「次の大河」の前に、「花燃ゆ」を一年間楽しみに視聴しました。
視聴率的には伸び悩んだり、内容も人気もいま一つだと評判のドラマでしたが、いえいえ。
私の憧れの吉田松陰先生とその妹さん、ご家族、ご友人の生き様や時代背景など見せていただき、私は楽しませてもらいました。
ここ数年間、幕末と戦国時代を多くとりあげてきたように思われる「大河ドラマ」ですが、今年も人気の戦国時代。
この時代の武将を主人公にすると、根強い大河ドラマファンが喜ぶのでしょうね。
「次の大河」を知り意識する前に、偶然、我が家でも「真田丸」に関するいくつかの出来事が重なりました。
まず、去年から、子供たちが夢中で観ていた「サマーウォーズ」。
舞台は長野県上田市。
少数精鋭で敵を打ち破った武勇伝が、今は亡き声優さん、永井一郎さんによって語られました。
「この町にはね、実際に、すごくカッコいい武将の城があったんだよ。真田一族が住んでいたの」
子供たちは、古事記の漫画をきっかけに、歴史にも関心を持ち始めました。
そんな折、なんと我が家の畑から、昔のお金が出土‼
畑を耕していたら出てきた、寛永通宝☆
もしや、ものすごく価値のあるお金なのではないかと、図書館へ行って「お金」に関する本も借り、調べ始めました。
本にのっていたお札に印刷されている偉人とその功績も気になるようで、
「どうして聖徳太子がいなくなってしまったの?」
「伊藤博文は、花燃ゆの『劇団ひとり』でしょ?なんで変わっちゃったの?」
「それはね・・・。」(ちょっと適当に、K国の事情を話したりして…。ちゃんと調べないと。テヘッ)
そのうち、日本にはいろいろな時代があることを知り、古い順番に、絵本のような大判の歴史本を借りるようになりました。
今では、戦国時代と幕末が大のお気に入りで、日本地図を見ながら、誰の領地だったのだとか、何と呼ばれる合戦(かっせん)で誰が勝ったのかなど、兄弟で話しています。
さらに、お父さんが中国史と戦国史に詳しいから、子供たちの質問にいろいろ答えてくれます。
ちなみに、母は興味がある武将のことしかよく分からないので、質問はお父さんにパスしてます。
大学受験の現実逃避のため、山岡荘八著「徳川家康」は読みましたが、そのせいでアンチ「真田昌幸・信繁」になっていた感は否めません。やはり、地元のヒーローを誇りに思いたい年頃でしたので。
もう一つ。子供たちの祖母は、何十年も大河ドラマや時代劇を楽しみに見てきた歴史ファンです。
しかも、このところの「真田丸」の番宣攻撃で、大河ドラマが始まる日曜日が、楽しみで楽しみで仕方のない様子。
「ばあばはね。子供の頃から一番好きだったのが『真田十勇士』なの。だから、真田丸がすご~く楽しみなの」
昨夜は、NHK杯フィギュアスペシャルエキシビションをワクテカ.+゚; (♥ˊ艸ˋ♥)♬*; で見ている母の横で、毛布と段ボールでつくった「真田丸」にぬいぐるみたちを集結させて、合戦ごっこをしていましたw
そう言えば。
母も思い出しました! 先週の「あさイチ」で出ていた草刈正雄さんと遥くららさんを見て、
1985年、NHK新大型時代劇『
真田太平記』(さなだたいへいき)を。
大河ドラマが、『山河燃ゆ』『春の波涛』などの近現代を舞台にしていたため、水曜日20時から放送していた時代劇です。
出演 は 渡瀬恒彦さん(真田信之)、草刈正雄さん(真田幸村)、丹波哲郎さん(真田昌幸)。 遥くららさん演じる忍のお江と、草刈正雄さん演じる幸村との運命の出会いと恋愛に、胸をドキドキさせて見ていたことを思い出しました。
遥くららさんと云えば、元宝塚歌劇団星組・雪組トップ娘役で元女優さん。『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラ役に抜擢され、鳳蘭さんの相手役として星組トップ娘役としてご活躍でした。
今は引退されているそうですが、草刈さんのために、「あさイチ」で特別にインタビューに応じていらっしゃいました。
変わらずに抜群のスタイルと美貌を保っている美しいお姿に、もう一度舞台やドラマに戻ってこられたらいいのに、と思いました。
この時代の女優さんには、外見だけでなく内面からも輝く美しさと品を兼ね揃えている人が多かったように思います。
- ちょっと話が脱線してしまいました。
「真田丸」と我が家に関するトピックスが、もう一つ。
『タイトルの題字』です。
書かれたのは、挾土秀平さん。今をときめく、左官工の職人さんです。
たまたま、家族全員で再放送を見ていた番組が、2015年9月12日放送の
『SWITCHインタビュー 達人達(たち)「田中泯×挾土秀平」』。
http://www.dailymotion.com/video/x36kkcj
めっちゃ、面白かったんです。
プロフェッショナル 仕事の流儀 「左官 挟土秀平の仕事 不安の中に成功がある」
地元高山の土に、コテを使って文字を書くなんて。
なんて斬新で、力強い、素晴らしい文字!
しかも、真田一族のように、土塀は時間とともに、乾燥し朽ち果てていく・・・。
その過程も、一年を通してのドラマとともに見せていくなんて、画期的でスゴいアイディアです。
もう、こうなると、年末から怒涛の番組宣伝を打ち続けているNHKの術中にはまる、我が一家。
みんなで、今夜からの放送を楽しみにしています。
☆ 大河ドラマ「真田丸」 プチ情報 ☆
脚本は、NHK大河ドラマでは2004年度放送の『新選組!』以来2度目となる
三谷幸喜さん。
原作なしのオリジナル作品である。
主人公は大河ドラマでは初となる
真田信繁(幸村)。
2009年の『天地人』以来となる、大河ドラマで
関ヶ原の戦いに敗れた側の武将が主人公となる作品でもある。
タイトルの「真田丸」は
大坂の陣で信繁が築いたと言われる出城「真田丸」に由来し、また
真田家を「戦国の荒波に立ち向かう一艘の船」に例えた掛詞としている。
◆主な出演者
堺雅人【真田信繁(通称・幸村)】 「日の本一の兵」ともたたえられた戦国時代を代表する武将
大泉洋【真田信幸(信之)】 信繁(幸村)の兄で「信濃の獅子」ともいわれた
長澤まさみ【きり】 信繁の生涯のパートナーで真田家重臣・高梨内記の娘
草刈正雄【真田昌幸】 知略軍略に優れ、豊臣秀吉に「表裏比興の者」と言わしめた天才武将
高畑淳子【薫】 公家出身で昌幸の正室、松・信幸・信繁の母
木村佳乃【松】 信繁が終生慕った姉
黒木華【梅】 信繁の初恋の女性・梅役。信繁最初の子を産む。
内野聖陽【徳川家康】 最大最強の宿敵
近藤正臣【本多正信】 家康を天下取りに導いた名参謀
斉藤由貴【阿茶局】 家康の最愛の側室
吉田羊【小松姫】 徳川家重臣本多忠勝の娘で信幸の正室
小日向文世【豊臣秀吉】 真田家の力を高く買う天下人
鈴木京香【北政所】 秀吉が心から信頼する正室
桂文枝【千利休】 わび茶の完成者として知られる茶聖
竹内結子【茶々(淀)】 秀吉最愛の側室・茶々(淀)
山本耕史【石田三成】 豊臣家に忠誠を誓う参謀
片岡愛之助【大谷吉継】 豊臣家屈指の名将
吉田鋼太郎【織田信長】 戦国の風雲児
草笛光子【とり役】
藤本隆宏【堀田作兵衛役】
中原丈雄【高梨内記役】
藤井隆【佐助役】
迫田孝也【矢沢頼幸役】
高木渉【小山田茂誠役】
岡村いずみ【侍女役】
藤岡弘、【本多忠勝役】
高嶋政伸【北条氏政役】
遠藤憲一【上杉景勝役】
西村雅彦【室賀正武役】
寺島進【出浦昌相役】
段田安則【滝川一益役】
平岳大【武田勝頼役】
温水洋一【小山田信茂役】
小林隆【片桐且元役】
新納慎也【豊臣秀次役】
中川大志【豊臣秀頼役】
長野里美【おこう役】