
デアゴスティーニのトヨタ2000GTも19号です。
小遣いが厳しいながらも何とか続いています(笑)
今週号のメカは、キャブレターのお話です。
1967年5月に発売された2000GTの3M型エンジンには、三国工業製のソレックス・キャブレターが3連装で採用された。ソレックス・キャブレターとは、もともとフランスの気化器メーカーであるソレックス社が開発したもの。それを三国工業が技術提携して国産化したものが、2000GTのソレックス・キャブレターである。
ウエーバー・キャブレターとともにスポーツカーの高性能キャブレターの代名詞となったソレックス・キャブレターは、2つのキャブレターを並べて1つにまとめたレイアウトが特徴。従って、3連装でも6つのキャブレターを装着したのと同じ効果が得られる。
高性能キャブレターは、ハイパワーを得られる反面、調整や取り扱いが非常に難しい。ソレックス・キャブレター3連装の2000GTの場合、3つのキャブレターが同じように空気を吸うよう同調させなければならない。しかも、電子制御式燃料噴射装置と違い、気温や標高などの補正は自動的に行われないので、調子が悪くなったらその都度セッティングを行う必要がある。熟練したメカニックでないとこの調整はなかなかうまくいかなかった。そのため、本来の性能を十分に発揮できていない2000GTも少なくなかった。
また、ドライバーもソレックス・キャブレターの扱いを熟知していないと、始動で手こずりプラグをかぶらせてしまうことがある。
当時の高性能スポーツカーに乗るには、それなりの知識と技術が必要だったのだ。
私も昔、プラグをかぶらせてしまった経験があります。チョーク(黒板に書くやつではないよ)なるものがあって、エンジン始動にちょっとしたコツが必要でした(古)
マニュアル感の時代が懐かしい(^^;)
って、どんだけ歳喰ってるってか…(汗)
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Posted at
2012/04/24 23:52:46