
今週号の週刊トヨタ2000GT、伝説名車図鑑はフェアレディZ432です。
自分の中でフェアレディZと言えば、この型。
240ZGや今週号の432を含めて、たいそう憧れたクルマでした。
1969年に発売されたフェアレディZは、国内外の全モデルに直列6気筒エンジンを搭載。日本国内での主力は5ナンバー枠に収まる2000cc版の「L20型」エンジンだった。
さらにフェアレディZには、まったく毛色の異なるエンジンが搭載されたモデルが存在した。L型エンジンと共通するのは直列6気筒というレイアウトと、2000ccという排気量のみ。設計思想からすべてが異なるエンジンを搭載した″フェアレディZ″である。
この特別なフェアレディZに搭載されたのは、「S20型」エンジンだ。日産自動車に吸収合併されたプリンス自動車の製作したプロトタイプレーシングカー「R380」に搭載されていた「GR8型」エンジンをベースに、公道で使えるように再設計さるれたものである。
4バルブDOHCヘッドを持つ2000ccの直列6気筒、ノーマル状態で160psという性能は、当時世界的にみてもトップクラスだ。このエンジンを搭載したフェアレディZ、そしてスカイラインGT-Rはモータースポーツの世界でも大いに活躍した。
S20型エンジンを搭載したフェアレディZは、「Z432」と名付けられた。4バルブの「4」、3キャブレターの「3」、そしてDOHCの2カムシャフトの「2」を並べた3桁の数字を正式グレード名としたのは有名な話だ。
一方で、装備を外して徹底的に軽量化されたモータースポーツのベースモデルとされる「Z432-R」も、少量ながら生産・市販された。ボンネットはFRP製、サイドとリアウインドはアクリルにそれぞれ素材置換され、徹底的に軽量化か図られた。内装もノーマル比べ非常にシンプル。ヒーターすら省かれており、車両重量は940kgだった。このZ432-Rは30数台生産されたと言われているが、そのほとんどが競技車両てして使用されたため、販売状態の姿を残しているものは非常に少ないという。
国内で8万台、グローバルで55万台もの販売を記録したフェアレディZ。しかしZ432は400台を僅かに超える台数しか世に送り出されることはなかった。
このフェアレディZ、Z432というネーミングが好きでした。今はほとんど目にしませんが、まさに幻の名車だと思います。
当時は免許もなく、クルマなんぞ乗れるはずもありませんでしたが、随分と憧れたものでした。
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Posted at
2012/05/16 23:08:39