眠れる山のせーらのブログ一覧

午前11時過ぎ、私の祖父が亡くなりました。



死因は末期の胃ガン。83歳でした。



外孫ながら我が子のようにかわいがってくれ、私がもう大人になろうという歳になってからも車(ジーノ)を買ってくれるほどの孫煩悩(？)ぶりでした。



極度の病院嫌いだったため、食欲不振を訴えようやく病院に行き、ガンが見つかった時には既に手遅れな状態でした。



「とてもこんなことは伝えられない」、家族でそう話して医師から本人には胃潰瘍であると事実を隠して伝えてもらいました。



そのおかげか、当初はそのうち治るんだろうととてもポジティブに振る舞っていましたが、病に身体は抗うことができず、見舞いに行くたびやせ細り、受け答えもだんだん弱々しいものになっていきました。



母や伯母、伯父らは週1回か2回ほど見舞いに病院を訪ねていましたが、私はなかなか実家に帰ることができず、ジーノを手放しつつ見舞いをするために1ヶ月前に帰省して以来、ようやく昨日・一昨日実家に戻ることができました。



一昨日、1ヶ月ぶりに見た祖父の姿は変わり果てたもので、1ヶ月前は普通に会話していたのに呼びかけにも応じず、意識はないと言っていいほどのありさまでした。



容態が急変し、危篤の知らせを受けたのは昨日の朝。
もちろんすぐ病院へ駆けつけました。



今まで家族・親類の死に直面したことは何度かありましたがどれも突然すぎるもので、駆けつけた時には既に亡くなっていた、という経験しかしてきませんでした。
しかし今回はまだ猶予があり、初めて「看取る」ということをしました。



ガンでありながらほとんど苦しんだり痛みを訴えたりすることもなく、私含む4人に見守られながら穏やかに息を引き取りました。
前日はあいにくの雨でしたが、その日はよく晴れたいい天気の中での死でした。



だいぶ衰弱しているのは火を見るより明らかでしたが、最期を迎えるにはあまりにもあっけなかったように思います。



しかし、1ヶ月に一回くらいしか実家に戻れない私が偶然にも祖父の死に立ち会えたのは、祖父が私を呼び寄せていたのではないかとふと思いました。



今まで一生かかっても返しきれないほどの恩を受けながら、恩返しらしいことを何もしてあげられなかったのが非常に心残りでしたが、それを祖父と一緒に住んでいた伯母に話すと、「○○(私)の就職が決まったときに大喜びしてたからそれで大丈夫だよ」と言ってくれたのは救いになりました。



あの世から祖父が私たち家族を見ているかどうかはもちろんわかりませんが、もし見ているのだとしたら、祖父の娘であり、祖父と並んで非常にお世話になった(なっている)母や伯母にこれから恩返しするところを見ていてほしいものです。

またまた更新が遅くなってしまいましたが…。



内容はタイトル通りです。



以前お伝えした通り、6月の車検を前にジーノとお別れしてきました。



車検満了日が6月7日。実は私の誕生日でもあります。これも何かの縁でしょうか。



今までの4年間、ろくな乗り方をしてこなかった自分が最後にジーノにしてやれることは何か。ふと考えて。




引き渡し先である整備工場へジーノを持っていく前日、地元に住む幼馴染でありみん友でもあるリエンスと、同じく近所に住むスイスポ乗りの後輩と一緒に「ジーノのラストラン」と題して洗車がてら最後のドライブをしました。



















車好きが三人も集まれば話は尽きないもので、夜10頃に出発、11時過ぎには洗車を終えていたにも関わらず帰ったのは明け方近くになってしまいました。



話している間、ジーノのことを両脇から暖かく見守ってくれた(？)2台と2人にはとても感謝しています。危なっかしい運転のオーナーに乗り回されるのと違ってジーノも少しは幸せになれたかな？



そして翌日。



最後に自宅の庭で写真を撮ってから、









整備工場へ持っていきました。









洗車に行った時もそうでしたが、整備工場でジーノを降りるとこれまで一緒に過ごしてきた4年間の思い出が走馬灯のように流れていきました。



「あのときはぶつけてエクボ作ってごめんな」
「真夏のロングドライブのときはお疲れさま。みんなを無事に運んでくれてありがとう」



とか。



つらいけど、仕方ありません。社会人になった手前、これ以上この車のことで母親や祖父のすねをかじり続けるわけにもいかないので、ここで別れるとずっと前から決めていたのです。



だから心残りはあまりありませんでした。



「本当にいいの？」
整備工場の人の言葉に一瞬気持ちが揺らぎました。



これでいいんです。



そう答えて整備工場を去り、一緒に来た母親のソリオに乗り込みました。



「今までありがとう」と自分にだけ聞こえる大きさの声でジーノに向かってつぶやいてから。

みんカラを利用する上でみん友さん方にとっても重要なおしらせがあります。



この度、今年6月の車検をもってジーノを降りることになりました。



大学へ入学した年にジーノが自分のもとへ来てからずっと、この時のことを考えながら過ごしていました。



どういうことかというと、これまで母親や祖父がお金を出して維持管理をし、元々自分が地元での移動に不自由しないようにと買ってくれた車がこのジーノです。



この春大学を卒業し、地元から少し離れた地で一人暮らしをしながら会社に通うことになりました。



その時、就職して間もない自分の少ない給料で、車にまつわるお金を出せるのか。そもそも車が必要になるような生活をするのか。自分が乗らないとしても家族・親類の誰が乗るのか。



その点で考えると、おのずと今回の判断に至るわけです。



いつかこの時が来ると分かっていたから、「この時のことを考えながら過ごしていました」と言ったのです。



エンジンやミッションにヘタりを感じる以外大きな問題はなく、まだまだ元気に走れる状態です。



このジーノは初期型なので、およそ15年落ちの車です。そうすると「廃車」という言葉がふとよぎるのですが、それだけは避けてほしいと願うばかりです。まあ、これは自分だけで決められることではないので現時点ではなんとも言えませんが…



残された時間はあと4ヶ月強。ジーノに乗る時は毎回、感謝の気持ちを持ちたいと思います。

昨年末の事故で凹んでしまったジーノのテールゲート周りを直してもらい、ついに昨日帰ってきました！








ぶつけた時の衝撃が結構大きく、テールゲートを開けた際の開口部となるフレームまで歪んでしまっていたのですが、それも直してくれました*\(^o^)/*






…ぬいぐるみが以前よりも増えてるって？気のせいﾃﾞｽﾖ

忙しい年の瀬に事故を起こした私ですが、整備工場の都合でなかなかジーノを修理に出せませんでした。



そして昨日、やっと修理に出して代車を借りてきました。







H81W初期型、ベースグレードのeKワゴンです。







後期のホイールを履き、







さらに後期のテールランプと色違いのルーフエンドスポイラーが付いた不思議な子です。