2006年11月13日
ポイント→セミトラ→フルトラと進化してきた訳ですが、
以来の点火システムで欠点でもある、高回転時の点火電力の弱さです。
これを解決するに当たって、システムアップに~CDIがを使用する訳です。
CDIを使用する時は、最近の純正の高性能エンジンに採用されています、
同時点火システムを併用します。以来の点火システムとの違いは~
(☆CDI=キャパシタ ディスチャージ イグシション)
フルトラのエネルギーというのはイグナイター内部トランジスタの能力により決まっています。非常に良くできたイグナイターでも流せる電流は5~7A程度です。電流を各プラグへ振り分けます。正直アイドリング時のエネルギーが一番大きいのです。
解りやすい例として肉まんをおやつとして子供に配るとします。
・1人の子供には1個 (フルトラ使用エンジン750回転時)
・2人の子供に二等分 (フルトラ使用エンジン3000回転時)
・4人の子供に四等分 (フルトラ使用エンジン6500回転時)
これがフルトラ方式です。これでは子供は喜びません。
CDI点火方式は、コンデンサーに蓄えたエネルギーを回転数に応じて一定のエネルギーを加えていきます。
フルトラのエネルギーとCDIのエネルギーはどちらが強力であるかはお分かりいただけるでしょう。そうもちろんCDIのエネルギーです。
つまり、弱いエネルギーを分割方式(フルトラ)、強いエネルギーを加えていく方式(CDI)を比較した場合、エンジンの着火性能(ガソリンの燃焼エネルギー)を向上させるためにはCDI点火方式のほうが断然有利となるわけです。
これを先ほどのおやつを子供に配るとします。
・1人の子供に1個 (CDI使用エンジン750回転時)
・2人の子供に2個 (CDI使用エンジン3000回転時)
・4人の子供に4個 (CDI使用エンジン6500回転時)
このように、一人一個ずつ肉まんを配る事をできるのがCDIです。当然子供は大喜びです。
しかしながら欠点もあり、通常のフルトラシステムに比べて放電時間が短いことです。高回転時では長い放電時間は不要だから特に問題にはなりませんが、アイドル回転域からおそらく3000rpm付近までは逆に点火しにくくなります。
以上の事から、高回転エンジン(周回レースやバイクのエンジン等)に向いていると思もいます。
そこで~MDI及びMSD(CDIのマルチスパークバージョン)が登場する訳です。
Posted at 2006/11/13 15:02:09 | |
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