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2018年09月29日

2ヶ月ぶりのエアコン復活(未完)と予備コンプレッサの輸入~その名は6P148A

忘れもしない7月21日、クーラーコンプレッサが不調になってから2ヶ月が経過しましたが、とりあえずの修理が完了しました。ですがレシーバドライヤの通りが悪いらしく冷えが甘いので、今度はそれの交換が待っています。
この2ヶ月で仙台はすっかり秋の気温。なので使う機会が少ないのは好都合です。まぁ雪の時期が来れば除湿で必要になるのですが…


結論から書くと、現品修理がうまく行きました。ですが、現品修理が出来なかった際の保険&うまく行った場合の予備機とすべく、別のコンプレッサをアメリカから個人輸入してみましたので、その到着を待っての更新です。
輸入に使ったサービスは、いつものセカイモン。

海を渡ってきたものはこちら。


海外のダンボール特有の香りがします。




パッケージ箱はこんな感じ。


開封。
後述のブラケットが揃っており、この時点で安心しました。






ようやく出てきました。
アメリカGreen社製の6P148A互換品、CM103044。適合はセリカ・コロナ用らしい。デンソー製個体のリビルト品かと思いましたが、後述のブラケットが全箇所ある点などからオリジナル生産品だと思います。
でも銘板部の座繰りが元のサイズなあたりは怪しい(笑)

これを選んだ経緯などを書きますと、セカイモンで各車種の交換用として出てくるコンプレッサはアメリカからの出品が多く、パジェロ・モンテロ用で探すとG54B・6G72用(10PA15C?)でした。型番特定前から何か違うなぁ…と思っていましたがそれもそのはず。モンテロやダッジレイダーにはディーゼルの設定が無かったのです。
国内で多く現役である4D56車用はデンソーの6P148Aという型になるのですが、上記のことからパジェロ・モンテロ用としては出ていないようでした。

専用品が無いならば同型の他車種用を流用してしまえ、と次なる行動開始。人柱上等でございます。
納車前の修理で型式表示のないリビルト品になってしまっていたため、まずはコンプの型式特定から作業が始まりました。最終的に6P148Aと判明したのはショーグン(イギリス向けパジェロ)のフォーラムにあった情報でしたが、そこでもエアコン修理で4D56と6P148Aの組合せに悩んでいたみたい…10P系と同じじゃないの?的なことが書いてありました。

それではと6P148Aで検索すると、セリカ・コロナ用やランクル40・60の一部とスタリオン(コンクエスト)用、外車だとVWサンタナやFOXにポルシェ911SC用なんかがヒットしました。
いずれもGreenやFour Seasonsといったメーカーが取り扱っているらしく、画像は機種ごとに共通なのですが、車種別で価格が違うことから、購入前の段階ではいろいろと仕様が違う可能性が否定できませんでした。

ここでようやくブラケットの話になるわけですが、上の写真の通り、本来の6P148Aはボルト穴のブラケットが8個付いているのですが、各車両メーカの純正部品として供給されているタイプだと、車種によってブラケットがいくつか取り払ってあるのです。エンジンに干渉しないためですね。

そのため、他車種流用にあたっては、少なくとも必要な箇所だけは揃っていないと困るのです。なお同じ三菱でもスタリオン純正は6P148AながらNGのようでした。G54B同士でも、モンテロとスタリオンでコンプが違うという謎。
そのためいろいろ調べて、一箇所切るかどうかで行けると見えたセリカ・コロナ用(と書いてあるページから購入)を選びました。

購入決定時に立てたその後の作戦としては、

1.現品修理がうまく行けばそれでヨシ
2.現品修理がNGなら輸入品を使用(ブラケット加工、プーリー・冷媒継手等移植)
3.ブラケット位置等でNGなら中身の部品だけ流用して現品修理

…という3段構えとしました。
結果的には第一段階で済んだのですが、同じL型乗りの電装屋さん曰く「この型はあんまり持たなくて…車が21万キロでもう3台目(のコンプ)だけど、大体7、8万キロくらいでへたってくるよ。」とのことでしたので、今後のことを考えた予備機としても、いい買い物だったんじゃないかと思います。
他の車種でもそうだった記憶がありますが、ブラケットの穴方向が同じサンデン製のほか上記の10Pナントカと混在して出てくるので、デンソー側でモデルチェンジの時期だったのかなぁ…とか思ってみたり。そうえいば、初めに流用できそうと予想したスターワゴン用は、同じ4D56でも10P15Cらしい。基準は何なんだ…やっぱりモデルチェンジの境目か、サイクルの長さとか?

ちなみにこの輸入品は銘板の通りR134用として組んであるようですが、そこにR12を入れることについては「良いとは言えないまでも、ダメではないと思う。根拠はR12代替ガスがほぼR134で出来ているから。」とのことでした。
コンプレッサについての場合、どうも主として考えるべき点はシールやガスケットのことらしい。良くある新ガス対応化ではR12のサイクルにR134を入れるパターンですが、逆はどうなの?という疑問が出てきましたので、ここで一つの答えが得られました。
また真偽は未確認ですが、R12よりR134の方が圧縮にパワーが要らないそうで、元がR12用のコンプならそこは問題ないのでしょう。

ということで完成写真。




…まぁ、元に戻っただけですね。生まれ変わりで綺麗になりました。プーリーまで黒々。
あとは銘板が更に替わりました。今度は部品番号入りです。047100~はデンソーの品番だと思います。仮に輸入した方を使う場合には、やはりブラケットの一部切断にクラッチ・プーリー・冷媒継手の移植が必要だったみたいです。

そしておまけ。


半日だけ借りた代車はekワゴン君。以前は黒のROARエアロ付き3ATでしたが、こちらは4AT。NAでも4速あると…ちょっとはマシ。マフラー製作中の代車だったKeiターボ君は3ATでも速かったなぁ。

ということで無事直ったわけですが、今回のコンプレッサ不調は正直予想外のことでした。リビルト品とはいえ4年前の納車の際に修理済みだったということと、一応は余計な負荷にならないよう気をつけていたつもりだったからです。
また古いといっても現役の個体が多い車なので、リビルトはおろか現品修理の部品も無く、部品取り個体の捜索待ちという綱渡りとなってしまったのが意外でした。

当時修理済みの件に関しては、電装屋さんの「あまり持たない型だと感じる」というコメントに加え、納車後の使い方(ガスが少ない状態で使ったことがある、代替ガス補充でやりすごした等)が思いのほか消耗を早めてしまったのかもしれません。
後者は、共用車種の少ない(というか軒並み旧車である)コンプだったことが一番の要素かなと思います。そして他車種を含めた同型コンプについて、修理ベースや部品取りの流通量が少ない時期に入ったタイミングだったことも考えられます。
旧車として大事に乗られる個体が多くを占めてきて廃車で部品が出てくることが減ってしまい、なおかつ国内向けとしては消耗しすぎた車は軒並み海外へ行ってしまっていたら…という予想です。

今回は辛くも修理できたので、今後は壊さないように使っていきたいと思います。大丈夫そうではありますが"予備機"が本当に使えるかも不明ですしねぇ…おぉ、こわいこわい。
現在はレシーバドライヤを入手したところですが、それもラストの新品在庫だとか。


こちらです。\3,800なり。
ウインカーレンズとパッキンにリアバンパー、輸出エンブレム、ドアウインドウモールに続き、またしてもラストに滑り込み。中身は活性炭らしいので、再生用(できるのか?)に古いほうも捨てずに持っておこうかしら。

最後になりますが、6P148A搭載車にお乗りの皆様…今後のリビルト品入手や現品修理は厳しいかもしれませんので、どうかお気をつけを。
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Posted at 2018/09/29 22:09:18

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