10月も中旬を迎え、夏の猛暑、酷暑もようやく過ぎ去って絶好のドライブシーズンが到来。
今日はいつものドライブコースにM5 CSで出かけました。
中央道を八王子インターで下りて、まずは八王子ラーメンで腹ごしらえ。
その後、一般道で奥多摩湖を目指し、奥多摩周遊道路を駆け抜けて、圏央道経由でふたたび中央道で都心に戻ってくるルート。
平日の奥多摩湖周辺は交通量も少なくて、途中で車を止めて写真を撮ったりもしやすくてとてもいい。
本格的な紅葉はまだまだ先だと思いますが、もうだんだんと紅く色づき始めていました。
さて、ワインディングでのM5 CSの印象は、やはり「軽い」の一言。
とても車重1800kg超とは思えない軽快さで、まるでダンスをしているかのような瞬発力でコーナーをクリアしていきます。
特に印象深いのが、フロントの動きの軽さで、本当に微小なステアリング操作でターンインできます。
その後、タイヤを転がしながら徐々に旋回させていくフェーズでもほとんどアンダーステアは感じない。
これは、4.4リットルのV8ツインターボが比較的高い重心位置にマウントされているのが地味に効いていて、フロントアウト側のタイヤに荷重が乗りやすいのかもしれないと思いました。
コーナリング中盤から後半にかけてはエンジン。
ピックアップがよく低回転からトルクのあるエンジンが、アペックス以降、車をスムーズに前に押し出してくれ、リアアウト側のタイヤへの荷重移動もしやすい。
その後、コーナー脱出フェーズではM xDriveのトラクションで600ps以上もあるパワーを何の不安も遠慮もなく路面に伝えながら軽々と加速していきます。
大きくて、決して軽くない車なのにワインディングを駆け抜けるのがとても楽しい。
これこそ「駆けぬける歓び」。
このクルマ、よほどの走り好きが開発メンバーの中にいないとこうはならないと思う。
カーボンのボンネットとかを使って、ノーマルより◯◯kg軽くしました!という安易さではこういう乗り味にはならない。
わざわざM8グランクーペ用を流用したというダンパーのセッティングや、各所に使ったであろうピロボールを含めた足回りの煮詰めがないと、この人車一体感を感じさせてはくれないはず。
きっといいテストドライバーが開発チームにいたんだろうと推察します。
唯一、もうちょっとこうだったら。。。というのは、音。
エンジンの回転上昇と共に高まっていく高揚感とか、コーナーにアプローチしていくときのレーシーなダウンシフト演出があれば言うことなしなのですが、それはやっぱり、そもそもフォーマルにも使えるセダンの5シリーズなんだから、そこまで求めるなら2ドアスポーツカーのM4やM2でやってくださいよ!ということなんだと理解しました。(^-^)
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2023/10/19 03:44:20