
三連休!
satsukeの希望により泊まりで
信州方面へツーリングのはずでしたが…
あいにくの天気予報でお流れ
しかし、今日はギリギリ雨に当たらなさそうなので
近場の普段行かないような観光スポットを
ぶら〜りまた〜りツーリング
本日のルート
加賀市内のコンビニで待ち合わせ
いつもと違う場所なのは初めの行き先がいつもと違いすぐ近所だから
7:00集合とこれまたいつもより遅めですが
ワタクシ新しく買ったキャンツー用コットを使いたくて
昨晩それで寝たのですが背中がスースーで冷えたみたいで
疲れが取れないのか目覚めがスッキリしません
危うく二度寝して遅刻してしまうところでした
コンビニには既にsatsukeが到着していて
私がヘルメットを脱いだらすぐにiguも到着
kazuyaは家族サービスでUSJに行ってるとかで不参加
ひとしきり近況を報告し終えたら出発です
走り出して15分ほどで到着
加賀市山中温泉荒谷町の
鶴ヶ滝です
ここは小学生の時に遠足で来た以来なので
来たと言う事実は覚えてますがどんな滝だったのか全く覚えがありません
satsukeとiguは来たことないそうなので
近場の観光スポット巡りの初っぱなとしてはいい感じです
駐車場から歩いて1,2分で滝が見えました
なんで
鶴ヶ滝と呼ばれるのか?
多分二本の滝の筋が鶴の足の様に細いからかなぁと思ったら
帰宅後調べたらその通りでした
さてさてどんな滝だったかな?
周囲を見回すと上に続いている道があります
もしかしたら滝を上から覗けるのかも?
そう思い登ると駐車場からもう一本伸びていた
鞍掛山への登山道に出ました
そしてその登山道から
鶴ヶ滝を上から覗けるスポットもあります
高所恐怖症のiguは近づこうともしませんが
ワタクシとsatsukeはいい画が撮れるかも?と果敢にアタック!
しかし、万一滑落したら命がないのでそこは安全圏内からです
この辺の山は大きな岩の塊みたいです
戻りは勾配のゆるい登山道で駐車場へ
県道153をさらに山奥へと進みます
途中のY字路を
県民の森方向へ
県民の森を通過してさらに進むと
九谷ダムへ着きました
当初ここへは立ち寄るつもりはなかったのですが
最近県内で新たにダムカード配布しているダムが増えたので
もしやここも?と思い急遽立ち寄ったのですが…
あいにくここは配布してませんでした
すぐに出発と思いましたがiguとsatsukeが他愛もない内容ですが
話し込んでるので、今日は急ぐツーリングでもないし
また〜り休憩タイムに突入
九谷ダムもダムカード作ってよ
特に行き先を決めてないその場のワタクシの思いつきミステリーツーリングです
この後は勝山の
一乗谷へ行こうと出発しましたが
県境を越えた福井県坂井市丸岡町の
千古の家を思い出しました
しょっちゅうツーリングですぐ脇を通るのに一度も行ったことなかったです
それどころかiguもsatsukeも存在すら知らなかったのです
こんな機会でもないと行くことないだろうと
千古の家に着きますが…
ワタクシ
『入場500円やって』
igu、satsuke
『まっとるし!』
ワタクシ
『え…』
二人とも古い文化財には興味ないのか?はたまたお財布が硬いのか?
とりあえず今後二人を猫ちゃんと呼ぶことにします
万年たったら何の家?
答え:万古(ばんこ)の家ですよ!
茶屋兼用の受付で声をかけると奥からおばちゃんが出てきました
どうもまだ時間が早かったのか?
『あら〜お釣り取ってこんとないわ〜』
なので1,000円渡して帰りに受け取ることにします
千古の家について詳細はググってもらうとして
茅葺のいわゆる古民家です
しかも、ほぼ建築当時の状態で残っているらしく
詳しい資料は見つかってないのですが中世に建てられたものらしいです
中も近代化せずそのままの状態です
土間の隅に水場があり外から木の水路で水を引き込んでいてここが台所なのかな?
囲炉裏には炭火があり当時はここが団欒の場所だったのでしょうか?
出る時に敷居をまたぎますがよく見ると
『中の写真は撮らないで』と書いてありました
気づかないで撮ってましたよ…
なので中の写真は掲載しません
市原悦子と常田富士男の声が聞こえる
駐車場に戻ると二人は飽きもせずペチャクチャしてました
ワタクシ
『次行くぞ!』
と、ヘルメットを持ち上げると
アクションカムの電源が入りっぱなしでした
もしかしたら二人の会話が記録されてるかも?
ワタクシ
『悪口言ってたら謝るの今のうちだぞ!』
まだ10:00頃ですがお昼ご飯の相談です
相談といってもすでに決めてますが
そこでいいかどうかの了解を聞くだけの相談です
通常のツーリングだと絶対お昼ご飯にならない地点ですが
今日なら行けるかな?
九頭龍通って白鳥ループを降りて南方向
岐阜県道52号沿いで見かける
鶏ちゃんの店に行ってみようかと思い
今から向かえばちょうどいい時間になりそうです
ところがもともとノープランのツーリングなので
急に気が変わりました
と、言うか決めていて失念していた観光スポットを走行中思い出しました
何年ぶりかに
平泉寺を訪れます
ワタクシとsatsukeは記憶も定かでない昔に一緒に来ていた様ですが
iguは初めてどころか有名な平泉寺をよくわかってなかったみたいです
じゃあ、なおさら寄らなきゃ!
それと、みんな喉が渇いたので休憩も兼ねて
平泉寺行きが決定!
平泉寺の駐車場は基本無料ですが善意として300円を募ってました
善意の塊のワタクシは迷うことなく財布を取り出しますが
igu
『バイクやし一台分しか場所使っとらんし全員で300円でいいんじゃね?』
satsuke
『そうやんな、それなら払うわ』
ワタクシ
『え〜なんか都合よすぎるけど…』
マイノリティの意見は通りません大人しく従います
一人100円づつ出して同時に箱へ入れようとしますが
satsukeが出したのは1円!
流石に冗談でしたが意外にも目は真剣でした
最近猫ちゃん化してきたsatsuke
久々の
平泉寺はやはりどんな様子だったのか全く覚えがありません
すぐに境内かと思いましたが長い石の階段を上がらなくてはいけません
早速iguがぼやきます
『階段なげえなあ』
いやいや他の観光客は老人が多いのに誰もぼやいてませんよ
はっきりした記憶がなくても印象は残ってます
苔がまるで絨毯の様に生した境内だった気がします
そしてその通りの様子が目の前に現れます!
鮮やかな緑が敷き詰められたファンタジーの様な空間です
これにはiguも驚嘆してました
何度か目のワタクシはいくら綺麗でも今さら苔の絨毯だけに心奪われません!
境内をくまなく回り見聞を広めようと努めますが
本殿を参拝した後さらに奧へ行こうとした時
igu
『いや〜流石にこの階段はええわ』
satsuke
『ここで待っとるし』
またかよ!
神社の雰囲気ってなんか落ち着きます
長い階段を上った先の社に祀られてたのは安産の神様でした
ちょっと男のワタクシには差し当たって用事はなさそうです
その横にあるのが楠木政成公の墓塔
この墓塔を囲う石の柵がなんか他では見られない形状です
正面の柵の入り口にあたる部分が鳥居の様になってます
単に侵入を拒んでいるのか?
鳥居に見立てているのか?
どう意味があるのかワタクシ知りませんが
本殿よりもさらに奥に祀られていることには何か意味がある気がします
二人の元に戻るとちょうどどこからかチャイム音が聞こえました
igu
『12:00やな』
ワタクシ
『じゃあ昼飯はここで食うか?』
そう話した直後見つけてしまった【←南谷発掘調査地】
なんか発掘ってロマン感じます
ワタクシ
『250mやし行ってみようっさ』
二人
『待っとるし』
そしてまたその場に座り込む…
石畳を100mほど歩くと広い草ぼうぼうの斜面が見えました
『ここが発掘現場?』
igu達は待ってる間瞑想してたそうです
なんかよくわかりませんが
舗装された遊歩道があるのでとりあえず歩いてみます
200mほど登ると【→発掘地】と別の矢印が誘導します
前方に土塀が見えてきました
そういや案内板に復元土塀とあったけどこれか!
この辺りでようやく理解しました
草ぼうぼうの広大なこの場所全体が発掘地なんだと
そして今現存する平泉寺の境内は充分広いのに
昔は今よりもっと広大だったと!
しばし目を閉じ全盛期の平泉寺の風景を心に描こうとします
しかし、見たことないものは想像すらできませんでした
でも壮大な宗教施設があったのだと荘厳な印象の感じることはできました
ちょっと行ってくるでしたが30分もかかりました
駐車場までの道中にある店で昼ご飯のつもりでしたが
どうも蕎麦しかなさそうです
iguもワタクシも胃袋が求めているのは米です!
『OK!Google!』
勝山市街地にカツ丼がうまい店がある様です
実は米言うよりカツ丼腹だったので迷うことなく
グリル山田へGo!
グリル山田:駐車場満車でした
なんと
グリル山田は大人気店でした!
店外に順番待ちの列があります
しかし、いまさら他を探すもの面倒なのと
これだけ待たされても食いたい人がいるなら
やっぱり旨いんだろうと思い
空きっ腹で辛いですが待つことにします
よく見ると満車の駐車場に駐まっているクルマのナンバーは
県外が多いです関西、近畿方面
ワタクシ
『この人ら何でこの店知ったんやろんな』
igu
『Googleやろ!』
納得!
待ってる間入り口に貼られたメニューを吟味
ワタクシ
『このミックス丼にするかな?』
igu
『何入っとん?』
ワタクシ
『ブタ、ビーフ、エビ』
satsuke
『ビーフってあれやろ?煮たやつ…』
igu
『え?』
ワタクシ
『ピン!』
『ビーフってなんの事やと思っとるん?(ニヤニヤ)』
satsuke
『ビーフって調理法の事じゃねん?』
『え?なんかの肉の事やったんけ?』
煮たやつ…ビーフシチューの事かな?
・
iguはカツ丼、ワタクシとsatsukeはミックス丼
一度に3種類味わえるのでお得!
どれも旨いですがでトンカツが飛び抜けて旨かった
なのでここに来たらカツ丼です!
ミックス丼1,130円エビはタルタルが好みです
食事が終わったらもう14:30です
遠方ならもう帰宅しないといけない時間ですが
近場なのでまだまだ観光しまくりますよ!
まずは永平寺へ向かいます
ここも超有名な観光地ですが(まあ、本当は修行の場ですが)
まだ年寄りくさくない我々は華麗にスルー
その先
一乗谷朝倉氏の遺跡へ向かいますが…
igu、satsuke
『朝倉なら行ったことあるわ』
実はワタクシも行ったことあります
なのでここもスルーしてもうちょっと先にある
一乗滝へ
以前ブログで書いたことありますが
あの
佐々木小次郎に所縁ある滝なのです
しかし、あの小次郎がここで燕返しを開眼した事はともかく
ここから巌流島までかなり遠いですよね?
当時の交通手段は基本徒歩ですし道だって舗装されてない
そして情報網だって口コミがメインだった様時代
武蔵と小次郎がお互いを知って巌流島で決闘するに至ったのは事実なんでしょうか?
佐々木小次郎の銅像
どうせ顔知らないんだしもっとイケメンにすれば良かったと思う
なんか今の福井県福井市が出身との説もあるとかないとか
ワタクシには物語の登場人物でなんか現実感ないファンタジーな世界観です
一乗滝の写真を何枚か取りながらコンデジで下手くそながらも設定を弄ってると
igu
『そういや最近滝の水が絹みたいな感じで撮ってるのあるんな』
たしかにあれは非常に柔らかで不思議な幻想を感じさせますが
実はワタクシあまり好きじゃありません
と言うのも滝から落ちてくる水の躍動感、轟音轟く水音、巻き上がる飛沫
どれもエネルギーを感じさせます
なのでワタクシは
力強い生命の力を感じる滝の写真が好きなのです
そんな話をiguと
satsukeにも話しているつもりでした
satsuke
『話変わるけどケムリみてえな写真って撮れんの?』
iguとワタクシ
『ケムリって?…ピン!』
iguとワタクシは思わず笑ってしまいました
『て、言うか今の今までその話してたのに聞いてないんかい!』
平常運転のsatsukeでした
ケムリみてえな一乗滝
燕返しにちなんでここで修行したら
切れ味のあるUターンを身につけられるかも?
・
いよいよ本日の大トリ
大野城へ向かいます
時間的にもちょっと押してきてるので
地図でルート見るよりナビに案内してもらいます
ちなみにナビの音声が聞ける様にBluetooth発信機を導入しました
これでSENAでも案内が聞けるので画面を見る頻度が下がり安全運転も向上です
16:00過ぎに西口駐車場に到着
ここって裏口みたいな場所なんですがナビで検索した時候補の一番目だったからです
雨粒が少々当たりますがまだ本降りになりそうもないので天守へ向かいますが…
igu
『え〜!階段急やって〜!!』
横にジグザグのスロープがあることを告げますが
igu
『歩く距離長なるし〜』
結局階段をえっちらおっちら登ります
あれ?そういやこの階段を何度も往復してるおばさんが居ますよ!
まだ若いのにへたれ言ってる場合じゃないよigu!
おばさんに負けるな!
長い急階段を登り天守のそばまで来ますが
iguとsatsukeはベンチで休憩
『(天守の)見学はブーツ脱がんなんし待っとるわ…』
ここでもソロ見学です
鉄筋コンクリートで復元された
大野城天守は土足OKでした
しかし、『200円やったよ』と言うと
『じゃあやっぱ行かんわ』
だそうです
まあ、
大野城はiguもsatsukeも来たことあるって言ってたし
深淵を覗く時、深淵もまたこちらをを覗いているのだ
iguの記憶によると
大野城の南口へ降りるとソフトクリームを買えたはずとのこと
iguがどうしてもソフトクリームを所望するので
バイクのある西口とは正反対の南口へ下ります
しかしそこへ至る道でも
『え〜この急な階段降りんなんけ?』
ワタクシ
『お盆に投入堂いくんやろ?この程度で根をあげてどうすん!』
igu
『そうやんな…』
近道だったこともあり階段で
大野城亀山を下山
近所にあったら散歩コースにちょうどいいサイズの山でした
件のソフトクリームはおよそ我々おっさんには似合わない
おしゃれなカフェでいただきました
店内には今はやりのタピオカのポスターもありましたが
すでに第一次タピオカブームを経験している我々は特に気にならず
いや気にしますよ!プラごみ問題を!
カフェでソフトをねぶりつつプラごみ問題を熱く語るおっさん達
ライダーファッションと相待ってとても浮いた存在でした
バロームクロス!
カフェを出るともう17:30です流石にもう帰宅です
亀山の外周を回ってバイクの元へ戻りますが
実は個人的にもう一箇所よりたいところがあります
酷道416もとい
国道416
昨年50年の悲願とともに開通した石川県と福井県を結ぶ道路です
ワタクシYouTubeでも動画をあげてますが
ここの道中に以前から見に行きたいと思ってた滝があるのです
しかしそこは
酷道ですし時間も遅いし雨も降る三重苦
最近ヘタレてきたiguとsatsukeはどう反応するか?
意外にも二人は
『まだ(どっか)行くんけ!?』と言いながらも
『まあええわ行こうっさ!』
おお〜やはり魂は通じてる仲間です!
ずぶ濡れにはならない程度の小雨を維持する天候ですが
半径の小さい狭小路の折り返しは慎重に
明るいうちに
八反滝の看板のある場所に到着
ここからさらに狭いみちを進みますが最近整備されたのか舗装されています
入り口にはチェーンが掛かっているのでバイクを路肩に止めて徒歩にて奥へ
滝まで5分と書いてありましたが
舗装で歩きやすいので1,2分で滝が見えます
そこからさらに滝へ近づくのに登山道の様な道を少し登りますが
それを含めると5分でしょうか?
本日見た滝の中では規模は大きくありませんがそれでも
八反滝と言うので
落差が八反ほどあるらしいです、てか反って面積の単位じゃ…
詳細は不明です
滝へはかなり近くまで行けます
さらに撮影するにもいいアングルなので
igu、satsuke
『今日で一番良かったわ!』
satsukeのおかげでケムリみてえな滝が好きになりました
え…今までつまんなかったの…
まあ、終わりよければ全て良しとしときましょう!
時間、天候のおかげか我々の他に
酷道416を通るのは
八反滝の直前にすれ違ったバイク一台と
尾小屋鉱山資料館付近ですれ違った軽自動車一台のみ
まあ、こんなトコこんな時間に好き好んで走るのは変態だけでしょうね!
帰宅後、
酷道416で話題に出たiguが写り込んだモトブロガーの動画を
satsuke他メンバーに教えてあげました
また〜りツーリングのはずでしたが結構中身詰まったツーリングでした
本日の走行距離
210.2Km