プリウスPHVでの楽しいドライブにかまけて、しばらくほったらかしにしていた愛機i-MiEV
久しぶりに乗ったので、プリウスPHVとの比較をしてみようと思います。
プリウスPHV S(HDDナビ装着車) / i-MiEV (10型)
車両形式 DLA-ZVW35 / ZAA-HA3W
車両重量 1,420kg / 1,100kg (-320kg)
最小回転半径 5.2m / 4.5m (0.7m)
寸法・定員
全長 4,480mm / 3,395mm (-1085mm)
全幅 1,745mm / 1,475mm (-270mm)
全高 1,490mm / 1,610mm (+120mm)
ホイールベース 2,700mm / 2,550mm (-150mm)
トレッド F 1,525mm / 1,310mm (-215mm)
トレッド R 1,520mm / 1,270mm (-250mm)
最低地上高 140mm / 150mm (+10mm)
室内長 1,905mm / 1,790mm (-115mm)
室内幅 1,470mm / 1,270mm (-200mm)
室内高 1,225mm / 1,250mm (+25mm)
乗車定員 5名 / 4名 (-1名)
エンジン
型式 2ZR-FXE / -
総排気量 1.797L / -
最高出力 73kW/5,200r.p.m / -
最大トルク 142N・m/4,000r.p.m / -
モーター
型式 3JM / Y4F1
定格出力 18.0kW / 25kW (+7kW)
最高出力 60kW / 47kW (-13kW)
最大トルク 207N・m / 180N・m (-27N・m)
動力用主電池
種類 リチウムイオン電池 / リチウムイオン電池
電圧 3.7V / 3.75V
個数 56 / 88
総電圧 207.2V / 330V
総電力量 4.4kWh / 16kWh
軽規格という制限があるi-MiEVですから、比較すると寸法については全長は短く、幅も狭く、その分を高さで稼ぐことになります。
モーターも自主規制の最高出力制限があるため、モーター単体で比較してもエンジンを持つプリウスPHVよりも出力トルク共に低い値です。
しかし、エンジンとガソリンを搭載しない純EVであるため、車体の小ささも相まって車両重量は320kgも軽くなってます。
この差は実際に乗ってみるとよく分かります。
i-MiEVは、軽自動車としては車両重量は重いのですが、トルクが大きいモーターの特性を生かして、市街地では活発な走りをします。ミッドシップレイアウトで鼻先が軽く、ひらひらと曲がります。車高も高めで、小回りが効くので狭い駐車場でも楽に駐車できます。
反面、高速道路を走行すると、車高が高いために横風の影響を受けやすく、速度を上げるほど、バッテリーの残量は減っていきます。
エアコン・ヒーターを使用した時のバッテリーの減りも気になります。
プリウスPHVは、普段i-MiEVに一人で乗ることが多い自分にとっては、必要以上の大きさを感じます。重いボディと、空力を優先したことによる周辺視界の悪さも、それを助長します。
しかし、長距離を走行した時にプリウスPHVは真価を発揮します。低重心で空力の良いボディで、風を切って走るという感じがピッタリです。EV走行距離は少ないのですが、HV走行では航続距離の不安もなく、900km以上も走り続けることができます。
以上をまとめると、
近距離・少人数での移動を前提としたシティーコミューター的要素の強いi-MiEV
長距離・多人数での移動を前提としたロングツアラー的要素の強いプリウスPHV
という感じになるでしょうか。
EV・PHVとしてひとくくりにされる事も多いのですが、性格的には違う部分が多いなと実感しました。