懐かしいオリジナルのスタジャン

肌寒くなってくる季節になると思い出す、懐かしのスタジャンがあります。
今から20年程昔、懐かしいオリジナルの赤いジャケットを作った後に、町中でも来て歩けるような、もう少し落ち着いた色合いのスタジャンが欲しくなりました。

そんな時に、深緑の無地なゴールデンベアーのスタジャンを見つけて、即GET。



深緑から連想できるものは〜？
British Racing Green → 葉巻型のLotus F1やLotus-Elan → 以前から好きだったLotus-Europa などをイメージしてオリジナルスタジャンを作ることにしました。



Lotusのワッペンは、ディーラーで買ったものでしたが、それだけでは寂しくクロスバッチ・ロータス・パーツセールスのワッペンを左胸に貼りました。



ロータスヨーロッパのシリーズ1.2 のエンジンは、ルノー16用の直列4気筒OHVで、ヨーロッパ専用にルノーがチューニングを施したものであるため、エンジン提供の意味で欠かせません。
当時のキャブレターは、伝統と実績のウェーバー、日本製で高品質なソレックスが主流でしたが、デロルトは60年代には、フィアット、アルファロメオなどのメーカー純正キャブに採用され、75年にはエスプリの純正キャブレターとして採用されました。
コスワースは、ロータスのオーナー兼デザイナーであったコーリン・チャップマンが3リッターエンジンの製作を依頼し出来上がったDFV（Double Four Valve）と名付けられ、F1の世界では16年間で通算155勝を記録した名機です。
いずれも当時は、ワッペンなどあるはずも無く、インターネットも無い時代だったので電話帳を開いて、オリジナルワッペンを作ってくれる店を探して作ってもらったワンオフもの。
そして、既製品のバックボーンフレームで有名なスパイダーのワッペン。



左腕には、当時のロータスが使っていたかは分りませんが、カストロール、チャンピオン、KONIですが、今にして思うとSPAXなどもあると雰囲気が増したかも？
そして、偶然手に入れたゴールドリーフのワッペンを位置をずらして貼りました。



右腕には、歴代のJPSをはじめとするクラブチームロータスのワッパンを貼りました。



一番悩んだ背面には、BRITISH RACING SPIRIT と記して、ユニオンジャックを貼り、黄色文字でTEAM LOTUS としました。

結局、街中で着るにはド派手なスタジャンになってしまい、着る機会が少ないまま20年以上の月日が経ってしまいました。ロータスにまつわるワッペンで作ったスタジャンは、今では洋服ダンスの肥やしになってますが、私にとっては思い出の一品です。