初めてブセファランドラを購入したので生育日誌を付けたいと思います。
ブセファランドラはアクアリウム界隈ではメダカと並んで今流行の水草です。
普通は一塊で3000〜4000円と高価な水草なので興味が無かったのですが、通いのショップで
クズの様な子株が 2株で500円で販売されていたので試しに購入してみました。
子株ちゃんなので大事に?植木鉢にインストール?しました。
使用している植木鉢は3Dプリンターでの自作品です。今回はツルリとした表面では味気なかったので、シボを入れた様な表面でプリントして見ました。(スライサーソフトの機能を利用してですが、3Dプリンターではこんな表面仕上げも出来ます。) ほぼベアタンクなのと相まって、水中盆栽みたいになっちゃいました。
苗床?にはイニシャルスティックなどの肥料の類は使用せずに砂利のみとなっています。
11月7日 1日目 日記スタート。
11月8日 2日目 ↓
良いタイミングで左株の葉の展開が始まりました。
因みにウォーターコンディショナーの類はブランドをtetraで揃えていて、塩素中和のためのパーフェクトウォーターを規定量、他はペルーアルタムの発色のために KH/PHダウンを0.5ダウンくらいの極少量、ブラックウォーターを規定量の1/4~1/2、水草にグリーンブライティ・ニュートラルKを1プッシュ、使用しているそんな水質での育成です。
KH 1.5 GH 2.5~3 TDS 100未満 CO2添加なし PHは7.5位になるのかな(KHを見ているので余り気にしていない)。そんな感じが水質の設定目標です。PH/KHはもう少し下げたい所ですが、私のスキルと環境では水のキレを維持したままでコンディショナーで下げられるのはこの位までなので妥協しています。
11月10日 4日目。↓
日が1日空きました。株の位置が回転方向に変わりました。左株の葉の展開が進みましたが葉が小さく色が薄い感じがします。右株は新芽の伸長が進んでいます。
活着系の水草と聞いていたのですが、根の肥料不足かな?
ブセは葉の表現が良く気に入りました。今日はブラウニーパープルと言う品種を買い増ししました。初めの2株500円より価格が高く780円でした。お店の戦略にハマっています?。
鉢を適当に印刷してインストール。「シボ」は3Dプリンター用語では「ファジースキン」と言いますが、その深さは任意で変更が出来ます。今回はソイルに植えました。組織培養とか言う株かな?芽の数は多いですが何かグチャグチャで、この株は失敗だったかな。
初めのはクズのような株でしたが、今度のは本当のクズでした。 よく見ていませんでした。780円...😨。もう増やすのはやめます。
他にも購入しました。
アヌビアス・ジェイド 少し変わった葉色のアヌビアス。これも普通のアヌビアスに比較して成長が遅い感じがあります。私はプレートを作成して床面近くにマウントし、下草の様に使用します。
アヌビアス・ナナ・ミニ・斑入り これは園芸品種っぽい雰囲気で、水槽内での主張が強烈です。
取り敢えず、ぶっ込んであります。
11月11日 5日目。↓
今日は葉の展開に進展は見られませんでしたが、葉色が付いてきました。一枚の葉の展開に何日掛かるのでしょうか?
栄養不足が心配なのでソイルに変更して様子を見る事にしました。
11月12日 6日目。↓
左株の葉の展開はここ2日間止まり葉の色付きが増しています。葉が短いのでショップでの陳列期間中に茎にしたためられていた葉だと思うので育成不良かな?よく見るともう次の葉の芽が出て来ています。ソイルの効果が出るとしたら次の次の葉からかな?
右株の新芽の伸長も順調に続いています。もう少し伸びてから展開してくれると良いなぁ。
買い増しした「ブラウニーパープル」はソイルから抜けてしまいました。植え直しても無駄そうなので、
自作のプレートにタイラップで固定。
そのまま鉢のソイルに植え込みました。根が降りてきたら勝手にソイルに根付く作戦です。「ブラウニーパープル」は名ばかりで栄養失調の「ブセファランドラ・ライム」になってしまっています。気長に放置が良さそうですね。
こんなそこら辺の雑草以下の小さい草に大事に世話をするってなんか気持ちが複雑です。一株100円で売っていたらこんなには大事にはしません。水中のダイヤモンドですね。因みに上で紹介したアヌビアス・ジェイドは「翡翠(ヒスイ)」という意味です。アクアリウムってそんな感じが有るのかも知れません。
ブセを固定したプレートはアヌビアス・ニミを下草として固定するために作った物を流用しました。アヌビアス・ミニで下草ってあんまり見ないかな?
鉢植えの水草+下草だけですが、水槽の表の側は一見簡単な水草水槽の様?に出来ました。
ブセファランドラが植えてある水槽の裏の側。キッチンカウンターのキッチン側です。他の水草も皆鉢植えにしていますが下草が無く鉢が丸見えで、、、こちらは沈下性の餌を与えるスペースの確保も考えなくてはならないので難しいですが、もう少し何とかしたいです。アイディアが降ってくるのを待っています。
黒底+ 少しブラウンが混ぜてある黒ガラスビーズのベアタンクです。
ベアタンクなので、こなれたれたフィルターと少しのウォーターコンディショナーがあれば何時でもリセット?と言うか、水換え=リセットの様な物で水質は自分次第なので、ブセもエンゼルフィッシュも心地よく成長していただければと。
11月14日 8日目。↓
左株の葉の展開は進まず、ここまでの様です。生育不良?新芽の伸長も進んではいない感じです。辛抱強くソイルの効果を待つしかなさそうです。
右株はまぁまぁのサイズの新芽が伸長して来ました。このまま肥料なしの砂利への植え込みのみで様子を見ます。
11月15日 9日目。↓
左株に変化はありませんでした。右株は葉の展開が始まった様です♪
11月16日 10日目。↓
丸一日経ってちょっとだけ開きました。
11月17日 11日。↓
右株の葉が大きく開いて来ました。4日間観察しても一枚の葉が開き切らないスローペースな成長です。
ブラウニーパープルの成長は早く、導入初日↓の状態から
1週間の経過でもう2倍くらいの丈になりました。↓
トロピカ社の組織培養株は植えつけた後のスタートダッシュの成長が他のメーカーの物に比べて良いそうです。多分トロピカのパッケージをバラした株なんだと思います。グチャグチャですけど。プレートが無かったらどうやって育てただろう?まぁなのでジャンク株なんですけど。天然ではこんな姿でのカブの成長はあり得ないので、組織培養用に成長ホルモンとか添加して株を作ってるんでしょうね。なんか「ザ・フライ」みたいで気持ち悪い感じもあります。
ボリュームとしての満足感はありますけどね。
自然下では水中でも匍匐するように生えるみたいです。
https://youtu.be/aRmHXoVlY-Y?si=SMg2P0WzbUosMVde
輸入前の現地での育て方は、カゴに入れてスプリンクラーで水を掛けているだけ。なので砂利への植え込みで十分だということが分かります。
https://youtu.be/DGwMaeM86qo?si=lfSFMIsgHCzo4dKf
普通の株分け品と組織培養品の成長の違いも変化があって面白いです。
19日 13日目。↓
展開完了かな?一枚の葉が開くのに5日間ほど掛かるようです。次の葉が出るのには何日掛かるんでしょうね?
先に葉が開いた小さい方の左株には
新芽が出てゆっくりと成長しています。
21日 15日目。↓
葉が色付きましたがなんだか余り魅了される様な葉色ではないですね。でもこのくらいの大きさの株であれば砂利でそのまま育てても良いかな?って感じです。
小さかったのでソイルに植え替えた方は葉の新芽が順調に育っています。もう直ぐで2巡目に突入かな?
ブラウニーパープルは手違いでソイルをこぼしてしまいました。ソイルに届いていた根はいい感じになってました。←気が向いた時に修復します。
11月24日 18日目。
左株の葉が展開して来そうです。コレで一巡したかな?葉の展開から葉の展開まで16日間掛かりました。
1ヶ月で2枚の計算です。早く大きくしたい場合は大きい株を育てる事をお勧めします。
ペンシルフィッシュ。コレもペルーかな?ワイルド物で900円でした。2匹導入。
11月27日 21日目。
ゴールデンハニードワーフグラミー
ワイルドのエンゼルフィッシュがボケた様に隠れてじっとしているので、縄張り感覚がおバカな?養殖物のお魚を導入しました。エンゼルフィッシュは迷惑そうに困惑しています。
なんかの拍子で入れてしまったプレコはブセファランドラをムシャムシャしますが食害は無いみたいです。アマゾンソードなど柔らかい葉は食害が発生しています。
彩り、兼 生き餌!?のグリーンネオンテトラも5匹追加しました。大分過密飼育になったので富栄養化して、ブセファランドラの生育が良くなるかも知れません。
12月1日 25日目
ソイルに植えた方の小さな株が浮いてました。
ゴールデンハニードワーフグラミーがよく根っこをツンツンしていたのでそのせいかな?
よく見ると脇目が出ています。ソイルの効果が有ったのかな?植え直すのが面倒なので暫くはウキクサとして生活して貰います。
初めに導入した大きい方の右株は新芽が吹いています。前回の葉の展開が有ったのは2週間前。だいたい一月に2枚弱の葉が増える感じ。
ペルーアルタム8cm×2
ゴールデンハニードワーフグラミー3cm×5
ラミーノーズ3cm×5
レッドテトラ2cm×5
グリーンネオンテトラ2cm×10
オトシンネグロ3cm×7
セルフィンプレコ5cm×1
だいぶ大所帯になってきました。1cmに1Lの水という飼育密度の基準がありますが、我が家は合計102cmの熱帯魚を25Lの水で飼育していますので、4倍の過密状態です。それをコーナー設置の投げ込みフィルター1つで回しています。ろ材を工夫してきちんと管理すれば行けちゃいます。
ですが大きい水槽に気に入ったサイズが無いので、只今オーダーサイズの水槽を発注して納品待ちです。もう少ししたら水量アップしますのでそれまで辛抱です。
12月4日 28日目
右株の葉が展開し始めました。このくらいの大きさの株であれば大きな葉が出てくる様です。
組織培養の株の葉は余り大きくは成って無い様です。
おまけ
アマゾンソードのランナーが延びました。
16日前にはこんな感じで芽を出していました。成長は早い様です。
ペルーアルタム(ワイルドスカレラ種)は、口が閉じず粘液を吐き出す所も目撃したので、暫く隔離にて薬浴です。ここのところ立て続けに新米熱帯魚を迎えていたので何か悪いものを持ち込んだのかも知れません。
私はエラに何か虫が付いたかな?と思うのですが、ショップの人に聞くと細菌に効くグリーンFゴールドがオススメみたいなので取り敢えずソレの半分量から様子見です。これでダメならば私の思うところのムシクリア液に切り替えます。
このペルーアルタムを無理なく飼える様に成ったら本物のあるタムエンゼルを飼うつもりです。
タマに追記していきます