておいた方が次も来るかいがあるってもんだ
さ〜ていよいよお待ちかねのBBQです
今回kazuyaが参加してないのでBBQコンロがありませんがあるものを代用
それは、ワタクシが以前購入した焚火台
ダイソーで買ってきたオガ炭に火をつけたところでsatsukeの出番です
satsuke自慢のBBQアイテム送風機の登場!
のはずが…
「あれ?無い?」
と、荷物の中を探すsatsuke
「まさか?」
一同の期待が高まります!
「やっぱね〜わ」
そのまさかでした!
送風機のファンを回すクランクシャフトを置いてきてしまったのです!
さすが期待を裏切らない男satsuke!
これで2度目です!
ねこちゃんの機転で車載工具の六角レンチを突っ込んで
ファンを回し火をおこし
火力が強まった所で肉を焼き始めます!


【ハイテンションのsatsukeと送風機】
「ジュジュ〜」と音をたてて焼けるにおいに気持ちがはやります
鍋で炊いてるご飯もいい感じ!
では、「かんぱ〜い!」
そして肉を一口!パクッ!
一同「うんめ〜!」
やっぱ高いのは伊達じゃありません!
脂ののった和牛はメッチャうまいです!
疲れていた皆の顔から自然に笑みがこぼれます!
高い肉だと思ったけど割り勘で1,000円程度だし
今後も和牛BBQやりたいな!

【写真はブタだけどこいつも旨かった〜!】
satsuke
「ところでGWツーのタイトルまだ仮のままなんやけど」
「なんかHeatらしいのねえけ?」
一同
「う〜ん」
こ〜ちん
「おへんろツーってどうや?」
satsuke
「なんでおへんろなん?ここ四国やぞ!」
igu、ねこ
「だから四国やって!」
こ〜ちん
「お遍路じゃなくてお変路ってHeat Hazeらしくね?」
一同
「それいいわ!」
てなわけでツーリングのタイトルも決まり
焚火台もBBQコンロとして十分な実力があることを証明したところで
明日に備えて休みます
時間は21:30ですが早寝早起きはキャンプの基本ですから
あ!R1にナビ付けてきたけど今日は役に立ってないや…
さて、本州とは違い距離を稼げない四国
明日以降のルートも修正を迫られるのか?
とにかくガンバって走るだけだ!
おやすみ!
つぎはiguの出番です

【 本日の走行距離:544.0Km】