
ゴルフ7で、東名阪道と新名神から名神高速道路を通って、京都に行きました。
その往復走行のゴルフ7の感想を書きたいと思います。
私のゴルフ7は、1.2リッターターボのコンフォートラインです。
2016年版は、コンフォートラインはスマートキーになってますので、ロックの解除・施錠はドアのセンサーで行います。
←これは勘違いで、オプションで付けたのだと思います。すみません。
その他、もしかしたら初期のものから若干の変更があると思います。
では、走行の感想です。
行きは、途中のサービスエリア(SA)で交代するまでは、私は助手席で乗っていました。
運転者は、もともと高速走行は苦手なんですが、20型プリウスが高速で横風に弱くてひどく蛇行する上に、高速のつなぎ目で雨の日はかならす大きくスリップするので、怖くなって高速道路を絶対に運転しなくなってしまった人です。
私自身も20型プリウスは怖くて、高速を運転する気になりませんでした。
これは、決して悪口を書いているのではなくて、私の現実の経験と感想です。
ゴルフ7を運転する前もこの人は嫌がっていたのですが、実際に運転してみると、安心感があるため、徐々に慣れていきました。
ゴルフの走行安定性はとても高いと思います。
最終的に、この運転者は、ゴルフなら高速を運転できると言っておりました。
私は助手席で、ゴルフ7の静かさに驚いていました。
乗り心地は、足回りはドイツ車らしく硬めで、つなぎ目ではそれなりのショックがありますが、ダンパーがよく効いている感じでショックをまるくしています。
ただ、比べる車が悪いですが、メルセデスCクラス(エアサスペンション)はショックはあまり感じませんから、それよりはショックは大きめです。
速度を上げても室内は静かで、運転者と助手席では普通の声で話ができます。
確かにこれはクラスを超えているなと感心しました。
また、街中で運転していて感じていたのですが、「ゴルフ7は道路が良くなったように感じる」というのは本当です。
上手い表現だと思います。
50~60キロ程度で走ると、とてもフラットに走るので、本当に「道路が良くなったように」感じます!
このサスペンションは良いと思います。
少し驚いたのは、運転を変わってからです。
助手席にいた時よりも外の音がわずかによく聞こえるのです。
うるさいほどではないのですが、明らかに助手席よりも外部の状況がわずかによく聞こえます。
これはもしかしたら、運転席の防音材が少し入れ間違えたのかも知れませんが(笑)、もし意図的にそうしているとしたら、安全な運転のためだと思われ、すごく深く考えて造っているなと感心します。
「とにかく静かにしてくれ」「プレミアム感を」という顧客の要求に対して、あくまでも運転の安全性を重視しているとしたら、すごいことだと思いませんか?
ゴルフ7は、すでに2年以上前に安全性能やアダプティブ・クルーズ・コントロールなどの先進的な技術を備えていたわけで、大したクルマだなとあらためて感心しました。
エンジンはわずかに1.2リッターですが、ターボのおかげで、坂でもすいすいと上っていきます。
普通に走る分には十分なパワーだと感じました。
2000回転台まで回せば十分にパワーが出るので、アクセルをべた踏みする機会はありませんでした。
エンジン音もとても静かです。
タイヤもコンフォートラインは静かだと言われていますね。
走行時の静かさもそのおかげもあると思います。もしかしたらBMW320dよりも静かではないかと感じました(320dも高速走行は十分に静かでしたが)。
(余談ですが、国土交通省の走行試験によると、BMW320dのディーゼルエンジンの排ガスはほとんどの状況で規制値以下だったそうですね。性能の高いディーゼルだったようで、良かったです。)
燃費は、行きは19.5㎞/リッター、帰りは15キロくらいの渋滞に巻き込まれて17.5㎞/リッターでした。
ガソリン車でこれだけ燃費が良ければ、かなり満足です。
行きも帰りもエコは意識しないで、普通に走行しました。
帰りは、ACCも利用しています。
ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は、メルセデスと同じようにとても便利です。
最高速度と前車との車間距離を設定したら、設定どおりに前車に追随して走行します。
とても便利で、停車まで見事に作動しますが、ブレーキがやや急ブレーキ気味です。
この点はメルセデスの方が洗練されています。
設定の仕方も、メルセデスの方が簡単です。
そうではありますが、とても優れた性能だと思います。
高速や渋滞が本当に楽になります。
自動だと運転が楽しくないかというと、そんなことはありません。
ハンドリングまでは自動ではありませんし、運転が本当に楽で疲労しないため、長時間運転を快適に楽しめます。
それから、ACCをオフにしていた時に渋滞で前車が停車して、私のゴルフ7が近づき過ぎたときに警告音が鳴りました。
安全性能が機能したのです。
こういう安全性能は、素晴らしいですね。
すぐにブレーキを踏んで追突を回避できました。
その後しばらくしてから「疲れを感知しました」というような趣旨の表示が出ましたので、SAに寄りました。
ありがたい機能ですね(大きなお世話と感じる人もいるかと思いますが。笑)。
ワイパーのセンサーは、効きが悪かったり、何度も拭き取ったりで、不安定な感じがしましたが、雨滴感知ワイパーって、こんなもんですよね。
仕方ないですね。
バイキセノンランプは明るいです。
以上が、ゴルフ7で初めて高速走行をした感想ですが、非常によいクルマだと思いました。
曲がるときも、サスペンションがほとんどロールしないで安定して曲がるんですが、これに慣れてしまうと、サスペンションの貧弱なクルマには乗りたくなくなってしまうんですよね。
乗らずに批判してるのではないかと思う人をときどき見かけますが、本当に一度しっかりと乗ってみてほしいと思うクルマでした。
乗ってみれば、良さが分かります。
カメラは、Sonyのα6000です。
(追記)
その後、高速が苦手だった人は、自分一人で高速に乗って運転したそうです。
「100キロ出しても、全然怖くなかった。」と言っておりました。
もしかしたら、皆さんの周りにも高速の運転が苦手だという人がおられるかもしれません。
それは、本当に運転が下手なせいでしょうか?
もしかしたら、クルマのサスペンションのレベルが低いせいかもしれません。
フォルクスワーゲンのゴルフはもちろん、ポロでもいいですから、一度乗ってみてください。
高速での安心感が全然違います(もちろん、メルセデスやBMWでもいいですよ。笑)。
そのときに、自動車というものは、運転が安心して楽しめることが何よりも大切であることを心から納得することができると思います。
ちゃんとしたセンスのある人なら、貧弱なサスペンションと、しっかりしたサスペンションの違いを劇的に明確に感じるはずです。
高速が苦手なのは、あなたの責任ではありません。
乗っているクルマが悪いんです。たぶん。
運転を楽しみましょう。ただし、安全に。