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西尾城は他のお城と少し違って天守が本丸ではなく二の丸にあり、城下に武士だけではなく、農民・職人・商人も混在して生活していました。また、「総構え（そうがまえ）」といって城下町の周囲を堀と土塁で囲んでつくられていました。

飛騨国領主、金森長近公は高山城の築城を1588年から始め、以後およそ16年をかけ城を完成させました。記録には「日本国中に5つとない見事な城」と残っています。1695年に幕府から高山城破却の命令が出され城は取り壊されてしまいました。その後高山市で一番大きな公園として整備され、住民の憩いの場として現在に至っています。

愛知県名古屋市に位置する名古屋城　1615年（慶長20）、徳川家康公によって建てられた国宝第一号にも指定されたお城でもあり、金のシャチホコが有名で、史上最大の延床面積を誇った大天守閣、絢爛豪華な本丸御殿、 さらに鉄壁の守りを固めた要塞としての機能も備えています。
戦災で焼失しましたが1959年（昭和34年）、金のシャチホコをいただく五層の大天守閣（約48m）と小天守閣（約24m）が再建されました。
また、最近には10年に及ぶ本丸御殿の復元工事が終わり、2018年（平成30年）6月8日から全面公開されています。
国内屈指の城郭として国の特別史跡に指定され、 復元された本丸御殿などが、往時の姿を鮮やかに伝えてくれます。

天守が国宝に指定されている国宝5城に名を連ねる彦根城は、滋賀県彦根市の彦根山にあり、井伊直政の子直継・直孝が慶長９年（1604）築城に着手、7ケ国12大名の手伝い普請で20年の歳月をかけて完成。以後、井伊氏歴代の居城となりました。堀には琵琶湖の水を巧みに利用し、井伊家で舟遊びなどに使われていた平山城。「井伊家の城」として、また「ひこにゃん」でも有名なお城です。
白亜三層の天守は今もなお気高い雄姿を誇り、城内には国宝の天守のほか、天秤櫓や太鼓門櫓など重要文化財が現存し、桜、新緑、紅葉、雪景色など四季折々の情緒を感じさせてくれます。幸いなことに取り壊しを免れたため、三層三重の天守をはじめ多くの遺構を今に残している貴重なお城です。

実際の地図を模型的に配置するジオラマで公園内を造型されており、織田信長や今川義元の進軍路もあり、合戦の様子を実感することができます。