
わたしの愛車紹介にも載せていますが、わたしが生まれてから小学校2年までの間、家にあったクルマがホンダN360(通称N2)カスタムです。
おふくろが親父と結婚して、将来子供が出来たことを考えて親父が必要だからと教習代金を支払い、おふくろが普通免許を取得、たしか昭和44年頃だと言ってました。
当時は女性がクルマの免許を持つのは珍しい時代だったみたいです。
当時の軽自動車の規格は全長3メートル、全幅1.3メートル、高さ2メートルまでの外寸で、排気量は360ccまででした。
今の軽自動車の約半分の排気量ですね〜😅
当然今のような排気ガス規制やABSやエアバッグなど安全装置やエアコン、パワステ、パワーウインドーなどの快適装備などない時代でした。
あっ、冬場のヒーターだけはありましたが、粗末なもので、空冷エンジンのシュラウドファンを介して室内に取り込むシステムでした。時々ガソリンやオイルの臭いが車内に充満してたのを思い出しました(笑)
おふくろが免許を取得して、最初は中古の白のN360を買っていたのですが、冬に親父が田舎の実家に帰る途中に山道の上り坂で滑り、転落事故をして、屋根を潰したままN360を運転して帰って来て、親父は怪我も
無かったと、おふくろから聞きました。
その時、おふくろはわたしを身ごもっていたらしく、一緒に親父と乗っていたら、今頃わたしはここに居なかったでしょうと言われました😅
そのN360はすぐにスクラップになったと言ってました。
親父がすぐにでも代わりのクルマが要るとの事で、ホンダへ行くと新車の在庫車のN2のカスタムのストーンシルバーがあるのを44万円で直ぐに買ったとの事でした。
そのクルマがわたしの幼い時のそのクルマです(笑)
このN360 カスタム は、わたしがクルマに興味を持たせたクルマの原点ですね。
最近のクルマはキー一発でエンジン掛けてスタート出来ますが、当時のクルマのエンジンはキャブレターで、しかもラジエターなどの冷却装置のない空冷式エンジンです。
見た目がN360のエンジンはまんまバイクのエンジンなんですよね(笑)
唯一バイクと違うのは前輪駆動のデフとバックギアが付いてるトコでしょうね👍😄

寒い時にエンジンを掛ける時にはガソリンの混合気の割合を手動でチョークと言って、空気の流れを制限してガソリンの流れを濃くしてやらないとエンジンがスムーズに掛からないし、高い所でのアイドリングにしていないと、エンジンがスムーズ回らずにエンストしていました。
今では全く見なくなりましたね〜😁
あっ、以前友達がドゥカティ モンスター675を所有してた時、インジェクション車なのにチョークがついてました。
バイクの世界ではインジェクション車でもチョークがあるんですよね😮

上のイラストや写真のものがインパネ周りに着いていました。
エンジン冷感時にチョークを引いて、水温またはエンジンのアイドリングが安定しだしたら徐々にチョークを戻していくものです。

当時の昭和40年代のクルマにはパワステなんてものは相当な高級車以外は無かった時代なので、スムーズにハンドルが回せるように、ステアリングの径が大きくて、グリップ部分が細かったのが主流ですね〜😄
N360はレッドゾーンの始まりがRX-8と同じですね(笑)
確かツインキャブ車は36馬力9000回転、最大トルク3.6キロでした。
うちのはシングルキャブだったので、31馬力8500回転、最大トルク3.1キロでした。
バイクのエンジンをそのまま軽自動車に載せた様なエンジンですが、当時の軽自動車のなかでは高性能な軽自動車だったようです👍😄
二人の妹とおふくろとわたしで、あちこちと、買い物や動物園や公園とベビーカー代わりに活躍していました。
わたしが生まれた歳と同じ年月のクルマですが、もし身近なところで見かけたり、乗ってみたり機会があればまたあの頃の様な気持ちがよみがえるかもしれませんね🎵😄
Posted at 2015/06/29 00:05:25 | |
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