ワールドカップ終わってしまいましたねー
今大会は「守備的プレスの大会」ということになるんでしょうか。そして、「ジダン最後の大会」。
決勝に残った両チームを見てそう思いました。
結果として欧州勢が勝ち残ったのですが、全体的に見てもレベルの高い試合が多かったですね。
私は都合により見られなかった1次予選の数試合を除く、58試合を見たのですが、1次予選の酷暑の白昼に行われた試合以外は失望するような内容はあまり無かったです。
回りくどい言い方をしてしまいましたが、ズバリ日本代表の試合のことになってしまうですけどね…
日本でのテレビ放映の関係上、日本側からドイツ時間の昼の試合を望んだらしいのですが…本当だとしたら自滅ですなー。orz
あとはイングランドとブラジルにも少しがっかりしました。
こちらはもっともっとやれるはずだったのにー。という視点からです。
さて、最後の2試合についてですが、
3位決定戦
ドイツ×ポルトガル
期待通り激しい試合になりました。
上記で「守備的プレスの大会」という感想を述べましたが、この両チームとアルゼンチンなどは、このトレンドとは逆の、攻撃的なゲームを果敢に披露してくれたように思えます。
中でもドイツの前へ前へと突き進む推進力は本当にすごかった。
フランスの堅守と老獪さに準決勝で敗れましたが、この内容で3位を獲ったのですから、選手と、なによりクリスマン監督の勇気は称賛されるべきですよね。
ポルトガルは準決勝の疲れが残ってしまったような結果になりましたが、最後にフィーゴを投入して一矢報いる当たり、やはり素晴らしいチームでした。
マクロな視点では、ドイツにフリングスが戻ったことが大きかったですね。彼が中盤を引き締めてオーガナイズしてくれます。
その意味ではキャプテンのバラックよりも重要な選手ですね。
そしてシュバインシュタイガー。
圧巻のミドル2発。FKではオウンゴールも誘発しました。
18歳から名門バイエルン・ミュンヘンで出場して、あのバラックを押しのけてプレスキックを任されるほどの逸材です。
現ドイツ代表においても攻撃にアクセントをつけられるのは彼だけだったようにも思えます。
準決勝ではコンディション不良でスタメン落ちしましたが、彼がスタメンだったら…違った結果も想定できそうでした。
かの鬼才エッフェンベルクの正統後継者は彼なんだと思います。
柔らかいテクニック、強靱な肉体、そしてなによりガッツ。キレやすいところまで似てしまっていますが…
このシュバインシュタイガーと今大会ベストヤングプレーヤーに選ばれたポドルスキー(共に21歳)が加入するバイエルン・ミュンヘンの来季は大変楽しみです。バラックがチェルシーに行ってしまっても、全く問題ないのではないか、と思うほどですね。
レーマンに替わり、GKを任されたカーンも素晴らしかったですね。
実力は決してレーマンに劣るものではなく、相変わらず世界最高峰であることを示してくれました。
でありますが、今朝の報道によりますと、カーンも今大会で現役を退くことになるそうです。
添付画像にありますように、勝利したのに、試合後の放心した姿が気になってはいたのですが、そういう事情があったんですね。
ブラジル戦後の中田選手の姿に重なるものがありました。
ポルトガルはクリスチャーノ・ロナウドがもう少し冷静になり、円熟味を増してきたら、すごいことになりそうです。
今大会に関しては、バルサのデコの不調が最後に響きましたね。彼の実力はこんなものではないはずです。
ん?ロナウジーニョも半分も力を出していないし、メッシも出番が少なすぎました…我らがバルサ勢は今季の2冠で疲れてしまったのかなーちょっと残念なところですね…
長くなりましたので決勝は別に
Posted at 2006/07/11 12:03:12 | |
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