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昨今、標準化されつつあるスマートキーでドアを開け、いよいよ運転席に座る。早速D担当からコクピットドリルを受ける。
スタータースイッチを押すと、セルモーター音の代わりに、宇宙的とでも表現するべきか、いわばパソコンの起動時と同様に電子チャイムが鳴り、スタンバイに入ったことを知らせてくれる。
まず目に入ってくるのが、上下に分かれたふたつのメーター。
正式には「ツインデジタルメーター」というそうだ。
アッパーには、中央にスピードメーター。左手にエコ運転を楽しみながら意識できる、エコインジケーターがセットされている。
スピードメーターの数字が控えめなサイズではあるが、視点移動が少なくて済むことは良い。
ロアメーターには、電気に関わるインフォメーションが並んでいる。
現状、連続航行距離が200kmに満たない電気自動車には不可欠かつ重要な情報が、直感的に把握できるグラフィックでリアルタイムに表示される。
シフトノブは、ジョイスティック型になっている。
Leafはトランスミッションがないため、旧来のシフトノブに固執する必要がない。
それ故にジョイスティック型が実現できたのだ。
操作に慣れるまでは多少違和感を覚えるかも知れないが、筆者は割と素直に理解できた。
メーター類、コンソールパネルといったインテリアの各部レイアウトから起動音まで、全体的にブルーのLEDが多く用いられた、近未来的な
デザイン、といった印象だ。
シート形状こそ、特に代わり映えはしないものの、適度な硬さであるため腰痛持ちの筆者でも疲れなさそうだ。
ただ正直なところ、リアシートに関しては、窮屈な感じは否めない。
下の画像は、身長180cmの人が着座したものだが、膝が曲がってしまうのだ。
その大きな原因は、バッテリーにある。
100%電気自動車のLeafは、当然ハイブリッド車よりも容量の大きなバッテリーが必要となる。

Leaf開発にあたっては、当然「技術の日産」のプライドをかけて設計されたであろうが、目標とした動力・操作に必要な電力をまかなえる2011年時点での最大公約数であっても、これだけの床下スペースを占有してしまうことが惜しい。
携帯電話を例に取ると、かつては厚みがA4パソコンの3倍はあろうかという肩掛け式だったものが、スマートフォンであっても100g前後まで小型化されたことを考えると、今後バッテリーが小型化する可能性は充分ある。
将来に期待したいところだ。
トランク容量は、日常使用としては必要充分な奥行きをもつ。
ただ、右手の黒いカバンが見えるが、この中に充電用ケーブル類が収納されているため、この分は常に差し引いて考えることとなる。
とはいえネックになるほどの問題ではなかろう。
出発前のひと通りのレクチャーを受け、いよいよLeafをドライブする時が来た。 シフトノブを右手に引き寄せ、下に入れるとドライブモードとなった。
ディーラーの駐車場から一般道へと向かい、ウィンカーを左へと・・・・・・
(続く)
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Posted at 2011/11/24 12:01:06 | |
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