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青と緑の稜線のブログ一覧

2018年09月27日 イイね!

夏が終わった。・・・わたしの中の。

夏が終わった。・・・わたしの中の。半そで、ショートパンツ。
網戸は、少し開けたまま。
タオルケット一枚、それもいつの間にか、ほとんどかけないまま。

定番の夏の夜の過ごし方でしたが、
今朝は、寒くて目が覚めました。


幼いころからタオルケットがなくては眠れないので、
いまだに、真冬でもタオルケットの上に布団をかけて寝ています。


(ああ、もう、夏は終わったんだなあ。なんだか、さみしい・・・)

世間はとっくに秋の装いで、彼岸も過ぎたというのに、
またひとつ、季節が過ぎ去るのがなごり惜しいのです。





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さて。

今年の暑い夏の想い出の中の、なんだか喉に小骨が引っ掛かっていたような気になることを
今さらながらに外に出して、心の虫干しをしたくなりました。

夏、青年期、青春。
貴乃花親方の突然の 『引退』 『退職』? が、淋しさを感じさせたからでしょうか。

俳句、・・・川柳にしてみます。




■「甲子園」 福山の曲 覚えられず

第100回記念大会。レジェンド始球式。
鳴り物入りで紹介されていた、福山雅治さん書き下ろし「甲子園」。 ←って曲名だったよね?

何度も何度も、大会中もニュースや特集番組の中でもかかったはずなのに、
サビの部分さえも、ちょっとの歌詞も、結局覚えられなかった。

なんとなく、出だしが「さくらんぼ(by 大塚 愛)」に似てるような気がしてた。

「栄冠は君に輝く(作詞:加賀 大介. 作曲:古関 裕而)」はなんて名曲なのかと、改めて思う。




■福山より 金農校歌が 耳のこる

なかなか、名曲って生まれないものなのね。
「甲子園」の曲は、途中でテンポや曲調が変わる意欲作だったようだけど、
却って違和感を感じてしまいました。

福山雅治さん。U2風味の 「虹」の方が、閉会式の虹にぴったりとはまってよかったかも。



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今大会で「甲子園」よりも耳や心にのこったのは、この曲。

金足農業高校校歌

 作詞: 近藤忠義、作曲: 岡野貞一

 可美しき郷 我が金足
 霜しろく 土こそ凍れ
 見よ草の芽に 日のめぐみ
 農はこれ たぐひなき愛
 日輪の たくひなき愛
 おおげにや この愛
 いざやいざや 共に承けて
 やがて来む 文化の黎明
 この道に われら拓かむ
 われら われら われら拓かむ



作曲者のお名前を見て、ピンときた方はいますか?!

そうです。 作詞家・高野辰之さんと数々の学校唱歌を作った、あの岡野貞一さんです。

「故郷」「おぼろ月夜」「春が来た」「春の小川」「もみじ」・・・。

歌詞も曲も、素晴らしい校歌です。



■レジェンド始球式 決勝戦の「だれ、この人?」
  ・・・まさかの身内 

太田幸司氏と井上明氏が決勝戦でレジェンド始球式
nikkansports
[2018年8月21日17時14分]

<全国高校野球選手権:大阪桐蔭13-2金足農>◇21日◇決勝

最終日の決勝は松山商OBの井上明氏と三沢OBの太田幸司さんが登板。2人は69年夏の決勝で投げ合った。延長18回0-0引き分け、翌日の再試合で松山商が勝ち優勝した。

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決勝戦の始球式に登場したのは、なんと、二人!
太田幸司さんは知ってたけど、もう一人はプロ野球出身者ではない? 誰?

えっっ? 元朝日新聞社記者? 身内じゃん。

朝日は自画自賛がお得意だからね。
自らが犯した捏造、反日、売国記事についてはなかなか認めず謝罪せず。
海外向けの記事は、検索にかからないようにひた隠し。

お二人ともまさに甲子園のレジェンドだけど、朝日新聞の自画自賛には興醒めです。




■傲慢な主催者 何さま? 朝日新聞さま?


戦前は戦争翼賛報道を行う軍部の御用新聞だったくせに、今やいけしゃーしゃーと「戦争反対」リベラルきどり。

熱中症で危険な暑い最中、お盆前後の日程で、屋根のない屋外の「甲子園」で全試合を行うことにこだわり、内野外野席から入場料を徴収し、系列テレビ朝日で「甲子園」をコンテンツとして稼ぎ、稼いだお金を応援団の旅費などとして還元せず丸儲け。、連投しなくてはいけない投手の層が薄いチームへの配慮も見せず、旧態依然のまま大きな顔をしている。

 
賛否両論があった、ガッツポーズ、侍ポーズ問題。

金村義明氏、創志学園・西のガッツポーズは卓球・張本以上「疲れるからやめとけ」
SANSPO
2018.8.17

金村さんに、同意します。

西くんは、まずは投球後に帽子が落ちないように、「フォーム」と「帽子のサイズ」を見直すべき。
どうしても落ちてしまうなら、顎にゴム紐をつけておけばいい。

亡くなったお父さんへの思いは美談だけど、亡き父に宛てた手紙に書いた文字は・・・。

無駄な体力を使わないことも、ガッツポーズしなくても闘志を燃やすことも、賢く自分をコントロールすればできること。
一流選手や名選手は、身体と精神を自分で制御でき、頭もいい人が多い。


対照的に、大会本部から指導があっても、明るく大らかにスル―して活躍を続けた金農の選手たち。
「主催者さま」からの理不尽で的外れな指摘には、「ぺろっ」っと舌を出して、
マイペースで力を発揮し続けられるマインドは、たいしたもの。

賢くてクールな頭と、熱く燃える精神、そして遊び心。
しれも、快進撃を続けた金農野球部の魅力のひとつでした。


金足農の侍ポーズも「刀狩り」、甲子園に厳しい規制は必要か
DIAMONDOnline
2018.8.28

以下、一部引用します。

(略)
> 親友でもある2人が移動バスの中などでリラックスするため、「侍」と言われたら「シャキーン」などと返すゲームが由来という。初回、吉田投手がロージンバッグを手にした後、右膝を地面につきながら大友選手に向かって刀を抜くしぐさを見せ、大友選手もそれに応じる動作だ。6回にも行われ、最終回は刀を納めるしぐさで決める。

> 別に対戦相手を挑発する目的や、ふざけているようには見えない。

(略)

> それでも2人はアクションを小さくしただけで、全面的に従わない意地を見せた。試合後、吉田投手は報道陣に対して「『それ禁止だよ』って注意されたので、今日は適当にポイっと…」と自粛要請があった事実を認めていた。


> 「大会本部は『高校野球には野球と関係ないパフォーマンスは不要で、侍ポーズは高校野球にふさわしくない』という見解だった。ファンに認知され、話題にもなっていたのに、大会本部は嫌悪した。何か『あるべき高校野球像』があり、外れているのは受け入れられないのだろう」


> 大会を主催する朝日新聞は戦前、大本営発表をそのまま掲載するなど戦争翼賛報道を行う軍部の御用新聞だった。

> 戦後はその反省からリベラルに転換したが、高校野球・甲子園大会に関しては「(一昔前までの)丸刈り」「(不祥事での)連帯責任」「精神論」「上意下達」「行進」「君が代」「団体行動」など、戦前を想起させるイメージが付きまとう。「目立つものは排除」はその延長線上にあり、現在の朝日新聞の理念から取り残されてしまった過去の遺物のような印象を受ける。

> 大会本部は確かに大会の主催者であり、運営主体である。

> しかし、主役は選手で、支えるのが監督や部長、そして応援団などの関係者であるのは間違いあるまい。大会本部が大会を成功に収めたいという気持ちも理解できるし、三十数年前に高校球児だった立場としては、ご苦労に頭が下がる思いだ。

> しかしながら、主催者の役割は選手を必要以上に萎縮させるのではなく、ルールの範囲で伸び伸びとプレーさせることではないだろうか。全力を尽くし、たとえ負けても悔いのない美しい思い出を残してあげることではないだろうか。

> 時代は変わっていく。

> 大会本部には「支配者」のごとき振る舞いを改めてあるべき「裏方」に徹する姿勢を求めたいものだ。






■「打上花火」 何かに似てる  ・・・ユーミンだ!

隣の隣の町のスーパーでは、有線放送で流行りの曲がヘビロテになる。
そのシーズン、いや、一年中、「押し」曲がかかってる。

2016年は、安室 奈美恵 「Hero」、
2017年は、RADWIMPS 『君の名は。』から「前前前世」「スパークル」、
2018年は、DAOKO × 米津玄師 「打上花火」。

今年のヘビロテ「打上花火」。
イントロは、なんとなくRADWIMPSの「スパークル」に似てるなあ、流行りのアレンジかな。
サビは、何かに似てる、すごく似てる。 激しく似てる、ほら、なんだっけ、あの曲・・・。







そうだ! 

松任谷由美さんの 「春よ来い」!

サビのコード進行も展開もそっくり。ユーミンの声は機械っぽい特殊な声で分かりにくいけど、そっくりじゃん。



米津玄師って、マンガかアニメのキャラクター名だと思ってたけど、ミュージシャンだったのね。

NHK2020応援ソングのプロデュースを手掛けた番組を見て、初めて知った。
『Foorin 』 という、オーディションで選ばれた子供グループの曲「パプリカ」。

ヤバい、福山さんの「甲子園」並みに心にも記憶にもひっかからない曲。(← 個人の感想です)





花野(かの)ちゃんなら 「かのちゃん」と呼べ 「かんちゃん」でなく


スズメの娘、花野(かの)ちゃん。 愛嬌のある子ね☆

でもね。
二文字しかない名前、かのちゃん。 愛称にすると、なんで「かんちゃん」になるの?

かのなら、「かの」でいいじゃん。
かんちゃんてよぶなら、はじめから、「かん」て名前にすればいいじゃん。
「かんな」ちゃんとか、「かのん」ちゃんとか。
または、三文字ではじめが「か」がつく名前。

脚本家の娘さんの名前と似てる名前だそうだけど、ちょっと違和感。

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■秋風羽織 出なくなったら ながら見に

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今回の朝ドラ。
主役のスズメちゃんのしゃべり方と、早すぎるテンポと、イケメン揃え過ぎに、ドストライクなドラマとは思えなかったけど、ガッツリばっちり見てたのは、秋風羽織先生がでてたから。

モデルのマンガ家とイラストは、くらもちふさこ先生。
演じるのは、豊川悦史さん。

無愛想で不器用で世間知らず、しかし人間考察は鋭く、天才的な画力と構成力をもつマンガ家。
秋風オフィスに描かれたくらもちふさこ先生のスタイリッシュなイラストが映るだけで、興奮☆

井川遥さんとのコンビも、素晴らしくよかったわ。
母親役の松雪泰子さん、原田知世さんも好きだわ。

ずっと、マンガ家を目指して頑張るドラマかと思いきや、転職に次ぐ転職。
女手一つで、都会で屋台を引いて子育てできるなんて、ミラクル。
放置子? ネグレクト? を疑ってしまったわ。

でも、どんなつらいことがあっても、どんなに厳しい職場でも。
上司、師と仰ぐ人が、厳しくも優しい天才的な人だったら、ずっと尊敬できるし、頑張れそう。

今週でドラマは終わってしまうけど、悲しみの中に秋風先生の素敵なエピソードがでてきた。

ゆうこちゃん・・・。  うっ・・・・(´ノω;`)

A-Girl の続編、わたしも読みたい・・・・

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■「さらなら」の ハモリがいささか 甘すぎる

脚本家の北川悦吏子さん。やりたい放題ね。脚本家の特権だし、それでいいんだけど。

ドラマの中で、イケメン二人が唐突に、オフコースの「さよなら」のサビを歌いだした。
突然に、まったく唐突に。

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しかも、正しくハモってない。PARTのメロディが、ちがってた(気がする)
それに、時代考証は、あってるの?
昭和46年(1971年)生まれは、「さよなら」をリアルタイムで聴いたのは、小学校中学年のはず。
北川さん、昭和36年(1961年)生まれだから、オフコースはドンビシャな世代ね。

 ・・・debiruさんちの小学校みたいに合唱コンクールで歌うのはともかく。

歌わせるなら、完璧なハモリでないと気持ち悪いです。
いい男が二人で歌ってたのは、ご自分の大学時代の想い出なんですって(裏山Cじゃない!)

素敵なエピソードにしたかったら、このくらいの厳しさが必要よ!



わたしが最近、運転中に聴いているMDは、オフコース武道館LIVEを録音してもらった音源。
あの伝説のLIVEを聴きながら、(やっぱりオフコース、素敵 ☆) 一緒にハモってます。

この厳しさ。厳格さ。完璧なハーモニー。
やっぱりスゴい。





+゜・。○。・゜+゜・。○。・゜+゜・。○。・゜+゜・。○。・゜+゜・。○。・゜+゜・。○。・゜+゜・。○。・゜+゜・。○。・゜


貴乃花親方の気力が折れてしまったのも、
「新潮45」が休刊に追い込まれたのも、
石破氏に期待する情弱者がたくさんいるのも、
安倍首相の素晴らしさが国民全員に伝わっていないのも、
コムロケイと正式に破談しないのも、

まだまだ、わたしたちの力不足。


「頑張る人が報われる世の中に」

「事実と真実が広く伝えられるシステムの構築」

「悪意は届かず、善意は届く、強くてしなやかな心」

「よき行いに対する称賛は、惜しみなく遠慮なく」

「よりよい自分、世の中にするための努力」

「嫉妬なんてしないで、共に高め合おうよ」



よりよい未来を想像しながら、ユーモアを忘れず、
温かい気持ちで、自分にできることをする。


夏が終わっても、美味しい楽しい秋が来る。

寒い冬だって、楽しんで乗り切っていけるはず!





Posted at 2018/09/27 14:23:07 | コメント(4) | トラックバック(0) | 季節・風物詩 | 日記
2018年09月25日 イイね!

初めて川魚を釣る! ・・・釣り堀で(笑)!

初めて川魚を釣る! ・・・釣り堀で(笑)!気がつけば、もうお盆もおしまいですね。

(´・ω・`)??


・・・・・ お盆?  はて ・・・ ?? 



(( . .*)ペコッ  失礼しました。

気がつけば、夏が終わって秋真盛りの今日この頃。

今回のブログ。 実は、まだUPしていなかったのを見つけたのです。

忘れられていた気の毒なブログ(笑)
せっかくだから、今さらなんですが、アゲてみます。


 *:.。..。.:+・゚ ゜゚・*:.。..。.:+・゚ ゜゚・*:.。..。.:+・゚ ゜゚・*:.。..。.:・*:.。..。.:+・゚*:.。..。.:+・゚*:.。..。.:+・゚ ゜゚・*:.。..。.:+・゚ ゜゚・*


子供たちの夏休みも、そろそろ終盤に近付いてきています。
(東北地方の夏休みは、早く終了します・・・ )


兄が6年生、弟が4年生の夏。
来年、中学生になれば、毎日部活があるとのこと。

ということは、兄弟そろって夏休みにいろんなことができるのは、今年限り?!


できるだけいろいろな体験をしてみようと、小学校から配布される各方面の体験活動募集要項をチェックし、普段ではできないことを体験させてくださる活動に応募してみました。

すると、先着順で間に合わなかったひとつを除き、全ての体験活動に参加できることになりました☆

その後、応募のメールに添えた言葉から「ぜひ我が団体の活動に参加してほしい」と、募集当該市町村以外での活動に誘っていただいたり、先着順で間に合わなかったイベントもキャンセルが出て急遽、お誘いの連絡が入ったりして、思いがけずたくさんの体験をすることができました。

運もあるのでしょうが、「動機」が大切なんだと、改めて実感した次第です(^-^*)


ということで、これまで県内の行ってみたかったけどまだ訪れていない場所に行けたり、体験させてもらったり、ワクワクな夏休み♪


自分が子供の頃ならなかなか体験できなかった、行くことができなかった場所へ、
体験活動が盛んな我が県で、ほぼ無料で連れて行っていただけたのです。(昼食が出たところも♪)

しかも、「親子で体験」、「親子で見学」という催しも多く、母までちゃっかりと。


こんなとき、毎日勤めにでかける仕事ではなくてよかった~。
人口の少ない自然の多い地域(←田舎?ww)暮らしでよかった~。
少子化の影響もあるけど、子供を大事にしてくれて、ありがたい~。

そんなことを実感する夏休みとなりました(^-^*)


具体的な活動を書いてしまうと、すでに参加者や活動の写真などがHPや新聞紙上などで公開されていているものもありますので、ちょっとボカします。

【追記】じつは、某新聞社<アカヒではないw>主催の社会科見学で、参加必須条件であった見学後の感想文を提出したところ、兄が最優秀賞になり、新聞に文章と顔写真が掲載されました♪



さて。
今回のブログは、秋田市の太平山という温水プールやスキー、野外活動などの施設が揃っている場所でのイベントに参加した後、往路で見かけた「釣り堀」の看板にひかれ、本来は屋外プールのスライダーで遊び倒す予定を急遽変更。

お昼ごはんのお弁当を持って、その釣り堀へやってきました♪



池は4つくらいあり、手前の一番大きな堀は「イワナ」。

次に「ニジマス」の池が二つ。

一番奥に「銀サケ」の釣り堀があったけど、この夏の猛暑で、稚魚が全滅してしまったとのこと。
湧水でも、すぐそばの清流から水を引いているわけではないため、意外と濁っていました。

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釣竿は、細竹に糸と浮と釣り針。
餌は、練り餌を適宜ちぎって丸めて針につける。

「イワナ」が一番人気だけど、なかなか釣れない。
「ニジマス」は簡単に釣れる。

貸し竿代は、500円☆

「3つ、貸してください」

「おや? おかあさんもやるの?」

 ・・・あれ? ふつうは釣らないのかな。

「母も、久しぶりに釣りをしたくて!」


そうなんです。わたしが子供のころに川でした釣り道具は、まさにこんな釣竿。

細竹をとってきて、ちょっと乾燥させて、駄菓子屋さんで売ってる釣り糸セットをつけるだけ。
えさも、小麦粉や卵を練って団子にした、練り餌。

それで釣ろうとした魚は、「ハヤ」や「ニジマス」。

子供の頃、家の隣を流れていた清流では、橋の下のコンクリートの下の隙間や、早い流れではなく
段差のあとのちょっと深くなっているところに魚が棲んでいたものです。

「ニジマス」は、養殖場から台風の後などに養殖池があふれて逃げてくる子たちを狙います。


大人になってからは、富士山のふもとの養鱒場の釣り堀に行ったり、
小学校の林間学校の体験コースで釣ったマスをさばいて飯ごう炊飯のおかずとして食べたり。
わたしにとっては、なじみのある魚で、よく釣ったりさばいたりしました。


さて。

初めて訪れた釣り堀は、池や施設は歴史がある感じがしました。
すぐ隣を流れる清流から水を引いているのかと思いましたが、ちょっと離れているところから引いているとのこと。

管理しているおじさまとお話ししていたら、4年ほど前に、ずっと閉鎖されていたこの釣り堀を友人たちと買って、夏休みと、それ以外は土日祝日だけ営業しているとのこと。
おじさまたちは、近くには住んでおらず、離れている場所から当番で通っているとのこと。
本当は湧水を使えば、暑さで魚が死んでしまうことはないからいいのだけど、とのこと。

この日は、夏休みの平日でしたが、近くのキャンプ場で家族で泊まっている方や、
バスで訪れる親子、おじいさんと都会から帰省しているお孫さんなど、
かなりたくさんの人でにぎわっていました。



わたしたちの家族も、いよいよ、釣り堀での釣り体験に初チャレンジです。

はじめは全員、「イワナ」をねらいます。
その日は、まだ1匹しか釣れおらず、なかなか釣れないというのが、そそります。

・・・・・・・。なかなか、釣れません。

魚の影や、ときどき飛び跳ねる姿は見えるけれど、少しも手ごたえも感じません。

海で何匹か釣りあげたことのある兄は、もう少し粘るといい、
まだ、一度も魚を釣ったことのない弟は、向こう側のニジマスの池で男の子が釣りあげた様子を見て、早々とニジマスに転向します。

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「わーーーーーっ! かかった――――!」

弟は、初めて釣竿にかかった魚を釣り上げて、大喜びです。
早速、バケツの中に入れようとしますが、なかなか入らず、針も抜けない様子。

兄が手伝って、ようやく魚をバケツに入れます。

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「すごく楽しい! 魚釣りって、面白いね☆」

満面の笑みで喜ぶ姿に、母も嬉しくなります。



「オレも、ニジマスにしようかな~」

兄もニジマスの池に移動して、二人で楽しそうに釣り糸を垂らしています。



母は、ニジマスの養殖がさかんな町で育ったため、釣ったこともあるし食べたこともあるから、
どうしてもイワナが釣りたい。釣ってみたい!

なかなか釣れないなら、きっと、何かコツがあるはず。
それを会得して、なんとか釣りあげたいと、ますます燃えてきます。


餌をつけた針を、じっと垂らしていたけれど、よく考えたら、イワナは川魚。
餌は、常に動いているはず。

それならばと、竿を小刻みに動かして、魚をおびき寄せます。

すると、竿に手ごたえが!

餌をひっぱって食べようとしています。
すぐに動かすと逃げてしまうと思い、しばらく待つと、手ごたえが止まります。

・・・・・・。 あら、残念。
餌だけ食べられています。

でも、確かにイワナが寄ってきて、餌を食べていることがわかりました。


それからは、竿の動かし方を微妙に変えたり、異動させたりしながら、魚が食らいつくのを待ちます。
針の先につけた餌を何度も食べられてしまいましたが、手ごたえを感じることが楽しくてたまりません。

もらった餌がいよいよ無くなってしまいそうになった頃。

またしても、竿に手ごたえが!
すぐに動かさずに、魚の動きに合わせます。
魚影が見えてきます。
糸が、かなり向こうまで引っ張られます。


キタ―――――!

しっかりと餌と針が魚に食べられていることを確信して、竿を引き上げます。

うわーーーーっ。
釣れたっ!  持ち上がった!
ものすごい興奮と喜び!!

弟「おかーさん、イワナ釣れたの?!」

子供たちが駆け寄ってきます。

母「やったよ! ついに、イワナを釣ったよ!」
弟「すごいーーっ!イワナって、こんな色と模様をしてるんだね」
兄「塩焼きにして食べたいね~」

みんなで大盛り上がり♪


母「ところで、二人は何匹釣ったの?」

「ぼくは、ニジマス10匹!」

「おれは、6匹!」


えっ・・・・・!

もう、そんなに釣ってたの?

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母「あのね。ここは釣り堀だから、釣った魚はみんな買わなくてはいけないの。それも、100グラムいくらで。」

弟「やったー! 塩焼きにしてくれたり、持って帰ったりできるんだよね」

母「そう。塩焼きは、一匹100円で。でも、魚の料金プラス、焼き代が100円かかるの」

弟「えっ? こんなにいらないから、逃がしてやればいいよ」

母「それができないの。一度釣った魚は弱ってしまうから、責任もって持ち帰らないと」

兄「やばい釣りすぎた。 どうしよう・・・」


母「海や川だと、誰のものでもないから釣った魚は自由にできるんだけど、釣り堀だからね~。
  おかーさんがちゃんと話さなかったのがいけないよ。
 とにかく、ここで家族みんなの分も焼いてもらって、自分たちはここで食べていこう。
 あとは、持ち帰って家で料理すればいいよ」

母「最後に、イワナに挑戦して終わりにしようか?」

兄弟「やった――! ありがとう!」


そして、竿をちょっと動かすコツを教えたら、弟がイワナを一匹釣りあげて、そこでおしまい。

おじさまのところに、清算に行きます。

主「たくさん釣ったね~。どうするの?」

母「ここで焼いてもらったのを一匹ずつ食べて、お土産にもして、後は生のまま持ち帰ります」

主「それじゃあ、魚の重さはと・・・。6250円だね。あと、8匹焼くと、800円プラスしてと・・・」

母「すみません。ちょっと持ち合わせが足りないから、ふもとのコンビニでお金をおろして来ます。
  子供たち、人質にして待たせときますから、魚、焼いておいてください」

兄弟「ごめんね、おかーさん」

母「いいの、いいの。すっごく楽しかったんだから、いいの!
  気にしないで魚が焼けるのを楽しみに待っててね」


というわけで、車で15分くらい先の民家があるところまでひとっ走りして、お金をおろしてきました。

その間に、おじさまが魚をさばいて竹串に刺して、塩をたっぷりまぶして、炭火で焼きます。

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その美味しそうな香りと姿に、通りかかる人たちがうらやましそうにしているのが、子供たちには嬉しかったようです。

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2匹のイワナと一匹のニジマスを、3人で分けて食べました。

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「うま―――――い!」


残り5匹は、家族へのお土産。

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残りニジマス10匹は、冷蔵庫に入れておいてもらって、氷と一緒にお持ち帰りです。

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自宅の台所でさばいて、ニンニクとソテーしたり、夏野菜とホットプレートで焼いたり、唐揚げにしました。

お土産の塩焼き5匹も、パクパク食べました♪

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その後、子供たちは海辺のキャンプで海釣りにチャレンジし、キス、サバ、クサフグ(笑)を釣りました♪

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三枚におろして、天ぷらにして、みんなで食べました♪

ちょうどその時。
金足農業高校が2ランスクイズで、見事に逆転勝利した試合、小さなテレビの前でみんなで応援してました。

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ポテトチップスも揚げて、みんなでカンパーイ!




久しぶりにやった釣りは、とっても楽しかったです。

子供たちにとっても、この夏の楽しい想い出の一ページになりました。



Posted at 2018/09/25 15:30:20 | コメント(3) | トラックバック(0) | 季節・風物詩 | 日記
2018年09月20日 イイね!

みんカラ、「お友達 ⇒ みん友」、「マイファン ⇒ フォロー」へ

みんカラ、「お友達 ⇒ みん友」、「マイファン ⇒ フォロー」へ9月20日現在、23人のお友達と
84人のマイファン(*´艸`*)カァ~♡ のみなさま、

こんにちは♪

最近、ブログをUPする頻度が少なくなりつつありご無沙汰しておりますが、
ごきげんいかがでしょうか(^-^*)


記事を投稿した際にはお立ち寄りくださり、「イイね!」をポチっとしてくださったり、
足あとをつけてくだったり、ありがとうございます。

また、足あとをつけていらっしゃらなくてもご覧になってくださるみなさま、
ありがとうございます。




さて。

ふと気づいたのですが、マイページのみんカラのお知らせ欄に、

『フォロー』機能導入に伴う承認制設定機能

なるものがありました。



ちょっと意味が分からず過去ログを調べていましたら、

2018年07月04日
【お知らせ】2018年秋、『お友達』機能が『フォロー』機能に変わります!


はずだったのが、

2018年08月02日
【お知らせ】『フォロー』機能導入に関する変更事項


に変更され、さらに、承認するかしないか、選択できるということですね。



>【『お友達(みん友)』について】

『お友達』という表現の廃止に対して、継続を希望される声が多く寄せられましたので、
当初想定していた『相互フォロー』は、『みん友』という表現へ変更いたします。


>Q. これまでの『お友達』や『Myファン』機能は、フォロー機能の導入後どうなりますか?

 A.【現行】 お友達 → 【フォロー導入後】 自動的に相互フォロー状態に移行され『みん友』になる



ということは。

『お友達』になっていただいている方は『みん友』へ。

わたしが『Myファン』登録している方で、その方もわたしを『Myファン』登録してくださっていると・・・


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あの フィーリングカップル のように、突然、 『みん友』 になるのですか


なんだか、片思いをしているお相手が、

 ( えっ? まさか、あのお方も、わたしのことを ・・・ (〃ノ∀`〃)ポッ )

・・・ 軽い興味なのか、好意なのか、悪意なのか、チェックなのか不明ながら、

おたがいに 『Myファン』登録しているだけでも

『みん友』 に昇格(← この表現が適切なのかは?ですが) することになるのですか





そして、これまで、誰に『Myファン』登録しているのか、本人にしか分からなかったのが、

【フォロー 一覧表示】

として、『Myファン』登録している方? のページに自分のハンドルネームが掲載される



わたしの『Myファン』登録は、( 魅力的、素敵な方だわ~ ) ( ブログ記事を読むのが楽しみ♡ )

そんな好意と興味の対象の方だけですが、実は、これまで一度も「イイね!」を付けたことがない方も含まれています。


なぜなら、わたし自身のブログ記事は、普通の方には疎まれてしまう「キチ○イブログ記事」「思い込み激しすぎ記事」も含まれているので、おじゃますることだけでも嫌がられてしまうのではないかと思い、関わりを持つことを憚っているからです。

わたしのブログ記事に「イイね!」を付けてくださる方のページには、遠慮なくおじゃまして記事を拝見させていただき、おもしろい記事、勉強になる記事には「イイね!」をつけています。


「イイね!」はつけていなくても「足あと」を残してくださる方のサイトにも、おじゃまさせていただくこともあります。

しかし、今回の変更では、「足あと」の機能もなくなってしまうのですね。


『勝手にフォローされることがイヤ』だと思う方には、他人からのフォローは承認制になるようですから、こちらで気を遣うことなく、『Myファン』登録 ≒ 『フォロー』 すればいいのですね。



わたしの認識が正しいのか、実はまだよくわからないのですが・・・ (^-^;)




これまでに『お友達』になっていただいた方は、お友達の方から申請をいただいた方、
こちらからお友達になってほしいと申請した方、どちらもいらっしゃいます。


申請してくださって『お友達』になった方でも、いつのまにか先方から登録を取り消しされていたことも、
先方のご事情で、わたしに良からぬ影響が及ぶのを気遣いいただいて登録解除をしてくださった方もいらっしゃいます。

あまりに記事の更新が頻繁だったり、お友達が多すぎて、マイページが特定の方だけでいっぱいになってしまった時には、事情をお伝えして、お友達登録を解除していただいた方もいらっしゃいます。


これまでの『お友達』申請と登録、ひそかな『Myファン』登録でなにも困ることはなかったのですが、今回の改定で、申請していないのに『みん友』成立? ひそかな『Myファン』登録が公表されることに、若干の不満は感じています。

しかし、無料で利用させていただいているSNSのサイトですから、経営・運営される方針に従うまでです。



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こっちの「みんカラ」じゃなくて・・・


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こちらのみんカラ ↑ ですね (^-^;)




さて。

ここ最近は、公私ともに忙しくて、世の中のニュースやネットもゆっくり見ることもできなかったり、
こちら「みんなのカーライフ」にも来られない日も多かったです。

しかしながら、「足あと」を残してくださる方や、過去の記事を閲覧してくださる方がいらっしゃることに感謝しております。

まことにありがとうございます (^-^*)


リアルな人間関係だけでなく、ネットを通してつながっている方々がいらっしゃることに、
心強く、また、ワクワクした気持ちになります。



ただ、不思議に思うことは、記事をUPしない日。

「足あと」をつけてくださる方は、ほんとにごくごく少数なのですが、

   ((*´艸`)).。o (T・Iさん、ほぼ毎日、ありがとうございま~す)

PVレポートをみると、びっくりするほど多くの閲覧数があることも。



先週、1718人もの訪問者? 閲覧数? ある記事に453人もの閲覧がありました。

何ごとかと思ってその記事のタイトルでググってみると、ある人気ブログサイトのコメント欄で、
拙ブログ記事がリンクを貼られ紹介されていたのでした。

また、ググっても何の形跡も分かりませんでしたが、ある『歴史お笑い記事』が急に多くの人に読まれていることもあって、なんだか面白いなあ~と思っています。



これからも、日々の暮らしの中で考えていること、疑問に思っていたことへの回答、
そして、わたしが大好きな日本を守り、次世代に継承するための草莽崛起は終わりません。


どうか今後とも、ご感想、疑問、反論、共感など、ご自由にお寄せいただければ幸いです。


また、この機会に、自動的に『みん友』になるより、能動的に『お友達 ⇒ みん友』になってみようと思われる方がいらっしゃいましたら、いつでも大歓迎です♪

わたしの方からも、登録の申請をさせていただくかもしれませんので、その際はよろしくご検討いただけますようお願い申し上げます。




Posted at 2018/09/20 15:19:27 | コメント(4) | トラックバック(0) | 所感・雑感 | 日記
2018年09月01日 イイね!

金農旋風の余韻にひたる。

金農旋風の余韻にひたる。爽やかな秋風と秋の虫の声が、暑い夏は過ぎ去ってしまったことを教えてくれます。
明け方は、半そで短パンだと肌寒く感じるほど。


それにしても、今年の夏は暑かったですね。
涼しい年の夏は、クーラーをつけるのは蒸し暑くて寝付けない数日だけなこともありますが、
今年は、暑すぎる日中も蒸し暑い夜も、扇風機だけでは熱中症になってしまいそうでした。


暑いと感じたのは気温だけではなく、心も熱くさせたのは高校球児たち。

全力で、笑顔で、仲間を信じて闘い続ける公立高校の野球部員たちが、
あり得ないくらい劇的な逆転劇を演じ、強敵に立ち向かっていく姿は、
わたしたちの心の奥の何か琴線に触れる感動を呼び起こしました。

自分だけでなく秋田の人、全国の人が熱狂したのは何であったのか、
旋風や熱風が、爽やかな涼風に変わった今、改めて考えてみたいと思います。


※わたしは、単なる野球ファンです。厳密に言うと、かつてはコアな、今は時々ファン。
 子供のころから兄弟とキャッチボールや三角ベース、夜はナイタ―で巨人戦、
 バッティングマシンをネットを張った庭に設置、兄弟は中学高校野球部、
 自身は中学ソフトボール部(高校は剣道部)。
 野茂選手の大ファン。今は家族4人で庭でキャッチボールやノックをして楽しむ。



■心の底に眠る、高校野球・社会に対する「こうであってほしい」願望と郷愁

【いまどき珍しい農業高校】
【地方の公立高校】
【全員が県内出身、地元中学出身者】

かつて、都会や都市部のある都道府県以外の、地方の甲子園代表校の多くが、
「○○商業」「□□工業」「▽▽高校」という名の公立高校でした。

それが、今は地方でも、全国からスポーツ特待生を集める私立高校が常連校になっています。
田中将大選手が北海道、坂本勇人選手が青森の高校で活躍しながら、本人たちは兵庫県出身で同じリトルリーグでプレーしていた友達同士だったことは、驚愕しました。

隣県出身の息子の友達のお母さんは、
「○○学院が甲子園に出ても、地元の人は誰も応援していない」
と話したことにも、驚きました。

わたし自身も地方の出身なので、もともと地元には私立の高校は少なく、しかも甲子園を目指して生徒を獲得しようとする経営方針の高校もあまりありませんでした。
甲子園を目指す中学生の球児たちは、高校受験できるエリアが決まっていたため、
受験前に転校して、越境してでも公立の強豪校に入ろうとしました。
だから、県外から公立高校に入学する生徒は、少なかったように思われます。

では、なぜ「○○商業」「□□工業」が甲子園出場から遠ざかってしまったのか。

それは、今の高校生が高校卒業後に就職するより進学する志向にあり、高校入学時の成績がふるわない生徒は、商業高校、工業高校共に入学できにくくなっていることが要因の一つ。
中学時代、野球漬けであまり勉強しなかった子もかつては入りやすかった高校が、進学する生徒が増えたためレベルが上がり、成績が優秀な女子の入学が増えたことも理由の一つ。

勉強が得意ではない、むしろ野球ばかりがんばって成績がよくない選手は、
特待生制度があり成績は度外視する私立に入学する傾向もあるようです。
奨学生として学費などの免除をしてもらうなど、野球の技術を磨くことで高校に入れます。

さらに、中学時代、シニアリーグなどで活躍して実力のある球児たちは、強豪校といわれる学校から誘いが来て、優先的に入学することができます。全国から優秀な人材が集まります。
彼らにとっては、甲子園に出ること、そこで活躍することは、自身がプロ野球、大リーグで活躍するための通過点でもあるので、高レベルな選手たちの中で切磋琢磨して、技術を磨き、強健な肉体を作り、次のステップへ進むためにの努力を惜しみません。

そんな志の高い体力も技術も強い精神も持ち合わせている高校球児たちが多く集まる学校は、必然的に、毎年のように予選を勝ち抜き、甲子園に出場することになります。

それは、競争原理が健全に働く日本では、ある意味自然なこと。
プロになりたい志の高い子供たちが、その場を目指すのは、やむを得ないこと。


しかし、それは心の中でも理解しているけれど、どこかで昔懐かしい、地域密着型の地元の高校生たちだけで構成されたチームががんばる姿を応援したいと思っている。
組織的に才能ある選手を集め、科学的現代的な練習でさらに強くなる絶対的な強豪校に対し、
一地方の名もない高校生たちが立ち向かい、臆することなく戦い勝ち続ける。

そんな姿に、昔ながらの高校野球への懐かしさや故郷への郷愁を感じてしまうのが、
日本人なのでしょうか。

わたしはテレビで観戦できなかったのですが、主人は三重県の白山高校にシンパシーを感じて、甲子園出場につながったエピソードを知って感動したことを涙ながらに話してました。
・10年連続初戦敗退
・部員は5人しかいなかった
・広いグラウンドに草が生えていた
・田舎すぎて終電が早くて、短時間しか練習できない
・監督の情熱と短い時間に効果的な練習をする工夫で力をつけた

そんな学校が甲子園に出場するまでのドラマに、応援したくなる気持ちもわかります。




■「全力」で取り組む姿、「笑顔」で闘う仲間たち

金足農業高校の何がいちばんの魅力だといえば、「全力」プレー。

吉田輝星投手という才能豊かな非凡なピッチャーがいたからこその快進撃は、誰もが認めるところ。
その彼の「全力」投球、「全力」疾走、「全力」打撃。
ピンチになればなるほど、球威は増し、バッタバッタと三振を奪う。
「全力」で投げているのに、合間には笑顔をのぞかせ、仲間たちとコンタクトをとる。
欠けてしまった歯を補い力を出させる白いマウスピースが、爽やかに光る。
彼が「全力」で投げられるのは、仲間を信頼し、自身の力をすべ出し切ろうとするから。
その、信頼し合うチームワーク、惜しみなく全力を注ぐ姿に、感動せずにはいられない。

点をとられれば、必ず仲間が点を入れる。
彼らは、バッターボックスに入る時に大声で気合いを入れる。
その声が大きければ大きいほど、「全力」で振り切るバッドはボールを飛ばす。
練習に練習を重ねて磨きあげたバンドは、一塁線、三塁線で見事にとまる。

 ( もう、ここで負けてしまうかも・・・ )
 ( この点差は、なかなか追いつけない・・・ )

応援しながらもあきらめかけたとき、信じられないようなホームランが出る。
思いもかけない、2ランスクイズが飛び出す。

こんな奇跡、ミラクル、想像もしない、いや、できない。
名前を聞くだけで勝てそうもないと思ってしまうチームに挑んで、勝ってしまう。

応援している県民の心がひとつになり、感動と興奮を共有する。
子供たちも、お年寄りも、若い人たちも、みんなが心から感激し、喜びを爆発させる。
こんなに一瞬で共感し合い、喜び合える経験は、めったにないこと。
あんまりいいことがなかった県で、久しぶりに訪れた慶事。
それも、若者たちの清々しい爽やかな大活躍。

「金農」出身者は母校を誇らしく思い、地域に住む人たちは自分のことのように喜ぶ。

「ブラスバンド部や控えの選手の宿泊費が足りない」と聞けば、みんなで寄付を届けに行く。
おらが村の一大事。
資金力も豊富で、甲子園までの距離もそんなに遠くない強豪校たちにはない苦労を、
がんばる高校生たちにさせたくない。

勝った翌日には、地元新聞をくまなく読み、コンビニに行ってスポーツ新聞も買う。
テレビのニュースやワイドショーでも、金農扇風をとりあげくれている。
秋田だけでなく、全国でも応援してくれている人がたくさんいることを有難く思う。
たぶん、自分も今秋田に住んでいなくても、きっと、金農を応援していた。
昔ながらの甲子園の想い出、100回大会にふさわしい今時の強豪校との戦い。

わたしたちの誇り、嬉しい気持ちは全て、勝利のあとの「全力校歌」で昇華する。
嬉しそうに、誇らしげに、球場全体にまで届く大声で歌いあげる校歌。
「君が代」を全力で歌う日本代表選手のように、言霊が信じられない力をもたらすのかも。
全国の人にも見せたい、見てほしいと思っていた「全力校歌」が、多くの人の感動と共感をもたらしたことも、嬉しくてたまらないことだった。

野球が好き。
仲間たちが好き。

そんな単純で純粋な思いが、猛練習で培われた自信の上に奇跡的な力となり、
周囲の人たちの共感と感動を呼び、わたしたちの心の中にまで「何か」を呼び起こす。

「全力」で「笑顔」で取り組むことの清々しさ、素晴らしさを教えてもらいました。



■戦術。根性と技術的な鍛練。


わたしたちに懐かしいと思わせたことのもう一つの側面は、昔ながらの戦術。

そう、アレですよ、バンド!

ランナーが一塁に進塁すると、バンド。
とにかく、得点圏にランナーを進める。
打撃が優れているバッターが多く揃うチームでは、あまり見られなくなった戦法。

絶対くるぞ、バンド。
おっ、お見事! 一塁線にきっちり停めて、ランナーは進塁させる。

三塁にランナーが進むと、絶対くるぞ、スクイズ。
おっ、お見事! 三塁線やキャッチャーの捕る位置にきっちり停めて、生還!


ただね。
大事なところで、スリーバンドが失敗してしまったり、スクイズが見抜かれていたり。
監督さん、こだわり過ぎているんじゃない? 固執し過ぎ? 前の監督さんの負の遺産?

バンドをあきらめてパッティングに代えた途端、ヒットが出ることも多かった。
大阪桐蔭との決勝戦では、スクイズは完全に見抜かれていた。
スクイズのサインのあとにバッティングのポーズなんて、バレバレだよ。
西谷監督、笑いを隠さなかったよ。
あのスクイズが成功していたら、流れが変わっていたかも。

それから、吉田君のワイルドピッチで得点を与えてしまった後、監督はタイムを要求した。
伝令の子に、主審にアピールさせようと指示したけど、主審は気づかなかった。
あの時、監督自身がもっと強気にアピールして、タイムをとっていたら・・・。

いくら選手たちが「全力」でがんばっても、監督の指示、サインは試合を大きく動かす。
「日本一の監督」だと選手たちは言っていたけど。
信頼関係があるならそれが一番だけど。

バンドも大切だけど、臨機応変に。
タイムの要求は、もっと自信をもって堂々と。

やっぱり、監督の役割は大切で、責任重大。
あらためて、指導者、責任者にとって大切なことはなにか、考える機会になりました。


それから、これは新聞やテレビから得た情報ですが。

金農の練習は、昔ながらの雪の中を長くつで走りまくる根性論や、
バッティングとバンドが同じくらいの時間をかける伝統的な練習方法だけではないと。

科学的な動画や装置を使っての投球フォームの検証や、
指導者のための指導を、実績のある理論的な指導にたけたベテラン監督から受けるなど、
県をあげて、高校野球の技術向上に取り組んできたことを知りました。

監督やコーチに対する監督指導というのは、絶対に必要だと思われます。
大人になると、自分が経験してきたことに固執するのは、親の子育てでも同じ。
マラソンの瀬古さんは、監督の指示が絶対だったときの感覚が忘れられず、恩師が語った「世界一になれるならオレは土を食べる」を選手の前で実践して、教え子たちをドン引きさせてしまった。

今の時代は、直線指導を受けなくても、本を買わなくても、ネットや動画サイトでいろいろな指導法がUPされているから、その中から適切だと思うものを選択して、学び、身につけることも可能です。

選手だけでなく、監督やコーチなどの指導者も、常にアンテナを高くして、科学的で理にかなった練習方法や技術力を高める方法、身体づくりに必要な食事や休息の仕方など、学んでいかなくてはいけないと思います。

その点、一回戦負けばかりつづいた秋田の高校野球の技術を向上させようとしている県の取り組みが、ようやく実を結んだことにもなり、各方面での働きかけをしてきた人たちのがんばりをわたしたち県民も知ることとなりました。


「根性」「努力」「ひたむきさ」「全力」「優柔」「忍耐」「信頼」

そんな、日本人が大好きな精神力だけでなく、限りある時間の中で何を優先するのか、理論的合理的な練習方法、技術鍛錬も、大切になっていることを感じています。



■まとめ

産業も文化も人口も都会への一極集中、地方の疲弊。
少子高齢化社会、人口減少、若者の県外流出、就職先が少ない・・・。

明るい話題が少ない秋田で若者たちがはつらつと活躍する姿から、元気をもらいました。

いや、明るい話題はあるんです。ほんとは、ささやかな自信や自慢は持っているんです。

学力テストの全国上位の成績、身長や体格の良さ、夏は涼しく冬は・・・。
美味しいお米やお酒や果物・野菜、魚や牡蠣などの海産物、温泉、森林、大自然。
賢くかわいい秋田犬。色白で気立てのいい秋田美人。

ひたむきに全力で頑張る素晴らしい高校生を、応援しつづける素直で優しい心根の県民性。

今年の夏は、わたしたちの心の奥に流れている「日本人のよさ」「日本のよさ」「故郷のよさ」を見直し、自身の生き方を考える機会にもなりました。


わたしがこれからやっていきたいことも、はっきり見えてきました。

子供たちが、自信と誇りを持って、自分自身のためと地域や社会のために、得意なことややりがいがあることを学び、生かしていくこと。

そんな教育の現場や地域社会の環境を整えていくこと。

自分の子供たちを育てながら、友達や地域の子供たちも共に応援していく。
周囲の保護者や地域の人といっしょに、コミュニケーションをとりながらよりよい未来を目指す。


金足農業高校野球部の快進撃は、爽やかな風を秋田や全国に注ぎこみ幸せをもたらしてくれただけでなく、これからの時代を生きていくわたしたちや子供たちにとって大切なことはなにか、示唆してくれました。


なかなか手に入らなかった「金農パンケーキ」を味わいながら、きっと二度とない素晴らしい熱い夏を惜しみ、まだまだ感動に浸っていたいと思います。

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Posted at 2018/09/02 07:36:58 | コメント(3) | トラックバック(0) | スポーツ | 日記

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