
デアゴスティーニ トヨタ2000GT No.13の掲載シリーズです。
飽きた方はテキトーにスルーして下さい。
今週号はリトラクタブルヘッドライトのお話です。
リトラクタブルヘッドライトの歴史は意外に古く、1930年代のアメリカ車、コード・フロントドライブ・モデル812(1937年)に既に搭載されていた。
国産車のリトラクタブルヘッドライトと言えば、マツダの初代RX-7(1978年)が採用し、80年代の国産車のリトラクタブルヘッドライト・ブームの火付け役となった。
2000GTはそのブームの10年も前に国産車で初めてリトラクタブルヘッドライトを採用している。採用した理由は簡単。最初から対米輸出を意識していたため、アメリカの法規をクリアする必要があったからだ。極端に低いボンネットのため、フロントグリルの脇にヘッドライトを取り付けたのでは、「ヘッドライト地上610mm~1370mm」というカリフォルニア州のハイウェイパトロール規格に合致させることができない。
リトラクタブルの動力は、エンジンの内圧を利用するもの、エンジンの回転を使うもの、手動と様々な手段が考えられたが、2000GTは電動モーターによって駆動する方式に落ち着いた。開閉方式は後ヒンジで約60度の回転角で開閉する方式が採用された。
モーターは左右別個に取り付けられ、開閉用のリンクは初期減速比を大きくし、ライトリフト時に走行中の振動にも耐えられるよう4本のリンクを巧みに配置。前期型のモーターの特性は、無負荷回転数10rpm、最大トルク60kg/cmとされている。リンクのベアリング部はナイロンブッシュを使用し、防水坊塵のためラバーブーツでカバーされた。
読むたびに2000GTの仕組みがわかって新しい発見がいっぱいです。
たかがリトラクタブル、されどリトラクタブルです…
さてさて今日は2ヶ月振りの休暇、午後は楽しみが待っとるで~、ムフフフフ(^O^)vvvv
Posted at 2012/03/15 09:56:41 | |
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