
ちょっと前、聞かれて困った質問があります。
「なぜアグスタなんですか? やっぱり形ですか?」
YESであり、Noである、そんな感じです。
確かに、初期型のF4以上に惹かれる容姿をしたオートバイは、
すくなくとも私にとって存在していません。
でも、正直なはなし、外観をピカピカに磨いて飾ろうとか、
ぜんぜん思ってないんですよね。
そりゃボロボロのドロドロじゃかわいそうですが、
快適に、遠慮なく走行できるよう維持する方がたいせつです。
「所有欲を満たしてくれる」というのも聞きますが、
それもなんか違う気がします。
確かに、F4の造りはすごいです。
外見以上に、カウルをひっぺがしたとき(ひっぺがすとき)に、
考え抜かれた機能がびっくりするような美しい形で収まっている事に気づいて
感動したりします。
(時に意図が分からず悩みます……)
でもしょせん交換可能な部品の集合体である量産モデルに過ぎません。
例えばセリエ・オロなんかだったら、持ってるだけでヤバいかもと思いますが、
部品が比較的かんたんに手に入るF4Sの方が遠慮なく走れていいんです。
遠慮なく走るという意味では、F4じゃなくても良いのでは?
というと、そういうことではないんです。
F4で走りたい、という事なんです。
壊したり壊れたとき、F4だから治して乗ろう、と思うんです。
F4のどこが好きかとかじゃない、
F4じゃなければ意味がない、
そういうことなんです。
ま、言ってしまえば、これは恋愛のはなしですな。
Posted at 2014/03/07 18:56:57 | |
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